TOPビジネス経営・マネジメントナカハラジオ:中原淳の「ひとづくり・組織づくり研究所」ラッパーとは「現代の吟遊詩人」である:わたしが「ラップ」に魅せられる3つの理由09:56 一昨日 217再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次ラップとは?言葉と音の新たな芸術私のランニングを支えるラップのリズムストリートの葛藤を歌うBAD HOPの世界現代に蘇る吟遊詩人たちの系譜とは志人が拓くラップと和の融合の境地AI文字起こし(β版) # ラッパーとは「現代の吟遊詩人」である:わたしが「ラップ」に魅せられる3つの理由 中原ジオ、中原隼の人作り組織作り研究所 パーソナリティの立教大学教授中原隼です。 人作り組織作りの研究者である中原隼が語るポッドキャストになっています。 このポッドキャストですね、2つの種類のコンテンツがあります。 いわば昔ながらのレコードで言えばA面とB面ですね。 A面では真面目な話、B面では日常のエピソード、趣味の美術館巡り、 取るに足らない良しな仕事を語っていきたいと思います。 今日は完全B面の話題ですね。 なぜ私はラップが好きなのか、というテーマですね。 ラップね、めちゃ好きですよね。 チャンミナとか、レックスとか、ラーとかね、エイウェイチとか、椿とか、オズワルドとかね、 シコカリー、いわゆる沖縄系のラッパーとかですね。 あとあれも好きですね、チンザドープネスとかめっちゃ好きですね。 本当にいろんな種類のラップを聴くんですけれども、 なんで好きなのかなって思うとですね、いろんな理由があるかななんて思うんです。 ちょっとその理由をね、今日ちょっとお話したいなと思います。 まずラップ、ラップミュージックっていうのはどんな音楽なのか。 なかなか難しいね、これ定義するとね。 まずね、言葉の音声に注目してるっていうのがラップの特徴なのかなと思うんですよね。 アクセント、母音、リズム、イントネーション、そういったところに注目して、 それを音楽のビート、それとうまく合わせて、 なんか総合芸術みたいな感じにしてるのかなという感じがラップミュージックなのかなと思いますね。 音声に注目して、それを音楽と重ねる。ここが非常に大事なところなのかなと思うんですね。 ラップ初心者の方にも、私初心者の一人ですけれどもね、 2つ言葉を知ってた方がいいかなと思うんですね。 ライムっていうのがね、ライム。 ライムっていうのは音を踏むことですよね。音を踏むことね。 要するに一番最後の言葉の母音っていうのを合わせる技術のことをライムっていう風に言います。 そしてフロー。フローは歌い方ですからね。 声の抑揚とかしますし、これもまた全然ラッパーによって違いますよね。 このライムとフローによって、ラップはうまく音声を音楽のビートと同期させながら、 人にいろんなメッセージを届けるっていうのかな。 まずですね、私がなぜラップを好きなのかっていうと、 まず一番最初の日はしょうもないね。 私は1日だいたい1キロから2キロ。2キロくらいだね。ランニングしてるんですよ、朝早朝ね。 1キロだいたい6分半から7分のペースで走ります。 そうするとね、だいたいこれね、ラップミュージックのリズムに合うんですよね。 だいたいこれ合うのよ。 ロックだと速すぎるし、ヘビメタだと全然合わないしな。 もうちょっとゆっくりな曲だとあまりにゆっくりになっちゃう。 この1キロ6分半から7分のペースに合って、iPodで聴きながら走るっていう、 私の非常に生活に合ってんじゃないのかなと思う。 これが一つ目の理由です。本当に恐縮ですが、しょうもない。 二つ目の理由はね、ラップって歌っている人の生き様とか過去の経験のストーリーなんですよ、大概にしてね。 それは、なんて言うんだろう。 車場で非常にスポットライトが当たっているというよりは、その周辺にいたり、そこで生きづらさを感じている人たちのストーリーなんですよね。 だからラップはストリートミュージックでもあると思いますし、ある意味カウンターカルチャー、対抗文化だね。 すごくオフィシャルな文化に対する対抗文化の特質を持っているのかなと思いますね。 もう解散しちゃいましたけれども、それで一番多分有名なのはですね、バットホップというグループだと思います。 東京ドームでね、コンサートなんかやった。 多分ラップミュージックで東京ドームでやったってそう多くないんですけどね。 このバットホップは、神奈川県の川崎市。ここでですね、活躍した人たちなんですよね。 川崎南部の工業地帯とかね。そういうところで育った。そしてそこで葛藤を覚えたリアルの日常とかね。 そういうのを歌詞にした。歌詞のことはリリックと言いますけども、リリックにした人たちなんですよね。 ラップはね、だから歌うその人の社会的状況とか、その人の属している社会的な属性みたいなものから自由になれないのね。 そこのことをやっぱり歌い上げるっていうのがラップの良いところだと思うんですよね。 かつて哲学者のロランバルトという人はですね、言語の社会的な規則のことをラングっていう風に言って、個人の表現のことをパロールっていう風に言いました。 そして括弧とエクリチュールっていう風に言ったんですよね。 このラングとかパロール、つまり個人がね、言語の社会的な規則とか個人の表現パロール、そしてエクリチュール。 特にパロールとかエクリチュールっていうのはですね、その書く人の社会的な属性にめっちゃ影響を受けるんですよね。 