TOPライフスタイルくらし園内せなの声ノート#69 私は"発表"より"セッション"が好きだった09:11 7月10日 15再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次ソットサス展が誘う「ワクワク」大人気ライブに感じた物足りなさハンバートハンバートの「セッション」永野の言葉が示す「セッション」の真髄「発表」より「セッション」を求める私AI文字起こし(β版) # ソットサス展とライブをきっかけに、私は完成された"発表"より、その場で何かが生まれる"セッション"に心動かされる人間なんだとわかった話 こんにちは。一級建築士でイラストレーターの園内瀬奈です。 今日はハッシュタグテーマだと、映画の話という風にしたんですが、 映画の話ではないんですけれども、 芸術の話みたいな感じになるので、映画の話としました。 私は最近、いろんな展示に行ったり、いろんな経験をして、 改めて、自分の好きなものの傾向が分かったので、その話をしたいと思います。 先週、私はエッドレ・ソットサスの展示に、アーティゾン美術館という都内の美術館に行ってきました。 なぜかというと、学芸員さんのトークイベントが聞けるみたいなのに応募したら、抽選で当たりまして、 エッドレ・ソットサスを知ったのは、橋さんという、私と一緒に美術館に行ってくださる画家さんがいらっしゃるんですけど、 その方がずっと私に、園内さんはエッドレ・ソットサスを見る機会があったら絶対見た方がいいよ、見た方がいいよとずっと言われていて、3、4年言われていて、 アーティゾン美術館にエッドレ・ソットサスの展示をやるというのを知って、これはいかねばと思って、 しかも全然知らなくて、私はこの人ですね、イタリア生まれの建築家、プロダクトデザイナーなんですけれども、 私は大学で建築学科だったのに全然知らなくて、なので、学芸員さんのトークイベントがあるなら、ちょっと行ってみようと思って行ってきました。 エッドレ・ソットサスは主に20世紀イタリアを代表する建築家、デザイナーなんですけれども、 タイプライターのデザインとかで有名になった人なんですが、晩年、メンフィスっていうデザイナー集団みたいなのを立ち上げて、 仕事とかクライアントワークではない、クライアントに即さない、ただワクワクするものを作ろう、ただ面白いものを作ろうみたいなデザイン集団を作った人でもあります。 エッドレ・ソットサス自身はどういうことを大切にしていたかというと、合理性の先にあるものをすごく追求していた人で、 当時は機能日みたいなものが話題になっていって、デザインの中心になっていったらしいんですけれども、 それを見たときに、デザインされたものを見たときに、ワクワクするとか、何か暮らしが楽しそうになるみたいな、楽しくなりそうな気配がするみたいなものも機能の一つだというふうに考えてデザインをしていた人のようです。 クライアントワークの仕事だけじゃなく、ただワクワクするものを作ろうと立ち上げたMEMPHISという集団も話題になりすぎて、商業の波に飲み込まれそうになったのが耐えきれなくなって、 このままじゃ面白いことをやり続けられないと思って、自分で立ち上げたMEMPHISだったんですけど、結局自分から辞めてしまって、その後、リーダーがいなくなったMEMPHISもすぐ解体しちゃったんですけど、そんな感じの考え方でデザインをしていた人みたいです。 話がいろいろ飛ぶんですけど、その後、日本でトップクラスに人気のあるアーティストの大きなライブに長寿ちゃんと行ってきまして、そこでソットサスと繋がったことがあって、 ライブに行く前はすごい倍率だったし、すごい人気もあるし、すごいお金もかけるだろうし、きっと何か私の想像を超える何かが起きるっていうふうにライブに期待していたんですけど、長寿ちゃんはすごい楽しんでたんですが、 私は実はライブであまり心が動かなくて、なんでなんだろうってすごい思って、ドローンとか花火とか炎とか演出とか演奏ももちろん素晴らしくて、周りの人たちもわーってなってたんですけど、私は物足りないって思ってしまって、これなんだろうって思って、その帰り道とかもすごい考えたんですけども、 そこで気づいたのが、私はソットサスでいう魔法を求めていた。なので花火でもドローンでも完成度でもなくて、人と人とが影響しあってその場で何かが生まれていることみたいなのが多分期待してたんですよ。想像を超えるって多分そういうことだと思うんですけど。 さらに遡って、私はハンバートハンバートがすごい好きなんですけど、今年のハンバートハンバートのライブにもその前に家族で行っていて、そこではすごい楽しめたんですね。 場所もすごく小さいし、演出とか花火とかドローンとかそんなはないんですけど、すごく面白くて、なんでかというと、両生さんという旦那さんの方がすごいいろんな楽器を使えるので、いろんな楽器を持ち替えたり、途中なんかバイオリンを弾くときにキーがうまくいかなくて、一回やり直したんですけど、両生さんはちょっと焦ってて、でも歌い手の奥さんの方のゆうほさんは全然焦ってない気配があって、 なんかハンバートハンバートってこんな感じでずっと活動してきてるんだなっていう、この夫婦の間の人間関係とかも見えたりして、すごい良かったんですよ。 