TOPトーク専門家毎朝の思考ウクライナ侵攻で考える「共感」のメリットデメリット07:00 2022年2月27日 6,525再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次現代の戦争がSNSで伝えるものウクライナ孤立の背景と感情的葛藤ウクライナへの共感、その理由とは?「反共感論」が示す共感の限界共感の光と影、見落とされる現実AI文字起こし(β版) # チャプター 1 おはようございます。佐々木敏夫です。 もうここ数日ずっとウクライナの話を追いかけていて ニュースとかだけじゃなくて、本当に現地の人の投稿だったりとか いろんな専門家の投稿情報みたいなのをずっと読んでいるんだけど こんなに心揺さべられることはなかったなというぐらいの思いがします。 ウクライナの状況ってすごく微妙で ロシアはヨーロッパに天然ガスを送っているので ヨーロッパはそんなにロシアに対して強く言えない 特にこの冬、厳しい寒さの中でエネルギー危機という状況の中で ロシアの天然ガスが命づらいになってしまっている。 一方でアメリカはウクライナに派兵することはしないというふうに バイデン大統領が言っていて、もう本当に孤立無縁になってしまっている。 昨日紹介した記事でウクライナの大統領が 我々は孤立無縁で防戦している。共に戦ってくれる者はいないようだ。 という必要な呼びかけをしているのを見ると もどかしくて、あるいは自分が何にできるのかわからない 情けなさみたいなもので何とも言えない気持ちになるんですよね。 こういうSNSとかを通じて、youtubeとかも含めて ダイレクトに現地の人の思いが伝わってくる感じというのは 本当に現代の戦争なんだなぁというのは思います。 僕はこう数日ずっと、いろんな人の ウクライナ関係の専門家とか現地の人とかのアカウントを集めて それらをずっと横断的に読むというのを一生懸命やってるんですけど これは新型コロナ時も医療クラスターと言われる 医療従事者の専門家の人たちの横断的に読む その人たちのアカウントを一つのツイッターのリストにまとめて それを毎日読むというのをやってたのと同じ方法を今回もやってるんです。 これは新しい本の読む力、最新スキル大全にも説明してあるんですけれど その中で現地の日本人女性で、ウクライナの人と結婚されて 向こうに住んでいらっしゃる方のアカウントがあるんですよね。 後でこのボイシーのURL貼り付けておきますけど 昨日も午前11時ぐらいに日本時間の もうずっと我慢したけどもう涙が止まらない。 何のためにこんなひどいことをするの? というふうに短く投稿されていて、もう本当に胸が塞がるような思いです。 でも一方で考えなきゃいけないのは なんで我々がこんなにウクライナに共感できるかというと なんだかんだ言ってもウクライナはヨーロッパだからじゃないかと 我々と同じような生活をし 同じようなものを食べ、同じようなファッションに身を包みっていう なんかその近しさがあるから多分共感してるんじゃないかと いうのもあるんじゃないかと思うんですよ。 今回のウクライナの人たちに対する共感というのは 僕は本当にイラクとかアフガンとかあるいはミャンマーのロフィン家族とか そうした人たちに抱くことができたのか ということをやっぱり我々は常に問い返さなきゃいけないよね という気持ちもあるんです。 反共感論という翻訳本があって共感って結構限界があるよね という話が書かれている。 だからあまりにも何でも問題を共感で なんとか解決しようというのはやっぱり良くないよねという話なんです。 その本の中で紹介されていてなるほどなと思ったのは 前にシリアの内戦が起きて イスラム国とかが潮流爆行していた頃に パリでイスラム国によるテロがあって 100人以上の方が亡くなったという事件があったじゃないですか。 あの時日本の我々もすごい悲しんで みんなSNSのアカウントにパリの国旗をつけたりして すごい悲しんだり共感したりしたんだけど でもあの時実は同時にシリアではもっとたくさんの人たち 何百倍何千倍の人たちが家を失って 政府軍からの攻撃にさらされイスラム国からの攻撃にもさらされ ひどい目の暑さだった。 でもその人たちに対する共感軸はなぜか薄くて なぜか我々はパリに住んでいる人たちばかりに共感していた。 本当にそれでいいんですか?という反共感論の本は書いていて 確かにこの問題は大事だよねと。 結局自分に近しいから共感を感じる。 パリに行ったことがある人が多いし なんとなく生活ぶりとか日頃映画とかで見たりとか 実際に見聞きしている情報も多いから あるいはヨーロッパだから先進国だからってのがあるのかもしれない。 一方でシリアってすごい遠い中東の国で なんだかわからないけど石造りの家に住んでいて なんか日本とはだいぶ違う感じだよねと。 あるいはひょっとしたら途上国だからっていう なんとなく下に見ている意識っていうのも 我々の内心にあるのかもしれないよねっていうね。 だからこういう問題を考えるときは本当に共感だけで 共感があるからこそもちろん人々は動くし 世の中は変わるんだけど でも共感だけだとそこから忘れ去られていく人がいる っていうことは常に考えなきゃいけない。 共感にもメリットデメリットがちゃんとあるんだと。 話もいいことばかりじゃないんだってことを やっぱり忘れないようにしなきゃいけないなっていうのは 今回改めて思いました。 ではまた明日 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚07:001.チャプター 1https://twitter.com/ua_withTelya/status/1497389681176199171コメント感想・質問・応援メッセージを書こう イダジェ2022年2月27日サッカーにて、ウクライナの選手がいるチームのセレモニーを見ていて、「これ中東とかミャンマーの選手はどう見るんだろうなぁ…」とふと考えていました。言い出しづらい考えだなと思っていたのですが、お話聞いてとても勉強になりました。1返信 なかのい2022年2月27日『反共感論』の紹介に”ワクチン接種プログラムを中止すれば、数十人の任意の子どもが死ぬとする。この場合、あなたはそれらの子どもに共感を覚えることはないだろう。統計的な数値に共感することなどできないのだから”今まさに起きている事象なので考えさせられました。返信 俊尚 佐々木2022年2月27日まさに!ですね。
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”ワクチン接種プログラムを中止すれば、数十人の任意の子どもが死ぬとする。この場合、あなたはそれらの子どもに共感を覚えることはないだろう。統計的な数値に共感することなどできないのだから”
今まさに起きている事象なので考えさせられました。