TOPライフスタイルヘルスケア・ダイエット小谷祐樹とICUキャリアの目標を持った方がいいのか?17:39 10月20日 45再生 問題を報告する 再生する シェアする キャリアについて語られるとき、何となくあった方が良さげな目標。とはいえ、先の目標を立てた方が進みやすい人だけではなく、今やるべきことにフォーカスするのが得意な人もいます。改めて「みんなが目標を持った方がいいんだっけ?」を考えます。もっと読むAI目次目標設定の常識に潜む違和感「目標がない」友人の言葉の意味他者評価と自己満足:二つの安心不確実な未来を拓く「実験型」思考あなたに合うキャリア目標の形とはAI文字起こし(β版) # 「目標ないんです」という友人 こんにちは、集中治療院の児谷幸です。 今日は目標とあった方がいいのかというのをちょっと話してみようと思います。 これはですね、最近ある方と話していて結構議論になったポイントの共有、 そしてそこを基点に自分なりに考えを深めたことの共有という感じなんですが、 皆さんよく言いますよね、どっち向かっていきますかとか。 僕もしょっちゅう言ってますね。 例えば僕らのオンライン説明会では結構よく言ってたのは、 最近までよく言ってたのは、 iシューの研修をやりたいと思った理由、きっかけみたいなのがあるとすればですね。 じゃあそのきっかけ、ないしはそれは大にして、 裏返すと目標みたいになるかなと思うんですね。 つまりある患者さん、自分が受け持ったときに、 そのiシューの患者さんを受け持ったときに、 うまく、例えば呼吸器の管理がよくわからなかったとか、 ショックの対応でいつもドギマギしちゃうとかなるとですね、 それは今の課題であり、それを解決することが、 iシュー研修の目標になるというふうに思っているんですね。 そうするとその目標設定があって、きっかけがあって、目標があって、 そして今との差分があるので、それを埋めていく場所として、 カメラのiシューを見るというか、今からのやりとりというか、 説明から内容を踏まえて、合いそうかどうかというのを、 ご自身に合いそうかというのを決めていただけたらと思ってます、 というイントロから入っていくことが多かったんですが、 まさにこれって目標の存在を前提にしているなというふうに思います。 なので目標があった方がいいかと言われると、 僕は結構あった方がいいよりだったと思うんですね。 そうやってもう一つの意味合いは、仮置きでもいいので何か置いてみようよと。 つまりその方向をどっちに向かうか。 東西南北、どっちに向かうかを仮置きでもやってみようよということを結構言うことが多かったです。 そしてその仮置きのスパンとして、例えば5年とか10年後、 少し先に目を向けたときにどんなふうに思いますかということを言うことも多かったんですね。 ただそういうのは非常にロジカルなように思いつつ、 あんまり自分で言っておきながら、腑に落ちていない面もいくつかありました。 例えば、5年か10年後どんなふうになりたいでしょうかと話したりすると、 やっぱりなかなかイメージしづらいわけですよね。 そうするとなんとなくそこで会話が途切れてしまって、 無理やりひねり出すみたいなことになっちゃうわけですよね。 無理やりひねり出したものは、やっぱりご自身にとってすごくフィットしているかというと、 どちらかというとありがちな、あまり間違いのなさそうなものになりやすいなというのは伺っていても思いました。 そして、自分自身ですね。 じゃあ5年後、10年後、あげられる目標はあるんだけれど、 どうせ変わるだろうなとも一方でも思っているという意味では、 そんなにロングスパンの目標設定での意味があるのかなというのも思いました。 それから、これはすごく自分も最近そうだなと思っているのは、 そうやって目標を立てて、そこに向かって邁進するみたいなタイプもいれば、 別に目の前のことを淡々とやっていきます。 何なら自分から大きな目標を立てるというよりも、 やっている中で面白いと思った方向へ行こうかなと思っちゃいますとか、 何なら他の方からのリクエストに応えることが自分にとっては非常に喜びを感じるんですという方もいると思うんですね。 この辺りは非常に混在しているというか、当然AかBかではなく、 一人の中にも混在していたり、一人の中にも時間軸の中で、 あの頃はこうだったけど今はこうです、みたいな感じでしょうか。 例えばわかりやすい例は、例えば留学するぞと思って、それこそ5年とか時間かけて、 例えば臨床の資格を海外でできるような資格を取ったりということをやっていくという方もいるでしょう。 一方で目の前のことに答えていってたら、たまたま同じ海外留学でも、 たまたま自分はその留学の機会を得てここへ行きましたという人もいると思うんですね。 どっちが良い悪いじゃなくて、自分にとってのアプローチですよね。 合うアプローチを取ればいいんじゃないかなということを思います。 実際ですね、僕がこうやって今回お話しするにあたってきっかけになった方もですね、 自分自身はそんなに目標というのはないんだということをおっしゃってたんですね。 ほう、なるほどと。 それって結構勇気いることですよね。 自分に目標が明確にはあまりないっていうのを表明するっていうのって、 あんまりすごくポジティブに捉えられる予感よりも、 あれって思われちゃうかもっていう予感が出たりするかもしれないんですけど、 僕は別にそうなんだって思う。 