TOPトーク専門家毎朝の思考尾身茂さんの「1100日間の葛藤」を読み、コロナ禍を復習する08:49 2023年10月21日 7,628再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次尾身茂「1100日間の葛藤」が示す教訓情報公開の真実と専門家の葛藤科学的根拠と社会助言の難しさ「ハンマー&ダンス」両極の批判コロナ禍が示したメディアの課題AI文字起こし(β版) # 尾身茂さんの「1100日間の葛藤」を読み、コロナ禍を復習する おはようございます。サーキット信濃です。 感染症対策の専門家でコロナ禍の時にずっと記者会見とかも出られてた 尾見茂先生が書かれた 1101巻の葛藤っていう本がこの前出たんですね。 早速読みました。 サブタイトルは新型コロナパンデミック専門家たちの記録っていうね。 自分が何をし、どう判断し、どう言葉を紡いだのかって 後藤美先生が粒さに記録してきたその内容 そしてそこで得られた反省とか教訓みたいなものを 全て書いてある。非常に素晴らしい本でしたこれは。 コロナ禍は忘れ去って もうなかったかのように社会はなりつつあるんだけど またいずれパンデミックは間違いなくやってくるわけだしね 特にその専門家と政府と社会の関係とか 科学と社会の関係とか、あるいは経済を回すのか 感染抑止を注意するのかっていう非常に重要な問題がたくさん はらんでて これを喉元すぎれば熱さを忘れるで忘れちゃうのは本当に お金もったいないと思うし非常に重要な社会実験の題材だったと思うので この本ぜひ多くの人に読んでほしいなと思います この本を読んでて思ったのは、例えばリスクコミュニケーション どうやって社会にこの中の様々な情報を伝えるのか それを誰がやるのかっていうのが非常に曖昧だったと 本来はそれは政府がやって メディアもそこに協力すべきだと僕は思うんだけど 結局政府がそこを主導しないまま 仕方なくお店先生たちが有志の会とか立ち上げたりとかして 感染症専門医の人たちが発信せざるを得なかったと それを尾身さんは前の目で言いながら得なかったってことが書かれてるわけですよね メディアもメディアでこういう状況の中でひたすら 政府批判をしたりとかあるいは政府と 専門家たちの意見が対立するところがあるとしたら その対立を過剰に煽ったりしているばっかりで きちんとしたリスクコミュニケーションを取ろうという意識があまり感じられなかったですよね さらに加えてどこまで情報を出すのかっていう話とかもね 例えばこの本に出てくるんだけど かなり初期の段階で 新型コロナの特徴として 症状が出た人が感染させるだけじゃなくて無症状の人 まだ症状が出てない人でも感染させるというのがあったりとか あと接触感染だけじゃなくてエアゾル感染ってよく言われてましたけど 呼吸ですよね 吐いた息からでも感染する可能性があるみたいな結構重要な情報があった でもこれを政府の方は それに対する対策がまだない状態で公表してしまうと 国民に不要な不安を与えかねないっていうので 懸念を示してたと 専門家たちに対してそれは公表するなっていうふうに言ってたってことなんですね でも一方でおみさんたちは対策がなくても国民は真実を知りたいでしょうと さらにそれを隠しておいて後で隠しているのがバレたら 逆に政府に対する信頼を失うことになるんじゃないですか っていうふうに反論してた これはまさにおみさんのおっしゃる通りだなと思うんですよね 国民に不要な恐怖心を与えるから隠しておこうっていうふうに 割に日本政府日本のそういう行政機関は考えがちなんだけども もうちょっと僕は国民の良識とか 科学的思考みたいなものを信用してもいいんじゃないかなと思うんですよね ただこういうのを言うとメディアが騒ぐのでそこがめんどくさいっていうのは確かにあるのかもしれない メディアは国民を頭が悪い人たちだと思っている節があって でも実際には国民の方が賢くて間に入っているメディアの方が頭が悪いんじゃないのって思うときは時々あるわけですよ そこの関係性リスコミュニケーションに関して言うと 政府とメディアと専門家そして一般社会っていう 4社の関係がやっぱり未だにうまくいってないギクシャクしてるなっていう感じはしますよね あともう一個感じたのは 科学者の科学的正確さと社会とのすり合わせってのはやっぱり難しいんだろうなと