TOPトーク専門家毎朝の思考ウクライナ侵攻には「世界は必ず前進するわけじゃない」って学びがある08:04 2022年3月14日 6,596再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次ウクライナ侵攻が問う憲法9条19世紀的価値観の再来が意味する揺らぐリベラル国際秩序の未来歴史は前進するとの確信は崩れたか平和な日本を維持する共有の思考AI文字起こし(β版) # チャプター 1 おはようございます 佐々木としなおです。 しばらく前にウクライナの侵攻が始まった時に ツイッターで連投して 冷戦の頃と比べると状況が本当に変わっちゃったよねと 憲法9条、戦争の放棄について 歴史的価値はあったけど あれはあくまで日本が他の国を攻めないという約束をするための 9条だったわけで 他の国が侵略してくることにはあまり役に立たないよねという話。 だから本当に9条をどうするのか あるいは自衛隊これからどうするのか 安全保障をどうするのかというのを議論しなきゃいけない。 でもそういう議論をするとすぐに東洋だとか怒る人が笑われて そこはもう少し価値観をアップデートした方がいいんじゃないですか ということを連投で書いたんですね。 よろしければその連投のツイートのURLを貼っておくので見てください。 そしたら結構いろんな非難のリプライがいっぱいやってきて 中には価値観アップデートしてって書いたら 何言ってるんだ、そんなものは19世紀の価値観にダウングレードしてるじゃないか って怒っている人がまあ何人かいて 19世紀の価値観にダウングレードというのはまさにおっしゃる通りなんですよ。 ロシアがやってることって本当は19世紀末から20世紀初頭ぐらいの 帝国主義の時代ですよね。 それこそクリミア戦争とかでイギリスとロシアが戦ってた時代とか とにかく国際秩序とか何もなしで他の国の領土を借り取るということに 欧米列強と言われる帝国主義的な国々がちみち挙げていた時代があって 今のロシアがウクライナを自分の産家にもう一度治めようとやっているのは まさに19世紀の時代の考えの再現である。 だからダウングレードと言われればそれまでなんだけど そういう19世紀的価値観に対して 20世紀や21世紀にはリベラルな国際秩序があるんだから それに従わないロシアはおかしい。 おかしいのは事実だしそういうことを言い続けるのも大事なんだけど そうやって第二次世界大戦後のリベラルな国際秩序という価値観を言っているだけだと もう対応できなくなってきているわけですよね。 もちろんそういうリベラルな国際秩序を守っていくんだということを もう一回日本やアメリカやヨーロッパの国々で確認し合うということもとても大事なんだけど でもそれだけではやっぱり進まない。 だからもう一回安全保障とかを考えなきゃいけない時代になったようなという話なんです。 だから我々は21世紀で価値観を持ちながら 19世紀的な現実を目の当たりにしてそれにどう対応しなきゃいけないか ということを迫られている感じなわけですよね。 まさか21世紀にどストレートな侵略戦争を起こす しかも国連安全保障理事会のメンバーである国がそれをやるなんてことは みんなあまり想定してなかった。 でもそれに対応しなきゃいけない。 結局我々というのは価値観がだんだん前に向いて良くなっていく、進んでいくという風に 20世紀の頃思ってたんですよ。 太平洋戦争、第二次世界大戦が終わり もうそういう戦争のひどい惨禍は起きないだろうという風に思い 戦後の復興が始まった。 そこで冷戦が始まったんだけど ソ連はだんだん経済的に困窮していって最後は崩壊する。 1990年前後に冷戦が終わってソ連が亡くなりという状況の中で アメリカのフランシスコ山という有名な歴史学者の人が 歴史の終わりという非常に有名な本を書いて もうそういう古い価値観はなくなって これからはアメリカを中心とした平和な自由な民主的な世界がやってくるんだと つまりそういう古いイデオロギーに縛られて戦い続けるという時代 それがそういう歴史はもう終わったんだという本を高らかに書いて みんな冷戦が終わった時はこれから平和がやってくるよねという風に 思ったんですよ。 だから90年代っていろんなこともちろんあったんだけど 日本だと金融危機があったりとか オウム心理病事件があったりとか でも一方で世界的に見ればなんとなく 温かな平和な夢を信頼できる時代だったのかなと思うんですよね。 ところが2000年代に入ると今度は それこそイスラム過激派の大統とか911の同時大発生があったりとか ものすごい非対称な戦争が起きてきて それに対してどう対応していいかわからず シリアでは膨大な難民が生まれてヨーロッパに流れ込み そのおかげでヨーロッパでは移民廃籍みたいな 極右政党が勢力を伸ばしみたいなことが起き さらにこのウクレレの振興が起きて 4000万人以上の人が住む国に 一般市民巻き添いどころか一般市民を標的にして ミサイルや爆弾を投げ込むという超対抗が現れ ある意味90年代というのが それまでの歴史からだんだん脱却して良い方向に進んでいって 上り調子だった右肩上がりだった平和について 右肩上がりだった時代とすれば 2000年代の人が20年間というのは この右肩上がりが逆にどんどん下がっていってると どんどん19世紀末のあの帝国主義の時代に 逆にまた近づいていってるっていうね そういうことを目の当たりにしてるなと思うんですよね だから歴史って前進するんじゃなくて 当たり前だけど後退するんだなと 民主主義と自由の民主主義っていうのは 最高の理想だと思ってそこにみんな近づくって思ってたんだけど そうじゃなくて逆に進むことももちろんあるんだなと それはね古い歴史を見ればそんなこといっぱいあったわけですよ ローマの平和がなくなってローマ帝国が崩壊し どんどんどんどん混乱が増えたりとかね そんなものどこの国でもいっぱいあったんだけど いざ自分たちがその下中にいるとね そういうことはあんまり歴史上のことを覚えてなかったかなっていう なんとも言えない虚脱感みたいなのが今回あるなと だからまあ我々にできるのはこの状況にとにかく即応してですね 何としてもこの平和な日本、自由で豊かなこの国を なんとなく何とでもね維持していくしかないって そういう共有した考えを持つことだけなのかなと思います ではまた明日 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚08:041.チャプター 1https://twitter.com/sasakitoshinao/status/1496778400052047877コメント感想・質問・応援メッセージを書こう くぼ けんた2022年3月14日進んだり、退いたりするもんですね返信 回鍋肉2022年3月14日少しずれるかもしれませんが、「日本は世界の潮流に乗り遅れている」とか「アップデートしなきゃいけない」とか言う人多いですけど、「世界の潮流」や「アップデート先」の是非について言及している人って少ない気がします返信
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