TOPトーク専門家毎朝の思考不快で居心地の悪いAIにわれら人間はお金を払うのだろうか07:59 2024年6月28日 7,281再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次AIは人間を癒せるのか?その可能性と限界AIとの会話に感じる違和感とは?AIが人間の感情を理解する未来とは?不快なAIに、あなたは課金するか?AIと人間の共存、その先に待つものとは?AI文字起こし(β版) # 不快で居心地の悪いAIにわれら人間はお金を払うのだろうか おはようございます。佐々木としなおです。 先日、ある勉強会でAIの話になってね。 今、生成AIが音声でもしゃべるようになってきていて、 おそらく近く、アマゾンエコーみたいなスマートスピーカー、 あるいはiPhoneのSiriとかにもね、 高性能なAIを搭載されることがほぼ決まっている。 そうすると我々は常にAIとしゃべるようになるだろうと。 老後の寂しさとかもAIとの会話で癒されるようになるんじゃないか。 っていう話をしたんだけど、その時に ある心理学の業界の方から、 そうは言ってもでもね、AIって設計されてるじゃないですか。 人間ではない。 そうすると、どんなにAIからいい言葉をかけられたとしても、 所詮このAIは作られたものだからってことを人間の側が意識する限りは どこかで、自分はAIに癒されているに過ぎないって意識が残る以上、 人間から得られる癒しとはやっぱり別物になっちゃうんじゃないのかな っていう指摘があった。 まあ確かにそうだよね。 でも今後、AIと人間の区別はだんだんつかなくなっていく。 もうすでにチャットボットとかのテキストのやり取りだと、 もはやAIか人間かって区別つかないですよね。 たまにツイッターでもボットとかがあって、ボットのアカウント。 ボットのアカウントから何かあると大真面目に返事してる人とかいて、 もう人間かAIか区別ついてない。 これがさらに音声とか動画でのやり取りになっても、 ディープ兵器技術を使えば、もう人間と喋ってるのかAIと喋ってるのかわかんないよね。 そうすると相手がAIだと意識しなくても、 人間と喋ってるつもりで癒される人が出てくるんじゃないですかねって言ってみたら、 今度はそこにAIかもしれないと疑いが残る以上は、 結局のところはやっぱり癒されないんじゃないかなという話があって、 ここはどうなんだろう、その時になってみないとわからないなって思ったんですよね。 また別の議論で、これまた別の日の議論なんだけど、 じゃあAIが自分にとって優しいことばかりを言ってくれる。 例えば老後に80歳、90歳になって話し相手がいなくなったので、 一人暮らしの高齢者住宅でAIを相手に喋り続ける。 昔の自慢話を言えないとするけど、AIは何度話しても、 おじいちゃんそんな話聞いたよとか言わないで、 いつまでも繰り返し繰り返し素晴らしいですね、すごかったですねっていうふうに、 古い自慢話を聞いてくれるであろうと。 でもそういうのって本当に癒しになるんだろうか。 例えば人間のカウンセリングは単に話を聞いてすごいですねって言うだけじゃなくて、 そこにもう少し人間と人間の間っていうところの緊張感があったりするわけでしょ。 決してカウンセラーはその本人が言ったことが素晴らしいですねって言うだけではなく、 その本人が決して望んでないことも口に出して誘導するというか、 アドバイスするということもあるわけですよね。 AIってそれがないんじゃないのか。 人と人の関係っていうのは決して気持ちよく相手の話を聞くだけじゃなくて、 やっぱりそこに若干の居心地の悪さみたいなのが常にあるわけですよね。 なんで居心地が悪いのかというと、相手が自分のことをどう考えているかわからないからだと思うんだよね。 ひょっとして今この人を俺と話してて気まずいと思ってるんじゃとかね、 面倒くさいから早くこの席を案内かなと思ってるんじゃないかとか誰しも思いますよね。 そういう居心地の悪さみたいなものがあるから、 人間と人間のコミュニケーションっていうのは面白くもあるし、 そこに我々は人間らしさみたいなのを感じるっていうところもあるんじゃないのかな。 でもAIには今のところそれはない。 我々の話を常に気持ちよく聞いてくれるだけで、 AIが自分を嫌うってことを我々は想像もしないですよね。 でもAIがもし今後さらに進化してくるのであれば、 より高度なパーソナリティ、人格みたいなものを身につけていくであろうと。 