この本の中に出てくるんですけど西浦博士先生八割おじさんって言われてたね 西浦さんがある緊急事態宣言を解除するかどうするかって時に 実行再生者数が落ちていると 落ちてるから解除していいのかっていうとそこは判断難しいと こう西浦さんおっしゃってる実行再生者数は確かに落ちたけど 緊急事態宣言の因果関係として科学的に根拠のあるデータがまだ得られてないと その状態で緊急事態宣言を評価してもその結果に僕は責任が持てませんというふうにおっしゃった 尾身先生は いやそれは研究者としてそういう判断は当然だと思うんだけど でも一方でこういうふうにも書かれている この場は学会ではない政府への助言組織であると 完璧なエビデンスはなくても専門家たちの意見や判断などを述べるのが当然の我々の役割ではないのか つまり政府と一般社会との橋渡しをする上においては 科学的正確さだけにこだわっているとやっぱり社会に伝わらない もっと社会との関係をうまくやっていくためには ある程度エビデンスがない状態でも助言するっていうようなことも必要だよね なるほどね確かにそうですよね 経済と感染復旧をどう回すのかっていうのも 当初からこの尾身先生たちの専門家たちはハンマー&ダンスっていうね 感染拡大が続いている時にはハンマーを振り下ろして止めて行動制限をすると である程度感染が落ち着いてきたらダンス踊っていいですよって 社会を回す方向に動かすっていう このハンマー&ダンスっていうのは当初からその専門家たちの方針として決まったんだけど これもねハンマーを振り下ろすとこんなことしたら経済が回らなくなるってメディアが大騒ぎし 一方でその感染がだんだん落ち着いたんでダンスしましょうって経済を回そうすると 今度はこんなことじゃ感染が広がってしまうんじゃないかってまたメディア騒ぐっていうね だからどっちかに振っても必ず反論できてしまうっていうか 絶対的な正しさっていうのはないわけですよねハンマー&ダンス 常にバランスの中で動いていくしかないっていう その絶対的な正しさがない状態で何とか回していくっていうのは 何とか批判したいメディアから見ると実に批判しやすい対策だったって言い方も言えるわけですよね だからまあいろいろ考えてやっぱりメディアの問題って相変わらず大きいよねと ただ一方で今回のこのコロナ禍でね その科学とか専門家と社会政府のこの3者の環境をどうするのかっていうのは もう少しこう論理的に議論できる土壌ができてきたのかなっていう感じも この本を読んでいると実感することもできました とてもいい本なんでね分かりやすい読みやすいですしね そして尾身先生のなんかすごい率直なその時々の悩みとか気持ちもちゃんと書いてあって とっても好感の持てるいい本なんで皆さん読んでみるといいと思います URLも貼っておきますね ではまた明日 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚08:491.尾身茂さんの「1100日間の葛藤」を読み、コロナ禍を復習するhttps://amzn.to/3tFARCmコメント感想・質問・応援メッセージを書こう kikuhito2023年10月22日佐々木さんと尾身さんたちとのAbema primeの対話をみて、佐々木さんを知り、今や佐々木さんのボイシーを愛聴しています。コロナ禍以降、ずっと、尾身さんのスタンスに惹かれ続け、信頼していた理由を、この放送で言語化してもらった感じがしています。危機に直面するなかで、職業倫理を手放さず、でもバランスしつづける。その、踊り続ける姿勢を信頼するだけでなく、憧れます。1返信 俊尚 佐々木2023年10月27日アベプラを見ていただいたのですね。ありがとうございます。 大河内伝次郎2023年10月21日有難うございます。読んでみようと思います。ただ、これは本来政府が第三者委員会などによりやるべきものではないでしょうか。事実をきちんと報道することすらできないマスコミには期待できないと思います。1返信 たいすけ2023年10月21日いつも配信ありがとうございます。多くの知を得れる反面、人類にSNSはまだ早かったのかなと思う事もあります。ご苦労も多いことかと思いますが、これからも発信楽しみにしています。返信 俊尚 佐々木2023年10月27日ありがとうございます。1 武井義勇(たけいきゆう)2023年10月21日おはようございます。佐々木さんのお話を聞いて気づいたことがあります。コロナ禍真っ只中の時には、尾身先生に対する批判が噴出していました。僕もそう思っていました。でもこれは、マスコミの煽りが影響していたんだということです。ここ数年、マスコミの質が非常に悪くなっていると感じています。コロナの最中ですら、マスコミを信じきれませんでした。それにも関わらず尾身先生バッシングに傾いた自分を情けないと思いました。何の情報を信じるのか、選択が難しい時代だと感じます。返信 俊尚 佐々木2023年10月27日ご経験を話していただいてありがとうございます。
