TOPライフスタイルくらし死なない防災!そなえるらじお#547 高層マンションは戸建てよりも地震に強い?頑丈さと耐震性の考え方16:08 2023年2月28日 4,190再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次高層マンションは本当に地震に強いか?建物の外観と高さ、耐震性は無関係頑丈さを決める設計と耐震技術の差新旧耐震基準と免震・制震の実際海外事例から学ぶ建物選びの視点AI文字起こし(β版) # タイトルコール おはようございます。 備え防災アドバイザーの高木智弥がお送りする 「死なない防災 備えるラジオ」は、 2月28日、月の終わりの火曜日に、 本日も備えてまいりましょう。 # 「高層マンションは普通の一軒家よりも耐震基準が高いのか?」 本日のテーマは「高層建築物と大地震に関するお話し」ということで、 今回はコメント欄にいただいたご質問への回答をしたいと思います。 コメントをいただきましたのは、545回目の放送 「リアル体験談に基づく俗・入浴時の地震対策」 こちらの放送にホワイトさんからご質問をいただきました。 コメントの投稿ありがとうございます。 今回いただいたご質問内容を紹介したいと思いますが、 私は韓国に在住している日本人ですが、地震が大嫌いで、 地震がほとんどない韓国に住み始めてから安心な反面、 防災意識がかなり低いと思われるこの国で、 もし地震が来たらどうしようと、本当に恐ろしいと感じています。 そのため、日本人である私は日本にいたときのように 自粛や地震対策を意識しながら生活をしています。 調べてみると、韓国も日本の大地震をきっかけに、 建物の耐震基準が強化されているようではありますが、 地震の多い日本の耐震基準と韓国の耐震基準が 同じぐらいまで来ているのか、またはかなり低いのか気になるところです。 簡単には調べようがないというのが現実です。 韓国の住居は日本でいうマンションも多く、 高さ20階以上のマンションが集合しているという地域もよく見かけます。 そして、韓国は不動産投資が盛んで賃貸の制度も日本と異なることから、 韓国に来てから18年の間に6回の引越しを行い、 中にはそういった高層マンションに住んだこともありました。 日本のように建物を購入する際に、 しっかりリスクを教えてくれるのであれば安心できますが、 韓国ではそういうことはありません。 また、あっという間に高層マンションが建設される韓国のスピーディーさに さらに不安になったりします。 そのため、ここで地震が起きたら崩れるだろうなと よく考えながら恐怖に怯えていましたが、最近の引越しを機にして 4階建ての新築の建物に住むことができ、 やっと高層マンションよりは安心して暮らせているような気がします。 ただ最近、日本のニュース、高層の建物は普通の建物よりも 耐震がしっかりしているというのを耳にしました。 さて、ここで質問です。 高層マンションは普通の一軒家よりも耐震基準が高いのでしょうか。 そうだとしたら、まあ安易な考えですが、韓国でも同様に 新築の高層マンションは低層の建物より耐震がしっかりしているのかもと思いました。 備蓄や部屋の中の地震対策は私にもできますが、 建物の耐震に関してはどうしたらいいのか、引越しの旅に悩みます。 ということで、非常に参考になるお話ですね。 私、海外のお話はあまり情報を集めることができていないので、 韓国のリアルな引越し事情、地震対策事情、 それがご質問欄からわかったのはすごくありがたいなと思いました。 ということで、ホワイトさん、こちら貴重なご質問をくださいまして誠にありがとうございます。 # 見かけの作りは関係無く、どのような耐震性が設計に盛り込まれているかで決まる ということで、この建物の改新のお話なんですけれども、 私自身は建築士の資格は持っておりませんし、 また、韓国の建築基準、耐震基準に関する知識、 そういうものも持ち合わせてはおりませんので、 これは日本の場合のですね、お話を一般論でしたいと思います。 建物の地震に対する頑丈さというのは、 建物の高い、低い、あるいは大きい、小さいにはあまり依存しません。 どういう設計で、耐震設計になっているのかどうかによって、 変わってくる、決まってくるということになります。 さて、高層の建物、タワーマンション、あるいは大きな施設、 そういったものは建物そのものの重さを支えるために、 そういう意味では頑丈に建てられているんですけれども、 耐震性を考慮しているかどうかということで、 中の作り方は大きく変わるんですね。 