TOPトーク専門家毎朝の思考ジャーナリズムと情報力、そして当事者性について考える07:40 2023年3月12日 7,001再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次ジャーナリズムを衰退させるインプット不足の罠情報爆発時代に変わるジャーナリズムの役割溢れる情報から価値を見出す「読む力」体験と実践から生まれる当事者性ジャーナリズム情報と体験を積み重ねるジャーナリズムの未来AI文字起こし(β版) # ジャーナリズムと情報力、そして当事者性について考える おはようございます。諏訪木としなおです。 数日前にツイートで紹介した記事で グラフィックデザイナーの人が 先輩のデザイナーがだんだん仕事ができなくなって 衰退していくと。 その原因は何かというと インプットがなくなっていったからじゃないかというね。 インプットをやめるな、死ぬぞって書いてて まあ強い言葉だけど本当にその通りだなと。 これ必ずしもデザイナー職に限らず 僕らみたいなジャーナリストとか書き手にも言えることだな というのはすごく思うんですよね。 ジャーナリズムは取材してなんぼって昔から言われていて でもまあだんだんと取材しなくなるわけですよ。 新聞記者だったら 若い頃はものすごい取材するんだけど 40歳ぐらいを過ぎてくると だんだん内勤になっていく。 つまりデスクという職種で部下の現行をチェックしたりとか あるいはもう管理部門ですね。人事部とか総務部とか そういうところに移動したりとかすると現場から離れていく。 そうするとやっぱりだんだんみんな感覚が衰えていくというか 現状認識ができなくなっていって 一言で言うと古臭くなってくる。 今は2023年でもう21世紀に入って23年経つ。 でもやっぱり年配のジャーナリストみたいな人が いっぱいテレビに出てるじゃないですか ああいうの見てて古臭いなと思うのは 多分20世紀の頃の常識のまま ずっとそのまま頭の中が先に進まないでいて 古い認識のままに来ちゃってるってのはあるんじゃないかな。 安全保障の問題とかね こんだけ世界が変わっているのに 全くついていけないところを見ると ところなんかはまさにそうなんじゃないかなと思うわけですよ。 でも一方でね 取材って何なんだっていうのはね ずっとこの10年個人的には大きなテーマになってきてて まあそれこそ東日本大震災 ちょうどもうこれで12年経つわけなんですけど あの時に震災が起きた直後に現場行って 気仙沼とか陸前高田の津波の被災地を見て 自分には何もできないなと思う。 だってすごい景色なんだけど 津波で全てが流されていて その前にどんな街があったのかっていうね その街の風景もそこに住んでた人たちも何も知らないわけですよ 気仙沼も陸前高田も初めて行った土地でね そのどこでのこの災害が起きてから来て ジャーナリストでございって取材して何がわかるというのかと 一方で現場からね それこそ津波が襲ってくる最中に様々な人が動画を撮って それをyoutubeで流し あるいはブログで書き ツイッターで配信しということをたくさんやっていて そういうものの方が圧倒的な迫力があるな っていう打ちのめされ感があったんだよね 同時にその頃から 2000年代半ばぐらいからなんだけど ブログとかツイッターがすごい普及してですね 情報量が本当に加速度的に増えていく 前の世紀の頃は新聞雑誌ぐらいしか あるいは書籍やと書籍ですね 活字のニュースソースってなかったんだけど もうインターネット上に 莫大な情報が溢れてる そうすると何だろうな 取材して誰も知らない情報を仕入れることが かつてのジャーナリストの仕事だとしたら 今は誰も知らないことってあんまり多くなくてですね もちろんたまにあるよ たまにあるんだけど 相対としてみるとすごく少なくなって 逆にねこの溢れ返っている情報から どうやって良い情報をより分けるかってことの方が 仕事として僕は重要になってきてるなと思って それをちょうど震災の直前に出した キュレーションの時代って本でも書いたんだよね これから情報そのものでなくて 情報仕分けする能力の方が重要なんだっていうことなんですよ そういう中でジャーナリズムの役割って何なのか 例えば金融アナリストってねいるじゃないですか あれもかつてはアナリストしか触れられない情報みたいなね インサイダー情報も含めていろいろあって それを持っていることが強みだったんだけど 今はねそういう隠された情報って本当に少なくなって 何でもかんでもインターネット上に情報が上がっていると そうするとアナリストの仕事もね その抑制効果の情報からいかに的確な情報を仕入れて それに基づいてマーケットとかを分析するかって 方向にだんだん変わってきてるわけですよね ジャーナリストもまさにそうで なんかねこのやっぱ膨大な量の情報をどうヒルダリングするか 例えば海外行ってシリコンバイルに取材するって言っても 会えるのは一人か二人 すごいそこで機密情報を仕入れられるというのはともかく 日頃からそこにいるんでもない限り なかなかそこまでソースにはたどり着けないわけですよね でも一方でインターネット上には 英語のソースも含めれば大量のテックの情報があふれ返っているわけで そういうものをうまくより分けて 自分にとって必要な情報をちゃんと選び取るっていう 読み込む力とかね 昨年出した本じゃないですけど 読む力みたいなのがずっと重要になってきてるっていうのはあるんじゃないかな だから僕は審査以降のこの十数年の間ですね とにかく情報量を増やしていく その情報をヒルタリングする力を鍛えていくっていうことと 同時に取材そのものよりも自分が当事者になって 自分自身が体験することを変えていくみたいな それこそ三拠点移動生活なんかしてるのも これは今後は定住じゃなくてね 移住でもなくてね 移動が生活の中心になってくだろうとある種の予測を立てて それに基づいて自分でやってみたらどうなんだろう っていうので実践してみたっていうのがあるわけなんですよ それはもう山登りもそうだし狩猟もそうだし いろんなこといろんなことやってきたんだけど 全部自分が体験するっていうことを まず中心に据えて仕事してきたってなるんですよね ジャーナリズムの仕事 これが未来になってどうなっていくのか全然わからないし そもそもジャーナリストなんていらねえだろって言ってる人もいっぱいいるんだけど 僕自身はそうやって情報と個人的な体験 その積み重ねの先に自分自身のジャーナリズムの未来があるんじゃないかな っていうのは常々考えてそれを今後も実践していきたいなと思ってます そこで情報量が常にインプットとして大量に入って流れ込んできている状況では 決してかつての取材しなくなった老新聞記者みたいに まあ衰え状況認識が悪くなってくってことは多分ないんじゃないかと 個人的にはね信じてるんですけどね 本当にどうなのかそうなのかわかんないけどね まあこういう方向でこれからもやっていきます ではまた明日 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚07:401.ジャーナリズムと情報力、そして当事者性について考えるhttps://twitter.com/i/web/status/1632568370590801920コメント感想・質問・応援メッセージを書こう 龍雲2023年3月18日佐野眞一さんの晩年を「他山の石」としたい。返信 あゆみ2023年3月14日いつも聞いています。インプットしたことを自身の体験として当事者の視点でお話をしてくださる、だからこそ受け取るわたしたちも受け取りやすいんだな、とお話を聞いて思いました。目の前ではなく隣りにいる感じで言葉を受け取ることができる、そのために佐々木さんが努力されていること、感謝します🙏🥺💞1返信 俊尚 佐々木2023年3月16日こちらこそいつもありがとうございます。2 ノーマルスイフト2023年3月13日非公開情報を知りたいという欲求は、私もほとんどないです。私も、選別された良質な情報をマスコミに期待します。2返信
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私も、選別された良質な情報をマスコミに期待します。