TOPトーク専門家毎朝の思考まだ建物がなかったころ、神社はただの「空白」だった07:41 2022年7月5日 5,951再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次神社の起源:建物がない「城」とは?神様がいない?古代日本の神社概念伊勢神宮に学ぶ「空白」の絶対性現代に残る「謎の神社」の魅力とはお地蔵さんへの祈り、その本当の意味AI文字起こし(β版) # まだ建物がなかったころ、神社はただの「空白」だった おはようございます。さわひとしなおです。 皆さん神社仏閣とか好きな人多いですよね。 神社仏閣って一まとめに言っちゃってるけど、神社とお寺、どっちが好き? あんまり区別してない人もいるかもしれないけど、神社は神道、寺は仏教ですよね。 どっちも絶対的な神様がいる。 キリスト教とかイスラム教とはだいぶ違うんだけど 仏教というのはある種の哲学なので、下達するとか 悟り開くとか、今の苦しみから解放されるとか 時代によって求めるものは少しずつ変わってきてるんだけど 何らかの目的がある場所なんだろうなと思うんですね。 仏教の寺ってのは。 神社ってすごい特殊なのは、別に何の目的もない。 神様もいない。 そう、神様はいないんですよね。 城っていうのが昔あって、名は城の城ですね。 代々木の代って書くの。 ここって何か不思議な場所だよねとか 最近のパワースポット的な日本語で言うと ここは何かいい気が流れてるよねみたいなね そういう場所がある。森の中とか山の中とか そこが何か大事な場所な感じがするので ここを何かいいところにしようというので 地面の上に4本の柱を四角く立てて それに締め縄を張って四角く囲った。 この四角形の内側の何もない空間がとても気のいい空間である。 いい気が流れている空間である。 そこに神様がやってきてくれるかもしれないというね。 神様はそこにいるんじゃなくて 何もない場所が作れるからそこに神様がやってくるんだ というのが古代日本人の発想だったんですよね。 だからもともと神社って別に建物も何もなくて 本当に森の中のただの空間だったりしたわけです。 それを城って呼んでたの。 でも仏教が入ってきて 仏教というのは寺を建てますから 聖なる場所には建物を建てるんだという話になり そこでその神社の原型の城にも屋根をつけるようになった。 4本の柱の上にね。これがやしろであると。 今でも古い神社のことを小さい神社のことをやしろって言いますけど やしろってのはそこから来てるんだよねっていう話ですよね。 何もない空間の絶対性みたいなのが神社の特徴であると。 伊勢神宮なんか典型ですよね。あそこはすごい立派な巨大な建物があるけど 皆さんご存知のように式年戦宮って言ってね 20年おきに建て替えるんですよね。古い建物を解体して 全く同じ形のピカピカの新しい建物を作り続けると。 建物は古びていかない。寺と違ってね。 法隆寺みたいに世界最古の木造建築物とかいう風にはならないんですね。 それは建物に価値があるんじゃなくて その建物の奥にある、なわしろで囲まれた何もない空間 これが絶対的なんだと。 それを大事にするために周りの建物をリフレッシュして 新しくしていくっていうのが伊勢神宮の式年戦宮の発想なんですよね。 そこに稀人って言われる神様がやってきて時々ね それをお迎えして定調に対応して、最後お帰りいただくっていうね。 だから神社って僕はすごい好きで 地方とかに行くと良さげな神社を探して行ってみたりするんですけど 本当に福井なんかもそうでなんかすごい こんなところにこんな神社があるんだっていう不思議な場所がいっぱいある。 この前行ったのは若狭町っていう 若狭庵沿いの町があって その山手の方に行くと、ずっと山の中に入って行って少し山登りして行くと 古い神社があるんだけど、それ御神体が木なんですよね。 木の根っこがワーンと盛り上がって丘みたいになっていて まるで蛇がトグロを巻いているように見える。 その周りにお祭銭箱が置いてあるだけ。 周りが縄城で囲ってあるだけ。その木を拝むっていう。 単なる御神木ではなく、根っこが広がって まるで山をまとめ上げているような形の不思議な巨大な木なんですよね。 別に誰も来ていない。 東京の近くにあったらやっとパワースポットで人気になっていっぱい人越し落ちそうだけど 福井のあたりはそういうすごい不思議なんだけど でも誰も知らない、地元の人しか知らない神社みたいなのがたくさんあるんですよね。 こういう神社のありようっていいなと思うんです。 目的もなくただそこにあるだけ。 我々はそこに行って、ただそこを拝むだけっていうね。 昔藤原真也さんというフォトグラファーがある本で 田舎道を歩いていると、道祖神とかあるじゃないですか。 あるいはお地蔵さんとかね。 お地蔵さんとかを見るとつい拝んだりしますよね、我々は。 でも別に拝むと言っても、そんな田舎道の古びたお地蔵さんに ご利益を期待している人はいないよね。それはそうだよね。そんな力なさそうだし。 藤原さん曰くそれはご利益を期待して祈るんじゃなくて お地蔵さんに対して私たちが守ってあげますよというふうにお祈りしてるんだ。 そうだったのか。 地蔵さんとか仏様神様は常に我々の上の存在のように見てるんだけど そうじゃない、神と対等の関係みたいなこともあるんだなと思うと 田舎道のお地蔵さんに対する見方もまた変わってきませんか。 僕もその本を読んでから、田舎のお地蔵さんを見た時は ちゃんとずっとここにいてくださいね。私たちが見守っていきますよって心の中に唱えて お祈りするようにしています。皆さんもやってみるとちょっと気持ち変わるかもよ。 ではまた明日 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚07:411.まだ建物がなかったころ、神社はただの「空白」だったコメント感想・質問・応援メッセージを書こう まこちゃん2022年7月7日いつも楽しみに拝聴しています。神仏を大切にする文化は忙しい日常の都会にはないのかなと思ってしまいます。心の平安のためになくてはいけないような存在に思えます。返信 むひ2022年7月5日確かに、寺は根がはってるイメージ神社は清らかなイメージ1返信 ボブ2022年7月5日神と対等、これは新鮮な概念ですね返信 俊尚 佐々木2022年7月5日ありがとうございます。
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