TOPライフスタイルくらし死なない防災!そなえるらじお#104 新築時は…木造か鉄骨かではなく立地と耐震等級を確認14:09 2021年4月27日 2,760再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次建物の耐震性:工法か等級か?等級1では不十分?家を守る基準一生の買い物は耐震等級3を選ぶ熊本地震が語る耐震等級の効果頑丈な家でも無力?立地選びの盲点AI文字起こし(β版) # タイトルコール おはようございます。 備え防災アドバイザー、高荷友也がお送りする 死なない防災 備えるラジオ、4月27日火曜日。 本日も備えて参りましょう。 # ポイントは工法ではなく耐震等級 本日のテーマは建物の防災対策でございます。 今回はVoicyソナエルラジオのコメント欄にいただいたご質問への回答を兼ねたお話。 新築住宅を検討しています。 東京23区内でこだてが多い住宅街、火災なども気になりますが、 耐震という点を考えた際に木造と鉄骨、どちらが良いでしょうか。 ただ予算の都合上、鉄筋コンクリートは少し難しいかもしれません。 というような内容のご質問でございました。 こちらコメントを投稿くださいました、マリー・ビスケットさん誠にありがとうございます。 実は似たようなご質問を、つい先日YouTubeソナエルTVにもいただきまして、 こちらは耐震を考えた時に新築、リフォーム、これは一体どちらが良いんでしょうか。 そんな内容でございました。 昔からのイメージといたしまして、木造は住宅に弱い、鉄骨は地震に強い、 そういったイメージもあるかもしれませんが、これはあくまでもイメージ上の問題でございます。 近年は頑丈な木造住宅も増えておりますし、鉄骨だから地震で倒壊しないとも言い切れないわけでございます。 これは余談になりますけれども、ここ数日のニュースなどを見ておりますと、 木造の高層ビル建築が、高層ビルといっても10階とか15階とかそのぐらいになりますが、 高いビルの建築、これを木造で行う、そういった事例というものが近年じわじわ増えていると、 そういう報道もなされております。 技術、工法、最新のものをきちんと使っていけば、木造、材料がきれいあったとしても、 十分地震に耐える力を持つと、そういうことになります。 ということで、これ結論から申し上げますと、耐震を考えた時に木造鉄骨、あるいはRC鉄筋コンクリートどれがいいのかということは、 地震に対して頑丈な家を選ぶ、この時にチェックすべき重要な要素は、住宅の工法や作り方ではなくて、 その結果得られる耐震等級、これを確認するようにしてください。 # 一生に一度のかいものは耐震等級3を さて、日本の場合、住宅、建物を建てる時には、 建築基準法に定められた耐震基準を満たしている。 これが条件となります。 建築確認申請などチェックを受けて問題なしとならなければ、 そもそも建物が作れないということになるんですけれども、 耐震等級1というレベルは、この建築基準法の耐震基準を満たした状態、 最低基準を満たしているのが耐震等級1ということになります。 耐震等級2というものは、最低基準の1.25倍の大きさの地震に耐えられる状態を、 そして最も高いグレードになる耐震等級3が、これが最低基準の1.5倍の大きさの地震に耐えられる、 そういった状態を示すということになります。 では、そもそも最低基準となります、この耐震基準ですね。 これ、どのくらいの頑丈さが求められているのかということなんですが、 言葉で書きますと、まず震度5強程度の揺れ、中規模な地震ですね。かなり強い中規模な地震。 震度5強程度の揺れであれば、建物に損傷が発生せずに、そのまま生活ができるというような強さを、 そして震度6強から7程度の大地震の直撃を受けたとしても、建物が倒壊することなく人の命を守ることができる。 これが最低基準ということになっております。 これを見るとですね、大きな地震が来ても建物が潰れることはない、大丈夫なんだということを考えたくなるんですが、 これはですね、逆に考えれば違う言い方もできるんです。 震度5弱、震度5強、そこそこ強い地震の揺れ、これには無傷と、どれだけ揺れても大丈夫というところは良いことなんですけれども、 問題なのは大きな地震なんですね。 震度6強以上の揺れに見舞われた場合、1回目の揺れには耐えるが、2回目の強い揺れで倒壊するかもしれない。 あるいは1回目の揺れに耐えて、家から外に出て避難することができたとしても、建物が大破ですね。 傾いてしまって、そのまま生活することはできない。 その命は助かったが、家は建て直しになってしまうということが許容されているのが、これが建築基準法の耐震基準の最低ラインということになるわけでございます。 そのため、この耐震基準の最低ラインをクリアしている耐震等級1というものは、一生に一度の買い物としては少々不安のある基準だということも言えるわけでございます。 命は助かるが、家は傾いて住めなくなるかもしれない。でも法律上はそれがOKということになっているんですね。 