TOPトーク専門家毎朝の思考AIで日本人が先端を走る可能性08:51 7月1日 7,059再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次日本が技術の標準化で遅れた要因日本の消費者がプラットフォームを卓越活用AIを「道具」から「パートナー」へ変える文化AI活用で日本人が世界をリードする道筋閉塞感を打ち破る日本のAI戦略展望AI文字起こし(β版) # AIで日本人が先端を走る可能性 おはようございます。佐々木としなおです。 日本のインターネットビジネスの歴史を振り返ると 2000年代前半ぐらいまでは、結構グローバルな市場の中でも 日本は良い線行ってるねって言われていて 例えばスマホが出てくる以前の、柄系って言われるフィーチャーフォンの時代 iモードっていうインターネットに使える携帯電話を 日本が先陣地で市場に投入し、これが大成功し あの頃、世界中でネットが使える携帯があるのは日本だけだったんですよね。 正確に言ってアメリカにはブラックベリーってのがあって オバマ大統領が使ってたので有名だったんだけど あれはEメールが使えるだけだったんですよね。 ウェブが読める携帯電話はiモードしか存在しなかった。 90年代ぐらいで遡ると、例えばブルーレイだったりとか DVDだったりとか、日本の企画が世界標準になるっていうのもたくさんあり やっぱり世界に勘たる日本は電気とテクノロジーの国だったわけです。 ところが2000年代半ばぐらいから どんどんどんどん世界の標準から取り残されることが起きる。 結局その背景にはクラウドだったりとか あるいはSNS、ソーシャルだったりとか あるいはスマホへの変化みたいなこととか そういうものに上手く乗れなかった。産業界の側が。 この背景はいろいろ言われてるんだけど 僕の個人的な観測、情報通信白書っていうね、総務省の白書の アドバイザリーボードを長年やってるところで感じるんだけど やっぱり日本のテックってプラットフォーム的発想に乏しいってあるんですよね。 それって源流まで辿ってみると やっぱり日本人にとって技術ってのは手先を器用にするもの。 手先の道具なんですよね。 あんまり自分たちが生きているこの世界、社会の土台になってるって発想は乏しいんじゃないのかな。 だからそれこそエクセルの使い方なんかも典型で エクセルってのは数字ですよね。 数値を機械にも読ませることができるし、人間も読むことができるっていう ある種のプラットフォームの役割を果たしてるんだけど なぜか日本人がエクセルを使うとエクセル職人みたいになって 絵を描いたりとか原稿紙に使っちゃうっていう あれまさに文房具としてしかテックを見てない典型的なパターンだと思うんですよね。 それが結果としてスマホっていうアプリのプラットフォームだったりとか クラウドっていうクラウドを基盤として そこに様々なアプリケーションを乗っけるっていう仕組みだったりとか あるいはSNSのような世界中をグローバルな人間関係のプラットフォームとか そういうあらゆるプラットフォーム的なビジネスをうまく日本は構築できなかったっていうのは大きかったと思う。 でも一方で、これ僕はすごい面白いと思うんだけど そのプラットフォームを構築できなかったはずの日本で なぜかそのプラットフォームを使う消費者の質がですね、むちゃくちゃ高いっていうね。 例えばXなんか典型で、ユーザーの人口比でいうと日本は圧倒的に多いって言われてるんですよね。 しかも最近Xが自動翻訳の機能が実装されて 他の国の人の投稿が普通に読めるようになってきた。 そうすると他国から見て日本のXってなんだよ、むちゃくちゃ面白いじゃんみたいな反応が結構最近返ってきている。 Twitterの時代からそうなんだけど、日本人って140文字の短文の中で大喜利をやったりとかね バルスとかお祭りをやったりとか、いろんな遊び方をこえていてそれをガンガンやっている。 つまりX、Twitterを作ったのはアメリカなんだけど、それを一番使いこなしているのは日本人じゃないかみたいな話があるわけです。 文化的にもそうで、例えばYouTubeとかNetflixみたいな動画の配信プラットフォームをアメリカは持っているんだけど その上で今すごい人気あるのはやっぱり日本のアニメだったりするわけですよね。 