TOPトーク専門家毎朝の思考映画でめぐる「タテの旅」と「ヨコの旅」09:39 2023年2月6日 6,771再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次カズオイシグロが示す旅の概念東京と福井で知る異なる世界イラン映画に見る世界の変化日本映画が描くべき現実とは?「タテの旅」映画の可能性AI文字起こし(β版) # 映画でめぐる「タテの旅」と「ヨコの旅」 おはようございます。さわきとしなおです。 少し前にイギリスの作家のカズオイシグロさんが 縦の旅行と横の旅行って話をしていてね。 旅行というと普通、物理的に土地から土地へと移動していく横の旅行なわけですよね。 日本からヨーロッパに行ったりアジアに行ったり。 でもそうやって移動しても、例えば 今の都市文化って世界中に広がっているので どこに行っても実は同じようなライフスタイルがあると。 まあそうですよね。世界中、今や都市にはどこに行っても H&Mがあり、ザラがあり、スターバックスがあり そしてみんな アスレジャー的なヨガウェアとかスポーツウェアとかを着て暮らして 耳にエアポーズを入れて、マックブック片手に仕事しているみたいな。 すごく割に近しい感じなわけですよ。 でも一方で縦の旅って何なのかというと カズオイシグロさんはこう話してるんですね。 地域を超える横の旅行ではなく 同じ通りに住んでいる人がどういう人かをもっと深く知る 縦の旅行が私たちには必要なのではないか。 自分の近くに住んでいる人でさえ私とは全く違う世界に住んでいることがあり そういう人たちのことを知るべきなのです。 そうなんですよね。同じ日本国内にいても 全く違う文化の世界、階層の世界に生きている人たちのことを 我々はあまりにも想像力を働かせないでいる。 これは東京都ながらと福井の3拠点生活するのは 本当に野実に感じるようになったことですよね。 福井は漁業とか農業、一時産業に従事している人もいる。 そうじゃない仕事でも公務店経営だったり 郵便局員さんだったりいろんな人たちがいるわけですよ。 そういう彼らと交流していると 自分が全く知らない世界だなというのがいろんなことで驚く。 ずっと僕は東京で暮らしていて しかもこういうメディアとかウェブ広告のような仕事をしている。 なんとなく偉そうな言い方かもしれないけど 日本の中心にいるような、ある種の優越感みたいなものかな そういうのってやっぱりあるんですよね。どこかにね。 多分同じような仕事をしている人はみんなそうだと思う。 そこにいると自分がある意味日本という世界の全てを知っているか というのは錯覚に陥るんだけど 地方に行ってみて初めて 自分が知ってた世界って実は狭かったんだなってことを 突然気づくわけなんですよね。 そういう気づきが大事だっていうことを 多分和尾石黒さんがおっしゃっているんだろうなぁと。 映画を僕は好きでよく見る。海外の映画を見るんですよね。 アメリカ映画だけじゃなくてフランス映画だったり あるいは最近だと本当に東南アジアの映画とかイランの映画とか それからもっとマニアックな東チェコとかジョージアの映画だったりとか ありとあらゆる国の映画を最近は見れるようになっていて たくさん見るんですけれど イラン映画なんかは昔は本当に80年代ぐらいは 例えばタイトルで言えばわかる人はわかると思うんだけど 友達の家はどこっていう有名な名作だったり 運動物と赤い金魚だったり 貧困層、イランの貧しい家の人たちを描く 特に子供を主体にして描くっていう なんで子供が主体なのかというと イラン・イスラム革命以降の表現の自由が非常に乏しい中で 子供を中心に描くことによって政治からの抑圧を避けるみたいな そういう狙いが政策側にあったってよく言われてるんだけど まあでもそういう貧困な子供たちの映画っていうのを 日本人である我々が当時見て80年代から90年代のバブルの豊かな時代に 映画としてはとても面白いんだけど なんかやっぱり遠い国の貧しい国の世界を見てるだけ それこそアフリカの難民とか 飢えた子供たちの映像とかを見て可哀想って言いながらも 自分たちには関係ない飢餓や戦争だって思ってたりしたわけでしょ でもイラン映画ってこれたぶん90年代ぐらいからかな だんだんと変わってきて 最初にイラン映画ってこういう感じなんだ今ってすごい思ったのは 2008年かな彼女の消えた浜辺っていう テヘランに住んでる中流の家族が カスピ海の程のリゾート地にみんなで旅行に行って そこでその一人の女性が失踪してしまうという話なんだけど なんかそこで描かれているその一家の生活だったりとかね 会話の内容みたいなものが 全然異国の遠い貧しい国みたいなイメージではなくて まさに我々が日本で語られているような会話と全く同じような内容で 生活ぶり、ライフスタイルもすごく近いなっていうのを感じたんですね 最近だと4、5年前の映画で人生タクシーっていう 監督がタクシーの運転手に奉仕して ドキュメンタリーとドラマの狭間みたいな感じの作品ですね 次々に乗ってくるタクシーの乗客とのやり取りを撮影して描いていくっていう とても面白い作品だったんだけど ここでもやっぱり出てくる人たち テヘランの街に住んでる都市住民たちが すごく感覚として我々に近いなっていうね なんか映画の世界ってそこのグローバリゼーションが進んでいるのをすごい感じさせられる 昔はそういうことなんだろうな 例えばタイの映画とか見ると何かいかにも映像も古臭くて なんかちょっとセピア色がかってたりとかしてね