TOPトーク専門家毎朝の思考自己嫌悪も自己愛の人も、他者からの視線に囚われている08:25 2024年12月4日 8,806再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次他者からの視線に囚われる現実自己嫌悪と自己愛の裏側にあるもの承認欲求とSNS時代の葛藤ゴッホ「永遠の門」からの問い自分自身の起源と心の平穏AI文字起こし(β版) # 自己嫌悪も自己愛の人も、他者からの視線に囚われている おはようございます。佐々木敏直です。 先日、アベマプライムで、自分が嫌いな人っていう特集をやったんですよね。 自分が嫌いな人と、その一方で自分が嫌いみたいなのがあんまりアピールされると、 もうきついからやめてくれっていうね。 そう思っている人と、男女一人ずつ出られて、それについていろいろ議論したり話を聞いたりしたんだけど、 自分が嫌いな人って結局、内在的に自分を憎んでいるわけではなくて、 他者からの視線の問題なのかな、視線の問題なのかなって感じはしたんですよね。 例えば、自分の顔が嫌い。 でも自分が暮らしている時には、自分の顔ってあんまり気にならないじゃないですか。 鏡でも見ない限り。 顔が本当に嫌いなら、鏡を見ないで暮らせばいい。 山の中で一人で暮らしているとしたら、自分の顔は嫌いにならないよね。 鏡を見なければね。 結局それって、人に会ったりとか街歩いてて、あの人ブサイクとか言われるみたいな、 そういう他者の視線が痛いから、自分の顔が嫌いになっていくっていうことが起きるんじゃないかなっていうふうにも思うんだよね。 だからある意味、自分が嫌いっていうのは、承認欲求の一つの裏返しの側面なのかなっていう感じもする。 一方で自分が好きな人、とてもとても好きな人、ナルシストみたいな人っていうのも、 自分だけで完結している自分が好きな人ってあんまりいないような気がする。 やっぱり他者に見られて、あの人素敵とかかっこいいよねとか美人だよねって言われる、そこに気持ちよさを感じる人が実は多いんじゃないのかな。 だからやっぱりそこにもね、ある種の承認欲求の一つのパターンっていうことが言えるんじゃないのかというふうに思うんだよね。 だから我々の日々の生活、どんなふうに自分を認識しようとしても、 常にその自分像、自己イメージっていうものには、他者の視点っていうのが入り込んでくるっていうことが間違いない。 しかもそれが、今のようなSNSの時代になってくると、 主力自中SNSで誰かから見られる、いいねをたくさんもらいたい、承認欲求なんていうのはよく話題になるわけだけど、 だから過剰にその他者の視線っていうのが前傾化してくるっていうかね、見えやすくなって、それが抑圧に変わりやすくなるっていうのが、 SNSの時代なんだろうなと。 それは自分が嫌いな人にとっても同じように、他者の視線が気になるし、自分が好きすぎる人にとってもやっぱり他者の視線が気になるよねと。 常にどこまで行っても他者の視線から逃れられないっていうのがね、今の時代なのかなと。 そこから逃れられる人は誰もいないよねと思う。 これ前にも何度かこのボイシーで紹介した気がするんだけど、僕のすごい好きな映画で、 ゴッホの映画。 ウィレム・デフォー。あの名優ですよね。ウィレム・デフォーがゴッホの役をやってる。 永遠の門。 日本語であると永遠の門。ゴッホの見た未来っていうねサブタイトルがついてるんだけど。 現代はね、アットエタニティゲートだから、まあ永遠の門で、みたいなそういうタイトルですよね。 ゴッホっていうとね、ほら、あんな素晴らしい傑作をたくさん描きながらも、生前はねほとんど一枚も絵が売れず、 晩年は、晩年って言ってもね30代で亡くなってるわけなんだけど、晩年は精神の病に苦しんで自分の耳を切り落としたりとか、 まあ最後はね、献獣自殺じゃないかって言われてる。 まあ自殺した瞬間誰も見てないけど一応は定説が自殺だっていう風に言われてるわけですよね。 まあそういう不幸な人だったっていうイメージが非常に強いんだけれど、 でもこのウィリアム・デフォーが演じた永遠の門でのゴッホっていうのは、そういう風にゴッホを描いてないんだよね。 もう誰がどう自分のことを見ようがどうでもいい。 で、あのオランダからフランスの南仏のアルルに移って、目の前に素晴らしく美しい景色があり光が輝いていて、 それを絵筆でキャンバスに定着したい。 もうなんて美しいんだ、これを描ければ俺はこれで幸せなんだっていうね。 もうその瞬間、永遠を彼は見てですね、その延々の入り口の中にいたことが彼にとっての一番の幸福だった。 その後はもうどう人から思われようが絵が売れなくても、もうどうでもいいよねと。 もちろんそんなことはなかったと思うんだけど、でもそういう一瞬って多分ゴッホの人生には間違いなくあったんじゃないかなと思う。 そうじゃなければあんな素晴らしい絵は描けないんじゃないかなっていう風に思うんですよね。 だからね、僕はこのゴッホの永遠の門って映画を見るたびに、ああ、こういう風にありたいなっていつも思うんですよ。 