TOPトーク専門家毎朝の思考わたしが考えてきた「統合世界観」について09:07 9月11日 5,443再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次多岐にわたる活動を支える「核」テクノロジー進化が変える世界の様相20世紀の終焉と「自由の呪縛」統合世界観が示す未来への地平身体感覚が導く世界認識のアップデートAI文字起こし(β版) # わたしが考えてきた「統合世界観」について おはようございます。 佐々木としなおです。 もともと僕の仕事は 情報通信テクノロジーの紹介から始まって 徐々にその守備範囲を広げてきたというのがあるんですよね。 最近だと本当に登山の方も出したりとか あとは料理の方はいずれも1回出してるんだけどまた出したりとか そういう話をするとみんな驚かれて 活動の幅が広いですね、みたいなことを言っていただけるんだけど 個人的には自分の内面では活動の幅が広いとは思っていなくて 自分の世界観があって、その世界観を元に 世の中がどう変わっていくのかを見ている。 その局面の一つとして、切り口の一つとして 料理とか登山があるという位置づけなんですよね、僕の中ではね。 その世界観って何なのかというと これも何度となくあちこちで喋ったり書いたりしてるんだけど 一つはテクノロジーの進化。 20世紀の終わりからインターネットが出現し 当時は本当にサイバー空間なんて言葉があって バーチャルなインターネットの空間の中だけに閉じた遊びだった。 2チャンネルとかそうですよね。 でもそれが2000年代に入ってSNSが登場して 人間関係という非常に物理的な人間臭いところまでインターネットが多いようになり さらにはスマホが出てきて生活空間の中にもインターネットが進出するようになり さらにAIが出てきて 人間の頭脳そのものも左右するようになり どんどん領域が広がっているわけですよね。 そういうテクノロジーの進化と普及みたいのがある。 それと時を同じくして20世紀的な枠組み 例えば日本でいうと冷戦55年大戦みたいなアメリカの核の傘に入り 同時に自民党が圧倒的に強くて 社会党と政治的な対立構造を作っているだけ という固定的な枠組みが20世紀にはずっとあったんだけど それが崩壊してきた。 同時に金代という封建的なものから自由になりたいというのが金代という社会だったんだけど その金代が終わりを告げて ポスト金代と言われる 80年代頃にポストモダン、ポスト金代という言葉が流行ったんだけど あの頃は金代の時期はどうなるのかあまりわからないまま喋っていたところがある。 でも今は本当に20世紀に入って金代というのは完全に終わりを告げて だから封建制度から自由になりたいと思っているのが金代だとしたら ポスト金代の時代には自由というものがありすぎて困るっていうね そういう時代になってきているわけですよね これもよく話すんだけど 親が決めた恋愛、親が決めた結婚みたいな時代には 自由恋愛っていうのがすごく貴重なものだと思ってみんなが憧れていた ところが金代が終わってもう恋愛なんて好きにしてくれと 誰と結婚しても構わないよっていうふうに 徹底的に自由になってしまった結果、逆に恋愛弱者みたいな 恋愛できない人が現れ、結婚もできないと 一部のイケメン美女だけが恋愛や結婚を独占してしまうみたいな そういう自由による抑圧とか自由による呪縛みたいなのが生まれてくるっていうのが この21世紀のポストモダンの世界なわけですよね そうやって金代が終わってポスト金代に移行するという 大きなパラダイムシフトも同時に起きてきている。 このテクノロジーの進化と時代のパラダイムシフトという二つの出来事によって 我々の世界はどう変わっていくのか どう変わっていけばいいのか、どう変わりたいのかってことを考えていくというのが 個人的には最も大事なライフワークであって 世界観であるということなんですね。 その中でいろんな本を書いているわけです。 だからそれはテクとか社会問題に限らない。 家飯こそ最高のご馳走であるという料理本を2014年からマガジンハウスから出していたのですが あの本を書いたのもちょうど震災が起きたしばらく後であって 社会が混乱していた。 リーマンショックなんかもあって安定的な身分がだんだんなくなる。 