人はね、自分の所属している箱とか自分の所属している地域の影響を受けずに生きるっていうのはなかなか難しい。 だからそういう意味で言うとラップっていうのは、その人、含まれた人がどんな地域で生きているのかってことと結構無縁じゃないわけですよね。 例えばですね、そのバットホップのメンバーの一人である方にね、サウスサイドっていう曲を歌っている人がいるんですよね。 それは地元の川崎のサウスサイド、南側からですね、どん底から抜け出して成り上がるっていうストーリーなんですけれども、なかなかこれ激しいですよ。 お金を稼げば疎まれて、揚げ足取って脅されて、菓子一つで怒られて、街を背負って認められて、またプレッシャーに押し潰されそう。 ボロボロの中で出すヒット、今月の底つきそうなキャッシュフロー、何度も助けたこのイントフローっていうね。 ちょっとね、曲を聴いてください。サウスサイドっていう風に入れれば多分出てくると思うんですけどね。 そういう人の、ある意味物語がここで述べられているというところがね、私はすごく関心があるね。 3つ目。ラップっていうのは、中長期に見てください。そこだけ見るとラップミュージックになっちゃいますけれども、 中長期に歴史学的に考えるとですね、ラップっていうのは、吟遊詩人なんですよね。 これを明確に打ち出したのは、2024年の民博で開催された創設50周年記念特別展、吟遊詩人の世界っていう展覧会だったんですよ。 非常に印象的でした。 各地、世界各地の広範に移動して、詩とか歌を歌う吟遊詩人は古くから存在したんですよね。 この展覧会ではですね、大学教授なのかな。民博の教授ですね。 7、8人がですね、それぞれの専門分野の吟遊詩人を探求して展示してました。 エチオピア高原の吟遊詩人とかね、アズマリっていう人だったり、あとはインドタール砂漠にいるような人たちだったりを紹介してましたし、 モンゴルの吟遊牧民の吟遊詩人を紹介してました。 もちろん日本もいてですね、日本のゴゼっていう人たちですね。 盲目の旅芸人であったゴゼっていう人たちを紹介していてね。 その人たちはシャミセンを用いて、娯楽の少ない農村にエンタメを届けてですね、ある種カウンセラーみたいな感じになっていく人たちがいたんですよね。 そういう風にですね、ある意味詩とか歌を歌い、そして語り、そして人々に広めることで、いろんな効果というのかな、そのものをもたらした人たくさんいてですね。 多分ですね、これラップもその一つなんですよ。 この吟遊詩人の世界展では、現代のラッパーというのをですね、吟遊詩人っていう風に位置づけてなんですよね。 現代のラッパー、1、リズムで音楽のビートとかをうまく用いながら、それを音楽と同期させて伝える。 2、ライムですよね、ライム。音楽、言葉を届けている。 そしてストーリーテリング。ストーリーテリングっていうのは、個人の体験とか社会の現実みたいなものをちゃんと伝える。 そこで紹介されていたのが、志に人と書いてシビットさんと読むんですけれども、シビットさん。 これを日本のね、今の現代のラッパーとして紹介されていました。めちゃくちゃすごい人です。 ジャズとラップと和というのを統合させてですね、もう人間の、人情じゃないようなレリックを踏んで、多層的なライムを重ねてですね、やってます。 もし皆さん興味あったら、シビット、志に人。 キツネの嫁入りとかですね。シビット、志に人、ニルバーナという曲をちょっと聴いてみてください。 今日はね、ラップ愛をちょっと語っちゃいましたけれども、そんなこんなで私はラップが好きなわけです。 何かご質問、リクエストがあればぜひコメントに書いてください。コメントもお願いします。 今日のオンエアはここまでです。皆さん学びに満ちた1日をお過ごしください。 そして人生は続く中原ジョーでした。 もっと見るナカハラジオ:中原淳の「ひとづくり・組織づくり研究所」プレミアム放送配信中!09:561.ラッパーとは「現代の吟遊詩人」である:わたしが「ラップ」に魅せられる3つの理由コメント感想・質問・応援メッセージを書こう くわ一昨日ラップと聞いて、昔、学部の後輩などがアメリカ文化のラップ等を調べていたのを思い出しました。独特の世界観があったり、レトリックと同時にナラティブが凝縮していたり、本当に面白いですよね。そして瞽女という言葉も久しぶりに聞いて、いろいろと日本のラップも聞いてみようと思いました!また、時間を見つけて『零度のエクリチュール』やエクリチュールつながりで『エクリチュールと差異』なども読み直したくなりました!ありがとうございます!返信 じゅん一昨日マニアックで素晴らしい。エクリチュールとは、いろんな定義がありますが、私の言葉でいえば、「自分の所属する社会集団によって規定されている、その集団内において、よしとされる言葉(書き言葉)のありかた」ですかね。ラップは、ある集団のエクリチュールだと思います。ぜひロラン・バルト楽しんでください! 啓子 大西一昨日バッドホップ!先生のカバー範囲が広過ぎて驚愕してます 笑。バッドホップ、以前にTBSのクレイジージャーニーで特集されていて、すごいなと思っていました。改めて聴いてみます!返信 じゅん一昨日Bad hopの生まれた川崎 southside、は、rap文化を牽引してますよね。1
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また、時間を見つけて『零度のエクリチュール』やエクリチュールつながりで『エクリチュールと差異』なども読み直したくなりました!ありがとうございます!