TOPトーク専門家毎朝の思考ネットに隠れ家がなくなり、新しい秘密の「もぐり酒場」が求められてる06:26 2022年2月2日 5,665再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次ネットから失われた「隠れ家」の行方「炎上」回避、ラジオの新たな価値とは早口はもう古い?「緩い」対話の時代日本語音声と「ゆっくり」話す効用音声配信で築く信頼「エトス」の力AI文字起こし(β版) # チャプター 1 おはようございます。佐々木敏郎です。 東京フェムで、深夜1時からやっている平日の 生放送の番組をやります。東京スピークイージーという。 このスピークイージーって気楽に喋るみたいな感じの言葉なんだけど もう一個の意味があって、金州峰時代、アルカポネの時代ですよね。 あの時代のアメリカのモグリの酒場、こっそりやっている酒場のことだったらしいですね。 そういうこっそりやっている場で、カウンターで隣で喋っている人たちが 何言っているのかなというのを、ひそやかに聞くみたいな そういうコンセプト。これ秋元康さんが命名したらしいんですけど すごいなと思います。 ある意味隠れ家的なものって ネットが普及した今だからこそ求められているコンテンツなのかなって最近感じるんですよ。 インターネットが出てきた頃、90年代の終わり頃というのは どっちかというとマスメディア、新聞テレビ雑誌ラジオが表舞台で ネットは本当にアングラで秘密の隠れ家みたいなイメージですごく強かったんですよね。 2chとかその前のテキストサイトとか 怪しいワールドとかいろいろありましたけど非常にアングラな時代。 それがだんだんそうじゃなくなっていたら 多分一番大きいのはSNS、ツイッターとかが普及して 何でもかんでもアカデミーに出されて炎上するようになったから。 インターネットの特性の一つにはURLがありますよね。 すべてがURLで紐付けられるので どんな人が読んでいない隅っこの方のブログで記事を書いても そのURLがツイッターに貼り付けられて 内容が例えば怪劇だったりとか出言が含まれたりすればあっという間に炎上しちゃう。 だから安心して書ける場所というのはURLのおかげでなくなってしまった という言い方もできるんじゃないかなと思うんですよ。 一方でラジオとかもちろんラジコとか普及しているので URLが紐付けされていることは可能なんだけど 一方で例えば30分とか1時間のご案文を一生懸命聞いて その中からこいつは出言っているというのを書き起こしして それをツイッターに貼り付けるって結構面倒くさくて大変じゃないですか。 そういうことを一生懸命やっている人もいますけど ある意味注目されにくいインターネットという恐ろしい場所だよね。 ローマのコロッセウムに引きずり出されにくい場所である。 ラジオというのが逆にそういう場所になってきているなという感じはするんですよ。 戦う場所じゃなくてひっそりと秘密の会合をしてそこでみんながゆっくり屈辱みたいな。 だから多分喋り方も変わっていくんじゃないのか。 youtubeの文化ってどっちかというと早口で気感中のように喋りを繰り出すみたいなのがあった。 それって2000年代のネット論談とかもそうだったと思うんですよね。 トークイベントに行くとみんなすごい気感中のように喋りまくっている。感高い声で。 でもそういうのじゃないバトルじゃなくて ひそやかにみんながこっそり語り合う親密で気持ちの良い場所というところには 気感中ではなくてもっとゆっくりだらだら喋るみたいな。 そういうものの方が実は向いているのかなと。 youtubeの中でも例えばそれこそヒカキンさんのトークとか ゲーム実況の一部の人たちとかはもっとゆっくり喋ってますよね。 なんかコンテンツとして完成し尽くさない感じの緩さみたいなものの方が 逆に喋りには僕はいいんじゃないのかなという感じがします。 だからこのボイシーだってそうですよね。 ものすごい勢いでワーッとマシンガンで喋られると 日本語って漢字が多いのとか動員語が多いのとかあって 頭にスッと入りにくいと思うんですよね逆にね。 だからゆっくり静かに喋るっていう方が 日本語の音声としては向いているのかなという感じもします。 だからそう思って僕はそんな喋って気感中のように喋るのほんとあんまり好きじゃない。 アベマプライムとか行くとついそういう喋り方しなきゃいけない時も出てきちゃうんですけど できればこうやってゆっくり喋る場所を作っていくのがいいかなと思っているんですよ。 これも何度か記事で紹介したことがあるんだけど 古代ギリシャのアリストテレスが弁論術って本で 人を説得するにはロゴスとパトスとエトスだって話をしている。 ロゴスとパトスは論理と感情。 感情はついつい過激な方に行ってしまうし かといって論理だけだと人は説得できない。 そこまでみんな面倒くさいことを考えてくれない。 3つ目のエトスってある種人と人の信頼感 日常が続くことによるその日常的な信頼感安心感みたいなものを エトスって言うんですよね。 そういうエトス的なものと音声って 僕は親和性が高いかなという感じがするんです。 毎日毎日こうやってボイシーで配信して もうはや5ヶ月経つんですけど これこそが僕と聴いている皆さんの間の ある種のエトスみたいな信頼感になってきてるんじゃないかな というのも心ひとかに思っていて この密やかな親密な感じのボイシーを 今後も続けていければいいなと思っています。 ではまた明日。 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚06:261.チャプター 1コメント感想・質問・応援メッセージを書こう 加地 慶子2022年2月6日林の中でグダグダゆっくり喋っている。それがダメなようなYOUTUBE。佐々木さんの話にいいのかな? と。返信 俊尚 佐々木2022年2月3日ありがとうございます!嬉しいです。本も読んでいただいて恐縮です。返信 ちろ2022年2月2日とても共感しましたTwitterではふつうに読めるのですが、ひとたびその方のVoisyを聴くと早口でまくしたてているので疲れてしまいました(笑)読むのと聴くのではこんなに印象がちがうのかと私は夜寝る前に枕元で、また家事をしながらVoisyを聴いているので、佐々木さんの落ちついた声で淡々とお話しするのが心地よいです(料理の話をすると少し熱くなるのも楽しいけど)『読む力』少しずつですが読み進めています(^^)奥様のtweet(佐々木さんの手料理シリーズ)も大好きです!返信
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Twitterではふつうに読めるのですが、ひとたびその方のVoisyを聴くと早口でまくしたてているので疲れてしまいました(笑)
読むのと聴くのではこんなに印象がちがうのかと
私は夜寝る前に枕元で、また家事をしながらVoisyを聴いているので、佐々木さんの落ちついた声で淡々とお話しするのが心地よいです
(料理の話をすると少し熱くなるのも楽しいけど)
『読む力』少しずつですが読み進めています(^^)
奥様のtweet(佐々木さんの手料理シリーズ)も大好きです!