ひょっとしたらその先にAGI、汎用人工知能と言われるような 自己意識とかを持っているようなAIも出てくる可能性だったり。 そうするとAIが人間に対して嫌なことを言ったりとか、 あるいはこのAIは本当に俺のこと嫌いなんじゃないかなみたいなことを思ったりして、 実際に人を嫌うAIとかでも出てくる可能性があるかな。 でもそうなってくると、そのAIってビジネス的にどうなのっていう話。 だって人間関係がめんどくさいからAIに走りたいって人もいるわけですよね。 AIじゃなくたって、例えば漫画やアニメの登場人物は生身の人間じゃないから我々は売れ切らない。 アイドルと違って突然恋愛に走ったりとかアイドルを辞めたりとかしない。 だから安心して二次元上のキャラクターには心を穏やかに寄せられると思っている人も結構いるわけでしょ。 でも決して自分を裏切らないはずのバーチャルなキャラクターが自分を嫌ったりすることもある。 それは確かに人間的であって、素晴らしいと言えば素晴らしいんだけど ビジネスの可能性としてはどうなのか。 自分を嫌う可能性がある嫌なAIをあなたはお金を出して買いますか。 月1500円で不快なことを言う居心地の悪いAIを使い続ける。 そんなことのために月1500円使うのか。 みたいな話も出てきそうだよね。 最終的にAIは人間と同じようなパーソナリティを持つに至る可能性は十分にあるんですよね。 もう本当に人工の生命になる。 でもそういう人間らしさを着実に身につければ それは我々にとってある種ちょっと居心地が悪くて不快な存在になる可能性もあるわけで 人間同士だから不快なものを許容しようという多様性の許容みたいな概念が生まれるんだけど 不快なAIを許容性の枠組みで我々は許容できるかどうか 許容するどころかそれにお金を払うのかという問題が出てくるんじゃないかなと思う。 いやーどうなんでしょうね。お金払えますか皆さん。 ではまた明日 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚07:591.不快で居心地の悪いAIにわれら人間はお金を払うのだろうかコメント感想・質問・応援メッセージを書こう 楽2024年9月17日ダイエットなどの自己実現のサポートをするAIなどは、ユーザーがお金を払って耳が痛いことを言ってもらう需要はありそうですね。返信 テンドン2024年6月30日人が求めるAIの役割はあくまで「犬」のようにご主人に忠実であることではないかと思います。犬は人ではありませんし、自らの欲求もありますが常にご主人に従うその存在から得られる癒しは人以上と感じる人も多いのではないかと思います。話せる犬が常に傍にいると考えると、それ悪くない未来なのでは。返信 俊尚 佐々木2024年7月4日まあそれはありますよねえ そっぶー2024年6月29日素人ですが、適度に居心地の悪い(ある意味人間らしい)AIは十分実現可能と思います。その先、リアルな人間とAIの差を、受け手側の人間がどう感じ、どう接していくことになるか、ここは全く予想がつきません。1返信 武井義勇(たけいきゆう)2024年6月29日おもしろい話でした。不快なAI、買うかどうかその場になってみないと分かりませんが、オプションの1つとして存在するのはありだと思いました。例えば、同情や共感ばかりに飽きた人が、ちょっと毒がある言葉を聞きたくなった時に使うとか、チャンネルを回すと変わるような仕様にします。一定程度の需要があるように思いました。1返信 俊尚 佐々木2024年7月4日マスマーケティングじゃないけど、一定のニーズはあるぐらいに落ち着くのかも。1 むむくろ2024年6月28日返信 もっと見る
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犬は人ではありませんし、自らの欲求もありますが常にご主人に従うその存在から得られる癒しは人以上と感じる人も多いのではないかと思います。
話せる犬が常に傍にいると考えると、それ悪くない未来なのでは。
その先、リアルな人間とAIの差を、受け手側の人間がどう感じ、どう接していくことになるか、ここは全く予想がつきません。
不快なAI、買うかどうかその場になってみないと分かりませんが、オプションの1つとして存在するのはありだと思いました。
例えば、同情や共感ばかりに飽きた人が、ちょっと毒がある言葉を聞きたくなった時に使うとか、チャンネルを回すと変わるような仕様にします。一定程度の需要があるように思いました。