TOPトーク専門家毎朝の思考「ちっちゃい小物入れ」をたくさん用意することが発想の秘訣07:48 2022年5月28日 6,491再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次「20万文字」執筆を可能にする方法発想を育む「小さな箱」の準備無数の断片から流れを生む構築術未来のアイデアを生む情報ストック術BearやNotionで実践する発想の秘訣AI文字起こし(β版) # 「ちっちゃい小物入れ」をたくさん用意することが発想の秘訣 おはようございます。 佐々木敏生です。 昔、小説家の人のエッセイを読んでいたら どうやって本を書くんですか、小説を書くんですかって聞かれて その作家の人は、登場人物が自分の思惑から逃れて自由自在に動いていくんですよ。 それをただ書いていくんだみたいなことをおっしゃってて、へーと思ったことがある。 僕が書いている本は全然小説じゃないので そんな風な書き方は全くできないんですよね。 ひたすら構成していくというか、全体像をきっちり積み上げていくというやり方で 順繰りに書いていけるわけじゃないんですよね。 長い本をたまにも書くことがあるんです。 そうですね、過去すごく長い本というと、数冊あるかな。 3年前に出した時間とテクノロジー、あれは20万文字ちょっとぐらい。 ちょうど10年前、2012年に出した当事者の時代って本もあるんですけど 両方とも古文社ですけど、これも20万文字以上あったかな。 どっちの本も書くのもすごい苦労しました。 でも冒頭から順繰りに書いていって、直線的に書いているわけじゃない。 結局そういう20万文字の分厚い本をまずやることは すごい小さなパーツを無数に用意することなんですよ。 どっちの本もこういう本を書こうという風に まずコンセプトみたいなのを最初に決める。 そのコンセプトは結構書いている途中で変わってきたりはするんだけど ある意味それが何を書こうとしているかというテーマみたいなものですよね。 ちょうど今書き落ちつつある本だと ITのプラットフォームみたいなものがどう進化していくのか これからどうなるのかというところからテーマを考えて だんだんメタバスとかウェブ3って最近言われている言葉の話によっていったんだけど いずれにしろ今後のメタバスとかウェブ3とかを含めたインターネットがどうなるのかというざっくりしたテーマがある。 そのざっくりしたテーマに基づいて 小さな材料を大量に用意していくんです。何でもいいの。 これ関係あるかなとかいうのも含めてどんどん用意して メモアプリに蓄積していくんですよね。 それがすごい数になっていく。 本当に一冊の本を書くためにそういうパーツを100とか200とか用意する。 そのパーツというのは取材とか対談とかで人から聞いた話の断片だったりとか あるいは書籍を読んでそこから抜き出したりハイライトしたり 付箋を引いたところからの題材だったりとか あるいはいろんなウェブのメディアであるいはツイッターで読んだ話だったりとかね。 とにかくそういう概念みたいなもの。 ちょうど今年出した読む力って本で 本を読んだらそこから概念を抜き出すのが大事だって話をしたんだけど そういう概念をたくさんたくさん小さな箱に入れておく。 小さい小物入れを作ってそこに一個ずつ概念を入れていって その小物入れがわーっと積み上がっていく感じになっていく。 そのたくさんの小物入れが本を書く時にそれを全部一個ずつ並べていくんですよ。 それを眺め渡しながらこれらをどう結びつけるかっていう風に考える。 つまりそこで今度はコンセプトだけじゃなくて ざっくりしたコンセプトだけじゃなくて全体の流れを考えるフェーズに入る。 その流れを考えていく中で、その小さな小物入れに入っている概念みたいなものも 並べ替えて順番に置いていくっていう作業をずっとやるんですよね。 そうやってやっていくと、こういうやり方でチリも積もれば山となる。 だから一個一個のこういう話もあったな、こういう話を聞いたなとか そういう小さな概念って、別にそれを並べる作業って大したことないんですよ。 集めておく作業というのはね。 そういうのをどんどん小さな小箱に入れてはメモアプリに放り込んでおく。 乱雑にね。別に順番とかいちいち考えない。 その作業自体は本当にチリみたいな作業で自然にやっておくわけです。 例えば1年後にこういう本を書こうという大胆なイメージがあったら そのために材料をずっと準備しておく。 最近だと、これは別にまだ書籍の計画も何もないんだけど 個人的にはテクノロジーで死生観、人の死に方、生き方みたいなもの そういうのがどう変わるかというのはずっと関心があって いつか本に書こうと思っているんですよ。 だからそのテクノロジーと死生観に関わるような話 例えば、パーソナリティをAIにコピーして作るみたいな話が結構あるじゃないですか。 ディープヘイプで死者の動画を蘇らせるとか そういう材料は折に振れ、この記事面白い、この本書いてあること気になると思ったら 全部メモアプリの死生観という箱に全部放り込んであるんですね。 でもまだそれはすぐには何かを作るわけじゃない。 でもひょっとしたら、いざそれを本にしようと思った1年先とか2年先とか3年先に よしと思ってその箱を開けると、その小さな小箱が沢山積み上がっている。 初めてそこで一個一個全部チェックしてみながら そうか、こんだけの材料があるから、ここからこういう流れの話を作れるかなというふうに考え始める。 流れを作ったら、全体を章分けして、これは第5章まで書けるから全部で 5つのチャプターに分けて書くかみたいなことを決めて それぞれのチャプターにどの小箱が当てはまるかというのを考えて 小箱を並べ替えるんですよね。 そこから大まろに書き始める。 書いているうちにやっぱり足らないものが出てくるので それは追加でリサーチしたり、人に話を聞いたりとかいろんなことをするんだけど そうやって僕は本を作っています。 これは別に本を作る、出筆するだけじゃなくて 何かのアイデアをまとめるとか企画を作るとか いろんなところに役立つ考え方なので 皆さんもそうやってメモアプリ、何でもいいんだけど エヴァノートでもノーションでも あるいは僕はベアーっていうエディターっぽいメモアプリを使っていて これすごい愛用してるんですけど ベアーとかそういうところに全部項目を作っておいて放り込んでいくテーマを作って そういうやり方をしてみてください。結構お勧めですよ、このやり方は。 読む力の次は書く力って本が書けるんじゃないかと最近思ったりします。 ではまた明日。 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚07:481.「ちっちゃい小物入れ」をたくさん用意することが発想の秘訣コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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