TOPトーク専門家[弁護士×歯科医師]歯科専門弁護士小畑真の法律クリニック【要注意人物図鑑シリーズ①】お任せします型患者への対応法11:40 2月11日 144再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次要注意「お任せします」患者の実態「任せる」言葉に隠された過度な期待患者の決定回避心理と法廷の壁信頼を築く「立ち止まる」対話法「小さなYES」で共犯関係を構築AI文字起こし(β版) # オープニング はいみなさんこんにちは 弁護士法人尾端法律事務所代表弁護士 弁護士と司会士のダブルライセンスを持つ 歯科専門弁護士の尾端誠でございます 現在日本唯一の歯科専門弁護士として専門活動で培った知識と経験を生かして 歯科院が安心して診療できる環境づくりをサポートしております さてねあの今日から 要注意人物図鑑シリーズと題して歯科院で遭遇する 19類型の要注意人物について一つずつ解説していきたいとおもいます 今回はその第1回目として お任せします型の患者さんについてお話ししたいと思います いますよねこれ先生に全部お任せしますみたいなそんな風に言う患者さんで今は少なく今では ね少なくなりましたけれども 何でもかんでもお任せします お任せしても何も問題なければね全然いいんですけれども お任せしておいて後になってねめちゃくちゃクレームを言ってくる人っているじゃないですか ねあのまあ一見でとても協力的で先生を信頼しているように見えても 後になってトラブルになるケースも少なくないんですね そこで今回はこの一見ありがたいけれども実は怖い お任せします型の患者さんのリスクについてお話ししたいと思います # タイトルコール 歯科専門弁護士小畑誠の歯科院のための法律クリニック 耳から気軽に聞き流すだけで実例を通じた解決方法やトラブル予防のヒント 健全な院系の基礎知識を学べるチャンネルです。 # 「お任せします」に潜む罠 先生に全部お任せします。 患者さんいますよね。 昔は結構いましたよね。 やっぱりいろんな情報が今はありますから、むしろ患者さん側から こういう治療をしてくださいねとかね、そういった自分の得た情報をもって それを先生というか医療機関にかかった時に それを言ってくるという患者さんも増えていますけれども ただ、その一方で先生の言った通りにしますとかね、先生にお任せします。 こういう患者さんいらっしゃいますよね。 正直なところ、忙しい診療の場面で患者さんからこういう風に言ってもらうと 先生方も少しホッとするというような気持ちになることもあると思うんです。 先生を信頼しているからってね、そういう言葉自体は 司会師としてのプライドもくすぐられるでしょうし 何よりも、いちいち細かい説明をして同意を得る時間を短縮できるわけですから 診療がスムーズに進むというメリットもあります。 昔ながらのパターナリズムという言葉で言ったりしますけれども 医療のことはプロにお任せします、みたいなね そういう関係性が心地よいと感じる先生も決して少なくないと思います。 でもこのお任せしますという言葉 ある意味、非常に危険な白紙委任状を受け取ってしまっているようなもんなんですね。 ここに大きな落とし穴があるわけです。 患者さんの言うお任せしますという言葉は 必ずしも医学的にベストな方法を選んで治療してください という意味ではないことの方が多いんですよね。 どういう意味かというと 患者さんが言うお任せしますというのはどういう意味かというと 痛くなくて安くて見た目も良くて長持ち治療の私にとって都合の良い完璧な治療をお任せします。 そういう文脈というか言葉にされない部分 言葉の影に隠れた内容が含まれていることがやっぱり多いんですよね。 つまり結構過度な期待が含まれていることが多いんですよ。 そういう状況ですので 実際にお任せしますという言葉を 先生がそのまま受け取って お任せしてくれたんだなと詳しい説明をはしょって 簡単にここを治療しますよと 治療を進めた結果 後になって患者さんから 例えばこんな痛いとは思わなかったとかね 持った治療と全然違ってたとかね 後になっていろんな不満だとか クレームを言ってくる患者さんがいると こういうのも結構耳にしますよね 先生としてはこれ任せると言ったじゃないかと 言いたくなりますけれども いざトラブルになって これが仮に法的紛争になってしまうと 裁判所というのは具体的な選択肢だとか メリット・デメリット こういったことを患者さんが分かるようにちゃんと説明したか それによって患者さんが動揺を得たか その証拠はあるのか こういうところをやっぱりこと細かく問われるわけですよ ですのでそうなると当然ですけれども 単なるお任せしますという言葉だけで 説明義務を果たしたということにはなりませんから 結果として委員側が負けてしまうケースというのも 出てくるわけですよね なぜ信頼してくれてるはずの 患者さんとこんなボタンの掛け違いが起きてしまうのかというところですけれども その背景には患者さん自身の決定回避という心理があるわけですよね 医療の専門的な話って 患者さんにとってみたら難しくて分からないじゃないですか そんな中自分で決めて もし失敗したら後悔するし だから先生決めてよみたいな そういう責任転嫁の意識がある これが意識的だったり無意識的だったりというのもありますけれども それが患者さんの方にあるわけですよ これで患者さんが悪いというよりも 日本人の国民性もあるかもしれません ただ今の医療のスタンダードというのは インフォームドコンセントというのはもちろんそうですけれども さらに進んで患者さん自身も治療に参加して 先生方と一緒に決める このプロセスを飛ばしてしまうと やっぱり結果が悪かった時に 患者さんは自分としては被害者と 先生は加害者だという風な関係になってしまうというところが やっぱり問題になってくるわけです # 信頼を共犯関係に昇華させる処方箋 それでは具体的にはどうすれば良いのかというところですけれども、今日は大きなポイントを2つお伝えしたいと思います。 