TOPライフスタイルくらし死なない防災!そなえるらじお#255 米国の最悪レベルの竜巻災害、日本で注意することは?09:41 2021年12月13日 1,840再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次米国の記録的竜巻と甚大被害記録的竜巻、異常気象のメカニズム竜巻から命を守る最後の砦とは日本で可能な建物内での竜巻対策日本も例外ではない竜巻の脅威AI文字起こし(β版) # タイトルコール おはようございます。 【備え防災アドバイザー】高荷友也がお送りする 【死なない防災 備えるラジオ】 12月13日、週の始めの月曜日。 本日も備えて参りましょう。 # アメリカ南部で同時多発的な竜巻が発生 本日のテーマは、竜巻対策でございます。 先週末に、アメリカ南部の広い範囲で、同時多発的な竜巻発生が起こりまして、 甚大な被害が起きていると報道されています。 竜巻が発生をしましたのは、アメリカの現地時間で週末、10日金曜日の夜から11日の土曜日にかけての時間帯で、 数百件の竜巻または突風が数百キロ圏内で同時多発的に発生。 被害の全貌はまだ明らかになっていませんが、多くの建物が根こそぎ破壊されて、 100名を超える死亡者が生じている、そういった恐れも報道されています。 竜巻の強さは、EFスケール、改良不時多スケールと呼ばれる指標で表現されていますが、 軽微な被害のEF0から鉄筋コンクリートの建物まで破壊されるEF5までの6段階で指標が表現されていまして、 現時点では最低でもEF3、木造住宅などが吹き飛ばされるぐらいの竜巻が起きた。 今後の現地調査ではEF4、EF5という記録的なスケールの判定がなされる、 そういった可能性もあるということでございます。 竜巻は、大気の状態が不安定な時によく発生します。 この大気の状態が不安定という言葉、日本の天気予報でもよく耳にするキーワードかなと思うんですが、 具体的には、暖かい空気が地上付近にあって、そして冷たい空気が上空にあると、 この大気が不安定という状態になります。 空気にしても水にしても、物は温めると上昇して、冷やすと下降します。 ということは、上空が冷たくなって地上が暖かくなると、この安定状態の逆になるんですね。 地上付近の暖かい空気は上昇しようとして、これが大気を激しくかき混ぜていきます。 この時に生まれる副産物が巨大なセキラウン、ニュードウグモでございます。 夏の夕方にセキラウンが生まれて、夕立ち、最近は夕立ちというような可愛いものだけではなくて、 ゲリラ豪雨などの被害が起こることが増えていますが、 この夕立ち、ゲリラ豪雨が起こるのは、まさにこの大気の状態が不安定になるからでございます。 夏の強烈な日中の日差しで、地上の空気がガンガン温められる。 近年ではこれに、エアコンによるヒートアイランド現象ですね。 これが加わりまして、地上が非常に暑くなる。 そしてこの温かくなった空気が上昇をする時にセキラウンが生まれまして、 そして巨大なセキラウン、ニュードウグモはザーッと夕立ちを降らせることになりますが、 この夕立ちで上空の冷たい空気が地上に落ち、地上が冷やされて大気が安定状態となり、セキラウンが消滅する。 夕立ちやゲリラ豪雨が降って、止んだ後はカラッとした良い天気になりますが、 これは大気が安定した状態になったということも言えるんです。 竜巻もその多くはセキラウンから生まれる自然現象ですので、 大気の状態が不安定になると竜巻も起こりやすくなります。 今回のアメリカの竜巻でも12月にしては記録的な暑さになっていたんです。 アメリカ南部10月、12月の気温としては非常に珍しい超高温、真夏並みの気温が直近では観測されていたんですが、 この地上は夏並みの気温であったところに北極圏から強烈な寒気が上空に侵入しまして、 地上は真夏並みの気温、上空は真冬並みの温度と極めて大気が不安定な状態となり、 セキラウンを作る条件が完璧に整ってしまって、とんでもない数の竜巻が同時多発的に発生したということでございます。 # 地下へ!頑丈な建物へ! 竜巻対策は難しいです。 当チャンネル、そなえるラジオでも第107回 難しい竜巻への備えと発生時の避難行動というお話をしたことがございましたが、 竜巻は発生からピークまでの時間が短いです。 兆候を感じてからあっという間に竜巻が発生し、そして発生する範囲も狭いため、 リアルタイムかつピンポイントで竜巻の予測をしたり警報を出すことが、 現代の科学ではまだ難しいということになっています。 すぐ近くで竜巻を察知した場合も、竜巻の移動する速度は速いんですね。 地上数十キロ、特に大型の竜巻は時速100キロ近くで移動するということで、 自動車並みの速度になりますので、気づいてからの避難ではもう間に合わないそういうこともあります。 大地震による津波から逃げる場合には、とにかく高い場所に駆け上がることが鉄則ですが、 竜巻から身を守る場合には、地下が最も安全になります。 津波とは真逆ですね。 アメリカでは竜巻からの水平避難、横に走って逃げることが間に合わない場合に備えて、 最後の場所として地下室などが一般住宅でも多く広がっておりますが、 これは竜巻対策が進んでいるからということにもなります。 日本で過去に発生して実際観測された竜巻のうち、最も勢力が強かったものは、 海陵藤田スケール、EF3と呼ばれるものが最高ですが、 EF3の竜巻は風速で言えば時速200キロ以上となり、 これは自動車や基礎の弱い住宅が飛んでいくレベルになります。 