TOPトーク専門家毎朝の思考「日本アルプス」なんていう植民地的な名称はもう終わりにしてほしい08:21 2025年2月5日 7,870再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次「日本アルプス」命名の植民地主義的歴史を検証昭和時代の観光と植民地的な名称との関連性とは?海外への憧憬と国内観光地の模倣:その背景とは?日本アルプス以外の名称:北アルプス、南アルプス、中アルプス植民地時代の地名から脱却:世界的な潮流と日本の未来AI文字起こし(β版) # 「日本アルプス」なんていう植民地的な名称はもう終わりにしてほしい おはようございます。佐々木としなおです。 伊豆半島、東伊豆のあたりを車で走っていると 伊東の町近くにはなぜかヤシの木がいっぱい並んでますよね。 あれは一体何なのかという。 町としては一種のシンボルになっていると思うんだけど 似たような光景はなぜか宮崎、九州の宮崎の日内海岸の方にもあって あのあたりはヘニックスというヤシの木に似た感じの南国の木が生えている。 この伊豆と宮崎の共通点って何かというと どちらも昭和の時代の新婚旅行の名残なんじゃないかと言われてるんですよね。 日本は戦争が終わって高度経済成長が始まり だんだんみんなが豊かになってきて 結婚したら新婚旅行に行くというのもだんだん定着していった。 本当は海外に行ってみたいみたいな気持ちもあったと思うんだけど 当時やっぱり海外旅行というのはかなり高値の花だったんですよね。 そもそも個人の海外旅行が自由化されたのは60年代半ばぐらい。 それでも当時1ドル360円。 最近円安だって騒いでるけど今の円安よりもさらに倍ぐらいの円安だったわけで お金に余裕がないと海外に行けなかったんですよ。 その中でハワイの代替物として 伊豆だったりとか日南海岸だったりとかが旅行先に選ばれる。 だから本当は日本なんだけど気分はハワイみたいな感じにしたいなという そういう庶民の切ない欲望みたいなのがあって それに合わせるようにこの南国の木が植えられたというような話を 前にどこかで読んだことがある。 欧米とかに海外旅行に行きたいけどそれが叶わないので 日本国内で似たような場所を探すというマインドというのは 欧米に追いつき追い越せ、みたいなね。 脱和入欧の明治維新の時代からずっと一貫して日本にはあったんだろうなと。 実際昭和にできた観光地で各地にスイス村とかドイツ村とか オランダ村的なハウステンボスとかいろいろあるじゃないですか あれはやっぱりみんな海外のものを真似したいなという この昭和のマインドの名残なんじゃないかなと思うんですよね。 近年中国とかに行ったことはないんだけど 日本風の街を観光地にして見せるみたいなのがあって そこに行くと日本風の看板とか居酒屋とかが立ち並んでる。 ああいうのを見ると我々は難しい気持ちになりますよね。日本人から見ると。 日本の真似をしなくても中国にはいっぱい素晴らしいものがあるんだからそれでいいじゃんと思うんだけど 劣化コピー的なものを見せられると恥ずかしいというのはある。 日本のスイス村やヤシの木とかも恥ずかしい感じはあるよなぁ。 昼返って明治維新からはや150年ぐらい 昭和の時代からももう数十年が経って この間に日本的なものはすごい見直されるようになった。 多分日本というものは素晴らしいんだと 別に愛国心を高揚しろとかそういうことを言っているわけじゃなくて 日本の自然だったり、郷土だったり、建物だったりとか そういうものの美しさが見直されるようになったのは 多分1,170年代ぐらいに遡って 当時今がJRである国鉄がディスカバージャパンというキャンペーンをやった。 日本を発見しようですよね。 日本各地の様々な京都とか奈良とかいろんなところの旅行地の写真をポスターにして それで国内旅行ブームというのが起きる。 当時女性誌のアンアンとかノンノというのが盛んに国内旅行の特集を組んだので そういうところに女性がたくさん詰めかけて アンアンノンノなんでアンノン族なんていう言葉もあったぐらいなんですよね。 以降80年代90年代バブルの時代を経て 日本ってやっぱりいいよね。 日本の文化とか町の風景とかに美しいよねというふうに回帰していって 今更別に応援の真似をしなくていいじゃんという感じにはなってきていると思うんだけど ところどころにまだそういう名残があるのが残念だな。 