多様性が高まり安定が消滅し 自分が人生の基盤をどこに置いていいのかわからないみたいな時代に変わっていく中で 日常の生活こそは自分自身の安定につながるんじゃないかということを自分なりに考えて だから料理をするという行為こそが不安定な時代における非常に重要な人間の基盤になっていくんじゃないかと そういう前提であの本を書いたんですよね。 あれから10年経ってますます不安定さが高まり 自分の人生どころか日本がどうなるかもわからない。 さらにはプーチンとか習近平とかが出てきて世界がどうなるかさえわからない。 トランプ一体何するつもりなんだみたいな。 そういう世界の中でますます不安定になってきている。 同時にAIが登場して人間の脳みそよりもさらに高度な存在が出てきている。 そういう状況の中で我々とって最後のやりどころは何なのかってことを考えた時に やっぱり身体感覚だよね。 っていうのはすごく考えるんですよ。 そこからフラット登山の話になってくるんだよね。 歩くって恋こそが最も我々の大事な身体的な重要な価値観なんじゃないか。 感覚なんじゃないか。 このフラット登山の本を書いた時に、ある意味家飯の本を書いた時に ずっと長い10年の期間で合流した感じがあって そうだよね。料理は手であって登山は足だよね。手足を使うっていうね。 この身体感覚についての話をもっと追求していかなきゃっていうので 今年の名も無き料理って本にもつながっていて そして今書いている野生の戦略っていう仮のタイトルを個人的につけているんだけど この野生の戦略の本にもつながっている。 つまり身体感覚こそが自分自身の世界認識をアップデートする非常に重要な手立てなんじゃないか。 っていうことなんですよね。 そうやって20世紀の枠組みが終わり、近代が終焉し テクノロジーがすごい距離で進化していく中で 我々の存在というのは一体どういう風に変わっていけば未来に希望を持てるのか。 そういう地平の中で料理の話が出てきて、登山の話も出てきて あるいは拠点生活っていう移動生活の話も出てきて ありとあらゆることをやっている。 しかもそれをかつての古い時代のジャーナリストのように 人に取材して書くんじゃなくて、自分で実践して書く。 これも311の後に学んだことなんだけど やっぱり被災地とかに行って自分の知らない土地のことを書くよりも 被災した人、当事者が自分の被災地のことを書く。 ものすごく職業力があってストレートだなと。 それで当事者の時代って本を2012年に書いたんですけど それを自分でも考えるようになって 自分自身が当事者として世界を描いていくことは重要だよねと。 だから登山の本も料理の本もそして3拠点移動生活も 全て自分の実践の中で見えてくることを書いてきたということなんです。 これをジャーナリストと言えるのかというと もうジャーナリストじゃないよねという風には自分でも思っていて だから最近文筆家とかになったりしてるんですけれど いろんなことやってるんだけど 結局自分の中では全て統一された一つの軸の周りをぐるぐる いろんな見え方が回ってるだけっていう 自己認識ではあるんですよね。 世界観は本当は統合されているんです。 なかなか控えされないんだけどね。 というわけで今日は自分の考えていることをお話してみました。 ではまた明日。 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚09:071.わたしが考えてきた「統合世界観」についてコメント感想・質問・応援メッセージを書こう Atom s9月12日これは他人からの信用という問題に突き当たりますね。取り止めもない気まぐれな人と評価されれば自然と人は離れていくでしょうし、直感的に一貫性を見つけられる人は面白がるでしょう。返信 lalami9月12日佐々木さんの料理本や登山の本に哲学性というか「思想」を感じる理由がよくわかりました。Tech の未来を思いやると人間の身体性こそが貴重であることがわかるとというお話。身体性に閉じ込められた現実から Techの力で飛躍しようとしてた時代が逆流しちゃう。逆流でなく発展的な帰還としたいです。3返信 花鳥風月9月11日ウソや誤魔化しのない自分の生き様をジャーナルしてますよね。ジャーナリストの真髄を生きていらっしゃるように見えます。2返信
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