TOPビジネス経営・マネジメントナカハラジオ:中原淳の「ひとづくり・組織づくり研究所」あなたの会社では「600万円の象の請求書」はとおりますか?:組織は「ストーリー」に満ちあふれている!:ストーリーは何を伝えているのか?09:04 9月18日 307再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次「600万円の象」が語る組織論企業文化を形作るストーリーの力組織に共通する7つの物語ジャンル人間の思考「論理」と「物語」リーダーが駆使すべき「物語モード」AI文字起こし(β版) # あなたの会社では「600万円の象の請求書」はとおりますか?:組織は「ストーリー」に満ちあふれている!:ストーリーは何を伝えているのか? 中原次雄。中原隼の人作り組織作り研究所。パーソナリティの立教大学教授中原隼です。 人作り組織作りの研究者である中原隼が語る番組になります。 このポッドキャストには2種類のコンテンツがあります。 いわばレコードで言えばA面B面。 A面では人作り組織作りのアカデミックなことを語りたいと思います。 B面は全くアカデミック要素はなしです。 日常のエピソード、趣味の美術館巡りなどなど、ゆるゆるとした、じわじわとした、じわじわとした、そんな会話をしてみたいなと思います。 今日はA面かな。 組織はストーリーに満ち溢れている。 一体ストーリーは何を伝えているのかという話題について話してみたいと思います。 あのですね、組織の中にはですね、何度も何度も繰り返して語られるようなストーリーっていうのがあるんだと思うんですね。 例えばですね、こんなストーリーが聞いたことありますね。 ある出版社の話なんですけれどもね、この出版社ではこんなことが語られているそうです。 僕ね、出版社勤めてるんですけど、とにかくうちの会社って企画勝負なんですよ。 面白い企画さえ出せば何をしても許される。 そんな社風を表すね、逸話が、新入社員の頃からめっちゃ聞かれされるんですよ、上からね。 そうなんですねって僕は答える。 昔ね、あるツアモノの編集者がいたんですね。 彼にはどうしてもやりたい企画があった。 そのためにはどうしても象が必要だったんですね。 エレファントですよ。本物の象ですよ。 彼はね、それをわざわざインドまで行って、会社に何も言わず買ってきちゃった。 600万ぐらいしたそうですけどね。 いやいや、みんなびっくりしたそうですよ。 何せ600万の象の請求書がインドから会社に届いたわけですから。 誰もが会社から処分されると思ってた。 でも、結局彼の企画は抜群に面白かった。 結局ね、会社から面白ければおどがめなし。企画が面白ければ何やってもOK。 そんなような話題を昔から聞かされてたんですよ、みたいなね。 こんなようなストーリーですよ。 600万で象を買ってくるって言うんでね。 600万円の象を会社に無断で買ってきちゃった編集者。 でも企画は面白かったから、面白ければOKみたいなね。 こんなようなストーリーって多分皆さんの会社にもたくさんあるんじゃないのかなと思うんですよね。 多分どっかは脚色されたり、どっかは誇張されたりしてるとは思うんだけども、 こんなようなストーリーで何を伝えたかったのかっていうと、 たとえ600万の象を買ってきたとしても、企画が面白ければそれでOKっていう会社の理念とか考え方だと思うんですよね。 多分象は買ってないと思うんだよ。 買ってないと思うんだけど、象を買ってきてもOKなぐらい企画は面白ければOKだよみたいなことを伝えてるんじゃないでしょうかね。 こんなようなストーリーは皆さんの組織にも多かれ少なかれあるんじゃないのかなというふうに思います。 かつて組織心理学者で組織文化の研究者として有名だったジョアンナ・マーティンという人がいるんですけれども、 この人は会社組織の中で頻繁にルフしているような、話されているようなストーリーを採集したってね、 ストーリーマニアですね。これストーリーハンター、ジョアンナ・マーティンって感じですよね。 知らんけど。あったことないけど。 その結果、企業には下記の7つの典型的なストーリーがルフしているってことがわかったわけですよ。 1、ルール破っちゃった物語。 2、大物物語。 いかにボスが偉大かみたいな感じね。 あと出世物語。 あとはあいつクビなっちゃった物語、クビ物語。 あとは転勤物語、転勤物語。 あとは上司のミスに対する対応物語。 上司あいつミスっちゃってさ、みたいなことに対する対応物語。 最後に障害を克服する物語ってことなのかなと思うんですね。 さっきの600万買っちゃった像の話っていうのは、 このジョアンナ・マーティンの分類に当てはめてみれば、たぶんニックやな。 大物物語になるのかなと思うんですよね。 600万の像を買うっていうストーリーを通して、それを聞く人々はさ、 やっぱ企画って面白ければいいんだなーって。 600万円の像の領収書が通っちゃうほど、 我が社においては企画の面白さが重視されているってことを理解しちゃうってことなんでしょうね。 