TOPトーク専門家毎朝の思考第二次大戦後の「国際秩序」は、ついに終わっちゃうんだろうか08:24 2022年2月26日 7,387再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次ウクライナ侵攻、過去との決定的な違いG7牽引の国際秩序、中露が異を唱える構図天然ガスに揺れる欧州と経済強大化する中国「歴史の終わり」から19世紀への回帰かリベラル秩序維持へ、日本の役割と課題AI文字起こし(β版) # チャプター 1 おはようございます。佐々木としなおです。 ロシアの暗いな進行。大変な騒ぎになってますけど これは一体何を変えつつあるのかっていうね そこを多分考えなきゃいけない。 過去にも大国が戦争するというのはいっぱいあったんですよ。 最近だとアメリカがイラクとかアフガニストンでやった戦争もあったし その前にはベトナム戦争もあったし あるいはロシアがソ連と言ってた時代にアフガン進行したこともありました。 いろんな戦争があったんだけど でも今回それらとは画期的に決定的に違うよなっていう感じがするんですよね。 多分なぜそう感じるのかというと 第二次世界大戦が終わってから 戦勝国だった連合国がユナイテッドネーションズ、国連を作って それが戦後の枠組みになったんですよね。国際秩序の。 ただ実際には国連はあまり機能しなくて 事実上その世界秩序を牽引してきたのは 今でいうG7のメンバーであるような アメリカとヨーロッパと日本の国々が集まった枠組みになった。 G7の前はサミットとか言ってましたよね。 冷戦が終わってアメリカが唯一の頂帯国になって サミット、G7というところで日米欧が協調して 国際秩序を作っていくという流れだったんですよね。 それに対して中国とロシアが異を唱えて対等してきているというのが最近の構図。 昔の冷戦と何が違うのかというと 当時の冷戦は社会収穫で大きい国はやはり今と同じように ソ連と中国だったんだけど 中国は大躍進運動とか文化大革命とかがいろいろあって 人がいっぱい死んだりして、すごい危機的な状況。 貧困だったし、昔も多かったし。 ソ連は最初は良かったんだけど だんだん経済的には、計画経済と言われる社会主義の経済がうまくいかなくなって 最後は本当に経済ボロボロだったんですよ。 だから当時のソ連は倒れるべくして倒れたという感じだったんだと思うんですけど 今の中国、ロシアって当時のソ連、中国と全然違う。 ロシアは経済相変わらず弱いんだけど 一方でヨーロッパは再生可能エネルギーに傾斜していく中で あまり火力とか石炭を使うなって話になり じゃあ何なのかというと風力とか天然ガスだよねと フランスなんか原発を動かしてるんだけど ドイツはもう原発をやめますと言っていて そうなるとロシアの天然ガスがすごい重要なエネルギー源になってきている。 特に去年は異常気象でヨーロッパで風が吹かなかったという有名な話があって それで風力発電のエネルギーが全然足りていない。 だから今年の冬はヨーロッパは寒いという話ですよね。 ロシアからの天然ガスに首根が抑えられているという問題がある。 中国はもう経済強大で日本をとっくに追い越して もう間もなくアメリカの経済規模を超えるんじゃないか というぐらいに強い国になっているわけですよね。 だから中路は強いんですよ。 おまけに逆のアメリカ、ヨーロッパ、日本はどうかというと アメリカはトランプ大統領の時代がやっぱり大混乱だったというのがある。 ヨーロッパはヨーロッパで、今度はシリアやアフリカからの移民難民がすごい増えて それに対する反発で極政党が台頭してきたりとか すごい混乱が続いているという状況なんですよね。 だからもはや戦後の日米を あるいはその前の国連とかを維持する国際秩序という枠組みが もう終わってきているのかなというのは最近すごく強く感じた。 今回のウクライナ侵攻というのが決定的な時代になっているのかなという感じもするんですよね。 冷戦が終わった時にアメリカのフランシス・フクヤマという歴史学者がいるんですけど 歴史の終わりという有名な本を書いて 冷戦が終わって民主主義と自由経済が勝利したんだと だからこれからは無期限に社会の平和と自由を楽しめる時代がやってきたんだという 明るい未来を当時描いたんですよね。1989年ぐらいの本だったと思うんだけど でもあれから30年を経って今になってみると全く違う 暗い世界に戻ってきているというか 昨日、おとといかこのウクライナ侵攻について今日話しているみたいなことをツイートでレントしたら そんな価値観は古い19世紀みたいな価値観だと怒る人がいたんだけど 19世紀ってまさに太平洋戦争後、ダニー世界大戦後の価値観がだんだん崩壊してきて ヨーロッパで大戦が起きたりする直前の状況にまで 時代状況が戻ってきているんじゃないかな。だから19世紀に戻るというのは別に 価値観がダウングレードしているんじゃなくて そういう国際状況に逆回りして戻ってきちゃっているというところもあるんじゃないかなと思うんですよね それに我々はどうやって合わせていくのか。 なんかある意味トランプ時代はよく言われたんだけど ヨーロッパが移民問題で揺れ、アメリカがトランプ大統領で混乱している 日本が本当にリベラルな国際秩序の権威薬みたいになってきている というのは結構アメリカの外交系のメディアとかにも出ていて それこそ第二次安倍政権で言っていた 自由で開かれたインド太平洋みたいな インドからオーストラリアまでのインド洋太平洋を結ぶ一体を このリベラルな国際秩序のベースにしていきましょうみたいな そういう考えとかは本当にリベラルな国際秩序を維持しようという 前向きな方向性だったんですよね。 こういうものをどこまで維持していけるのか。 ロシアのようにいきなり4000万人の人口がある国をわっと蹂躙してくるという 戦争が行われるという状況になって 国際秩序を維持しよう、権威しようと考えている日本は 一体これからそこで何ができるのかという とはいえいきなり軍事派遣するとかそういう話もならないだろうし そういうこともいずれ考えなきゃいけない時代に来てるんだなというのは本当に思います。 なかなか難しいよねこの問題。 ただ立ち止まって後ろ向いてれば済むってことでなくなったのは 僕は間違いないんじゃないかなと思います。 ではまた明日。 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚08:241.チャプター 1コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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