建物の地震、あるいは風に対する作りと、 それから地面が揺れるという現象に耐えられるかどうかは、 全く違う考え方になるためなんですね。 例えば日本の場合も、台風などの風に耐える必要が高い沖縄とかですね、 そういう地域の場合には、例えば屋根に重たい瓦を使うことで、 建物の重さを上げて風に対する抵抗力を高めたり、 あと沖縄はコンクリートの建物が多いですが、 これも地震対策というよりは台風対策ですね。 そういったことを行うために、 伝統的にコンクリートの建物が多く建てられておりました。 ただ例えばですね、重たい瓦屋根というのは、 風対策には有効なんですけれども、 地震に対しては逆に弱点になってしまうんですね。 トップヘビー、頭が重たくて足元が弱いと、 ちょっと揺すっただけで、ペチャッと潰れてしまう、 そういうことがありますので、 昨今では屋根を軽く作る、そういう傾向にもなってきております。 そもそもですね、地面が揺れるという現象は普通ありえません。 地面は揺れないものです。 揺れるというのがそもそもおかしいんですね。 大きな建築物にとっては、地面が揺れるという現象は、 そもそもイレギュラーもいいところなんです。 そもそも前提がおかしいんですね。 だからこそ、地面が揺れるという、この建物にとってはとんでもない現象。 これから建物を守るためには、耐震という考え方が重要になりますし、 耐震の概念がない建物は、それが高い、低い、大きい、小さいに関わりなく、 大地震の直撃を受けたときには、全く耐えられない、即潰れてしまう、 そういう可能性が高くなるわけでございます。 そのため、日本の場合も、またおそらくは海外も同じだとは思いますが、 建物が高い、低い、大きい、小さい、あるいは内装が豪華、一見すごくピカピカのいい感じの建物、 こういうものは、地震に対する強さとは全く別のものになります。 建物がきれいかそうじゃないかというのは、関係していることもあると思いますが、 耐震性を測る指標にはならないということなんですね。 基本的には、どのような耐震設計、耐震技術が使われているのか、 これを考慮しなければいけないということになります。 そして日本の場合には、これが建築基準法による耐震基準によって定められておりまして、 建物の地震に対する頑丈さ、これを定める大きな決め手になっています。 建物の高さや大きさに関わらず、その建物が旧耐震基準なのか、新耐震基準なのか、 そしてその他の地震に対する技術ですね、静震技術、面震技術、 こういった耐震以外の方向性で地震対策が行われているのか、ということを調べることが重要ですし、 こういったことを調べないと、結局地震に対して頑丈なのかどうかは分からないということになるんです。 例えば先日、2023年2月6日にトルコで発生した大地震でも、最新の耐震技術に沿って建てられたことになっていた豪華な高層マンション、 こういうものが倒壊して大惨事になる、そういう事態が生じています。 地震に対して頑丈であるということを売りにしていた建物、それを信じて購入したら崩壊してしまった、 これが大きな問題になっているんですね。 ただこれは、耐震基準がそもそもどうだったのかというよりは、それをきちんと守っていたのかというような、 違法建築だったのかどうかという側の方が問題だということですので、ちょっとお話としては変わってくるんですが、 その国が採用している耐震基準、そしてそれを守らせる仕組みがあるかというところが非常に重要だということになります。 日本の場合も、1995年の阪神淡路大震災、それから2011年の東日本大震災、 共に被害が起きた建物の多くは旧耐震基準の建物に集中しております。 これは木造小建て住宅、あるいは鉄筋のマンションという建物の作りや代償はあまり関係ないんですね。 耐震基準の内容で被害が変わるということになりますので、きちんとした新しい耐震基準で建てられた木造住宅は大丈夫で、 古い旧耐震基準で建てられた鉄筋コンクリートのマンションが潰れる、そういうことが起こってしまったんですね。 ただ、この日本の過去の地震で被害を受けて潰れてしまった旧耐震基準の建物も、 例えばトルコで起きた大地震のように、文字通りがれきの山となる、一瞬で崩れるパンケーキクラッシュというような言葉も使われていましたが、 そういった一瞬で粉々になってがれきの山になってしまうような崩れ方をしている、そういう被害が出た建物は日本にはあまりありません。 