TOPライフスタイルくらし死なない防災!そなえるらじお#231 津波避難3つの方法とハザードマップが招く落とし穴12:42 2021年11月8日 2,330再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次津波防災の日制定の歴史と教訓ハザードマップで変わる3つの避難方法自宅が安全?津波避難の分岐点地震直後「即避難」の原則とは過去の教訓が招く津波避難の落とし穴AI文字起こし(β版) # タイトルコール おはようございます。 備え防災アドバイザー高荷友矢がお送りする 死なない防災 備えるラジオ 11月8日週の始めの月曜日 本日も備えてまいりましょう。 # 11月5日は津波防災の日 本日のテーマは、津波避難でございます。 先週末、11月5日は、津波防災の日でございました。 津波防災の日には、全国で津波に関する啓蒙活動が行われたり、避難訓練などが実施されておりますが、 この津波防災の日というものは、なんとなく定められている記念日などではなく、法律で定められている日にちということになります。 2011年、平成23年に制定されました、津波対策の推進に関する法律というものがありまして、 この法律の中で、毎年11月5日を津波防災の日にすると、きちんと定められているんですね。 なぜ11月5日なのか。一つの理由としては、1854年、火影7年の11月5日、夕方4時半頃に発生いたしました、 前々回の南海トラフ地震、安西南海地震で大規模な津波被害が発生した日、これが11月5日だからでございます。 そしてもう一つは、この安西南海地震の一コマ、この津波によって生まれた経験談、いわゆる稲村の日にちなんでいることが挙げられます。 安西南海地震では大規模な津波が発生いたしましたが、例えば現在の和歌山県広川町では、村人の避難誘導を行うために、 高台にあった田んぼの、刈り取って収穫したばかりの稲の束、稲村に火をつけて、津波の襲来を村人たちに知らせました。 この火を火災だと思って集まってきた村人が、津波被害を免れたと、そういった故事が残されておりまして、これが通称稲村の日と呼ばれております。 この稲村の日、行われたのも11月5日だったということで、こういった様々な過去の出来事が元になって、津波防災の日に制定されているということになっています。 さて、本日の放送では、第228回目の放送、地震火災を起こさない備えと避難するためのポイント、こちらの放送のコメント欄にご投稿いただいた質問。 地震後の津波避難のタイミングが分からず悩んでおります。地震が長引いた場合や、複数回に渡って起きた場合は、外に出るのが怖くなり、避難できないのではないかと心配しております。 こちらのご質問への回答を含めまして、津波避難に関する注意点についてお話をしたいなと思います。 コメントを下さいました猫ひげさん、ご質問の投稿誠にありがとうございます。 # 水平避難、垂直避難、在宅避難 津波避難を考える際には、まず大前提、事前準備といたしまして、避難の必要があるのかどうかを確認することが求められます。 津波ハザードマップを見ていただきまして、自宅が津波の浸水想定区域に入っている場合、つまり色がついている場所に建物があるような場合、 そのまま自宅に留まりますと命に関わる場合は避難が必要になります。 例えばご自宅の部屋が水没する深さまで津波が来る場合、 もしくは木造住宅にお住まいの場合は、その場に留まりますと部屋が水没して、あるいは建物がバラバラに破壊されてしまって命を落とす危険があります。 このような場合は、ハザードマップに示されている安全な場所まで水平避難、 立ち抜き避難を行うことになります。 しかし避難場所までの距離が長く避難が間に合わないと想定されている場合には、 最寄りにある津波避難ビル、津波避難タワーなど鉄筋コンクリート製などの頑丈な建物の中に逃げる、 あるいはすでに建物の中にいる場合には、上の階に向かって垂直避難を行うということもありえます。 さらに津波の浸水想定区域であったとしても、鉄筋コンクリートなどのマンションなどに住んでいて、かつ津波が来ない高さの部屋に住んでいるよという場合には、 そのまま自宅に留まる在宅避難を行うという選択肢もありえます。 ただこの場合は、津波が引いた後、長期間建物から外に出られなくなる、孤立する恐れがありますので、 日頃から備蓄品などを多めに確保しておくことが重要になります。 さてこの3つの方針、遠くへ逃げるべきか、建物の上に逃げるべきか、 それとも自宅に留まるのか、これらはまずハザードマップを見て方針を定めておくことが、津波避難計画のスタートになるということになります。 ちなみにこのご質問をくださった猫ひげさんの場合、質問の後半に追記がございました。 