TOPトーク専門家毎朝の思考「ガングロ族の最期」という本が今年最高の読書体験だった07:53 2024年8月27日 8,150再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次ヨーロッパの太陽信仰から紐解く、日焼けの歴史渋谷という現代のビーチ:若者たちの聖地ガングロ文化、その興隆と衰退の謎インターネットとオアシス:意外な共通点とは?著者と繋がる、二人の驚愕の転身AI文字起こし(β版) # 「ガングロ族の最期」という本が今年最高の読書体験だった おはようございます。佐々木としなおです。 久しぶりに軽井沢に来ていて、東京のモーションは嘘のように涼しく。 最高気温で25、26度ぐらいですかね。 朝晩は20度を切るぐらい。 8月は暑いからいつもあんまり来ないんだけど さすがにもう8月も終わりに近いこの時期だと結構高原にも 秋の 空気がねだんだん 近づいてきている感じがします。 最近読んだ本でめちゃくちゃ面白い、すごい 圧倒的と思うぐらいの本を読んだのでその話をしようかな。 タイトルがガングロ族の最後ギャル文化の研究 ガングロって90年代終わりぐらいから2000年代 前半ぐらいに渋谷とかにたくさんいた すごい真っ黒に日焼けして 目の周りとかね口元だけ白く塗った不思議な 風邸の ギャル文化みたいなのがあったじゃないですか。あれについて書かれた本なんだけど書いてるのは 久保由加さんという女性の研究者なんですけどね 当時のそのガングロにしてた女性たちに取材して 彼女がどういう人生を送って 渋谷から去っていったのかっていうのを ルポルタージュ風に描いた本なのかなと思って読み始めたら 全く違ってた。 もちろん取材はすごいされている。もう膨大な取材と膨大な文献 の紹介とですねすごい 圧倒的な情報量なんだけど この本の面白いのは 前半というか3分の2ぐらいは 90年代2000年代のガングロ族の話は書いてないんですよ どこから始まるかというと ヨーロッパ近代で日焼けはいつから始まったのかという話から始まるんですよね そこから書き起こすのかっていう 確かにかつてヨーロッパ貴族社会では 日に焼けないっていうことが美しさの象徴であって 日焼けしてるってのは労働者階級 であるっていうことを意味してた。 でもこれが近代の終わりぐらいになって 日焼けしてる方がかっこいい 健康的であるって文化が生まれ始めるわけなんですよね その辺のなんでそういうのが起きたのかってことから時を起こしていて でやがてそのビーチに行く、海岸に行くってことが特にアメリカでは非常に 象徴的な意味を持つようになるっていう20世紀前半の話が出てくるんです ビーチそのものが単に遊びに行く場所だけじゃなくて そこに行けば例えばメディアが取材に来てるとかね 有名人に会えるとかね ある意味一種の聖地のような扱いであって 日常から離れた非日常の場所として ある種の社会におけるアジールのような活躍を捉えられるっていうところで話が展開していく これが20世紀半ばぐらい 戦争に負けて日本がアメリカ文化の 洗礼を受けるような時代になってくるとどんどんどん日本に入ってくる その中で日本でもそのビーチのブームみたいなのが起きてくるんだ 本にはあまり書かれてないけどそれこそ石原慎太郎さんの太陽族とかね 1950年代 海岸に行って日焼けしてヨットに乗るみたいなのが流行ったっていうのも その流れの中で捉えられるんだろうなと そこから面白いのは日本でもビーチ湘南っていうのがすごく特殊な意味を持っていて それはまさにアメリカにおけるビーチと同じようなね その聖地的な意味を持ってたんだけど 東京から湘南に行こうともやっぱり遠いじゃないですか 車で行ければ行けるけど高校生とか若者は車持ってない 電車で行かなきゃいけない電車行くと結構遠いよねと そういう中で渋谷っていう街がある種 ビーチ的な役割を果たすようになるんだって展開していくんだよね この辺の物語の展開とか論理展開は実に鮮やかで うおーそう来るのかっていう感じの面白さがある だからこのギャルって言われるあの若者たちにとっては まるで海岸のビーチでね自分たちのコミュニティを作るように 渋谷という街のあの混沌としたところで自分たちのコミュニティを作っていって だからそのビーチの中で日焼けをしてるんだっていうところがね その海岸での日焼けじゃなくて日焼けサロン、日サロンですよね そこでの肌を焼くっていう行為に変わったりとか ファッションもその109のビーチっぽい服を売ってる店で買うっていうね その渋谷の持ってる意味っていうのが実にこの生きづらいね 日本社会におけるある種のアジールになっていたっていうことがね 描かれていくんですよ この辺のね 流れはねもうスリリングというか圧倒的すぎて もう 読書の醍醐味ってこういうことだなというふうに読み進めました タイトルがガングロ族の最後っていうねラストっていう意味の最後になっているのは 結局それがなぜ渋谷の街におけるギャル文化っていうのが消滅していったのかってところが インターネットのタイトルと重ねて描かれているってところがラストの展開になっていて それがなぜかねオアシス、ギャラガー兄弟のあのバンドの話に繋がっていくところもね もうすごいトリッキーで面白かったです ちなみに個人的には友人の名前が2人出てくる 一人は新井雄介さんというね 昔ギャルとギャル語の文化人類学って非常に素晴らしい本を出された もともとイベサーとかをやってたんだけどイベサー出身で 大学の研究者になるっていうね非常に変わった経歴の友人がいて 彼らの名前が出てきたりとかあと家取まりさんっていうね 彼女もねもともと渋谷でガングロギャルやってたんだけど その後ギャルを辞めたからですね突然農業をやろうと思って 岩手県の東農に移住するっていうね そこで移住コミュニティの中心物になってくるっていう これもまたなかなかね本当に風変わりの経歴っていうか もう飛び抜けた不思議な女性なんだけど 彼女も結構仲良くて東農にも何度か住みに行ったことがあるぐらいなんですけれど 個人的にはその2人の名前が出てきたのもちょっと嬉しかったです ガングロ族の最後 いや今年読んだ中で一番面白かったかなと思うので 皆さんよかったらぜひ買ってみてください URL貼っておきます いい本ですよこれはすごく ではまた明日 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚07:531.「ガングロ族の最期」という本が今年最高の読書体験だったhttps://amzn.to/3AHpk95コメント感想・質問・応援メッセージを書こう shonan2024年8月31日AU行ってきました。涼しかったです。2返信 タイツさん2024年8月28日最後のギャル辞めて農家になった方、めっちゃ聞きたくなりました。1返信 俊尚 佐々木2024年8月28日家富万里さんはこの記事でも紹介されてます。https://cocolococo.jp/245151 マックス2024年8月27日面白そうです。この本の著者もなかなかユニークな方ですね。研究の着眼点など、他に類を見ないと思います。前著も読んでみたくなりました。返信 俊尚 佐々木2024年8月28日ぜひ読んでみてください。 キントン雲2024年8月27日 ーらー返信
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https://cocolococo.jp/24515
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