これはやはり建築基準法という法律が長年にわたって整備され、それを守らせる仕組みというものがうまく機能していたということが言えるかと思いますので、 これは日本における素晴らしい地震対策の成果であると言えるかと思います。 また、東日本大震災の際にはマンションが多く建っていた仙台市、これが強い揺れに見舞われておりますけれども、 例えば、綿芯技術や製芯技術のように耐震ではなくて、そもそも揺れをなんとかする、 そういう高度な地震対策をしていたマンションはほぼ全てが無被害、または軽微な損傷に留まっているということも結果としてはわかっています。 小破、中破、大破に至ったマンションはゼロだったということなんですね。 ということで、ちょっと話が逸れましたが、今回ご質問をいただきました。 高層マンションは普通の一軒家よりも耐震基準が高いのかという点につきましては、これは日本の場合ですが、 建物の種類や大きさ、造りではなくて、その建物が採用している耐震基準によって地震に対する頑丈さは変わりますので、 なんとも言えないという回答になります。大きな頑丈層に見える建物、小さくてみすぼらしい一軒家、どちらも外見ではなくてどういう設計をしているのかというところが唯一の基準になるということなんですね。 そのため、なかなか韓国のようにあまりこういう耐震性などがわからない建物が多いという国の場合には、 起きるかどうかわからない地震への備え、なかなか難しいところがあると思います。 韓国での物件選び、強いて言えばですね、1階が駐車場になっている物件をできるだけ避けるようにする。 やっぱり1階が部屋じゃなくて駐車場になっている物件は、地震が起きた時に潰れやすい、そういう構造にはなってしまっているので、 そういった建物をできれば避ける。あるいはオーナーとか設計師が居住している建物を選ぶ。 これはちょっと都市伝説っぽい言い方になるかもしれませんが、建物に許可を出している人、設計している方が住んでいる建物ならきっと大丈夫ではないかも。 そのぐらいしかないということなんですね、基準というものが。 ということで、なかなかこうしたらいいですよというお答えが出せずに恐縮ではございますが、安全な建物が選べることをお祈りしております。 # コメント返し・エンドコール ここからはコメント返しのコーナーでございます。 今回は546回目の放送 トルコシリア大地震から3週間 状況とチャリティライブのご報告 こちら皆さんコメントを下さいまして誠にありがとうございます。 コメントを下さいました チャトラネコさん、サナトスさん、ミッカさん、ウマヤ殿さん、ケンナルさん、サイオンさん、タロスさん、マグロだピオさん 皆さんコメント下さいまして誠にありがとうございます。 コメントを一つご紹介こちらチャトラネコさんのコメント 高西先生おはようございます。 かなり大きな地震の被害でニュースを見るたびに胸が痛みます。 なので追加で寄付をしてきました。 おかげで赤字ですが私には床も天井も壁もあるので何の問題もありません。 ケンナルさん早く良くなりますようにということでコメントありがとうございます。 こういった大きな災害が起こりますとニュース番組あるいはSNSなどでは繰り返し繰り返し現地からの報道 悲惨な映像というものが流れてきます。 そういうものをずっと見ていると自分自身がだんだん心が病んできて生活に支障が出てくるということもあります。 こういった災害情報を見ることは重要ですが それで自分のメンタルを崩してしまうというのはよくありませんので 程よく距離をとるということも自己防衛のためには重要なのではないかなと思います。 また昨日は昨年のロシアによるウクライナ侵攻から1年目というところで NHKなどもウクライナ侵攻の特集などをやっておりましたが そういったところでもいろいろと厳しい現地の状況というものが出てきますので 自分なりに情報のコントロールをするというのが大事なことかなと思います。 またウクライナの戦争のニュースなども報道を見ておりますと 屋根があって床があって天井があって雨が降ってこないところに布団を敷いてご飯を食べられるというのは 本当に素晴らしいことなんだなというのを改めて感じるわけでございます。 これはどこかに苦しんでいる人がいるから今自分が楽しむのはやめよう不謹慎だそういう話ではないんですね。 それはそれこれはこれだとは思います。 