TOPトーク専門家毎朝の思考日本人はいつからオリーブ油とにんにくを常用するようになったのか09:38 2022年9月22日 6,114再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次昔の日本人とオリーブ油・パスタ事情「北の国から」が示すバジルの衝撃村山富一元首相とオリーブ油の因縁バブル期のイタリアン大衆化と変遷料理が激変!オリーブ油使いこなし術AI文字起こし(β版) # 日本人はいつからオリーブ油とにんにくを常用するようになったのか おはようございます。さわきとしなおです。 久しぶりにまた料理の話でもしてみようかな。 オリーブ油とニンニクというと、イタリア料理の調味料の代表選手ですけれど いつ頃からそんなに日本人も食べるようになったのか。 60年代ぐらいの、だから今より半世紀以上前 例えば小説家の人が南欧とかを旅行するそういう文章を読んだりすると ギリシャ、イタリア、スペインあたりに行くと 何を食べてもオリーブ油まみれで本当に辛いみたいなことを書いているので 結構見かけるんですよね。 当時だから日本人はそんなにオリーブ油を食べてなかった。 というかそもそもそんなに油を摂ってなかったんじゃないかなと思うんだよね。 パスタと言わずに当時はスパゲッティでしたよね。 しかもスパゲッティと言いながら、下手すると背もりな小麦のような今のある あのようなコシのあるパスタじゃなくて うどん粉というか普通の小麦粉で作った、ちょっと前まで給食とかで ソフト麺みたいなのが出ていたじゃないですか。ああいう感じのもの。 フニャフニャしたスパゲッティだった。 それにナポリタンとかミートソースとかをかけて食うというのが 唯一の日本人のイタリア食だったのかな。 1981年、40年くらい前ですけど すごい人気ドラマで北の国からというのがありまして 田中邦恵さん演じる五郎ちゃんが 東京から小さい子供を2人連れて行って フラの近くの電気もガスも何もないような家で暮らすっていうね そういう日々を送るのをずっと追いかけたドラマで 本当に10年、20年近くやってたのかな。 子供のじゅんくん、吉岡秀孝さんだけど大人になるまでずっと追いかけていて その最初のドラマのシリーズ、81年の頃に 田中邦恵演じる五郎ちゃんの亡くなった奥さんが石田亜佑美。 石田亜佑美は東京の人だった。 なんでそんなに惚れたのかというと 石田亜佑美が五郎ちゃんにお手製のバジリコスパゲッティを振る舞ってくれた。 それまで五郎ちゃんはスパゲッティなんて ナポリタンぐらいしか食べたことがないから かっこよさというか洋風な感じにノックアウトされちゃった。 バジリコスパゲッティだったんだよ、みたいなことを言うわけですよ。 当時珍しかったんでしょうね。 1950年代末か60年代ぐらい初頭からあるイイクラのキャンティって すごく有名なイタリア料理店がありますよね。 老舗中の老舗。 今でもあの店があって、もう2、3度行ったことあるんだけど 行くとお客さんがお年寄りばかりで ケイロークラブみたいな感じになっちゃってる。 割に庶民的な感じですけどね、今行くとね。 あそこは開店当初から有名なのがバジルパスタだったんです。 バジリコスパゲッティですよね。 でも当時はバジルの葉っぱ 今だと普通にその辺のスーパーで生のバジル売ってるんだけど 手に入らなかったんですね、きっとね。 だからあそこのキャンティのバジルパスタは今でもそうなんだけど 瓶詰めの輸入物のバジルソースに生の大葉を刻んで入れてるんですよね。 生のハーブとかそんなものが手に入るようになったらだいぶ後になってます。 おそらく僕はバブルの頃からじゃないかなと思うんだよね。 ちなみにそのもうちょっと後だけど 村山さんって総理大臣いたじゃないですか。 村山富一さん。1924年生まれ。 まだご存命でも98歳なんだけど大正生まれですよね。 戦中派ですよまさに。 戦争が終わった時21歳。 94年ナポリサミットに首相として行かれて 当時70歳ぐらいですよね。 ところがあろうことがお腹を壊して大事な首脳会合を欠席するという大失態を演じてしまう。 なんでお腹を壊したのかというと2つ当時説があって 僕は当時新聞記者だったのでちょっと覚えてるんだけど 来る直前に桃のジュースを棒医さんに出されて その冷たくておいしいのをグビグビ飲んだらお腹を壊した説と あと前の日に何か食べたパスタがオリーブ油が多かったり そのオリーブ油に当てられたという説と2つあったんですよね。 大正生まれで九州の田舎のおじいちゃんって感じの村山さんだから あんまりオリーブ油を口にする機会がなかったのかなという感じもするんですよね。 