まず1つ目は、お任せしますと言われた時こそ立ち止まるということですね。 お任せしますと言われたら、そこは信頼してくださってありがとうございますと、その気持ちはしっかりと受け止めると。 受け止めた上で、例えば何か治療する時って選択肢がいくつもあると思います。 例えば分かりやすく2つ方法があるとすると、AとBという2つの方法があって、それぞれに良い点悪い点がありますよと。 もちろんそういうふうにもっと詳しく説明するんですよ。もっと分かりやすく説明しますけど。 最終的には何々さんの生活のスタイルに合わせて選んでいただきたいというところで、もちろんそれに加えて患者さんの話を聞きながら一緒に作っていくということが必要なわけですよ。 一方的に医療機関側だけで定義して決めるわけではなくて、ちゃんとボールを患者さんに投げ返してあげると。 その選択肢の中には例えばA、Bというものがあって、あとは治療しないという選択肢も含めて、今のケースだとA、B、しないというCという3つの選択肢を患者さんに示して、 患者さん自身が自分が参加して治療の方法を決めたとすること、もしくはしないこと、それも含めて決めたと、そういう自分ごとにしてもらうというところがすごく重要になってきます。 2つ目ですけれども、小さなイエスを積み重ねるということですね。 これはちょっと違った切り口かもしれません。 いきなり大きな治療方針を決めるのって、なかなか患者さんとしても判断がつきにくいというところがあるじゃないですか。 自分で何かを決めるということを思う、そもそも苦手な患者さんもいるわけですよ。 ですからそういった患者さんの場合、些細なこと、小さなことから決めてもらう。 例えば、治療中に口元を見てもらう、鏡で確認しますかとかね。 治療の予約は午前と午後どちらがいいですかとかね。 治療の本体とはちょっと違うというか、周辺のところでも自分から参加する、自分で決める、そういう小さなイエスというか小さなアクションを繰り返してもらうんですね。 そうすることによって治療、自分のマシカ治療とか、マシカ治療に限らずですけどね、これ以下でも何でもそうですけども、治療に対する当事者意識というのは芽生えて、 もしこれが仮にトラブルになったという時も、これ私が決めたんだと、先生と私で一緒に決めたんだ、 そういう気持ち、先生が一方的に押し付けたわけではなくて、私がしっかりと参加して決めたんだと、ある意味共犯関係と言いますかね、そういったものを築けるわけですよ。 そうすることによってトラブルは起きにくくなりますので、ぜひ小さなイエスを積み重ねるということをアプローチしてみてください。 結局本質的なところというと、患者さんを孤独にさせないことであり、同時に先生一人でいろんな責任などを背負い込まないというところになりますよね。 お任せを受けることは一見優しさのように見えて、実は患者さんから自分で自分の健康を選ぶ権利を奪っているのかもしれません。 本当の信頼関係とは丸投げすることではなくて、一緒に悩んで一緒に選ぶことです。 先生方はこのお任せしますという言葉の重みをどのように受け止めていらっしゃるでしょうか。 # エンディング というわけで今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございました お任せします方の患者さんへの対応についてお話しいたしましたけれどもいかがでしたでしょうか 患者さんの主体性を引き出すことは決して突き放すことではなくて より深い信頼関係を築くための第一歩になります ぜひ明日の診療からこういった視点を持っていただければと思います さてこのチャンネルでは皆さんからのいいねフォローシェアを励みに発信しております ご質問やコメントこんなテーマについて聞きたいというリクエストをお待ちしております ちなみに具体的なご相談とかもっとトラブル予防について身につけたいと考えている先生方につき ましては DLCという司会員限定のメンバーシップがありますのでこちらをご活用ください それではまた次回の音声でお待ちしております 地下専門弁護士の小童誠でした もっと見る #弁護士 #コミュニケーション #信頼 #法律 #証拠 #説明責任 #パターナリズム #歯科 #インフォームドコンセント #責任転嫁 [弁護士×歯科医師]歯科専門弁護士小畑真の法律クリニック歯科専門弁護士小畑真01:291.オープニング00:152.タイトルコール04:533.「お任せします」に潜む罠04:064.信頼を共犯関係に昇華させる処方箋00:595.エンディングコメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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