ですので、二重ローンに耐えられない方、家をキャッシュで買えるような方はあまり考えなくてもいいんですけれども、 ローンを組んで買う、そして家が地震で失われてしまった場合に、今住んでいる家を潰して別の家を買う二重ローン、これに耐えられないという方、おそらくほとんどの方はそうだと思います。 今のローンを残しつつ、もう一回同じ金額でローンを組むというのは多くの方は無理だと思います。 この場合には木造がいいか、鉄骨がいいか、RCがいいかという工法ではなくて、最低でも耐震等級3の頑丈な家ですね。 大きな揺れの直撃を受けたとしても、そのまま住み続けることができる家、これを選ぶことが重要だろうと私は考えます。 ちなみに、この耐震というのはあくまでも揺れに耐えるという頑丈さを示しているんですが、地震に対する建物の作り方はいろいろな技術がございます。 揺れを吸収するような静震と呼ばれる技術や、あるいは揺れを建物に伝えない面震、揺れを免れる面震というような機能もございます。 この地震の揺れを建物に伝えない面震機能が付いている住宅は、ガチガチの耐震住宅よりも地震にある意味強い。 また、耐震の場合は家潰れなかったとしてもめちゃめちゃ揺れますので、家の中、家具とかはぐちゃぐちゃになる可能性があるんですが、 面震の場合には揺れそのものを小さくしてくれますので、家具もちろん固定はしていただきたいんですが、大きく室内がめちゃくちゃになるということも避けられる可能性が高くなります。 ですので、例えば地震保険などは耐震等級が高いと割引になるんですけれども、面震の家というのは耐震等級2または3と同格化、それ以上というふうに見なされておりますので、 予算が許すのであれば、面震付きの家、そういうものを検討するというのも、地震対策としては良い選択肢ということになります。 # 熊本地震でも耐震等級の差が歴然 またですね、この耐震等級3がいいぞというのは、過去の地震の被害、この統計の数字上でも実際に現れている結果でございまして、 例えば今年5年目を迎えました、2016年に発生した熊本地震、 とりわけ震度7が2回連続で発生した増式町ですね、ここは特に木造住宅の倒壊の被害などが多かった地域ですけれども、 この増式町の中心部で、この地震の揺れが建物の被害にどの程度影響しているのかというものをまとめたレポートが国土交通省から公開されています。 まず地震に弱いと言いますか、1981年6月1日よりも前の設計で建てられたお家、いわゆる球体新住宅と呼ばれる、今で言うと大体地区40年よりも古い家ですね、 そういったお家というのは地震に強い揺れに弱いです。この増式町中心部に建っていた球体新基準の家、無傷だった家というのは全体の5%ぐらいで、 95%の球体新の家は何かしらの被害を受けております。とりわけそのうち3割の家は倒壊しているか崩壊しているかということなので、 人の命に関わるぐらいのペシャンコになっているということになります。最近の住宅になればなるほど新しくなるほど頑丈になっておりまして、 球体新基準ですね、地区40年よりも新しい球体新基準の家に関しては全体の2割は無被害、そしてペシャンコになった家は9%弱ぐらいということで、球体新の家と比べるとぐっと被害は小さくなっています。 木造住宅に関しては2000年の6月1日にも法律の大きな改正がなされておりまして、これよりも後に建てられた、ざっくり地区20年より新しいお家に関してはより地震に対して頑丈になっているんですが、 この球体新基準の中でも一番新しい基準のお家、2000年基準のお家に関しては全体の6割以上は被害ゼロ、ペシャンコになった家は全体の2%あるんですね。 一番いい基準で最近の家であったとしても揺れ方によっては潰れてしまうというのがあるんですが、明らかに被害は小さくなって6割の一番新しい基準の家は無傷だったということになります。 では耐震等級3の家はどうだったのかと言いますと、耐震等級3であるということが分かったお家については、全部で16件が地域内、特に揺れの大きかった地域内で16件の家は耐震等級3だったんですが、 そのうち87%の家は無被害でございました。そのまま住めると。で、軽微な損傷を受けた家が2件。で、中破対破ペシャンコの家はゼロ件だったということで、一番新しい基準で建てられた家の中でかつ、耐震等級3の家に関してはペシャンコになる家はゼロでしたし、そのまま住み続けられる家が9割ぐらいに上っていたということで、 やはり耐震等級3の家というのは、この震度7が2回連続で来るというこの日本史上初のですね、大きな揺れに見舞われたとしても、地震に対して強い家であるということを証明したということになります。やはりこの一生に一度の買い物をできれば、耐震等級3を選んでいただくというのが広報よりも重要だということになります。 ただですね、この1個建ての新築をする場合には、この耐震等級もちろん重要なんですけれども、それ以上に、やはり立地選びもものすごく重要なんですね。耐震等級3の家を建てた、あるいは面震住宅を建てて、地震の揺れに対しては滅砲強くなったとしましても、津波、洪水、土砂災害、大規模な地震火災、あるいは火山の噴火、そういったものに巻き込まれてしまった場合には、住宅は無力でございます。 