ハリウッド映画っていうのが、例えば偉大なる英雄が一人現れてその英雄が世界を救うみたいなモデルだとすると 日本ではどちらかというと職人課題の複数のキャラクターがみんなで仲良くなって共同体的なものを作り、それで戦うみたいなね。 一番典型的なのがシン・ゴジラですよね。スーパーマンが出てきてゴジラを倒すんじゃなくて 霞ヶ関の役人が集まってコピー機で戦うっていうね。巨大不明生物統合対策本部みたいなのができる巨災隊。 そういう発想なんですよね。 これは前にNHKプリシャルで新ジャポニズムっていう日本の文化が世界中で流行してるっていう特集があって それが所詮重ねるときに僕は長い解説を新ジャポニズムの方に書いたんだけど その中でもボーカロイドにしろアニメにしろやっぱり職人課題の共同体意識みたいなのが日本の文化の源流にあって それが割に今の時代のように閉塞されて未来が明るくない時代には世界中で受け入れられてる部分があるよねってことを書いたんです。 これはNHKスペシャルにも出てきたんだけど居酒屋文化っていうね。 日本の江戸時代から続く居酒屋の文化っていうのは別に貴族階級だろうが侍だろうが職人だろうがなんだろうが みんな同じ場所で分け隔てなく楽しむ。 それはヨーロッパの階層社会において行く店がもう違うとかね。 そういうのとは全然違うフラットな価値観の世界の中に日本があるわけ。 そういうものがこの階級化が進む世界の中で日本っていいなっていうふうに羨ましがられる。 日本の居酒屋文化を世界に広めたいなんて言ってるですね。 外国の飲食店の経営者が出てきたりしてたんですけれど 非常に面白いなと思うんですよね。 だから日本のインターネットビジネスは配線したってよく言われるんだけど 一方で使いこなしの部分で、つまり活用の部分で日本はもっと先に行ける可能性ができてるんじゃないかなと思うんですよ。 それがAIなわけですよね。 AIの今のベースになっているのはLLM、大規模言語モデルなんだけど LLMを作ったのはアメリカであって、中国とアメリカは巨大なデータで血抜きを削っている状況。 日本がそれに匹敵するLLMを独自開発するってのは現状ではありえないかなと思うんだけど 一方でAIがどういうふうに使われて、どういうふうに社会、世界を変えていくのかってのはまだまだこれからの話なわけです。 今現状はそれこそ議事録作れとか予約せよとか事務処理にしか使われてないんだけど どっちかというともっと大きな世界で見れば、人間とAIの共同作業による何か新しいものを生み出すっていう方向に間違いなく行くだろうと僕は思っていて その中で日本人ってのはね、そのAIの使いこなし、まるでXをガンガンに使いこなして扇やってたみたいな感じで AIってもっと面白く使えるぜみたいな方向に日本人が進めることが可能なんじゃないかと。 しかもありがたいことにキリスト教国と違って、そのAIというものに対して神への冒涜だみたいなね、そういう発想が日本人にはもともとない どっちかというとドラえもんとかオバキューとか鉄腕アトムみたいなね、ロボットとか異世界のものと自分たちがフラットに付き合えるっていう文化を抱えているから AIに神話性を抱く人は多分キリスト教国の方よりも日本人の方が多いんじゃないのかなと思ったりするんです。 そう考えればこれはAIをどう使いこなすか、日本人が先端を切るぞっていうね、そういう方向性で面白いものがいっぱい出てくるんじゃないかなっていうのを個人的には期待してます。 なんかすぐにこう日本はダメだダメだみんな痛がるんだけど、僕は全然そんな風に思ってなくて、面白いのはこれからですよ日本は。 ではまた明日。 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚08:511.AIで日本人が先端を走る可能性コメント感想・質問・応援メッセージを書こう おくら7月17日日本人が、やってやるぞ!って思ってやらなくても、先天的に何でも面白がる、細部にこだわる才能を持ってるので、ほんまに、日本人が何かしでかしそうですね。1返信
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