TOPトーク専門家毎朝の思考新聞業界の「NHKウェブメディア否定論」がなぜ的外れなのか08:51 2023年8月12日 7,103再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次新聞協会がNHKウェブに求めるもの紙・電波時代を縛るゼロサム概念ウェブが示す無限に広がる可能性NHKウェブ停止がもたらす影響未来を拓くマインドセットの転換AI文字起こし(β版) # 新聞業界の「NHKウェブメディア否定論」がなぜ的外れなのか おはようございます。佐々木敏直です。 ここ一週間ぐらい話題になっているニュースの一つに、 新聞業界、正確に言うと新聞業界の業界団体である新聞協会ですね。 協会が、そのNHKがインターネットのウェブのニュースサイトをやっていることに対して、 やめてほしいというふうなことを言っている、主張しているって話があるんですね。 具体的にはNHKニュースウェブとか、あとNHK政治マガジンというテキストのニュースサイト。 実際にはNHKで流したニュースを文字にまとめ直したりしているものが多いんだけど、 こういうのをやると、その新聞のウェブとかが民業圧迫されると。 ビューが減ってしまう。 というので、NHKは動画だけやってろみたいなことを新聞の協会は要求しているんだけど、 これもなかなか不思議な話だなという。 NHKはいろいろ言われているけど、僕は少なくともニュースウェブとか政治マガジンは、 今のウェブのニュース媒体の中では、かなりピカイチに質は高いと思っています。 その上で言うと、ウェブの媒体というのは、 2000年ぐらいから広まってきたので、もう20年以上の歴史を持つんだけど、 どんどんどんどん増えて拡大していくものであるというのが、基本的な認識だと思うんですよね。 だから、増えて拡大していくウェブの世界に対して、 他の新聞社を圧迫するからやめろというのは、全部不思議な論理だな。 これって多分、紙の時代とか電波の時代の発想なんじゃないかなと思うんですよ。 電波はもちろん免許制なので、テレビにしろラジオにしろ枠は決まっている。 通常派だったら、今よりチャンネルを増やすというのは難しいわけですよね、現実には。 新聞業界も、別に新聞業界は免許制じゃないので、いくらでも新聞は発行できるんだけど、 とはいえ、今から全国紙をやろうと思っても、 臨天機も揃えなきゃいけない、配送網も必要である。 新聞業界は長年かけて、全国に1000倍店とか半倍店の配送網を構築してきたわけだから、 それを今からゼロからやるというのは全く現実的じゃないよね。 そういう意味で言うと、参入消費費の極めて高い業界で、 東京全国紙で言えば、朝日毎日読売、それから日経産経東京ぐらいの5市6市ぐらいで、 割に河川体制みたいなのを作ってきたわけですよ。 その中の枠の中だけで考えているから、 例えば部数で言うと、読売が部数を増やすと毎日が減るみたいな。 同じ枠の中で取り合っている感じがあったと思う。 特に部数がすごく多かった、5000万部以上もあった2000年代初頭ぐらいまでだと、 これ以上部数を増やしようがないぐらいに世帯普及率も広がっていたので、 そこからさらに増やそうとすると、全体のパイを奪い合うっていう世界だったわけです。 ある意味だからゼロサムだったんだよね。 ウェブの世界っていうのは、ゼロサムとは全く違う発想。 ゼロサムっていうのは、全体のパイが限られているから、 誰かが利益を得れば、別の誰かが同じ分だけ損をする。 要するに全体としてプラスマイナスゼロになる。 ゼロサムのサムっていうのは、足し算というか総数って意味ですから、 全体がゼロになるっていうのがゼロサム、プラマイゼロって意味ですよね。 多分新聞業界はゼロサムの世界で生きてきたんだろうな。 テレビもそうですよね。視聴率なんて100%を超えることはないわけだから、 その100%の中だけで地上波の危機極が取り合っている。 だからフジテレビが伸びれば、他の局の視聴率が下がる。 逆もまたありやね。っていう世界なわけですよ。 でもウェブってゼロサムじゃない世界なんだよね。 