ただ募金とか寄付とかですねそういったものをする機会があるならば 1円2円コンビニで買い物をした後の小銭にそういうものでも構わないと思うんです。 お財布に5円玉を入れる代わりにですねそこに置いてある募金箱に放り込むというようなことの積み重ねでも そういった気持ちを伝えるということができるんじゃないかなと思いますので 悲惨な災害情報とどう距離を取るのか そしてまあそういった気持ちをですねポジティブな方に変換するために うまく小銭小額の募金などをやっていくというところも一つのやり方なのかなということを感じました。 チャトル猫さんコメントくださいましてありがとうございます。 ということでですね本日はこの地震に関するご質問への回答ということでお話をさせていただきました。 最後にイベントの告知を1件こちらは今週末の日曜日です。 3月5日日曜日の15時から16時でございますが 神戸の名田区民ホールで防災を考える区民の集いというですね 名田消防署が主催するイベントがございます。 こちらでですね防災講演会ということで1時間講師としてお話をさせていただきます。 予約不要参加無料誰でも ok 先着500名まで会場に入れるだけ ok というような取り組みということでございますので 名田区民ホール3月5日日曜日の午後でございます。 お近くでしたらぜひお越しいただきたいなと思います。 ということでそれでは皆様本日も引き続きどうぞご安全に。 もっと見る #防災 #地震対策 #耐震基準 死なない防災!そなえるらじおプレミアム放送配信中!00:141.タイトルコール03:222.「高層マンションは普通の一軒家よりも耐震基準が高いのか?」08:423.見かけの作りは関係無く、どのような耐震性が設計に盛り込まれているかで決まる03:514.コメント返し・エンドコールコメント感想・質問・応援メッセージを書こう こつみ2023年3月2日うれしいニュースです!高荷先生、神戸にいらっしゃるのですね!隣の隣の市から馳せ参じます!ひょっとしてあの界隈でお食事される時間がおありでしたら、水道筋商店街のはずれの「あなご屋 韋駄天」https://anago-idaten.com/とかおススメです♪3返信 ワテ2023年2月28日🦀(V)(*'ω'*)(V)🦀9返信 ホワイト2023年2月28日日本事情とは言え、詳しいお話 とても参考になりました。ありがとうございました。私がこの新築4階建てに引っ越してくる時、建設会社の方とお話する機会があって「十分な耐震はされているか」と質問したところ「耐震だけは大丈夫です!」と自信げに話されたことを思い出しました。何を根拠にという説明はなかったですが、もう信じるしかないですね笑 ちなみに1階が駐車場というのは危ないというのはわかりましたが地下が駐車場というのはどうなのか気になりました。 10返信 みっか2023年2月28日🦀🦀🦀㍇🏠11返信 SAI-ON2023年2月28日私自身、沖縄在住で築7年の一戸建てに住んでおり、鉄筋コンクリート造の2階建てで、1階の半分が駐車場のピロティ形式ですので、物凄く興味深かったです。丁度、数日前に自治体に問い合わせていたのですが、現在は助成制度が無いそうで、耐震診断専門のNPOに回されましたが、沖縄の地震地域係数は全国一低い0.7で、診断にも百万単位の自己負担が必要だと教えて頂いて、お財布にはなかなか厳しそうです…。1階のもう半分は書庫と倉庫とトイレになっているので、せめて寝室をその真上に移動させるか検討したいと思います。13返信 もっと見る
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私がこの新築4階建てに引っ越してくる時、建設会社の方とお話する機会があって「十分な耐震はされているか」と質問したところ「耐震だけは大丈夫です!」と自信げに話されたことを思い出しました。何を根拠にという説明はなかったですが、もう信じるしかないですね笑 ちなみに1階が駐車場というのは危ないというのはわかりましたが地下が駐車場というのはどうなのか気になりました。
丁度、数日前に自治体に問い合わせていたのですが、現在は助成制度が無いそうで、耐震診断専門のNPOに回されましたが、沖縄の地震地域係数は全国一低い0.7で、診断にも百万単位の自己負担が必要だと教えて頂いて、お財布にはなかなか厳しそうです…。
1階のもう半分は書庫と倉庫とトイレになっているので、せめて寝室をその真上に移動させるか検討したいと思います。