TOPハウツー・学習語学田中慶子の夢を叶える英語術#1056【本の話】「正しさ」のあり方について考えたくなる本「神さまのビオトープ」凪良ゆう著11:25 2025年11月7日 3,213再生 問題を報告する 再生する シェアする 📚凪良ゆう著「神さまのビオトープ」https://amzn.to/3LsCcVUAI目次予想を裏切る読書体験幽霊との暮らしが問いかける愛「ビオトープ」が示す愛の多様性誰もが秘める「秘密」の価値「正しさ」を揺さぶる思考の旅AI文字起こし(β版) # こんにちは! こんにちは。夢を叶える英語術です。 このチャンネルでは、同時通訳やコーチングをしている田中恵子が、 英語のことやコーチングのこと、その他全然関係ないお話をしています。 新刊の「言葉にすれば願いは叶う。私に勇気をくれる英語フレーズ」が、 不尽の友社から好評発売中です。 ようやく在庫切れが解消されつつあるようです。 本当にお待たせしてしまった皆さん、申し訳ありませんでした。 今、書店で紙の本を入手していただけると思いますので、 お手に取っていただけたら嬉しいです。 もちろん電子版も販売しておりますので、 プロフィール欄のリンクをチェックしてみてください。 さて、今日は本のお話をしたいと思います。 先日、本当になんとなくっていう感じで読み始めた本が、 とても面白かったので、お話ししてみたいと思います。 名平優さんの「神様のビオトープ」という本です。 よかったら聞いてみてください。 # 「正しさ」って何なのかを考えてしまうストーリー 神様のビオトープ、作者は渚悠さんということですね。 タイトルにあるビオトープっていうのは、生物が共存できる、生き物が暮らす場所のことということです。 これはドイツ語のビオ、生き物、そしてトップ、これ読み方間違ってるかもしれませんが、 場所という言葉を組み合わせた言葉、ビオトープ、生き物が暮らす場所ということですね。 すごく意味深なタイトルだなと思います。そしてこの本、表紙がすっごくかわいいんですよね。 なのでタイトルとこの本の表紙、動物がいっぱい書いてある、そんな表紙なんですけれども、 この表紙の可愛らしさで思わず興味をそそられて読んでみたんですけれども、かなり深いお話です。 ネタバレにならないように、本の紹介で出てくる範囲でお話すると、 主人公は亡くなった旦那さんの幽霊と暮らしてるんですよね。 これは決して精神を病んでしまったとかそういうことではなく、彼女にだけ見える旦那様の幽霊がいて、 そして事故で亡くなった後もその旦那さんと一緒に暮らしているという、そんなお話です。 その他にもいろんな形の愛情というのかな、愛を注ぐ相手との関係性というのが出てくるんですが、 恋愛対象だったり、友情の対象だったりとか、そういった人間が愛を注ぐ相手というのが普通だったらないよね、というようなこと。 例えば、亡くなってしまった人の幽霊と一緒に暮らす、 そしてその幽霊のことを亡くなってしまってはいるけれども、自分は愛しているから、だからこれでいいんだ、ということ。 これはなかなか当然周りには理解してもらえないので、秘密にしていなければいけないようなこと。 でも、このまさにビオトープというか、そこに暮らしている人、そして幽霊の関係性を読んでいると、もちろん小説で現実の話ではないにしても、 でも、すごくリアリティが持った書かれ方をしていて、この2人の生活とか交わされるやり取りを読んでいると、これでいいんじゃないの?と思ってしまうんですよね。 誰も迷惑もしていない、傷つけてもいない、確かに周りは心配して、再婚した方がいいんじゃないの?って進めてきたりはするけれども、 でも、まあ別にそれはそれで、自分のことを心配して言ってくれているから、うまく交わしておけばいいとか、 この一緒に生きる、共に生きる相手として幽霊を選んでいるということが、とても儚い感じはするんですよね。 幽霊だからいついなくなってしまうかはわからないという不安はあるけれども、 でも、自分が本当に愛している人だから、たとえ幽霊でも一緒に暮らせたら、それはそれで幸せじゃないかっていう、これもすごくわかるっていう、そんなお話があり、 これ短編集なので、様々な形の愛っていうのが出てくるんですよね。 そのどれもが普通ではない。普通に考えたら、ちょっとそれは良くないんじゃないの?とか、そんな対象に対して愛を注いでいるけれども、 本人は至ってピュアで、自然に、その人にとって自然に愛する対象として出てくる相手なんですよね。 これはね、本当に読んでいると、愛するってどういうことなんだろう?とか、愛する相手がいるっていうことはどういう意味なんだろう?とか、 そういうことをすごく考えてしまう。そして全然答えはわからないっていうような、そんなストーリーですね。 このタイトルにある神様のビオトープっていう、この生きる場所、ビオトープっていうのが、 何か世間の普通とか、我々が人が生きるということ、そして生きていく上で愛する対象と思っていることの通常の形に当てはまらない人たちが生きている場所としてのビオトープなんですよね。 そこに暮らす人たちは他者からは理解しがたい、なかなか理解してもらえない愛の形を選んではいるけれども、でも本人たちはそれが幸せっていう状態。 ここにあるとても優しい主人公のお友達みたいなご夫婦が出てくるんですよね。 なんとなく短編のいろんなところにこの夫婦が登場するんですけれども、人は誰も人には言えない秘密を持っているっていうようなことを言う場面があって、最後にその意味がなんとなくわかるんですよね。 明確に書かれているわけではないけれども、なんとなくわかる、誰もが秘密を抱えている。そしてその秘密は人には理解してもらえないかもしれないけれども、自分にとってはとても大切なことで、本当にそれがなければ生きていけないぐらい大切なこと。 