TOPライフスタイルくらし死なない防災!そなえるらじお#1295 石油がなければ江戸時代に戻れ…ない!非電化&石油インフラの話15:58 4月6日 4,023再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次石油なしで江戸時代に戻れるか?現代と異なる江戸の高度な水インフラ失われた薪・炭と排泄物循環の知恵文明レベル逆行不能の決定的な理由現代社会が直面する生活水準維持の課題AI文字起こし(β版) # タイトルコール おはようございます。 備え防災アドバイザー、高荷友也がお送りする 「しなない防災 備えるラジオ」 4月6日月曜日、本日も備えてまいりましょう。 # 江戸時代のインフラは現代と違う方向で高度だった 本日のテーマは、文明レベルと生活レベルのお話でございます。 引き続きホルムズ海峡封鎖危機に端を発する様々な現有状況。 いい話も悪い話もいっぱい出てきておりまして、どうなっていくのかがよくわかりません。 今すぐに何か危険になるとか、備蓄をしておかないと死ぬとか、そういう状況はどうも回避されてきているような感じではあるんですが、 よくわからないので話はしません。 以前もお話ししましたが、結局のところ海峡が解放されて元に戻ったよという話か、 迂回代替ルートを通じて原油とナフサが戦争前の輸入水準に戻ったよと、この2つのニュース以外はあんまり聞かなくていいと思いますので、今日はその話に関連はするんですけど、 今日はですね、江戸時代の話をしたいと思います。 先日、youtubeそなえるTVでですね、このホルムズ海峡周りに関する解説をした時に、 まあ色々と原油が入ってこなくなって生活が厳しくなるなら江戸時代に戻るしかないですね、という なけかけをしたんですが、今もう江戸時代に戻ることができないんですと、そんなことを動画の中で歌とともにお話をしておりました。 色々なニュース報道、SNSなどを眺めておりましても、まあ原油とナフサがなくなるならしょうがないから江戸時代のような生活を送ればいいよねと、 そういう言葉というのは結構あちこちで見かけるんですけれども、 江戸時代って別に原子的な暮らしをしていたわけではなくて、今とは違う方向で、 違う化学体系で非常に高度な非電気、非石油のインフラによって支えられていた社会なんですね。 そのためこの江戸に戻ればいいという言葉の裏側にはですね、まあなんか電気がなければ、石油がなければ、ちょっと我慢すれば何とかなる、というような 精神論的な意図というのがなんとなく見えてくるんですけれども、これが大きな誤解なんですね。 江戸時代の生活というのは、私たちが電気のスイッチをオフにする、プラスチックや合成繊維を使わない状態にする、というのとはもう根本的に違っていまして、 電気を使わない、石油を使わないインフラが、もう社会全体に非常に高度に普及していたんですね。 例えばインフラの中では水が重要になるんですけれども、江戸時代、例えば大都市の江戸に関しましては、 玉川浄水などに代表される非常に広大な水道が張り巡らされておりました。 ただこの水道というものは、今と違って家の蛇口まで水を送ってくれるわけではありません。 井戸端会議という言葉がありますが、この言葉通りですね、町の至るところに共同の井戸がありまして、その井戸まで毎日お水を汲みに行っていた、 その井戸が町中に存在したわけなんですね。そして何と言っても、この井戸まで水を運ぶためのいろいろな技術というのがあるんですが、最大の技術は重力です。 要は水は高いところから低いところに流れる、この力だけでお水を流す、そういったインフラが整備されておりました。 木製の研いとか、石油以外で作った水道管のようなものですね、そういったものが町中に張り巡らされていたという感じになりますので、今と今の技術でこれを再現することはもうできません。 さらに重力に頼って水圧を作っておりましたので、例えば今ですね、ポンプがなくなると止まるとどうなるのか。 高いところに水を送り込むことができなくなりますし、ましてやマンション、タワーマンの上の方の階に水を送る、そういうことができないんですね。 でも井戸時代はそういったことをせずに、とにかく高いところから低いところに水を流すと、そういった設計で町、また水道網というのを整備していましたので、 電気がなくても、石油がなくても、そういった水道を維持することができていたんです。 でも今はもうダメなんですね。低いところから高いところに水を送れなくなると、それだけで私たち生活することができなくなってしまいます。 それから火というかガスですね。今はガス、IHクッキングヒーター、それから都市ガス、LPガスが張り巡らされておりますけれども、 井戸時代、火を得るというのはなかなか重労働でした。火打ち石で発火するとか、種火を持ってきてかまどに火をつけるとかですね、そういったことをしていたんですけれども、 今失ってしまったインフラとしては、炭屋さんと薪の流通ですね。