津波浸水はギリギリ免れるエリアですが、洪水では最大3メートル浸水するエリアということですので、土地そのものは比較的低い地域になるのかなと思われます。 もし私がこのような場所に住んでいた場合、自宅がマンションの3階以上であればその場に留まる在宅避難を選択する。 一方でマンションの1階、2階、また木造住宅に住んでいるような場合には、基本的には在宅避難をする想定で、ただいつでも自宅を飛び出せるような準備はしておく。 大地震の直後にはすぐに津波注意報、津波警報、津波大津波警報などが出ていないかを確認する、そういった準備をしておくかなということが考えられます。 # 津波の恐れなし、が発表されなければ逃げる! それでは、仮に津波からの避難が必要な場所に住んでいる場合、 津波避難を開始するタイミングは一体いつになるんでしょうか。 基本的には、地震を感じたらすぐ避難を開始する、これが原則となります。 例えば現在、気象庁では、地震が発生した際に、その規模、位置、すぐに特定をしまして、 即座に津波の高さを予想し、通常3分、最短2分で津波警報などを発表する体制が整えられております。 そのため、大きな地震が発生した場合には、津波の揺れが収まった頃、あるいはまだ揺れている最中に、 大津波警報、津波警報、津波注意報のいずれかが発生される、もしくは津波の心配はありません、という情報が即座に出る可能性が高いということになります。 そのため、地震の後、テレビ、ラジオ、スマートフォン、地域の防災行政無線などから、津波警報などが発表された場合には、即座に避難を開始することが重要でございます。 また、津波は現在地で地震の揺れを感じていない場合でも、遠くからやってきたり、また、地震以外の原因で発生することもあり得ますので、 津波に関する避難の情報を見聞きした場合には、とにかく避難を開始するということが重要になります。 もちろん、大津波警報が出た場合でも、自宅にそもそも津波が来ない、そういった想定になっている場合には、危険な屋外に飛び出す必要はありませんので、 あくまでもその場に留まると、命に危険が生じる、そういった場合には、即座に避難を開始するということになりますし、 また、地震直後に津波の発生はありません、そういう情報が気象庁から発表された場合には、避難をする必要もないということになります。 ただ、地震の後、より大きな地震がやってくる、もしくは他の場所での誘発地震が発生するというような恐れもありますので、 大きな地震があり、そして自宅が津波の危険にさらされる、そういう場所の場合には、念のためすぐに避難を開始できるような準備、 荷物の確認などはしておくというのが良いかと思われます。 一方、近い将来の発生が想定されている南海トラフ巨大地震をはじめとしまして、 地震の発生した場所によっては、大地震発生後数分で津波の第一波が到達する恐れもございます。 例えば、1993年に発生した北海道南西沖地震、通称奥尻島地震の際には、地震発生後最短3分で津波の第一波が到達して大きな被害が発生しました。 実はこの奥尻島、10年前の1983年に発生した日本海中部地震でも津波が襲来していたんですけれども、この地震の時には、地震の揺れ発生から20分から30分後に津波が到達していました。 そのため前回の記憶がある方々は、そういえば前回の地震の時には10分ぐらいは余裕があったよねと、そういうことを思い出して 荷物をまとめたり、車を取りに行ったり、こういった行動をとったんですけれども、93年の奥尻島地震の際には津波が数分で到達してしまったために、 前回の教訓を覚えていた方こそ、避難が間に合わずに命を落としてしまった、そういうケースが起こっています。 これは現在、津波避難の落とし穴になる可能性がございます。 2011年311東日本大震災の際にも、全国で甚大な津波被害が発生しました。 しかし、地震が起きた震源地が陸地からやや離れた場所でありましたので、津波の到達、最短でも約30分後ぐらいだったんです。 また、全国で今、津波ハザードマップが整備されていまして、地域によっては津波の到達時間なども示されるようになっています。 ただ、これはあくまでも次に想定されている地震が発生した場合の到達時間ということで、 より近い場所で想定外の地震や津波が発生した場合には、ハザードマップに書かれている時間より早く津波に巻き込まれる恐れもあります。 同様に311の津波の経験を持っている方は、津波は来る、でも少し余裕があるから落ち着いて避難をしよう、荷物をまとめて移動しよう、 そういった教訓を持たれている方もいらっしゃるかもしれません。 この場合、想定外に津波の到達が早い地震が発生いたしますと、津波に巻き込まれ避難が間に合わずに命を落とされてしまうかもしれない、 そういった落とし穴、想定外というものがございます。 