TOPトーク専門家[弁護士×歯科医師]歯科専門弁護士小畑真の法律クリニック技術的過失なし!でも説明不足で治療費超えの賠償金?!09:52 2025年6月30日 199再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次インプラント治療、完全失敗の結末説明不足で619万円の賠償命令技術的過失なし?でも賠償金発生患者は治療費全額と慰謝料請求医療訴訟を回避するための対策とは?AI文字起こし(β版) # オープニング はい、みなさんこんにちは。 弁護士法人岡田法律事務所代表弁護士 弁護士と司会士のダブルライセンスを持つ 歯科専門弁護士の岡田誠でございます。 現在、日本唯一の歯科専門弁護士として 専門活動で培った知識と経験を生かして 歯科医が安心して診療できる環境づくりをサポートしております。 インプラント治療が完全失敗 一本も静着しないで3年間の激痛の末すべて除去 これだけひどい結果なのに裁判所は技術的過失なしと判断 でも619万円の賠償命令 理由はたった一つ 説明が不十分だった つまり結果がどんなに悪くても 技術的過失の証明は難しい でも説明不足なら簡単に賠償命令が出る そして適切な同意証がなかった 今日はそんな裁判例をご紹介いたします # タイトルコール 地下専門弁護士おばたまことの、 歯科医院のための法律クリニック 実例を通じて問題解決方法やトラブル予防のポイント 健全な院系の基礎知識を実践的にお届けするチャンネルです。 # 悲惨な結果〜3年間の治療の末路〜 今回ご紹介するのは大阪地方裁判所で平成15年に出た判決の事案です。 患者さんは40代の男性 父親を亡くして会社では左遷され、気分が落ち込んでいた時期でした。 そんな中、歯を綺麗にして気分を一新したいというふうに考えてインプラント治療を希望して受診。 治療計画は全死部5本を抜歯して、左右の給紙部部分に6本のインプラントを埋入してオーバーデンチャーを装着するというものでした。 治療費は総額463万5000円。 年収600万円の患者さんにとっては年収の約8割という人生をかけた決断でした。 しかし結果は悲惨でした。 最初の手術から2ヶ月半後、 患者さんは激痛を訴え始めます。 何度も再手術を繰り返しましたけれども、結局インプラントは1本も骨にはくっつかずに、 3年以上に渡る治療の間、患者さんは満足に食事ができず、 頻繁に通院を繰り返す日々。 結局最終的にはすべてのインプラントが除去されました。 患者さんは、もうこれが手術が下手だったのではないか。 そもそも私にインプラントは向いてなかったのでは。 という形で裁判を訴えたんですね。 まあこういった結果になってますから、患者さんの気持ちはよくわかりますよね。 裁判所の判断はと言いますと、 とても意外な判断になったわけです。 というのも、レントゲンを見る限り骨量は十分。 手術、手技に特段の問題はない。 適応判断も妥当。 つまり医学的には標準的な治療だったという判断になったわけですよね。 ではなぜ損害賠償が認められたのでしょうか。 # 説明義務違反〜同意書なき診療の末路〜 裁判所が問題視したのは1点 説明疑命犯でした。 具体的には4つの説明不足が指摘されました。 1つ目は、一般的なリスク説明がなかった点です。 今回の訴えられた先生 トラブルがあっても再治療すればうまくいく 追加費用は不要という形で成功を前提とした説明ばかり インプラントがつかない可能性とか感染リスクについては触れていませんでした。 2つ目としては、一般的なリスクだけではなく 個別リスクの説明もなかった点です。 実はこの患者さん、前肢部分に支えがない設計で 通常より失敗リスクが高い状態だったわけですよね。 そうだったんですけれども、その説明もなかったわけです。 3つ目は、費用の説明が不完全でした。 最初に見せたのは216万円の見積書、これだけです。 実際の治療総額の463万という金額は伝えずに しかも失敗した時の返金がないという話も 事前に一切説明しなかったんですね。 そして4つ目が、大胆案の説明がなかった点です。 インプラント以外の選択肢、疑視とか そういった別の選択肢があることも全く伝えていませんでした。 この4つが裁判所が認定した説明疑問犯だったんですね。 