TOPトーク専門家「住まいと人生の経営ラジオ」宮大工 西岡常一さんの言葉から05:30 7月18日 4再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次耐震診断: 大工か建築士か?宮大工 西岡常一氏の「匠の眼」文献知識と「木との対話」の差資格優先の補助金制度に潜む罠真のプロを見極める「経験」の価値AI文字起こし(β版) # 耐震診断は資格が必要ではあるけど おはようございます。 逆算リフォームの建築士、竹地です。 耐震診断を頼まれるんですね。これリフォーム百科事典というYouTubeのチャンネルを持っていて、そこで耐震について私なりの考えを 述べているんです。それに共感した人から耐震診断をお願いしますと依頼が来ます。 最近ですと、山口県、私は埼玉市ですから、遥か彼方ということですけど、そこから依頼が来たりしています。 そこで常々感じていることがあるんです。 家を作る、特に耐震診断が必要な家って、そうだね40年以上前、 場合によっては70年、80年、 その頃の家ってやっぱり大工さんの個性が出るんですよ。 大工さんの個性が出る、そういう家を調べるのは、 大工の仕事なのか建築士の仕事なのか そういう問いがね、やっぱりあって、今日はそのことについて、耐震診断は大工じゃなきゃできない、というような感じで話をさせてもらいます。 # 知識だけではわからない建築の世界 調査は大工じゃなきゃできないというような、そこまで言い切るのもなんですけど、もちろん建築士でもね現場をよく知っている方もいらっしゃいます。 ただこの言葉をいつも思い出すんです。この言葉というのは西岡さん、西岡恒和さんという宮大区の方がいらっしゃる。 薬師寺の西の塔を再建したという、もちろん法隆寺なんかの再建も修繕もやってらっしゃる方です。 その方が西の塔、西塔を再建する、建て直すときに、まず今残っている東の塔、東塔を徹底的に調査しようということになったんです。 学者さんたちも調査に入りました。文化庁とか行政の方も調査に入りました。そして宮大区の方々も調査に入りました。 その時に西岡さんがその調査ノートに記している言葉があるんですね。 それはどういうことかというと、まさにこれは学者の研究ではなく、実際に木を削り、墨を引く大工にしかできない調査であると書いてあるんです。 結局、学者さんとか専門家とかいう方々は、過去の文献とか当たって、1300年前の建物はこうなっているはずだよねという、そういう知識から入るんですね。 だけど大工さんというのは、木と会話する、当時それを作った大工さんの思いを想像する、それができるのが想像なんですね。 だから西岡さんは、学者さんたちのことを、実際の構造、その当時の本当の大工の構造とか木の組み方は何も知らない。 木を、一本一本違う木を吟味することもしない。本に書かれていることは信じて、大工の言うことは信じないという強烈な反発心のようなものを文章に残されている。 という、西岡さんの言葉を思い出します。 実際に例えば、今、行政の耐震診断とか補助金をもらうじゃないですか。その時の条件というのは、建築士であることって書いてあったりするんですよ。 建築士の資格を持っていないキャリア30年、40年の大工さん、家作り一筋の大工さんよりも、資格を信じて、資格があるかどうかでお金を出す。これが実態なんです。 ある意味間違っていない。だって、基準がないからね。キャリア30年だって言っても、その大工がどうだか分からない。 だから建築士という分かりやすい括りでするのも、確かに一理ある。 けど、西岡さんの言う通り、これは一般の住宅にも通用します。作った大工さんの気持ちとか、誠実さとか、ここ手抜いてるなとか、それが分かるのは、やっぱり大工なんですよ。現場を知っている人なんですよ。 そんなことを、私も実は耐震診断30年やってますけどね、やっと分かってきましたね。この家を作った大工さんがどんな人だったかって。 もう、見続けてやっと分かってきた。だから、皆さんも、資格を信じるんじゃなくて、その人の持っている経験を信じる。 これなんだろうなって気がするし、行政の方々、役所の方々、資格持ってたって使えない耐震診断の専門家いっぱいいるからね、っていうのを知ってほしいなって思います。 もっと見る #西岡常一 #宮大工 #逆算リフォーム 「住まいと人生の経営ラジオ」田口寛英/人生を設計する建築士01:181.耐震診断は資格が必要ではあるけど04:122.知識だけではわからない建築の世界コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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