そしてその方もすごく自然におっしゃってるので、 そうなんだと思ったって感じなんですよね。 なので、なんか結構これ目標目標ってどうしてもなりがちなんですけど、 私もそうじゃないなっていうのを最近思っています。 これはですね、非常に不合するなと思ったのが、 てしがわらさん、てしがわらまいさんの、 人生は逆算できるのかっていう本ですね。 あそこには、まさに逆算っていうのはあれですね。 目標を立ててそこからの逆算。 3年後5年後こうなりたいのでそこから逆算していくぞということを書いているわけです。 結構目標とひも付いているのはまさに僕が、 例えば若い方、例えば愛知の興味ある方に、 あなたの目標何ですかって聞いて、 それに対する答えとして目標というものが存在しているようにして、 どちらかというと他者目線のものなんですよね。 誰かにお出ししても、私の目標はこれですって言って、 誰かにお出ししても恥ずかしくないようなものだったりする。 周りをある種、ごちゃごちゃ聞かれないで済む、 そういう自分を守ってくれる盾みたいな要素もあるかもしれないですね。 そうすると、手柄さんの本の中でいう表現でいうと、 これは見せる安心ということになるわけです。 見せる安心にどうしても限定していってしまうと、 誰かの評価を前提として計画して、 誰かからの評価が上がるように信頼されるように、 誰かよりも勝るようにみたいな、 そういうどうしても他者比較、他者目線というのが入ってくる。 一方で、この人生を逆算できるのかという本で強調されているのは、 感じる安心ですね。 より内的な、自分の中での主的な、主観的な安心感。 それは別に誰かにお見せしなくてもいいわけですよね。 非常に主観的なものですから、 自分の中で大切なこと、自分が好きなこと、自分に合っていること、 これは別に目標とかじゃないわけですよね。 そんな先の目線じゃなく、今をやっていく。 今をコツコツやっていく。 それでもいいんじゃないかという提案なんです。 別に、手柴原さんは目標を否定しているわけではないわけですよ。 あくまでそのアプローチの中で、目標、目標、他者評価、他者比較、 他者目線というものがしんどい場合に、 そればっかりじゃなくていいんじゃないという、 もう一大提案を出しているわけですよね。 やっぱり、自分に返していく。 これは結構しんどいことですよね。 ある種のレールみたいな、逆算というのはレールと言ってもいいかもしれない。 レールが敷いてあるところ、そこを歩いていくというのは、 その先どうなるかも見えやすい、予測も立ちやすい。 それは自分も周囲も予測が立ちやすいので、ある種気が楽になります。 だけれど、それが本当に自分が歩きたい道なのかわからない以上は、 一旦は自分の方に返していく。 自分にとって心地のいい、まさに感じる安心というものを取り戻していくというアプローチもいいんじゃないですかということをおっしゃっているわけです。 # 目標型と実験型 これもう一つは考えすぎフラグメントというポッドキャストを、またちょっと最近ね過去回を聞き直しているんですけど その中で出会ったのが青木さん、青木光平さんというパーソナリティのお一人の方がおっしゃっていることなんですね。 これはやっぱりわからないことに遭遇したときにどういうふうに対応したらいいかってことですよね。 キャリアなんてわからないことばっかりですよね。 中でもICUというのは非常に前例が少ないですよね。 例えば非常に人材がリッチな、どうでしょう、循環器ないか消化器ないかのキャリアパスというと、 もちろん自分と全く同じキャリア人生を歩んでいる人はいないにせよですね。 なんとなく自分の3年後先、5年後先という先輩を見ればですね、想像はつきますよね。 その予測が立ちますよね。 だけれど、例えば非常に最近多いのはですね、救急とか内科とか麻酔からICUやるぞといったときに、 各診療科の背景分野ではがっつりICUの検証機関を取ったことのある人手に意外と少ない。 そうすると、それよりも先にこっち行った方がいいんじゃないの? 自分の分野のさらに突き詰めていった方がいいんじゃないの?というフィードバックなり、 反応が出ることがしばしばあるわけですが、それはどっちがいいかよくわからないわけですよね。 その人にとっては、つまりそういう反応をくれた人たちは、やっぱり自分の見てきた世界の中での自分の感想としてそういうレスポンスをしてくる。 でも自分自身としては、実は少し今集中中で興味が出ているぞ、みたいなことがあったときにですね、 わからないときにどうするかというと、わからないときの進み方というのは、 もうマジで真っ暗な洞窟を進むようなもんだって言うんですね。 ライトも何もない、真っ暗な洞窟を進む。 そのときに何ができるかというと、絶対道こっちだ。 あそこにゴールがあるので、そこから逆算してってできないわけですよ。 だってわからないから。知らない道、真っ暗だから。 つまりここでは目標設定、目標というのは洞窟から出るという目標があったとしても、目標設定として、 あそこの洞窟の出口があってにたどり着くこと。 逆算逆算逆算で、今何したらいいかという指針にはならないというふうに言うんですね。 