こういった地形によって起こる場所が決まっている災害というものは、土地選びの段階でも一生涯襲われ続けるか、一生涯その災害を無視できるかが決まります。その土地の上に二次災害が起こらない土地を選んで、その上に頑丈な家を建てるということが非常に重要になります。 もちろん大地震で、家が潰れなければ素早く避難ができるようになりますので、津波が来る、洪水が来る、そういうエリアだったとしても命が助かる可能性はあります。ただやっぱり、家が無事であったとしても、その後津波や土砂災害に飲み込まれてしまえば、そのまま家で生活することができなくなります。 耐震性は重要ですが、その後の二次災害で住宅を失ってしまうと、命は助かってもその他の多くは失われてしまうということになります。ぜひ土地選びというところも難しいところではあるんですけれども、よく考えて選んでいただきたいなと思います。 ということで、本日は建物の防災対策というお話でございました。住宅購入、これをやるよという方は本当に素晴らしいことですね。本当に人生の絶頂期と言ってもいい素晴らしいイベントだと思います。人生に一度あるかどうかの非常に楽しい期間でございます。 ただ、自宅が完成した翌日に大地震が発生するというケースも当然確率としてはあり得ます。東日本大震災その後の振り返りのインタビューなどでも、家が建ったその日に大地震が来た、そういった方もいらっしゃったわけでございます。 お金に余裕がある、資金に余裕があって被災しても建て直しができるよとか、二重楼になっても全然大丈夫だよと、そういう場合は勢いだけで住宅を購入しても何とかなりますけれども、多くの方は、ほとんどの方は2軒目の家を買うというのは難しいと思います。 慎重に慎重を重ねて、つい命だけではなくて生活とその後の人生を守ることができる、そんな土地と建物を選んでいただきたいなと思います。それでは皆様、本日も引き続きどうぞご安全に。 もっと見る #防災 #地震対策 #耐震等級 #建築基準法 死なない防災!そなえるらじおプレミアム放送配信中!00:141.タイトルコールhttps://sonaeru.jp/blog/archive/2021/4/27/02:242.ポイントは工法ではなく耐震等級05:053.一生に一度のかいものは耐震等級3を06:264.熊本地震でも耐震等級の差が歴然コメント感想・質問・応援メッセージを書こう りく@そなえるらじお2週目8月14日🦀🦀🦀2週目返信 mochi2025年5月25日🦀🦀🦀返信 ねこひげ2021年4月29日私もずっと質問したかった内容で、とても嬉しかったです。第5回目頃から毎日楽しく視聴させていただいている、サイレントリスナーです。築100年の木造の家に住んでいるので、こちらのラジオを聴き学びましたので、家を新築することにしました。耐震等級3以上はもちろん、火災や台風などにも強く、シェルターになる家にしたいです。太陽光や蓄電池も種類がいろいろあり、悩んでしまいます。オススメがあったら教えていただきたいです (*ᴗˬᴗ)⁾⁾⁾1返信 ちゃとらねこ2021年4月27日高荷先生おはようございます☆°。⋆⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝これは賃貸でも同じですかね?木造は避けて検索してましたが、それはしなくても良くて新耐震基準以降で耐震等級をみる(聞く)みたいなイメージ?1返信 高荷智也2021年4月27日おはようございます(・∀・)/賃貸の場合も理屈は同じですので、木造か鉄骨かよりも、書いてあれば耐震等級が、なければ基本的には築浅物件の方が地震には強いです。また少々極端なことを言うと…「賃貸の場合、建物が被害を受けても、命が無事ならば引っ越せばOK」となりますので、新耐震基準を満たしていれば最低限はよいという考え方もできます。それが持ち家では無く賃貸の大きなメリットですので・・1
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第5回目頃から毎日楽しく視聴させていただいている、サイレントリスナーです。築100年の木造の家に住んでいるので、こちらのラジオを聴き学びましたので、家を新築することにしました。耐震等級3以上はもちろん、火災や台風などにも強く、シェルターになる家にしたいです。太陽光や蓄電池も種類がいろいろあり、悩んでしまいます。オススメがあったら教えていただきたいです (*ᴗˬᴗ)⁾⁾⁾
これは賃貸でも同じですかね?
木造は避けて検索してましたが、それはしなくても良くて
新耐震基準以降で耐震等級をみる(聞く)みたいなイメージ?
賃貸の場合も理屈は同じですので、木造か鉄骨かよりも、書いてあれば耐震等級が、なければ基本的には築浅物件の方が地震には強いです。
また少々極端なことを言うと…「賃貸の場合、建物が被害を受けても、命が無事ならば引っ越せばOK」となりますので、新耐震基準を満たしていれば最低限はよいという考え方もできます。それが持ち家では無く賃貸の大きなメリットですので・・