それほどまで日本人はオリーブ油とかニンニクみたいなものにあんまり親しみがなかった。 昭和の頃、家庭料理、スパゲッティ以外のイタリアンってほぼ存在しないし ニンニクを潰してまず炒めるなんていう作業を プロの料理人、つまりレストラン以外で家庭でやるということはほとんどなかったんじゃないかな 一部のグルメな人を除くとね。 これがバブル時代、1980年代後半ですよね。 すごい勢いでイタリアンがドカーンと入ってきて イタリアンレストランがどんどん増えていく。 もうみんな忘れてるけど、東京のヒローの交差点あるでしょ あそこからずっと北に上がっていくと西アザブの交差点になるじゃないですか。 ヒローと西アザブの間の外縁西通りになるのかな。 あそこって80年代には地中海通りって恥ずかしい名前がついてたんですよね。 地中海通りなんなんだよそれみたいな。 あの辺にそういう南欧料理ですよね。 イタリア料理屋とか南フランス料理の店がいっぱい出てたっていうことなんですよね。 で炒飯なんて言葉も生まれて チャラいおっちゃんがですね、今日は炒飯食うかみたいなね カッコつけて言うみたいなのがもうちょっと流行ったりとか。 あの辺からイタリア料理を普通に 夕食にレストランで食べるっていうのが当たり前になっていって パスタもいわゆるナポリタンのスパゲッティじゃなくて 本当にバジルパスタだったりとか普通のペスカトレ ペペロンチーノみたいなのがどんどん増えていく。 最初の頃にできたパスタ専門店の壁の穴とか あと和風など、ゴエモンとかそういう店が増えていくっていうのが 80年代から90年代。 その頃から多分自宅、家庭でもですね オリーブ油とニンニクを使って料理するようになってきたんじゃないかなと思う。 家で作るとイタリアンがいまいち美味しくないと思っている人がいるかもしれないんだけど ほとんど全ての原因は油が少なすぎることですよ。 オリーブ油は結構たっぷり入れる。 僕はパスタ1人前作る時にオリーブ油大さじ1杯ぐらい入れちゃうから下手すると。 前にyoutubeでイタリア人のおじいさんがですね どこかお店やってる人かなんかだと思うんだけど カルボナーラ、卵とベーコンのパスタですよね。 あれを作っているのを動画で見せてて 見たらすごい量でオリーブ油とバターを入れて そんなに入れるのか。塊で入れても。 おまけに出来上がってここで最後にバターを足すんだって言って またバターを足してましたけど そのぐらい油が多い方が美味しい。 日本人は調味料とかもしょっぱすぎるのは良くないんだけど 油とかはあまりにも控えめにしすぎるんじゃないかな。 よくお母さんが作るクッキーとかはいまいちボソボソして美味しくないってあるじゃないですか。 あれはだいたいバターが足りないからですよね。 クッキーってくるってほどバター入れた方がやっぱり美味しいわけで。 油って太るってイメージがあるんだけどこれも違うって説がある。 科学的にどっちが正しいのかよく分からないんだけど ファットって名前ついてますよね油のことを。 だからなんか太ってるってイメージがあるんだけど あれは実は砂糖とかお菓子のメーカーの陰謀で 油が太るってなったんじゃないかっていうことを指摘するドキュメンタリーが前ありましたよね。 甘くない砂糖の話だっけな。アメリカ映画かなんかで。 だから太るのは糖質だと油はそんなに太らないよねと。 だから我が家では甘いものはあまり食べないんだけど 油は結構たっぷり使ってパスタとかいろんなものを作ってます。 ちなみにペペロンチーノってね。 アーリオオリオペペロンチーノ、タカノツメとニンニクとオリーブ油。 必ずしもパスタにする必要がなくて 例えば手元に鶏肉と何かの野菜炒めて美味しそうな野菜がちょろっとあったら シシトウとかピーマンとか。 もう肉炒めるときにニンニク、タカノツメ、オリーブ油で炒めて塩ちょっと振るみたいな。 だから味はペペロンチーノなんだけどパスタじゃないという そういう炒め料理にも結構オリーブ油とニンニクって使うといいと思います。 ではまた明日。 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚09:381.日本人はいつからオリーブ油とにんにくを常用するようになったのかコメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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