TOPトーク専門家毎朝の思考これからのメディアの意味は「媒体」じゃなく「みんなが交流する場所」06:14 2022年3月28日 6,189再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次「媒体」ではないメディアの真意とは雑誌が築いた「文化の空間」の魅力雑誌文化衰退で失われたものウェブ細分化が阻む交流の場ネットで再構築する交流の空間AI文字起こし(β版) # これからのメディアの意味は「媒体」じゃなく「みんなが交流する場所」 おはようございます。 佐々木敏夫です。 メディアという言葉は日本語に翻訳すると媒体 情報が流れる経路みたいなものなんですよね。 だから新聞とかテレビとかインターネットもメディアなんだけど SDカードみたいなものもメディアって言うじゃないですか。 カードの中にメモリに情報を入れて運ぶからメディアなんですね。 だからあくまで情報を運ぶものがメディアだと言われている。 でも昔のマスコミでいうと雑誌ってただのメディアじゃなかったなと 今でも思うんですよね。 今は雑誌なんて本当に売れなくなって 電車に乗っていても読んでいる人は滅多に見ないですけれど 僕らは本当に雑誌前世紀にずっと 思春期から始まって人生を送ってきた世代なので 雑誌という文化に対する思い入れはすごくあります。 70年代にポパイというマガジンハウスから出している雑誌があって 当時は平凡出版という名前だったのですが 76年にポパイが創刊されたんですよね。 それまでアメリカの西海岸のサーフィンだったり 当時ヘビーデューティーと呼んでいたアウトドアだったり 日本風のアウトドアじゃなくて かっこいいバックパックを背負ってダウンジャケットを着るみたいな アウトドアだったりとか 西海岸の文化みたいなものを広める役割をしたと当時言われていたんですね。 僕は高校生ぐらいの頃に手を取ってすごい激しく感動して 愛知県の岡崎というところの高校に行っていて 家はトヨタ自動車があるトヨタだったのですが 田舎町で暮らして全然そんな都会の文化なんて触れている感じはしなかった。 でもポパイを読むと自分がいる田舎のこの場所じゃなくて 西海岸のすごい文化に触れている感じがする。 だからポパイというのは情報が流れる媒体であるのと同時に かっこいい西海岸の文化に憧れる人たちが集まってくる一つの場所みたいになっていて だからその雑誌を手に取っている時だけは 日常を忘れてその文化の中に浸ることができたという感じがあったんですよね。 前世紀のマガジンハウスは本当にそういう文化の空間みたいなのを作っている感じがすごくあって もう吸監しちゃいましたがオリーブといういわゆる少女文化の雑誌があって それこそカフェオレ、ボールでカフェオレを飲みながらバゲットを食べ ボサノボを聞くみたいな、そういう少女サブカルチャーみたいな 文化を作ったのがオリーブだと言われていた。 田舎の周りにヤンキーしかいないような さびれた町に住んでいてもオリーブを読んでいる時だけは 私はオリーブの文化に触れているというふうに 昔のオリーブ少女たちはみんな思っていたんですね。 だから文化の土台みたいなもの、そこの空間 ある種の文化の空間みたいなのを作っているのが雑誌だったなと思うんですね。 だからいろんな趣味に合わせていろんな雑誌があった 鉄道の雑誌もあれば囲碁将棋の雑誌もあり ファッションの雑誌もあり、いろんな趣味の雑誌もあり 文化の雑誌もあり、それぞれの自分の欲しい文化に合わせてその雑誌を買う というのが昔の雑誌文化だったんですね。 でも結局インターネットが普及して 雑誌という形態そのものが情報を拾いにくいとか 値段が高いとかいろんな事があってどんどん廃れてしまっている。 紙の雑誌そのものがなくなっていくのはしょうがないと思うんだけど 一方で昔様々なジャンル、様々な趣味、様々な文化を支えていた 雑誌文化が消滅したというのはすごい残念だなと思うんですよね。 例えば映画を見に行こうと思って 映画の情報を皆さんどこで仕入れてますか。 あるいは新しい音楽を聞こうと思って 音楽の情報ってどこで仕入れてますか。 なかなかないですよね。 昔はみんな音楽雑誌を読んだり映画雑誌を読んだりして そこで新作とか新曲の情報を見てこれは聞きたいと思って レコード屋さんに買いに行ったりとか あるいはレンタルレコードを借りたり あるいは映画を見に行ったりとかしていた。 でもそういう入り口がなくなってしまって その文化を好きな人たちが集まる場所がなくなってしまっている。 逆にネットって情報は何でも手に入れられるんだけど ウェブサイトって携帯自体があまりにも細分化されてしまっているので みんなが集まる土台になりにくくなっているのはすごくあると思うんですよね。 だから今後のインターネットの進化で やはりもう一回誰かにやって欲しい 現れて欲しいなと常に思っているのは そういう昔の雑誌文化みたいなもの それは単に雑誌をウェブ化するとかそういう話じゃなくて みんなが求めている空間みたいなものを ネットの中で再び作っていくこと。 文化の最高みたいなね。 そういうのが出てこないかなというのはずっと思っています。 自分でやるよという話なのかもしれないけど きっとそういう機運がいずれ僕はもう一度 ネットの世界に現れてくるんじゃないかなという期待感も持っているんですよね。 みんなでもっと交流する場所が欲しいじゃないですか。 ではまた明日 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚06:141.これからのメディアの意味は「媒体」じゃなく「みんなが交流する場所」コメント感想・質問・応援メッセージを書こう トリ2022年3月30日POPEYE…インクのせいか独特の匂いを放っていましたね。「異世界を覗く感覚」と云えば私にとってはFMラジオもそうでした。電波の入りが悪い所、アンテナとダイアルをいじり回して「エアチェック」してました。今考えると一方通行なんだけど、「齧り付く」「舐め回す」「食い入る」感じで没入してました。いつの時代も「新しい扉」は求められていますね。返信 俊尚 佐々木2022年3月31日深夜ラジオとか本当にそうでしたね。 H!ROY@2022年3月29日20代の私は知らなかった雑誌文化!返信 俊尚 佐々木2022年3月31日ありがとうございます。 ちょっともん2022年3月28日わたしも京都府の片田舎で育ちとても狭い世界で暮らしていたので、オリーブを読んでる時だけ都会の風を感じられたあの感じを思い出しました。いつも楽しく拝聴しています。これからも楽しみにしています。返信 俊尚 佐々木2022年3月31日ありがとうございます。
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「異世界を覗く感覚」と云えば私にとってはFMラジオもそうでした。電波の入りが悪い所、
アンテナとダイアルをいじり回して「エアチェック」してました。
今考えると一方通行なんだけど、「齧り付く」「舐め回す」「食い入る」感じで没入してました。
いつの時代も「新しい扉」は求められていますね。
いつも楽しく拝聴しています。
これからも楽しみにしています。