なんかお金のない国の貧しい世界を描く映画だなみたいな感じの 70年代ぐらいまでイメージとしてすごかったんだけど やっぱり今そんなことは全然なくて さっきのイレーン映画と同じようにね もう都市住民の我々と同じような生活 スターバックスに行ったりとかね ザラで服買ったりとか オープンテラスのカフェでお茶飲んだりとかね まあそういうのが描かれてるわけで すごい勢いでグローバリゼーションは そういう都市住民のアッパーミドルっていうか ミドルの生活みたいなものを 金質化していったんだなっていうのは感じるんですよね でも一方で我々が生きているこの日本で じゃあその縦の旅行ができる映画が生み出されてるかっていうと あんまりそこはやっぱり見過ごされてる部分はすごく多いかなと たまに素晴らしい両作、佳作はあるんですよね しばらく前の映画だとミサキの兄弟っていうね これもなかなかすごい映画で 足の悪いお兄さんが知的障害のある妹に売春させて それでなんと2人が世紀を立ててるっていう ある田舎の海沿いの村での生活を描いていて衝撃的だったんだけど こういう映画が実は日本にあんまりなかったです あるいはこれだひどかさんのマンビッカ族なんか まさにそういう系類の映画ですよね なんか我々の足元の知らないところでぽっかりと穴が開いてですね アンダークラスって言われるような年収200万円に満たない人たちが 今は1000万人以上いるっていうねそういう実態がそこにあるわけですよ それとテレビのドラマで描かれているような タワマンに住んでておしゃれな中流の夫婦たちが演じる ホームドラマだったり恋愛物っていうのはやっぱりすごく駆け跳ねている だからその貧しさをかといって昔のようなステレオタイプな貧しさじゃなくて 21世紀のリアルさみたいなものをちゃんと深く掘り下げて 描く映画っていうのが今求められているし 我々はそういうのを見たい もしくは見るべきなんじゃないかってことも思ったりします だから横の旅行も大事だけど楽しいけど縦の旅行もね っていう話を今日は映画に絡めて考えてみました ではまた明日 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚09:391.映画でめぐる「タテの旅」と「ヨコの旅」コメント感想・質問・応援メッセージを書こう チャロフ2023年2月7日ちなみに、もう時効だからお話すると、試用期間は850円前後の時給で(ごめんなさい、記憶が曖昧で)、試用期間が終わったら時給800円になってて(もちろん前もって知らされていないし、続けるかどうかの意思確認もない)、そして、それが判明した後に辞めると言っても人手不足だと言われて、その後ずっと辞められませんでした。猫のマークの宅配業者です。つまり、私はもう何年も健康で文化的な最低限度の生活を出来てないんですよね。返信 チャロフ2023年2月7日130万の壁という言葉がありますが、日本政府は女性に関しては親元(実家)に居るか、結婚していて補助的な働き手か、子供が居て補助金を受け取っているか、みたいな想定しかしていないのではないか、と思います。努力不足という誹りも甘んじて受けますが、例えば介護職でも体力が無くて夜勤が出来ないなどの問題があっても、そしてそれが原因で貧困に陥っても、自己責任とみなされるのが今の日本社会だと思います。続きます。返信 チャロフ2023年2月7日貧困の話をさせて頂きますね。地方でパートをしていると、フルタイムで働いても、10万ちょっとしか手元に残りません。例)(今はちょっとましになっているかもしれませんが。)時給800円×8時間×22日=140800社会保険と雇用保険、その他で3万5000円位引かれる。それで、車も必要になります。よく、家賃分だけでも浮いたら(5万円ほど)生活がラクになるのに〜と思っていました。続きます。返信 グミ2023年2月6日佐々木さんが意図されるところから外れたコメントになるかも分かりませんが、私はNHKの「ドキュメント72時間」を(時折、たまたま)観ると、なんとも言えない郷愁や共感、共鳴を感じます。いろんな人生があって、其々にそれを受け止めて、生きていて、或る場所で交差する不思議。録画予約まではしないのですが、たまたま見かけると最後まで観ずにはいられません😭5返信 俊尚 佐々木2023年2月7日72時間、いい番組ですよねえ。2 侑2023年2月6日(このコメントは削除されました)8返信 俊尚 佐々木2023年2月7日ほんとうに同意いたします。意識高い系はこの視点が欠落してるんですよね……2 もっと見る
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つまり、私はもう何年も健康で文化的な最低限度の生活を出来てないんですよね。
努力不足という誹りも甘んじて受けますが、例えば介護職でも体力が無くて夜勤が出来ないなどの問題があっても、そしてそれが原因で貧困に陥っても、自己責任とみなされるのが今の日本社会だと思います。
続きます。
地方でパートをしていると、フルタイムで働いても、10万ちょっとしか手元に残りません。
例)(今はちょっとましになっているかもしれませんが。)
時給800円×8時間×22日=140800
社会保険と雇用保険、その他で3万5000円位引かれる。
それで、車も必要になります。
よく、家賃分だけでも浮いたら(5万円ほど)生活がラクになるのに〜と思っていました。
続きます。
録画予約まではしないのですが、たまたま見かけると最後まで観ずにはいられません😭