鳥取・米子という街の立ち位置を学ぶ 10分・21時間前・ 2,172再生AI目次朝日と城跡に見た日本海の歴史AI進化の光と影、技術制御の課題街の立ち位置:開かれた米子論鳥取・島根・岡山、それぞれの関係性意外な東京、米子との地理的・文化的距離
GDP世界6位への転落をどう考えるか 9分・一昨日・ 4,324再生AI目次GDP世界6位転落の真実労働人口減少と生産性の動向大企業の海外戦略が国内にもたらすもの内部留保蓄積が引き起こすデフレ政府主導投資が示す日本の未来
AI時代に「知」と「知識」を分けて考える 8分・10月23日・ 4,835再生AI目次AIが与える「わかった気」の落とし穴情報としての「知識」価値低下の時代「知識」と異なる「知」が指すもの身体感覚に響く「腹落ち」の正体AI時代に磨くべき人間の「知」の形
2026年の今は1870年代と似ている 10分・10月22日・ 5,956再生AI目次AI時代を読み解く歴史の因19世紀末、驚異の発明集中期近代生活を形作った大変革AIは「馬の代わり」なのかこれから20年で世界はどう変わる?
急登もぬかるみも登山はすべてが快感 8分・10月21日・ 4,695再生AI目次登山道の「想定外」がもたらす試練滑る岩や泥道での転倒と苦労困難を「楽しみ」に変える心境の極意安全登山に不可欠な体力とスキルの追求逆境を笑い飛ばすマゾヒスティックな愉しみ
浜松のホルモン店・岩田屋さんを応援したい 9分・10月20日・ 5,013再生AI目次岩田屋の当て逃げ、店主が取った異例の行動とはSNSで容易に逆転する被害者と加害者熱海の無人駅で起きた世論の反転劇加害者は本当に悪なのか?見落とされがちな真実岩田屋が示す「救い」の社会を築くヒント
リニアとノンリニアを結ぶ触媒としての手書きメモ 7分・10月19日・ 5,344再生AI目次線形でバラバラな情報の課題とは?iPad手書きメモが導く思考の触媒富山茂彦が提唱「触媒としての私」曖昧な思考を立体化するメモの力3Dの「山」のように知識を結ぶ思考
人間への信頼とAIへの信頼の違いについて 9分・10月18日・ 6,081再生AI目次AI進化が問い直す人間の「努力」の価値AIが超えた分野で光る「人間」の物語なぜAIではなく人間の文章が心に響くのか「機械の信頼」と「人の信頼」根本的な違いAI時代に書き手が「人生」を綴る意味とは
図書館に人生を助けられた少年期の話 9分・10月17日・ 5,786再生AI目次少年期の苦境、唯一の逃げ場父に禁じられた読書と秘密『赤毛のアン』に見た希望とは書籍は唯一の親友、心の友AIと書籍、心の拠り所の変遷
農水大臣辞任と美人投票の共通点 9分・10月16日・ 6,347再生AI目次柳野農水大臣辞任 発言の真意は?昭和の利益誘導政治と現代の変容政治家の「力」と美人投票の共通点株式市場と新聞に潜む「幻想の力」美人投票が示す「時代の残滓」と未来
コロナ禍以降、ずっと、尾身さんのスタンスに惹かれ続け、信頼していた理由を、この放送で言語化してもらった感じがしています。危機に直面するなかで、職業倫理を手放さず、でもバランスしつづける。その、踊り続ける姿勢を信頼するだけでなく、憧れます。
多くの知を得れる反面、人類にSNSはまだ早かったのかなと思う事もあります。
ご苦労も多いことかと思いますが、これからも発信楽しみにしています。
佐々木さんのお話を聞いて気づいたことがあります。コロナ禍真っ只中の時には、尾身先生に対する批判が噴出していました。僕もそう思っていました。でもこれは、マスコミの煽りが影響していたんだということです。
ここ数年、マスコミの質が非常に悪くなっていると感じています。コロナの最中ですら、マスコミを信じきれませんでした。それにも関わらず尾身先生バッシングに傾いた自分を情けないと思いました。
何の情報を信じるのか、選択が難しい時代だと感じます。