なかなかね、SNSの現代に来てると承認欲求からは逃れられないし、決してゼロにはできないんだけど、 でもやっぱり一番大事なのは自分で自分の起源を取ることかな。 そうすれば自分を過剰に嫌いになることもなければ、かといって過剰に好きになりすぎることもない。 淡々と日々を過ごすことができるようになって、自分自身として自分を満足させられるようになるんじゃないか。 実際個人的にもね、本を書いたり原稿を書いたり、こうやって帽子で喋ったりとかしてる。 もちろん売れる時もあれば売れない時もある。全然売れない本の方が全然多かったりするんだけれど、 でもやっぱり一冊の本を書き終えて、自分自身の中で、 あ、すんごい俺はいい本書けたな、これは全力出し切っていい本書いたわ、って思う時あるんだよね。 その時ってもう別に、なんだろうな、売れようが売れまいがどうでもいいじゃんっていう境地ではあるんだよね、ちょっとだけ。 もちろんそれは売れた方が嬉しいんだけど、でもそんなことよりも自分の中にもやもやとしてさまざまな概念があって、 それを言語化できて、こうやって一冊の本にできたことの方の喜びの方が大きいっていう。 そういうとこの境地をいかに自分の中で永続的に広げていくかってことが自分の人生にとっては結構大きな課題かなっていうのも思うんですよね。 いつもそういう風に思えるんだったらこんな幸せなことはないよね。 他者からの視線みたいなものにいかにどうでもいいものにできるかどうかっていうのが今の時代にとってはとても重要な人生の鍵じゃないかなっていうふうに思ったりするわけです。 5本の永遠の門。いい映画なんで機会があったらぜひ見てください。ではまた明日。 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚08:251.自己嫌悪も自己愛の人も、他者からの視線に囚われているコメント感想・質問・応援メッセージを書こう 永(なが)2024年12月7日ゴッホ映画の感想を通しての佐々木さんの価値観正義・平等・精神的清潔感いつもVoicyを聴いていて改めて魅力に感じているんだなと感じました。返信 俊尚 佐々木2024年12月12日ありがとうございます。嬉しいです。1 そっぶー2024年12月7日他人でなく自分の尺度で。おっしゃる通りだと思う一方、その人の性向が大きく影響している場合もあると思います。Adoさんは素晴らしい歌を届け、社会の絶賛を受けても、自分が嫌いだそうです。いつか自分を好きになることを目標に、曲の発表、ライブ、世界進出を心配な程の超ハイペースで行っています。マツコさんも自分を好きになれないそうです。私自身は他者の評価にそれなりに影響を受ける人間ですが、性向の影響が強い人もいるのではと感じています(少数派かもしれませんが)。1返信 俊尚 佐々木2024年12月12日なるほどーありがとうございます。1 ねこねこ2024年12月5日誰にどう思われてもいい。色と光を追い求め、永遠の入り口にいた事がゴッホの幸せっだったという解釈はいいですね。私も作品には作家自身が現れると思っています。「永遠の門 ゴッホの見た未来」見てみます!素敵な映画を紹介してくださって、ありがとうございました。2返信 俊尚 佐々木2024年12月12日ぜひ!素晴らしい作品です。 回鍋肉2024年12月4日「自己」や「アイデンティティ」って「他者から見た」自分ですしプリキュアシリーズの中に自己中の権化と戦うのがあるのですが、その中でヒロインがラスボスに言った「自分1人だけの世界だと横入りも信号無視もできない」という台詞を思い出しましたこういう譬えが適切かは分かりませんが、逃れられないのなら「寛解」を維持するしかないですかね1返信 Jesse Nahan2024年12月4日😂1返信 もっと見る
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正義・平等・精神的清潔感
いつもVoicyを聴いていて
改めて魅力に感じているんだなと感じました。
おっしゃる通りだと思う一方、その人の性向が大きく影響している場合もあると思います。
Adoさんは素晴らしい歌を届け、社会の絶賛を受けても、自分が嫌いだそうです。
いつか自分を好きになることを目標に、曲の発表、ライブ、世界進出を心配な程の超ハイペースで行っています。
マツコさんも自分を好きになれないそうです。
私自身は他者の評価にそれなりに影響を受ける人間ですが、性向の影響が強い人もいるのではと感じています(少数派かもしれませんが)。
「永遠の門 ゴッホの見た未来」見てみます!素敵な映画を紹介してくださって、ありがとうございました。
プリキュアシリーズの中に自己中の権化と戦うのがあるのですが、その中でヒロインがラスボスに言った「自分1人だけの世界だと横入りも信号無視もできない」という台詞を思い出しました
こういう譬えが適切かは分かりませんが、逃れられないのなら「寛解」を維持するしかないですかね