TOPトーク専門家毎朝の思考2024年、戦前の長さをついに戦後が超えた09:32 2024年5月12日 7,114再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次戦後78年超、歴史的転換点を体感せよ昭和と平成、時間の流れの感覚の違いとは?平均寿命と時間の捉え方、歴史的視点からの考察明治から現代、変遷を語る名句の示唆世代間ギャップ、歴史認識の共有が鍵AI文字起こし(β版) # 2024年、戦前の長さをついに戦後が超えた おはようございます。佐々木敏直です。 子供の頃って夏休みとかものすごく長かったじゃないですか。 僕がいた大阪やその外地圏に移ったそのあたりの小学校だと 7月20日ぐらいに夏休みに入って、8月の終わりまで40日間ぐらい。 もう無限の時間のような感じだったですよね。 でも今40日間というと5週間って考えれば 仕事のスケジュール組んだりするともうあっという間に終わってしまう感じで 年齢を重ねれば時間の間隔はどんどん短くなっていく。 何でそうなるのかっていろんな研究とかがあって 子供の頃は何もかもが新しい発見で新鮮な体験なので 一個一個の時間がとても充実している。だから長く感じるんだと。 でも大人になると日々あまり変わらなくなる。 そうすると新しい発見が少なくなっていくから あっという間に時間が過ぎていくように感じるんじゃないか みたいな話を前に読んだことがあります。 2000年ぐらいに僕はもう40歳近くなっていて 2000年頃の話というと、あれから24年も経つにもかかわらず われについ最近っていう印象があったりするんですよね。 これは年齢によって違うと思うんだけど 例えば今40代50代ぐらいの人って 震災とか311、あの辺ってわれについ最近って 思っている人多いんじゃないかと思うんだよね。 でももう2011年の震災からはや13年経つんですよね。 その時に中学生だった子供はもう20代の終わり 生まれた子供はもうすでに中学生になっている そのぐらいの月日の流れ方である。 ここの時間の流れ方の感覚が世代によって全然違う。 その時間の感覚の違いみたいなものの相互、ずれみたいなものが 結構いろんな議論をするときに かみ合わない原因になっているんじゃないかな というふうに思う時があるんですよ。 すごい古い話なんだけど歴史を振り返ると 明治元年、これは1868年です。 でも実際に明治時代が始まったのが その大正奉還、つまり江戸幕府から天皇権に 政治の実権が儀式とされた時って考えると 大正奉還1867年、そこから太平洋戦争の敗戦 1945年までを戦前と考えるのであれば 日本の戦前、つまり明治から昭和初期までのその時期は 78年間あるんですよね。 じゃあ戦後、1945年から同じ78年を計算すると 2023年まで、つまり今年が戦争が終わってから75年の年なんです。 ってことを考えると、明治から昭和初期に至る戦前の長さを その戦後の方が今年、ついに超えてしまっている。 どういうことなのかって考えると、例えば我々は今 戦争、太平洋戦争ってことを考えるとすごい昔のように感じるよね。 同じように昭和末期、太平洋戦争時期ぐらいの日本人っていうのは 江戸時代を振り返ると、今の我々が太平洋戦争を振り返ると 同じぐらいの時間の長さだったんだろうな。 いやもっと長かったかもしれない。なぜかというと 平均寿命がもっと短かったから。 今は平均寿命って男女共に80を超えている。 女性はもう87ぐらいかな、90歳に近づいているんだけど 昭和のあの頃20年代とかね、あの頃戦争で死んだ人による 平均寿命の短さとかを少し除外すると だいたい平均寿命は60歳ぐらいだったんですよね。 50代を超えたら60歳ぐらい。 そうすると78年前、79年前っていうのは もうすごい遠い昔。 その時に生まれてた人たちはもう今いないよねっていうぐらいの感じだったんじゃないかな。 そう考えると戦後78年経ってる、79年経ってるっていうのは ものすごい長い時間なんだなってことを もっと我々が認識した方がいいんだよねって感じなんですよ。 江戸時代が終わってから戦争が終わるまでって むちゃくちゃ長いイメージありません? それと同じぐらいの時間が戦後経ってるんだ。 時間の間隔ね。 そういえば昭和の頃の有名な俳句で 中村久里夫っていう有名な俳人が読んだ 古い雪や明治は遠くなりにけり 降ってる雪を見て明治は遠いなって 昭和6年に読まれた俳句なんですけど これ実はこの俳句を作った時中村久里夫の俳人は まだ31歳だった。実は若かったんだよね。 