そのため、津波避難が必要な場所にお住まいの場合には、基本的には揺れが収まり次第、すぐに避難を開始するということが大原則になります。 避難をしなくてよいのは、テレビ、ラジオ、スマートフォンなどで、気象庁から津波の発生はありませんという情報が出た場合に限る、 こういった心構えと行動計画が非常に重要になるということでございます。 ということで、本日は津波避難のお話でございました。 自宅だけではありません。仕事、レジャーなどで海岸にお出かけのときには、現在地の標高がどのぐらいなのか、 この場は津波が到達するのかどうか、スマートフォンを使えばすぐに確認することができます。 ぜひ、津波の情報を確認してから、現地滞在を開始するようにしてください。 それでは皆様、本日も引き続きどうぞ、ご安全に。 もっと見る #防災 #津波 #大地震 #津波ハザードマップ #津波防災の日 #稲むらの火 死なない防災!そなえるらじおプレミアム放送配信中!00:141.タイトルコールhttps://sonaeru.jp/blog/archive/2021/11/8/03:012.11月5日は津波防災の日03:083.水平避難、垂直避難、在宅避難06:204.津波の恐れなし、が発表されなければ逃げる!コメント感想・質問・応援メッセージを書こう mochi2025年6月20日🦀🦀🦀返信 ねこひげ2021年11月8日先生ご回答いただきありがとうございます!名前が呼ばれたとき嬉しすぎて小さくジャンプしてしまい、家族から不審がられてしまいました…(笑)津波被害のタイミング、とてもよく分かりました。自分で判断せねば!!と不安だったのですが、テレビやラジオの判断に従おうと思います。家族とも話し合い、「来るか来ないか曖昧」な場合は、「避難訓練だと思って必ず非難する」と決定致しました。当日、自分で決断しなくても方針が決まっていると、なんだか安心しました (*ᴗˬᴗ)⁾⁾ありがとうございました!2返信 高荷智也2021年11月9日この度よいご質問をくださりありがとうございました!非常時にはいろいろ混乱してしまいますし、頭が真っ白になる状況も多いと思いますので、事前に定められることはあらかじめ計画しておけるとよいなと思います(これは私自身への自戒でもありますが)。そして願わくば、その計画が一生役に立たないことを…。1 ちゃとらねこ2021年11月8日髙荷先生おはようございます(*´∀`*)垂直避難、水平避難、在宅避難こちらも事前に考えておかないといけないことですね…)Oo。.(´-`)そして気象庁が「津波の心配はありません」といったら大丈夫という当たり前と言っちゃ当たり前の事を言って下さりありがとうございます。大丈夫と言われてもやっぱりなんか不安になっちゃうので😅1返信 高荷智也2021年11月9日おはようございます(・∀・)/避難、念のために逃げるのはある意味簡単で、逃げない判断をする方が難しいですね。津波しかり、大地震後の在宅避難しかり。ただ、毎回避難し続けると、それ自体が面倒になり腰が上がらなくなることもありますので、逃げるケース・逃げないケースは使い分けてよいと思っております。1
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ご回答いただきありがとうございます!名前が呼ばれたとき嬉しすぎて小さくジャンプしてしまい、家族から不審がられてしまいました…(笑)
津波被害のタイミング、とてもよく分かりました。自分で判断せねば!!と不安だったのですが、テレビやラジオの判断に従おうと思います。家族とも話し合い、「来るか来ないか曖昧」な場合は、「避難訓練だと思って必ず非難する」と決定致しました。
当日、自分で決断しなくても方針が決まっていると、なんだか安心しました (*ᴗˬᴗ)⁾⁾
ありがとうございました!
非常時にはいろいろ混乱してしまいますし、頭が真っ白になる状況も多いと思いますので、事前に定められることはあらかじめ計画しておけるとよいなと思います(これは私自身への自戒でもありますが)。そして願わくば、その計画が一生役に立たないことを…。
おはようございます(*´∀`*)
垂直避難、水平避難、在宅避難
こちらも事前に考えておかないといけないことですね…)Oo。.(´-`)
そして気象庁が「津波の心配はありません」といったら大丈夫という
当たり前と言っちゃ当たり前の事を言って下さりありがとうございます。
大丈夫と言われてもやっぱりなんか不安になっちゃうので😅
避難、念のために逃げるのはある意味簡単で、逃げない判断をする方が難しいですね。津波しかり、大地震後の在宅避難しかり。ただ、毎回避難し続けると、それ自体が面倒になり腰が上がらなくなることもありますので、逃げるケース・逃げないケースは使い分けてよいと思っております。