音源で聞くよりもゆうほさんの声量もすごくて、こういう感じで歌う人なんだとか、現場での発見がいろいろあったのがハンバートハンバートのライブだったんですね。 さらに今ちょっと話飛ぶんですけど、私芸人の永野さんがすごい好きで、ひっかかりニーチェっていうテレビ番組とか、YouTubeの番組とかいろいろ見てるんですけど、 永野さんがよく言うのが、ゲストが来たときによく言うんですけど、なんかそれは、今お前が言ったことは昨日考えてきたことを今発表しただけだろうって言って、 俺がやりたいのはその場で生まれるセッションなんだって言ってて、それをすごい思い出して、あ、それだと思って、私発表じゃなくてセッションを見るのが好きなんだってことに、なんかいろいろこうすべてが繋がって、 ハンバートハンバートのライブにはそれがあったし、永野さんはそういうマインドでやってるので、いつもそれがあるし、トップクラス人気のあるアーティストのライブはあれは発表だったな、みたいなことなんですよね。 人の家を見るときとかも、私新築よりも5年ぐらい経った家の方が見るのがすごく好きで、その人の暮らしとか価値観が家の中からにじみ出てくる感じがあるので、それも好きですし、旅行とか、旅行も知らない文化とか暮らしに出会うみたいなことが、その場で生まれた何かみたいなのを見るのがすごく好きなので、絶景とかにもあんまり興味ないんですよね。 ただすごい景色みたいな、全然あんまり興味なくて、むしろそこで暮らしている人たちとか、私が知らなかった何かの価値観とか、そういうことにすごく興味があるんです。 いろいろ、また最近いろいろ繋がってきたなっていう感じがあって、私は完成された発表ではなく、人が生きた痕跡によるセッションが好きなんです。 だから、今企画している9月から始まるグッドルームレコーズっていう架空のレコードショップの展示があるんですけれども、そこでも何か私が準備したことをただ発表する場じゃなくて、何かお客さんとの間でセッションが生まれるような生きたお店みたいな感じにできるといいなと思っています。 それは余白だけではなくて、何かしないと、作り込みすぎると今度は完成された発表になっちゃうので難しいなって思うんですけど、また私が好きなことやりたいことの輪郭がライブとか展示とかいろんなものを通してわかってきたなっていう感じがしました。 いろいろと長々とお話ししてしまいましたが、今日も聞いていただきありがとうございました。そのうちすなでした。バイバイ。 もっと見る #映画の話 園内せなの声ノート園内せな09:111.ソットサス展とライブをきっかけに、私は完成された"発表"より、その場で何かが生まれる"セッション"に心動かされる人間なんだとわかった話コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
#71 ゴッホ展とロン・ミュエク展で考えた表現は何で決まるのか 8分・7月24日・ 7再生AI目次二つの展示が問いかける表現の本質ゴッホが明かす色彩構成の意外な真実ロン・ミュエクに学ぶアイディア具現化の鍵「面白さ」を最大限に引き出す媒体の力クリエイターが探求する表現の最適な形
#70 子どものころ、暇な時何をしていましたか? 6分・7月17日・ 10再生AI目次好きなことの軸:”暇”が原点ゆうりん堂と「サクサク」の系譜ミニマムな作りのコンテンツの魅力習い事と自由な時間の決定的な差大人になった自分への”暇”の価値
#69 私は"発表"より"セッション"が好きだった 10分・7月10日・ 15再生AI目次ソットサス展が誘う「ワクワク」大人気ライブに感じた物足りなさハンバートハンバートの「セッション」永野の言葉が示す「セッション」の真髄「発表」より「セッション」を求める私
#68 時間の主導権を自分に戻すには 4分・7月3日・ 10再生AI目次クライアントワークの待ち時間問題仕事の波を平準化する解決策園内瀬奈が展示を選んだ理由展示活動が育むクリエイターの力予期せぬ空白期間の活用術とは
#67 うまくいったか分からない半年を振り返る 5分・6月26日・ 12再生AI目次半年の活動「うまくいったか」の問い多様な表現活動と挑戦の足跡単一素材への悩みと複合的強みSNSの「意味ある」フォロワー論結果重視から「積み上げ」思考へ
#65 安西水丸展で気づいた私がずっと描いていたもの 5分・6月12日・ 16再生AI目次多岐にわたる創作の「自分軸」探求安西水丸展で見つけた「一貫性」の鍵作品に深みを生む「シリーズ」の視点私が描きたい「発見の瞬間」の魅力真に「好き」から生まれる表現の形
#64 出かけたくなるのは開けた文化のある場所 5分・6月5日・ 23再生AI目次絶景より「文化の気配」惹かれる理由藤沢・真鶴 創作意欲を刺激する巡りキューバや台湾で見つけた土地の営み日常から生まれる作品のインスピレーション未知の自分へ誘う「文化の匂い」探求
#63 アトリエ改造計画! 6分・5月29日・ 9再生AI目次イラストレーターの3畳アトリエ問題2年越しのロフト設置計画が始動リビングから見たアトリエの設計多忙な展示準備と断捨離のジレンマアトリエ改造計画、その結末は