なんでこんな俳句を読んだのかっていうと 母校が青山の小学校で それを久しぶりに大人になってから 中村久里夫が31歳になって訪れたら 自分の子供の頃は小学生っていうのは かすりの着物を着て下駄履いてたと それが今やね、昭和になったら子供たちがなんと 着物じゃなくて金ボタンのコートみたいなの着てる こんなに時代は変わったんだって驚いた 若干31歳でそこでも時間の流れを感じて 降る雪や明治は遠くなりにけり っていう風に歌ったんだな でもこういう時間の変化をやっぱり認識するって 我々にとってはとても大事だなと思うんですよ 今結構その段階世代とそれの下との 社会的な価値観とか政治に対する 価値観とのギャップってのはすごく問題になっていて でも彼ら段階の世代が一番社会に込み入ってたのは 1969年、学生運動の最も盛り上がった年ですよね でもあれももう69年と2020年の間って何年経ってるかというと 55年も経ってるんですよね その55年という年月の赤表を段階の世代の人たちも もっと認識してほしいなっていうのは最近よく思います 当時段階世代っていうのは戦後生まれの世代として認識されていた つまり戦後の日本っていうのはものすごくみんな その敗戦から苦労して立ち直ってやってきても 食うや食わずで焼き跡時代を頑張ってきた人たちが 高度経済成長時代なり50年代60年代なると ようやくほっとしていけられるようになったねと 彼らから見るとその戦後生まれの段階世代ってのは なんだろうのんきな連中だな今の時の若いものは っていうふうに言われてたわけですよね その時代にその段階生まれの戦後生まれの若者がですね 歌手としてデビューして 戦争を知らない子供たちっていう有名な曲をヒットさせて 戦争があって僕ら生まれたっていうね 平和しか知らない僕たちっていうそういう歌なんですよ その曲がヒットしたのは1970年もう54年も前です 当時これを作詞した北山治虫さんそして歌った杉田二郎さん どちらも1946年生まれなのでもう77歳になられるんですよね なんかこう学生時代のねその学園紛争へのノスタルジーとか あの時代の革命をもう一度っていう気持ちも まあ鑑賞としてはねわからないでもないんだけど でもあれからもう55年も経ってるってことはいい加減認識してほしいなと それは江戸時代を昭和初期の人たちが遠い昔の振り返ったように あるいは今の我々がアジア大平和戦争を遠い昔として振り返るかのように それと同じぐらいの月日がねもうね1969年の あのベトナム戦争反対とかで盛り上がった学生運動の時代から経ってるんだっていう認識は 必要なんだと思うんだけどなかなかそこはね なんか多分今と昔と全く同じ政治状況だと思って 当時の常識で今を語りたがる人って相変わらず多いなと思うんですよね 時代は過ぎてプレイヤーも変わっていく そういう認識は僕は大事だと思います ではまた明日 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚09:321.2024年、戦前の長さをついに戦後が超えたコメント感想・質問・応援メッセージを書こう Kiyomichi2024年5月13日1945年で戦前、戦後というふうに分けると、戦後は曲がりなりにも平和であったことだと思います。昭和28年生まれの私にとっては、戦後のどさくさが落ち着き始めた頃に生まれ、高度成長の時代に教育を受け、会社員生活をできた事は恵まれていたと思います。物心ついてからも新聞、テレビなどのニュースで世界の何処かしらで戦争や紛争があって、罪のない人々がその被害を受けてきたことを知ってきました。いろいろ背景があってのことですが、私にとってここ日本にこの時代に生きていけた事は幸せであったと思います。2返信 俊尚 佐々木2024年5月16日高度経済成長が始まってから2000年ごろまでは奇跡のような時代でした。これは世界的にそうだったんだなとピケティの本を読むと感じます。1 Ryokonbu2024年5月12日私は今40代ですが、周りに70歳の方は父は亡くなり母と母の友達くらいしかおらず、政治や社会を語るタイプでもないので、どういうところに今の70代あたりの方々が同じ論調で語られているのか内容を知りたいなー、と思いました。先日、三島由紀夫VS東大全共闘、というドキュメントを見ましたが、感じたのはあの時代は集団での熱気がすごく、今も熱い人たちは居ますが、それは個であって集団ではなく、この時代のような集団での熱気はもう訪れない気がします。情報が溢れていて、どこか頭の片隅が冷静というか。1返信 俊尚 佐々木2024年5月16日あの時代はドラマとして見るのには面白いのですが、当時の価値観を現代に無理矢理持ってこられてもなあ……というのは団塊の世代の方々の言動を見ていて日々感じますよ。
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先日、三島由紀夫VS東大全共闘、というドキュメントを見ましたが、感じたのはあの時代は集団での熱気がすごく、今も熱い人たちは居ますが、それは個であって集団ではなく、この時代のような集団での熱気はもう訪れない気がします。情報が溢れていて、どこか頭の片隅が冷静というか。