TOPライフスタイル料理・グルメ畑でひとりごと 野菜と農業を考えるラジオ70代の農家との会話から考える都市近郊農業の40年①08:01 10月15日 351再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次70代農家の経験から紐解く都市近郊農業の変遷経済成長期を支えた都市近郊農業の成功要因とは農地転用が生んだ「土地成金」その恩恵と広がり兼業農家の増加がもたらした農業の光と影転換期を迎える都市近郊農業の現在と未来の課題AI文字起こし(β版) # チャプター1 おはようございます。ひさまつ農園のひさまつです。 近所に70代半ばの大先輩がいらっしゃって、たまにお話を伺います。 バリバリ農家だった方です。さすがにぼちぼち縮小して引退しようという感じですけれども。 1950年頃の生まれだと思いますね。昭和25年段階のちょっとしたってことですかね。 やっぱり経済が非常に良かった時代に青春を送っておられますよね。 農業的にもですね、都市均衡の農業が盛んだった時期ですね。 いわゆる野菜というものが世に浸透していくという、コールドチェーンがどんどんできていって 日本人が豊かになって、食というものがお腹を乱すものからおいしいものを食べようという風になっていって 家庭料理というものが非常に充実していってという時代に都市均衡で農業をやっていた人たちというのはですね。 上手で努力している人というのは割と充実した農業者人生を送った方がいらっしゃると思います。 どんなものがこれから来るかということを察してですね、そこに適応して日程の投資をして 例えばビニールハウスを建ててトマトを作ったりキュウリを作ったりというものをやったり 葉物類、コンサイル類なんかを作った人たちはその時代に売り先がすごかったわけですよね。 今から考えれば相対的に比較的いい値段で取引されていた時代があったという。 今でこそですね、北海道とか九州とかそういう遠隔地の大規模生産体産地というところから ものが都市部に大量に流れるようになってますけれども、それは相当流通とですね、 モジュール化された農業が発達してからの話であって、それ以前というのは小さな農家が 特に都市均衡でですね、都市部の需要を支えるという、そういう構造だったわけで 多くの人が米をやりながら、米もそこそこ収益性がその頃はありましたし、 1980年代までは比較的良かったわけですね。 加えてですね、一つ都市均衡には大きなある種のボーナスがありまして、これが農地の転用なんですね。 つまり都市が拡大し、特に東京圏で言えば、通勤時間が拡大して郊外に人が出ていったという、 そこで住宅開発がかなり進んだんですけれども、 例えば私がいる筑波近辺というのはその時代にですね、新住民と言われる外部からの流入が非常に多くあって、 かなりいわゆる土地成金が生まれた時代ですね。 折島、バブルの真っ只中、80年代後半というのは地価がめちゃくちゃ高かった時代で、 その時代に筑波なんていうのはだいぶ田舎の方でですね、 例えば常磐線、沿線で言うと千葉の柏松戸とかですね、 そういうあたり、あるいは茨城で言うと鳥出とか、そういうところというのは地価が爆上がりしたわけでして、 農地を持っていてそこが都市開発にかかった人たちというのはそのキャピタルゲームは丸儲けなんですね。 農業自体、本業も良かったし、土地がお金になったという、 そういう良い思いをした人たちというのは都市均衡にはたくさんいて、 これは東京県だけではなくて全国総合ですね。 程度の差こそあれ、地方都市のよりもっと小さな数十万規模の都市の均衡でもそういうことが起きたわけです。 大都市圏への人口の流入というのはもちろん戦後すぐから始まって、 特に高度成長期はすさまじい労働需要に対応する形で集団就職のような、 慣性人口移動が行われたわけですが、ある時点でそれに一定程度ブレーキをかけて、 いわゆる工業の地方分散化政策などをはじめとする地方に人が住んだままで工業化を進めようということを盛んにやった時代がありましたので、 そういうプチバブルみたいなことは全国で起きたということがあって、 その時代にすごくいい思いをした農家というのがたくさんいるわけです。 これはもちろん旧地主層を中心に、それから農地開放で土地を手に入れた戸作層というのも一定程度この恩恵に預かったという、 結果的に兼業農家が非常に増えたということがあるわけですけど、 この兼業農家の増加と産業としての農業の弱体化というのは表裏一体で、 それは同時にプチブルをいっぱい生んだという言い方をしましょうか。 農地転用によって副収入をたくさん得た人たち、不動産収入を得ながら農業収入があったという人たちを一定程度生んでいるんですね。 もちろん上手にやったという部分もあるので、その世代の人たちは割とそこを自慢げに語ったりされます。 普段の私の先輩もそういうお話をされて、それは非常に勉強になると言いましょうか。 この筑波近郊というのは1970年頃から研究学園都市というものができて、 周辺人口がどんどん増えていった農村地域が街になっていった恒例でして、 その中でどういう農家がうまくやったかみたいなことを聞いていくと割と面白い感じがしますね。 現在でいうと不動産収入がない農家はもう全くやっていけないよねというふうなことを彼はおっしゃるわけで、 一理あるなという感じがします。 個人事業というのは個人の資産形成が主たる目標なわけですから、 別にそれが間違っているとかなんとかということではないんですけど、 農業セクターというのはいろんな意味で公的な付与、補助がいっぱい降りているセクターでもありますので、 せっかくそこでできたインフラをこれから人口の縮小局面にあたって、 大規模人口地域に小規模農業の何ができるかということは私は割とテーマとして考えているんですけども、 インフラはあるなと思うんですけど、なかなかうまくやった世代から、 その次の参入が厳しくなった世代への転換がうまく進んでいないなというのは地方都市の課題だと思います。 これについてはまた続きをお話したいと思います。 ではまた。 もっと見る #不動産 #都市近郊農業 #農業経営 #儲かる農業 畑でひとりごと 野菜と農業を考えるラジオ久松達央08:011.チャプター1コメント感想・質問・応援メッセージを書こう 杉原 順(HN ス・ギー)10月16日私の父は山形出身ですが、公務員になって1970年代後半に筑波研究学園都市に引っ越してきました。私は小中高とそこで過ごしながらも、周辺が他と変わらぬ田舎であったことも知らずに大人になりました。都市計画も農家にそれほど影響を与えたことも今日の放送で初めて知りました。いつもお話ありがとうございます。1返信
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私は小中高とそこで過ごしながらも、周辺が他と変わらぬ田舎であったことも知らずに大人になりました。都市計画も農家にそれほど影響を与えたことも今日の放送で初めて知りました。いつもお話ありがとうございます。