炭焼き小屋の炭二郎くんが今の時代にはいないわけでございます。 そうするとこの当時の燃料というのはバイオマス燃料しか存在しないんですね。バイオマス、つまり木炭、薪です。木しか燃料がなかったんです。ガスもない。 ちなみに今私たちが使っている天然ガスやLPガスは基本的には石油由来か、石油と一緒に酸質しているものになりますので、 こういったものがなくなり、さらに電気もなくなりますとバイオマス燃料、薪や木炭を使うしかなくなるんですが、 今そういった薪を作る木炭を作る、そしてそれを供給して流通させるというような生産、流通、そういったものどちらも失われております。 仮に薪や木炭を入手することができたとしましても、それを私たちの家のどこで燃やすのかって話なんですね。 煙突がなければ煙で窒息します。一酸化炭素中毒で死んでしまいます。 かまどっていうのは非常に原始的に見えますが、かまどはちゃんと熱効率を計算した精密な装置であり、 そして排気ガスをちゃんと屋外に流す、そういった流路が計算されている意外と高度な設備なんですね。 でも今私たちはかまどなんてありません。せいぜいお庭やベランダに七輪を置いたり、バーベキューコンロを置いて火をつけることしかできませんが、 皆さんのお家の庭とベランダで毎日二滝をそれでできますかということで、燃料生産流通、そしてそれを燃やすための仕組み、 そういったものを私たちはもう持っていないんです。 さらにもう一つあるのが排雪のインフラですね。下水道でございます。 今水道と下水道、上下水道というぐらいにセットで必ず存在しておりますけれども、 じゃあ江戸時代どうやっていたのか。排雪物というのはもう黄金だったわけですね。 農家が買い取る非常に貴重な肥料でした。この肥料と里山から、基本的にこの農村というものは田んぼと山がセットで運営されています。 山からは、要はおじいさんは山へ芝刈りに行ってたわけなんですが、芝刈りつまり燃料を取りに行き、さらに肥料となる落ち葉を拾いに行く。 その落ち葉で堆肥を作って、排雪物と混ぜて、そして肥料を作っていく。それで食料を生産するというような仕組みがあったわけなんですけれども、 今すべて肥料は化学肥料に変わりました。山はクマが住んでいる厄介な場所になってしまいました。 メガソーラーを作ってたまに洪水が起こって大変なことになりそうだと、そういう存在になってしまっているんですが、 こうした今下水道システムも大量の水でとにかく流して処理をするということが前提になってしまっていますので、 水が止まれば下水も当然使えなくなる。じゃあ排雪物はどうするのか。どうにもならないんですね。 排雪物循環の仕組みというものを私たちは持っていません。よっぽど江戸時代の方が高度な循環システムをやっていたということになりますので、 水が止まった、火も止まった、電気も止まったとなった瞬間に私たちもう江戸時代の高度なインフラがありませんので、 当時の生活に戻る。戻るなんておこごましい。江戸に戻らせていただくことなんてできないんです。全て私たちは失ってしまったんですね。 で、乗り物に関しましても当然車を動かせなくなります。農器具も動かせなくなります。でも牛もいなければ馬もいない。 第8車なんてどこにもないということになりますので、江戸時代に戻るというのはテレビもスマホも我慢するとかそういうことじゃなくて、 全国の地下を掘り返して井戸を作り直して、すべての世帯にかまどを設置して、全人口の井戸を徒歩と馬に戻して、 衛生概念を180度書き換えると、まあ国家予算何十年分つぎ込んだってもはや不可能な大工事が必要になるんですね。 しかも人が多すぎます。当時は3000万人、今は1億2000万人、4分の1に減らさないといけないと、恐ろしい話に聞こえますが。 そんな感じで一度上げてしまった文明のレベル、あと一度上げてしまった私たちの生活のレベルはもう下げることはできません。 昔に戻ればいいというのがもう幻想になってしまっているんですね。そのため今の快適な生活、これをもう維持するしかないということで、今いろいろと問題になっているということになるんです。 まあちょっと我慢しなきゃいけないから、昔は生きていられたんだから江戸に戻っていろいろ我慢しようよ。我慢するとかじゃないんですね。死ぬんですね。 ということで今この原有危機というものは引き続き重要なテーマになっていくんじゃないかなというふうに思います。 ということで、江戸時代にもう戻れなくなってしまった。手足が伸びてしまったらゆりかごには戻れないんですよということで、引き続きこのあたりのニュースを見てまいりたいと思います。 ということで今日は文明レベルと生活レベルに関するお話でございました。 # コメント返しコーナー ここからはコメント返しのコーナーでございます。 今回は1294回目、半世紀ぶりの友人月周回、アルテミスⅡ打ち上げ成功と防災のお話ということで、 皆様、非常にたくさんコメントをいただきました。