このレベルの竜巻から身を守るためには、 1個建てであれば自宅の1階でできるだけ窓の少ない部屋、 あるいは廊下やトイレなどで布団などを被って縮こまる、 あるいはお風呂場、浴槽に水、お湯を張っていなければ、 浴槽の中で布団や座布団を被って小さくなる、そういったことが考えられたり、 またマンションなどの場合は建物そのものが吹き飛ばされる恐れは少ないですが、 窓ガラスなどが砕けて大変な状態になることは想定されていますので、 やはりできるだけ建物中央、窓ガラスの少ない場所、リビングなどはダメですね、 廊下など、あるいはクローゼットとかお風呂場、洗面所、トイレ、 そういった場所でとにかく縮こまって竜巻が去るのを待つ、 そういうことしかできることがございません。 屋外にいる場合はより難しいです。 自動車、プレハブ小屋、倉庫などはそのまま吹き飛ばされて一緒に飛ばされるともう助かりませんので、 時間がわずかでもあれば地下に潜る、コンクリートの建物に逃げ込む、 もうどうにもならなければ道路脇、あるいは橋の下とかですね、 そういった場所に逃げ込んでうずくまって姿勢を低くして無事を祈る、 もうそれしかできることがございません。 問題なのはアメリカの方ですね。 アメリカは竜巻もアメリカビッグサイズでございます。 今回のアメリカの竜巻では改良藤田スケールでEF4、EF5、 数字の上では最大規模の値が指定される、 そういった可能性も今後あるということですが、 EF4、EF5のクラスになりますと風の強さ、風速は時速300キロを超えます。 進路上にあった木造住宅は完全に破壊されて、すべての自動車は吹き飛ばされて、 鉄筋コンクリートの建物にも損害が起きるということで、 地下室に逃げ込む以外安全な場所はもうありません。 実際現地の報道写真などを見ますと、 ちょうど311東日本大震災の津波の直撃を受けた、 そういった被災地と同じような状況になっていることがわかります。 おそらくここにもともと建物があったんだろうなと、 そういうことしかわからない、木としか残っていない状態、 あった建物が完全になくなっている、そんな写真が報道されてきております。 まさに空からやってくる津波、そういう状況であり、 今後全貌が明らかになるにつれて、 被害の大きさが報道されることになると思われますが、 まずは犠牲となった方々のご冥福をお祈りしたいと思います。 ということで本日は竜巻対策の話でございました。 ちなみに日本でも竜巻は起こります。 アメリカほど巨大な竜巻が起こることは極めて稀れ、 もしくは起きたことはないんですが、 面積あたりの発生頻度はアメリカの半分程度と、 数だけで言えばそんなに日本、竜巻が少ない国ではないです。 結構起きます。 日本の竜巻シーズンは8月、9月、10月と台風シーズンとほぼ重なりますが、 台風と異なり全く起きない時期がありません。 冬でも竜巻は起こります。 竜巻に関する注意報などが呼びかけられている時には、 少し気にしていただきたいなと思います。 それでは皆様、本日も引き続きどうぞご安全に。 もっと見る #防災 #積乱雲 #竜巻対策 死なない防災!そなえるらじおプレミアム放送配信中!00:141.タイトルコールhttps://sonaeru.jp/blog/archive/2021/12/13/04:182.アメリカ南部で同時多発的な竜巻が発生05:113.地下へ!頑丈な建物へ!コメント感想・質問・応援メッセージを書こう のぶさと2021年12月14日アメリカの竜巻災害、クリスマス前にこんな目にあうなんてと心を痛めています。数年前うちが竜巻の被害に遭ったときは、飛んできた瓦のカケラが外壁に刺さっていましたね。日本の竜巻はアメリカほど強力ではありませんが、飛来物はヘーベルボードであっても刺さるし、車のボンネットにだって穴を開けます。人体なんてひとたまりもないと感じました。そして何より怖いのが、竜巻直後の強風の中、ご近所皆さんが外掃除を始めた事です!まだ!強風なのに!災害直後って謎のテンションになるんですね…二次災害がなくて幸運でした。1返信 ポルカドット2021年12月13日昔、映画「ツイスター」を映画館で見て、海外ではここまでではなくとも竜巻被害があるということを知り恐怖を感じました。地球はこれから先、どうなるんでしょうね…。私が生きているうちに、大震災を経験する確率は高いんだろうと覚悟はしていますが、子供達やその次の世代の人たちがどんな環境で生活しているのか、色々考えたりします。一個人として出来ることは些細なことでしかありませんが、粛々とやっていきたいものです。1返信 ちゃとらねこ2021年12月13日髙荷先生おはようございます🦀アメリカの竜巻災害本当に酷いなと驚いています。建物すらも壊し車でも持って行ってしまうなんて想像もつきません。日本の台風シーズン8~10月なのですね。確かに秋の運動会頃 テントが持ち上げられている映像たまに見かけますね。1返信
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数年前うちが竜巻の被害に遭ったときは、飛んできた瓦のカケラが外壁に刺さっていましたね。日本の竜巻はアメリカほど強力ではありませんが、飛来物はヘーベルボードであっても刺さるし、車のボンネットにだって穴を開けます。人体なんてひとたまりもないと感じました。
そして何より怖いのが、竜巻直後の強風の中、ご近所皆さんが外掃除を始めた事です!まだ!強風なのに!
災害直後って謎のテンションになるんですね…二次災害がなくて幸運でした。
地球はこれから先、どうなるんでしょうね…。私が生きているうちに、大震災を経験する確率は高いんだろうと覚悟はしていますが、子供達やその次の世代の人たちがどんな環境で生活しているのか、色々考えたりします。
一個人として出来ることは些細なことでしかありませんが、粛々とやっていきたいものです。
アメリカの竜巻災害本当に酷いなと驚いています。
建物すらも壊し車でも持って行ってしまうなんて想像もつきません。
日本の台風シーズン8~10月なのですね。確かに秋の運動会頃 テントが持ち上げられている映像たまに見かけますね。