じゃあそういうときに何ができるかというと、ちっちゃくちっちゃく行動するということなんですね。 つまり、よくわからない真っ暗でどこに壁があるかもわからないのに、全速力で行っちゃもう大怪我しちゃうわけです。 足元に大きな石があるかもしれないし、ヘビがいるかもしれないし、全然逆の道へ行っちゃうかもしれない。 なので、ちっちゃく行動する。 ここ当たらないな、ここ当たらないなって確認しながら、当たったらそっち行っちゃダメってことですよね。 そこは壁なので、例えば自分の向かって右へ進んだとき、右側で正面に何かにぶつかったらそこは壁だ。 じゃあ真右方向には行っちゃダメだなっていう、それがわかるというふうに言うんですね。 つまり小さな実験をして、実験というのは今でいうとゆっくり歩くということですね。 ゆっくり歩いて何かにぶつかったらその反応を見て、またじゃあ軌道修正していく。 それぐらいしかないんじゃないかっていうふうな言い方をされています。 まさにこれは今を頑張って、今の反応に対して自分がまたどう返していくか。 ある種の仮説を立てて検証して更新していくっていうそのプロセスを踏んでいくっていう。 つまりこうだった時に目標なんて言えないわけですよね。 今は一旦右に進みますって思ったら、当たったので今度は前へ進みますみたいな、そういうことをやっていくわけです。 その時に、いや瞬間瞬間でどうせ変わるのわかっている以上は右ですとか前ですとか後ろですとか言えない、言いたくない。 これはまさに何か僕が最初前半で言った、自分自身も目標というのは今の時点ではあるけれど、 それはどうせ変わるもんだろうなって一方で思っている。 なのであんまり言いたくないなっていう、そういう気持ちにすごくフィットするものだなっていうふうに思っているわけです。 というわけでですね、僕はやっぱり思っているのは、人生に目標、キャリアに目標を持った方がいいかっていうのは、 いいとも悪いとも言えないっていう玉虫色の答えですね。 それはもう人による。 自分がどういうタイプかっていうのをちゃんと知るっていうことをした方がいいと思うんですよね。 しかも自分のタイプもその実装だとかトピックだとかによって変わりうる。 こういうトピックは自分はしっかり目標を立てた方がいい。 こういうトピックは自分はその場その場でやっていく中で答えは出る。 自分はオーバーオール、全体感としては大体その場その場でやった方がいいとか、大体目標を立てた方がいいとか。 これ本当にいろんな方がいます。 なんか自分を振り返ると、例えば中学とか高校の頃なんていうのは、 中間試験とか期末試験があれば大体2週間前からですね、 自分なりのタイムスケジュールみたいなのを立てて、 このコマでこれをやる、この科目をやる、 例えば理科であれば何コマいるからとか、数学は何コマいるからみたいな準備をしてたので、 そういう意味では僕は非常に自分のこと逆算型だと、おそらく潜在意識的にずっと持ってたんですね。 でもやっぱり仕事していく中で、何でもかんでも逆算でいけない、目標設定が難しい、どうなるかわからない、みたいなことがあったんですよ。 そうすると、やっぱり変えていかざるを得ないんですね。 自分の逆算型だと思っていた人生の捉え方とか、ものの進め方っていうのが、それだけでうまくいかない時がある。 その時にある種の柔軟性を持って対応していくことによって、今は僕はあんまり逆算しなくていいのかも。 本来の自分はもしかしたらわからないことに対して、その場で仮説立てて検証して更新してっていうことをやる方が好みなんかも得意なんかもって思うようになってきています。 なので、あまり自分が目標型なのか、仮説型というのかなと思わずに、自分の中にも混在している両方をある種使えるというか試せるようにしておいて、 自分にフィットするもの、その時の自分にフィットするものを選んでいくっていうふうにすればいいんじゃないかなというふうに思いました。 なので、どうしても世の中目標を立てた方がいいぞという話に終始しかちなんですけれど、あんまりそこに縛られすぎないで言ったり構いませんかというお話を今日はちょっとしたかったんです。 皆さん、これをお聞きいただいてどうだったでしょうか。 実はこの話をするにあたって、ある種のヒントをくれたような人はすごく僕にとってありがたかったなと思いますし、その方とのお話を経た後に、こうやって少し自分の過去を振り返って今日はお話ししてみたという次第でした。 ここまでお聞きいただいてどうもありがとうございました。 それではまた。 もっと見る #キャリア #目標 #ICU #集中治療 小谷祐樹とICUプレミアム放送配信中!09:561.「目標ないんです」という友人https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480685605/07:442.目標型と実験型https://open.spotify.com/episode/2UXzOVj2Q8JS8mcC8KLoNh?si=dRAzujleRqGrxQVpszBa9g&utm_source=copy-linkコメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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