やっぱり楽しい話の方がいいですよね。 ちなみに、そのアルテミスⅡのオリオン宇宙船、既に地球の周回軌道を離れまして、今、月に向かっているところでございます。 どうやら無事に月に行けそうだということで、ちょっと嬉しい感じなんですけれども、皆さんからもたくさんコメントをいただきました。 お名前のご紹介をさせていただきます。 コメントを下さいました。 【コメント】 ちょっと名前に関するコメントが話題になっておりますね。 【コメント】 【コメント】 さて、いろいろとコメントをいただいているんですけれども、アルテミスⅡつながりでこちら、マグロダピオさんからいただいたコメントですね。 【コメント】 【コメント】 ということで、いつもコメントを下さいましてありがとうございます。 地域によっては普通にアルテミスさんがいらっしゃるわけですからね。 でも、それをこの地域だといますよって聞くのは不思議な感じがしますね。 日本だと何なんですかね。山田計画みたいな、そんな感じなんでしょうか。 それはともかく、いつもコメントを下さいましてありがとうございます。 さて、もう一つコメントをご紹介。こちらは当時のお話ということでですね。 オリーブハマチさんからいただいたコメントですね。 【コメント】 すごい、英語でごちゃごちゃ喋って一言言うたびにピーとなるのが印象的でした。 【コメント】 オリーブハマチさんコメントを下さいましてありがとうございます。 当時のテレビで見たってことですね。なんと羨ましいという感じなんですけれども。 ちなみによくですね、このアポロ当時のコンピューターの性能の話っていうのが引き合いに出されるんですが、 実はWindows95、いや、そんな高度でもなかったらしいんですよ。 今で言うと、電卓とかファミコン、初代ファミコンぐらいですね。 そのぐらいのレベルのコンピューターを並列で繋いで、それで月まで行ったということなんですけれども。 まあ、すごいですよね。ちょっと意味わかんないですよね。 でもなんというか、コンピューターで全部制御するというか、宇宙に行って月に行って帰ってくるっていうのは、 打ち出した後はもう制御できませんので、要は打ち出すときの角度とか速度とか、 そこをいかにコンピューターで計算してドンとできるかどうか、そこが重要みたいですので、 なんというか、操縦するというよりは放り投げられたら誰にも制御できない、もう止まらないという感じなので、 だからこそ、なんとか砲弾投げみたいな感じ、ハンマー投げみたいな感じなんですかね。 ハンマーをちゃんとした方向に投げることができれば、あとはお任せみたいな感じで。 だからこそ当時の技術でもできたのかなと思いますが、今一体どういう技術にしているのか、ちょっと気になりますよね。 50年間の進化、コンピューター周りが最も進化しているわけで、果たしてどういう風になっているのか。 先日もアルテミス、宇宙船の中から撮影された綺麗な地球の映像が公開されておりましたが、 要は宇宙でもインターネットが繋がって、リアルタイムで写真が送り返せると、すごい時代になったなという感じですね。 月の写真が次は来るんでしょうか。ものすごく楽しみでございます。 ということで、オリーブハムスさん、貴重なコメントをくださいましてありがとうございました。 他皆様もたくさんの宇宙に関するコメントありがとうございました。 ということで、本日のお話はここまででございます。 それでは皆さん、次回の放送までどうぞご安全に。 もっと見る #防災 #江戸時代 #原油危機 死なない防災!そなえるらじおプレミアム放送配信中!00:141.タイトルコール09:522.江戸時代のインフラは現代と違う方向で高度だった05:533.コメント返しコーナーコメント感想・質問・応援メッセージを書こう shu16月2日🦀🦀🦀返信 ヨッシー/ボイプロメイト4月8日高荷さんこんにちは🦀「江戸時代に戻ればいい」戻れません!!😆😆1返信 SilverGrass4月7日🦀🦀🦀10返信 ぐれこ4月6日☀🦀🦀🦀☀15返信 みしな4月6日同居していた父方の祖父母は米屋を営んでいて、米のほかに卵・豆炭・灯油も販売していました。また、別居していた母方の祖父母宅は、裏口を出た屋外にかまどがあって、なんと法事のときには現役で使ってました。タイル張りのデカい窯に立派な煙突がついていました。そういう薪炭ベースのインフラが失われた今、我々は昭和にさえ戻れなさそうです。(アポロのコンピュータは私の勤務先の製品ですが、50周年のときに作った記念ページがもうなくなってました…残念すぎる)15返信 もっと見る
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「江戸時代に戻ればいい」
戻れません!!😆😆
(アポロのコンピュータは私の勤務先の製品ですが、50周年のときに作った記念ページがもうなくなってました…残念すぎる)