もちろん全人口のアテンション、注意力っていうのは、 トータルすれば限られているわけだから、 最近例えば、ネットフリックスとかアマゾンプライアンビデオとか、 フール、ディズニープラスでもいいんだけど、 動画のドラマとか映画を見れるサブスクの差別がどんどん広まってきて、 みんな物語をそこで見るようになる。 そうすると自然と小説を読まなくなって、物語の欲求が、 いくらでもたくさん見られる低額のドラマ映画サービスに吸収されてしまって、 その分文学への興味が減るみたいなことが多分起きている。 これがおそらく小説の市場を縮小させている一つの原因じゃないかと僕は読んでるんだけど、 そういう意味でのゼロサムはあるかなと。 ただウェブのニュースサイトに関して言うと、 そもそも低額制じゃないわけですね。大半のウェブのニュースってのは。 もちろん今の毎日朝日や夢居は低額にしつつあるんだけど、 見出しだけ読んでいる分には低額にはならない。 低額じゃない無料で見れるウェブのサービスも大量にあるいは、 有料なんだけど月何本かぐらい読めますとか。 あるいはニュースのプラットフォームからだと、 結構いくらでも読めるみたいなのもあったりして、 そうすると、今日は朝日の記事をちょっと読むけど、 明日は別のホーブスジャパンの記事を読んでいるよと。 それを読んだ後には日経の月額課金しないでも何本か読める無料登録の記事を読み、 その後にはまた別のアクションとかそういうところの記事を読んだり、 いろんな記事を読む。 そうやって我々の地域はどんどん広がってきているわけです。 ウェブの世界が無限に媒体がある。 それはニュースサイトだけじゃなくて、本当に個人のブログとか、 ツイッターの投稿とか、フェイスブックの投稿ですごい面白いこと書いている人がいる。 それを読むのも含めて、どんどんどんどんこのウェブが拡大していくのとともに、 我々の知識が増えていくっていうのはすごくあると思うんですよ。 ゼロサムじゃないんだよね。ウェブの地っていうのはね。 だから新聞業界が求めるようにNHKがニュースウェブとか、 政治マガジンとか辞めたら、その分新聞を読むようになるかというと、 まあならないですよね。 ニュースウェブがなくなったら僕はとても悲しいけど、いい記事が多いので、 じゃあそれで読めなくなったら何を読むかというと、 多分もっと秀逸ないいメディアが他にたくさんあるから、 そういうところの記事を読む。あるいはブログを読む。あるいはツイッターを読む。 別に新聞に戻るわけではない。 もちろん新聞記事の中にもいい記事はあるんだけど、 なんだろうな。全体のパイが限られている中で、 NHKが読めなくなったから新聞がその分奪い返すんだっていう 発想は少なくともインターネットの世界ではありえない考え方だなって思うんですよね。 そう考えるとやっぱり新聞とかの業界って、 まだ神の時代のジェロサム時代に引きずられていて、 インターネット的な地位が拡大していく世界ってものに 感覚とか価値観がキャッチアップできてないんだなってことは、 やっぱりとても強く感じます。 こういうところの発想の転換、マインドセットの変換から始めないと、 やっぱり新聞の人たちって未来はないんじゃないのっていうのは思うんだよね。 残念だからね。 というわけで、ではまた明日。 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚08:511.新聞業界の「NHKウェブメディア否定論」がなぜ的外れなのかコメント感想・質問・応援メッセージを書こう ✨🕊⚜️showka⚜️🕊✨2023年8月12日まず思うことは、世の中には本当に人それぞれの思いや、考え方、感じ方があるのだな…ということ。そしてそれらのアップデートは、情報を提供する仕事に携わっている人こそ、誰よりも敏感であって欲しいと思います。3返信 はじめ2023年8月12日あらなた生き残り策を自分の頭で考えないといけない新聞業界なのに、既得権を振りかざしての他力本願は残念な業界ですね。2返信 keisukez2023年8月12日的外れだし、軽減税率の下駄も履かせて貰って何言ってんだ?と思いますね。。。2返信
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