TOPトーク専門家毎朝の思考本当の「反戦」とは、当時の人びとの感情を記憶し続けること07:31 2022年1月4日 4,884再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次最初のゴジラが問いかける戦後の闇ゴジラは死者へのレクイエムだった?生き残った日本人の心の葛藤とは死者を「犬死に」と呼ぶことの是非時代感覚を記憶する本当の「反戦」AI文字起こし(β版) # チャプター 1 おはようございます。佐々木としなおです。 今日はゴジラの話をしようかなと思います。 ゴジラというと皆さん、シンゴジラ、庵野秀明さんの映画を思い出す人が多いと思うんだけど 最初の作品、1954年のゴジラですね。 戦争終わってまだ9年しか経ってない時期に作られました。 今見てもなんとも言えないくらい怖い映画なんですよね、このゴジラってね。 で、戦争終わって間もなくなので、例えばね、そうですね。 ゴジラが迫ってくるところにね、お母さんが幼い子供2人抱きしめてるシーンがあって逃げ遅れてるんですよね。 で、お母さんはこう言うんですよ。お父様のそばに行くのよって。 これも明らかにね、戦争でお父さんが亡くなってるっていうことをね、イメージしてるんじゃないかなと。 あとゴジラを襲ってきて、これから避難しなきゃいけない時に 会社員たちが、せっかく長崎の原爆から命を奪いしてきたのにもう嫌だなぁと。 また疎開先を探すのか、みたいなね。 そういう戦争を思い出させるシーンがたくさんある。 じゃあゴジラってね、そうやってやってきたものは 米軍の爆撃だったりとか、そういう戦争のイメージだったのかというと 必ずしも僕はそうじゃなかったというふうに捉えていて そういう記事を書いたこともあるんですけど 川本三郎さんという、段階の世代の評論家の方がいて 90年代の本でこういうことを書いている。 ゴジラって戦争映画のモチーフでよく語られるけど それ以上にあのゴジラという怪獣自体は 太平洋戦争で亡くなった、死んだ人 海で死んでいった兵士たちの そういう人たちへの鎮魂かレクイムだったんじゃないかというね。 ちょうどゴジラが作られた1954年って ようやく戦争の辛い戦後の日々が終わって 焼け跡から立ち直って日本は高度経済成長に進み出す時代だったんですよね。 ようやく日本は明るい未来が見えてきてたと。 でも一方でたくさんの人が戦争では死んでいたんですよ。 300万人以上亡くなっている。 その300万人がそれを忘れ去って その死んだ人たちを忘れ去って 自分たちは戦後の明るい未来を抱き始めている。 これから高度経済成長で それこそ洗濯機や冷蔵庫を買うような時代になるということへの ある種の後ろめたさみたいなのが 当時の1950年代の日本人にはあって 後ろめたさがゴジラへの恐怖みたいなものになって 現れていたんじゃないかということなんですよね。 この話はすごく大事だなと思うのは そういう感覚で日本人がいたという 戦後の日本人がそういう感覚を持っていたということを 忘れちゃいけないなと思うんですよ。 戦争体験を忘れるなとか、平和報道みたいなので 戦争が大変だったみたいなことばかりが描かれるんだけど 新聞とかテレビでは。 でもそれだけじゃなくて 死んでいった人たちへの鎮魂家みたいなものを どうやって戦後の日本人が処理していったのかということも 実はすごく忘れてはならないことだったなと思うんですよね。 もちろん亡くなった日本人はだいたい 小兵が230万人、外地にいた日本人が30万人、空襲で50万人と 兵隊が230万人亡くなっている。 これ実は大半が、多くが飢え死にとか病気で死んでいるんですよね。 よく言われるリンパール作戦とかガダムカンとか みんな大変な状況で飢え死にしていったと。 だから太平洋戦争の勝ち負けには何の影響も与えていないという意味で それを未だに無駄死にだったとか犬死にだったと言っている人もいる。 確かに犬死にだったのかもしれないけど もしくはそうやって死んだ人を持ち上げることで 戦争美化することになるという批判もあるんだけど でも確かに犬死にだったし無駄死にだったのかもしれないんだけれど でも戦後に300万人亡くなっておりで何とか生き延びた 何千万人もの日本人が自分たちだけが生き残ってしまったんだという気持ちを共有して そこに何か後ろめたさみたいなものを持っていたということを忘れちゃいけないんじゃないかなと。 それを軽々しく死んだ人は犬死にだったと。 そんなものを美化するのは戦争に戻ることだ、軍火の響きだというのは あまりにも軽々しくて嫌だなと思うんですよ。 それは別に戦前の日本に戻れという保守的な思想でもなく 戦争を肯定しているわけでも全然なくて ただやはりその時代時代にいろんな時代の感覚があったんだなということを思い出した方がいい。 それを記憶し続けることの方が大事じゃないかなと思うんですよ。 実は多くの日本人が戦争反対だったという戦争映画はしょっちゅう今でも作られているんだけど あれはほとんど嘘ですよね。 実際にはみんな、特に初期の真珠湾攻撃のぐらいの時期 まだ勝っていた時期はみんな明るい戦争だと言ったり、戦争賛美していたんですよ。 本当に戦争をうんざりと言い出すようになったのは 末期の空襲が始まるようになったぐらいの頃からだという風に 僕はいろんな方法で学びました。 だから当時の感覚が戦争反対だったという そういう嘘の時代感覚を残すことの方が反戦には良くないんじゃないかなと思う。 逆に戦争賛美しながら戦争に突っ込んでいって 終わり頃になって戦争をうんざりだと言って 戦争が終わってみたら何百万人も亡くなって それに対してみんな後ろめたい思いをしながら 自分たちだけが生き残ったんだなと思って そういう後ろめたさを抱えながら戦後の高度成長に少しずつ進んでいったという そういう時々の時代感覚をきちんと記録していくことの方が 本当の平和報道なんじゃないかなという風に思います。 ではまた明日。 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚07:311.チャプター 1コメント感想・質問・応援メッセージを書こう ykawag2022年12月23日高度成長期って戦争が終わったから、起きえたことなんですね。普段は誰もが金のため、所属のため、プライドのため、あらゆることに関して我を張り、争うので、結局暴力併用な方が勝ち、萎縮させ、経済だけでなく政治も社会も歩みを遅らせている。そしてそのためにまた争って、、返信
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そしてそのためにまた争って、、