この4つの説明不足が認定された、何より決定的だったのが 同意書がなかったことなんですよね。 実はリスクを変えたパンフレットは委員にありました。 でも受付に置いてあるだけで患者さんには渡していない。 口頭で説明したと主張しても、 署名入りの同意書がなければ証明できませんよね。 一体言わないのは水かけ論で、委員側の完敗です。 裁判所の結論は明快でした。 もしリスクと総額をちゃんと知っていれば、 年収の8割もかけて治療を受けなかった可能性が高い。 つまり適切な説明があれば、そもそもこの治療を受けなかった。 だから治療費全額と医者料などで、 この619万円という賠償という結果になったわけなんですよね。 # 本日のまとめ 本日のまとめになります 今回のね裁判例の教訓というのはこれ明快ですね まあ医療法訴訟というのはね結果が悪くても技術的過失の立証とは難しいです 今回の裁判もそうでしたね ただし説明義務違反というのはなかなかこの署名がないと 簡単に認定される可能性があるわけですよね 今回の裁判例では必要十分な同意書に含めるべき4つの要素として成功確率とか 合併症の可能性などの一般的なリスク これは一つ目ですね 2つ目として骨量とか全身状態とか設計上の問題とか患者さん自身の個別のリスク要因 3つ目は費用の総額とか支払上限 4つ目は選択肢ですね代替治療方法の選択肢 この4つが挙げられました この裁判例以外にも様々な裁判例 最高裁も含めてですけれどもそういった裁判例だったり厚生労働省の基準でも やっぱりこの説明の中の 説明すべき内容としてはリスク選択肢費用治療期間これはねとても重要な要素で やっぱりこうもちろんそれをしかも形に残しておかなきゃいけない 同意書というのはまあ先生方結構もほとんど取られていますけれども 医学的な視点と法的な視点 この両方兼ね備えた必要十分な同意書 これを作成して活用するこれが非常に重要なポイントになるわけですよね # エンディング というわけで今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございました 今日はインプラント治療における説明義務違反の裁判例をご紹介いたしましたけれども いかがでしたでしょうか うちは大丈夫 とねそういうふうに思っている先生本当に大丈夫でしょうか もちろんね同意書がないというのは論外ですけれども本当に今お使いの同意書 医学的な視点と法的な視点の両方 を兼ね備えた必要十分な同意書なのか これは今一度確認してみてください もちろん同意書は免罪符にはなりません 同意書があったからといって完璧な同意書があってもそのまあちゃんとした治療して なければねこれはそれであの責任を負わなければいけませんけれども ただあのやっぱり十分な同意書というのはこれは必要不可欠ですよね 不十分な同意書が原因で責任を負う可能性もありますからね うちの事務所では医学的な視点と法的な視点の両方を兼ね備えた必要十分な同意書を 取り扱っていますけれどもまずはお使いの同意書 すぐにでも見直すことをお勧めします さてこのチャンネルでは皆さんからのいいねフォローシェアを励みに発信しております 詰まっちゃっている ご質問やコメントこんなテーマについて聞きたいとリクエストもお待ちしております ちなみに具体的なご相談とかもっとトラブル予防について身につけたいと考えている先生方に つきましては dlc という司会員限定のメンバーシップがありますのでこちらをご活用ください それではまた次回の音声でお待ちしております 地下専門弁護士のおばたまことでした もっと見る #弁護士 #リスク #法律 #慰謝料 #インプラント #訴訟 #歯科 #損害賠償 #同意書 #説明義務 [弁護士×歯科医師]歯科専門弁護士小畑真の法律クリニック歯科専門弁護士小畑真01:161.オープニング00:152.タイトルコール02:203.悲惨な結果〜3年間の治療の末路〜02:414.説明義務違反〜同意書なき診療の末路〜01:385.本日のまとめ01:446.エンディングコメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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