Voicy Journal

「パーソナリティファーストを貫いた新しい収録アプリが目指した世界 – #Voicyアプリリニューアルの舞台裏

「パーソナリティファーストを貫いた新しい収録アプリが目指した世界 – #Voicyアプリリニューアルの舞台裏

2019年8月1日、ボイスメディアVoicyの「パーソナリティ用収録アプリ」をリニューアルしました!
代表緒方をはじめ、リニューアルプロジェクトメンバー、社内だけでなく社外のVoicyを応援してくださる人を巻き込み、ついにお披露目できることをとても嬉しく思います。

さて、今回はパーソナリティのみなさんにどうしても伝えたい「新しい収録アプリのこと」をお届けしたいと思います。最後に意見箱へのURLを掲載しております。使ってみた感想や要望など、率直なご意見をいただけると嬉しいです。

新しい収録アプリでつくりたい世界観

「パーソナリティが収録に使う収録アプリのリニューアル。たくさん触れるものだから、発信に直接関わることだから、大幅なリニューアルはとても繊細なプロジェクトになる。」
プロジェクトメンバーは覚悟を決め「徹底的なパーソナリティファースト」というコンセプトを掲げプロジェクトをスタートしました。

ニュースアプリから「より柔軟で可能性を広げるデザイン」へ変更

もともとVoicyはニュースを個性豊かに読み上げる音声メディアとしてリリースされました。そのため、「パーソナリティファースト」という考え方自体は変わっていないものの、デザインも機能もニュースを読む前提になっていました。

< 当時は「音声ニュースアプリ」だった >

しかし、パーソナリティのみなさんが色とりどりの発信をしていくことでニュースを読むだけでない、音声で届けることの可能性がどんどん広がっていきました。

ニュースを個性豊かに読み上げるメディアから、ニュースはもちろん、自身の考えを発信したり、声のブログやSNSのようにも使えるボイスメディアへ。

わたしたちはこの変化に寄り添い、パーソナリティにとってより柔軟で可能性を広げることができる機能やデザインを目指しました。

まっさらなノートに声を吹き込む

弊社代表である緒方の「面白いコンテンツがなければ新しい文化なんて絶対に作れない」という確信は、今回の「徹底的なパーソナリティファースト」のコンセプトに繋がっています。
声で表現したい人にとって見た目も機能もスムーズな体験になるように、そしてパーソナリティのみなさんが表現したものがよりフィーチャーされるように設計しました。

例えば見た目の印象。色や形で暖かい印象を与えるデザインにした場合。
「暖かい話をしなければ」と思わせてしまったり、そうでなくても無意識に誘導してしまうのがデザインの力だったりします。
なので、発信者の創作性に影響を与えない「まっさらなノート」に自由に声を吹き込むイメージで制作しました。

「柔軟さ」と「過度に意識させない制限」を設ける

ここまでは「徹底的なパーソナリティファースト」の考えに基づき、パーソナリティが自由に発信できることについてお話ししました。しかし、わたしたちVoicyは「音声のリーディングカンパニーとして“これぞ音声のサービス”と言われるような独創的な体験」も目指しています。
パーソナリティにとって自由であってほしい。でも時間を気にせず長時間喋るのは、リスナーの体験としても決して良いものにはならないという懸念がありました。

実は今までの収録アプリの大事な仕掛けとして「チャプターをつくり、そこに録音する」というフローを設けていました。

これは手間のようにも見えるのですが「箱を作って、そこに声を入れる」という意識を無意識に持たせることができ、時間や区切り・話のまとまりをつくる手助けになります。
誘導はしないけれどクリエイティブを促進する仕掛けとして新しいアプリにも取り入れました。

また「時間の意識」の部分で、今までは収録中に分数がみえにくいという課題があったため、新しいアプリでは分数の表示サイズを改善しています。

自由に多種多様なコンテンツが作れる場所

パーソナリティのクリエイティブを促進するための機能として2つ、大きな変更を加えました。

まず声を入れて、それから装飾する

コンテンツのメインは「声」であることから、まずは録音をスムーズに開始できるような導線の設計をしました。

声を入れたあと、画像や参考URLを設定し声のコンテンツをより彩ることができます。

ダッシュボード・タイムラインなどのユーザーの反応を見える化

もともと、パーソナリティのみなさんからも要望として挙げられていたダッシュボード機能を取り入れました。単純な再生回数だけでなく、過去の放送がどれくらい聴かれたか・何時間聴かれたかなど、さらには表示するデータの期間指定もできるようになりました。

「アプリ内で素早くリスナーからの反応データにアクセスできる」ことで、一方的に発信するだけでなく「聴いてくれているリスナーの存在」をより感じられるはずです。

これからのボイスメディアVoicyをもっと盛り上げるために

わたしたちVoicyは「音声のリーディングカンパニー」を目指しており、その過程で音声業界全体をもっと盛り上げたいと考えています。そのためには、パーソナリティのみなさんの力が必要です。

今回のアップデートに関して、感想はもちろん意見もお待ちしております。使っていて感じたことは、些細なことでもぜひお伝えいただけると嬉しいです。

そして、ボイスメディアVoicyは次に再生アプリのリニューアルを行います。またチーム一同、全身全霊で最高の体験を提供します!ぜひ楽しみにしていてください。そして応援よろしくお願いいたします!

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