TOPライフスタイル料理・グルメ畑でひとりごと 野菜と農業を考えるラジオ「市場出し」「農協出し」と呼ばれるものの中身と課題07:03 9月30日 360再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次日本の生鮮物流通制度の光と影生産者支援策が現代に合わない理由市場買い取り制度が抱える根本問題時代遅れの流通システムが変わらない壁JA/市場出荷が招くモラルハザードAI文字起こし(β版) # チャプター1 おはようございます。ひさまつ農園のひさまつです。 野菜や花を販売している農家で、 JA出汁とか市場出汁という表現をする、聞くことがあるかもしれません。 一般の方にはもしかしたら馴染みがないかもしれないですけども、 日本はですね、やや特殊な流通環境になっていまして、 生化物流通市場といわれる法律に基づいてですね、 国が作り上げた流通のシステムがあります。 これはもう古くは戦前にできた中央卸売市場法かな、 に基づいて作られたものですけれども、 要するに当時はですね、今のようなテクノロジーもないので、 特に野菜に関して言うと、野菜のニーズがどんどんどんどん高まっていくのに対して、 それを作る人は極めて冷裁で、 価格の形成も非常に難しかったですし、 悪い業者に騙されちゃったりとか、いろんなことがあったことがありますし、 それから個々の生産者の規模があまりにも小さくて、 遠くまで流通させる流通ロットに全然届かないと、 いろんな事情がありまして、 それを産地でですね、ある程度まとめて、 それをJAの方が販売の委託を受けて、 地方の市場、あるいは中央卸売市場に持っていってですね、 そこで中卸といわれる資格を持った買い手が競りで買っていくという、 公正で公平な取引環境を生産者に担保するために作られていった制度なんですね。 基本的にこれを持っていくと、 引き取り拒否ができないシステムになっていまして、 いらないものでも買わなきゃいけないんですね。 そうなると当然ですね、値段が低くなるわけですよね。 売れる見込みがないものも買わなきゃいけないというか、 需要の量に合わせてものが出てくるわけではないので、 その需給のバランスを市場で取らなきゃいけないですから、 量のコントロールを誰もしていないので、 価格が乱高下するということが当然起きるんですね。 これは1個問題なんですが、 もう1個ですね、生産者がJA出しをやめないしやめにくい理由の1つにですね、 市場流通の決済条件の良さというのがあります。 これはどういうことかというと、もともとですね、 どの国でもそうですけれども、 最初はやっぱり農家というのはキャッシュが全然ないわけですね。 元手がないので、本当に高回転でキャッシュをしないと、 資材を先行して買って種を買って農薬を買って野菜を作りますから、 早く出荷したらば早く現金がないと、 次の生産の元手がないということですね。 そこをサポートするために数日から長くても1週間ぐらいで、 お金が生産者に入るような仕組みになっているんですね。 つまり決済条件が生産者側に非常に良い条件になっているわけなんです。 ところが現在は当たり前ですが、 例えばその中卸買った中卸がですね、 小売店に販売するとか飲食店に販売するというふうにした場合には、 多くの場合、月末締めの翌月末払いとか、 翌々月末払いとかになっていて、 つまり逆財が発生するわけですよね。 先に仕入れの代金を払わなきゃいけないという。 そうすると当然運転式の借り入れを行って、 野菜を買ったり花を買ったりということになりますし、 その分の金利あるいはリスクというものがロスも出ますので、 当然価格に反映されるという。 決済条件が生産者に良い分、 それは価格を安く買うしかなくなっていくわけですよね。 それもまた価格形成にすごく影響してしまう。 それから生産者がですね、やっぱりすぐ金もらえるので、 なかなかここからやっぱりやめにくいという問題があるわけなんですね。 しかし今は生産者も資金調達の手段がかなりありますし、 公的な補助が入った非常に有利な条件での借り入れというのも行えるので、 ほぼそういう金融条件が整っていなかった時代の 生産者側に有利な決済条件の設定というのは意味をなさなくなっているんですね。 現在の経済の実態とはずいぶんかけ離れているという。 これはもう一刻も早く改正しなきゃいけないんですけれども、 なかなかこれが改正されないでいる。 それから取引拒否をできるようにするという。 市場というのは普通の商社になってですね、 持ってきてもいらんもんは買わないよという風になるとずいぶん変わってくるんですけれども、 これがなかなか前回の数年前の改正でもできなかったということがあって、 結果的にですね、 生産者は今後グループを組んでロットを作って、 需要化と直接つながっていくということをせざるを得ない。 それが普通の流通なんですけれども、 そっちに徐々に近づいていきつつはあるんですが、 市場というところにJを通じて持っていくとですね、 必ず取ってくれるんですね、値段はともかくとして。 そうするとみんながそれをバッファーに使うわけで、 決済条件もいい形で、もちろん価格は安いけれども、 いつでも何を持っていってもいいという風な、 そういう場があるというのは非常に何というか、 モラルハザードを起こしやすいという。 例えば人参を取引先と契約するにあたって、 100トンの契約をするんだったらば、 できないときもあるんで130トン作っておいて、 もしできちゃったら残りは市場に持っていくみたいな、 そういうプレイが可能になってしまうので、 結果的に非常に余り物が市場に集まるということになりかねない、 そして現実にそうなっている部分があって、なかなか問題なんですね。 こういうJA出荷とか市場出荷と言われているものの実態というのは、 なかなか現在の農業の低迷の大きな原因の一つだと言えますので、 またこのボイスでも何回か取り上げていければと思っています。 ではまた。 もっと見る #農業 #JA #青果物流通 畑でひとりごと 野菜と農業を考えるラジオ久松達央07:031.チャプター1コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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