非常に面白いですよね、こういう話ってね。 ルール破り物語、大物物語、出世物語、クビ物語、転勤物語、 そして上司のミスに対する対応物語、障害克服物語。 皆さんの会社にもこれに類するようなストーリーがあるんじゃないのかなと思うんですよ。 ジョアンナ・マーティンが面白かったのは、 この7つのストーリーが繰り返し繰り返し語られるんだけど、 そんな会社によってめっちゃ違いがあるわけじゃないってことですよね。 つまり語られる物語には結構決まりきったジャンルがあるってことを明らかにしたとこです。 そういう決まりきったストーリーを通してですね、 うちの会社にとって大切なもの、あるいはうちの会社ではやってはいけないことっていうのを伝えているのが、 おそらくですね、こういうストーリーの功用、つまり機能なのかなと思います。 じゃあなんでこんなストーリー大事なのかっていうと、 人間のそれは思考に関すること、考えることの特質に関することなんですよね。 ジェロム・ブルーナーっていう人がいます。 その人は心理学者ですかね。ジェロム・ブルーナー。 論理モードっていうのと物語モードっていうことを明らかにしたんですよね。 人間の思考には論理モードと物語モードがあるよということを明らかにしたのが、 認知心理学者でもあり教育学者でもあったジェロム・ブルーナーという人です。 論理モードっていうのは何かと言うと、論理ですからね。 論理的に一貫性のある議論、そして普遍的な真理みたいなものを通して理解するというような思考形式ですね。 だからこっちのモードでは、論理モードっていうモードでは、ちゃんとロジックを通していくっていう話なのかなと思うわけですよ。 具体的な例で言えば、ビジネスファン層に人気なロジカル・ティンキングとかクリティカル・ティンキングとか、 何が正しくて何が間違っているかみたいなことを、形式的かつ論理的に考えていくモードですね。 一方、人間はそういう論理的なものだけじゃないのよ。 論理じゃ割り切れないものもあるわけ。むしろそっちの方がデカいんじゃないかな。 人間の思考とか認識には論理モード確かにあるんだけれども、もう一方で物語モードっていうのがあります。 物語モードでは、何が正しいかとか何が間違っているかみたいなことはあまり問題にならない。 だからさっきの例で言えば、600万の像だったのか、いやいや800万の像だったのか、なんせね。 そんなのどうでもいいわけですよ。むしろ、像っていうすごい象徴的なものがあって、それが白真性に富んでいるか、 それが面白いかどうかみたいなことが問題とされるってことなのかなと思うんですよね。 何が白真性に富んでいるのか、何が現実味にあふれているかってことを、共感したりあるいは感じたりするモードが物語モードっていうモードなんだと思います。 だからさっきのさ、論理モードではね、Right or Wrong。だから間違っているか正しいかっていうのが問題だったんだけど、 物語モードではImpressed or Not Impressed。だから印象深いか、いやいやそうじゃねえよみたいな。 あるいはSound True or Not Sound Trueですよね。だからこれはなんて言ったらいいの? それが真実っぽいか、それとも真実味っぽくないかっていうことが問題になる。 人間の思考はこのように論理モードと物語モードって2つから成立しているわけよ。 だからね、こういうようなさっきみたいなストーリーは、人間の物語モードっていうのを駆使して、その会社において大事なことを伝える功用があるんだってことなんですね。 これちょっと考えてみるとさ、リーダーが何か喋るとき、管理職が何か喋るときも、論理ばっかり積み重ねちゃったらダメってことよ。 それで人は動かないってことだよね。だからまあ典型的なストーリーであるかどうかは超別にして、 自分が伝えたいことに対して共感をしてもらったり感じてもらったりするような思考を持ってないとね、 なかなか人間は動かないし、理解してくれないっていうことなのかななんていうふうに思います。 今日は600万円の像の話からね、組織においてはたくさんのストーリーがあるということをお話してきました。 何かご質問、リクエストがあればぜひぜひコメント書いてください。フォローもよろしく。 あ、そうそうそう。これなんか、あの、いいや。まあいいや。 Xなどで感想をお寄せいただくときには、シャープ中原寺をカタカナでお願いします。 じゃあ今日のオンエアはここまで。皆さん、学びに満ちた一日をお過ごしください。 そして人生は続く。中原ジョーでした。 もっと見るナカハラジオ:中原淳の「ひとづくり・組織づくり研究所」プレミアム放送配信中!09:041.あなたの会社では「600万円の象の請求書」はとおりますか?:組織は「ストーリー」に満ちあふれている!:ストーリーは何を伝えているのか?コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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