だからそれを守るために人には秘密にしておくっていう、その秘密を守りながら生きている場所としてのビオトープっていうのがあるのかなぁと、このタイトルの神様のビオトープっていうタイトル、これがまあ人が生きている場所としてのビオトープなんだけれども、 なんかそこに神様のっていうタイトルをつけるのが、なんともね私すごく、ちょっと不思議な感じもしますし、そしてあの最初に言った表紙に描かれている動物たちの絵、 何かこう、ビオトープの中に生息する野生の生き物たちみたいなイメージを持ってこの物語を読むと、 この普通に当てはまらない愛の形をそれぞれ持っている人たちが生きている場所っていうのが、何だろうな、神様はそれを許している場所、存在してもいい、他の人たちにはおそらく理解してもらえないけれども、自分たちは大切なことだと分かっているから、 だからそれを誰にも言えない秘密として抱えながら、でもそれでいい、そうやって生きていく場所としてのビオトープっていうことなのかなっていう、どちらかというとこの作家さんって癖があるというかね、 ちょっと考えちゃうなって、何が正しいか分からないなって思うような作品を描かれていて、映画化されたりしている作品もありますけれども、この作品もね、読んでいくうちに何がダメなのとか、じゃあ何が正しいのとか、すごく考えてしまうんですよね。 そしてその考える過程の中に、自分もやっぱりいろんな偏見とか固定観念みたいな、そういったものがあるんだなということにも気づかされる、そんなストーリーです。 なかなかこれは読んでみると面白いかもしれません。ぜひご興味ある方はチェックしてみてください。 概要欄にリンクを貼っておきます。そしてもし読まれた方は、感想などぜひコメントで教えてください。 # ごきげんよう 今日は本の話、神様のミオトープという、先日本当にこのタイトルと表紙の面白さに惹かれて、読み始めたらすごく深かったというかね、 いろんなことを考えてしまう、そして自分自身の思い込みとかね、固定観念とか偏見とかにも気づかされる、ちょっとザワザワするところもあるような、そんな本でした。 ご興味ある方は概要欄にリンクを貼っておきますのでチェックしてみてください。 ということで以上本日の夢を叶える英語術でした。今日も最後まで聞いてくださって本当にありがとうございます。 気に入った方はいいねやフォローをポチッとしていただけるととても励みになります。 それではまた次回お会いしましょう。今日もステイハッピーごきげんよう。 もっと見る #凪良ゆう #Voicy田中慶子book #神さまのビオトープ 田中慶子の夢を叶える英語術プレミアム放送配信中!01:101.こんにちは!09:222.「正しさ」って何なのかを考えてしまうストーリー00:533.ごきげんようコメント感想・質問・応援メッセージを書こう 🇨🇦ふさみん🇨🇦2025年12月5日凪良ゆうさんといえば「美しい彼」のイメージだったんですが、昔から多様な恋愛や家族関係を描く作家さんだったんですね。慶子ちゃんのこの配信を聞いて、バンクーバーの図書館にあったので、借りて読みました。朝井リョウさんの「正欲」は衝撃的な多様性でしたが、こちらは、じんわりと優しく語ってくれるお話。ビオトープ、という言葉で多様な愛を表現するのも、ほんとに美しいな、と思います。AIが発達した今、人間臭いってこういうことなんだな、と感じた一冊です。1返信 ゆきのん2025年11月11日『神さまのビオトープ』、この放送を拝聴したその日にKindleで購入して読みました…!何だか、自分が必要としていたものをスッと差し出していただいたような気がしてしまったのですが、慶子さんのおっしゃっていたことが分かりました😭✨凪良ゆうさんの作品は『汝、星のごとく』以来、ファンというよりも逃れられない魅力を感じていたのですが、やっぱり人間描写の細やかさとリアルさにどんどん惹き込まれてしまって、文学って面白いなと思い直さずにいられません。素敵な出会いをありがとうございます🥹💓1返信 keiko/ボイプロメイト2025年11月7日神様のビオトープ、先日Audibleで聴いたばかりです。愛のかたちや展開を、自分の思い込みで聴いていたんだなとハッとする場面がどの話にもありました。特にご近所のご夫婦の愛のかたちは全く想像していないものでしたが、物語から感じるお互いを思う気持ちはごく自然なものに感じ、誰にも気づかれずに幸せに暮らしてほしいと思いました。日常でも、他の人の主観の入った(良くない)情報や先入観ではなく、私がその人と接した上で感じることを大切にしていきたいと思います。3返信
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ビオトープ、という言葉で多様な愛を表現するのも、ほんとに美しいな、と思います。AIが発達した今、人間臭いってこういうことなんだな、と感じた一冊です。
何だか、自分が必要としていたものをスッと差し出していただいたような気がしてしまったのですが、慶子さんのおっしゃっていたことが分かりました😭✨
凪良ゆうさんの作品は『汝、星のごとく』以来、ファンというよりも逃れられない魅力を感じていたのですが、やっぱり人間描写の細やかさとリアルさにどんどん惹き込まれてしまって、文学って面白いなと思い直さずにいられません。
素敵な出会いをありがとうございます🥹💓
愛のかたちや展開を、自分の思い込みで聴いていたんだなとハッとする場面がどの話にもありました。
特にご近所のご夫婦の愛のかたちは全く想像していないものでしたが、物語から感じるお互いを思う気持ちはごく自然なものに感じ、誰にも気づかれずに幸せに暮らしてほしいと思いました。
日常でも、他の人の主観の入った(良くない)情報や先入観ではなく、私がその人と接した上で感じることを大切にしていきたいと思います。