日本アルプスって名前もどうなんだって僕は前から思っていて アルプスってヨーロッパアルプスのいわゆる固有名詞ですよね。 日本にもヨーロッパアルプスみたいな山があるって言うので 日本アルプスって言われるようになって 誰が言い始めたのかというと実はイギリス人であると。 明治時代に日本にたくさんお抱えの外国人がやってきて その中に山登りも好きな人たちもいて その人たちがヨーロッパアルプスに似ているというので 日本アルプスというふうに紹介して 有名なところで言うと上甲地に日があって 毎年忍ぶ儀式みたいなのが行われているウエストンという登山家がいて これはイギリス人ですよね。 日本アルプスの父とか言われている。 でも本来日本アルプスってちゃんとした名前があるんですよ。 北アルプスは日田山脈だし、南アルプスは赤石山脈 そして中アルプスは木曽山脈、日田は木曽赤石。 こっちの方が今聞くと全然かっこいいじゃん。 こんな日本アルプスなんていう植民地的な名前じゃなくて まあ地元としてはアルプスというのは聞こえがいいみたいなイメージもあるだろうし 実際山梨には南アルプス市という自治体の名前までできちゃったぐらいなので なかなか変えることは難しいと思うんだけど なんかもう明治時代から150年も経つんだし そろそろこの植民地的な名前というのをやめてもいいんじゃないのとは思うわけですよ。 ちなみにこれは日本だけじゃなくて社会中にあって 例えばエベレスト。この名前は当時東インド会社をもってインドを支配していた イギリスの食料局の長官か何かの名前ですよね。 本来はネパール側ではサガルマータ 中国側は結構使われてますけどチョモランマーって名前だった。 だからエベレストとやめてサガルマータもしくはチョモランマーと呼んだ方がいいんじゃないか。 ちなみにアラスカの最高峰のデナリというのは前はマッキンリーと呼ばれていたんだけど 今はもともとの先住民族の呼び方であるデナリに戻して ところが今年になってトランプ大統領が就任したら デナリいらない。マッキンリーに戻すみたいな大統領名を出したりしていて なんだかなという感じではあります。 やはりもともとの名前に回帰していって この19世紀18世紀ぐらいの植民地時代、欧米帝国主義の時代の痕跡みたいな 少しずつ消していこうという方向に今後は世界全体が進むんじゃないかなというのも 思ったりはするところです。 日本もそうあってほしいですね。 ではまた明日。 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚08:211.「日本アルプス」なんていう植民地的な名称はもう終わりにしてほしいコメント感想・質問・応援メッセージを書こう shonan2025年2月10日鎌倉アルプス😇返信 まーく2025年2月6日今日も考えさせられました。確かに佐々木さんの仰るとおり日本名がかっこいいですね。話は少し変わりますが、ニッポンをジャパンと言ったり、また、欧米の形式に合わせて名前を逆に呼んだりするのも?、と感じます…返信 俊尚 佐々木2025年2月6日姓名を逆にするの本当に意味ないですよね。最近は是正されつつあるの良かった。1 人生の旅人たくみさん (鈴木匠)2025年2月5日日本は戻らないだろうなっておもってます。かわってほしいけど1返信 マリー2025年2月5日今日からしばらくイズフォルニア(伊東)で過ごします。ちなみに、(相模の国市、とか、武蔵の国市があるわけでもないのに)伊豆の国市、という名前については常々渋いなぁと思っています。笑返信 俊尚 佐々木2025年2月6日イズフォルニア笑。伊豆の国市は良い名前ですよね。1 M I2025年2月5日こうなったらハワイを「アメリカの伊豆」と呼びましょう。アルプス山脈はさしずめ「ヨーロッパの日本の屋根」でしょうか。返信 俊尚 佐々木2025年2月6日賛成です笑 もっと見る
AI時代に「知」と「知識」を分けて考える 8分・一昨日・ 4,240再生AI目次AIが与える「わかった気」の落とし穴情報としての「知識」価値低下の時代「知識」と異なる「知」が指すもの身体感覚に響く「腹落ち」の正体AI時代に磨くべき人間の「知」の形
2026年の今は1870年代と似ている 10分・10月22日・ 5,561再生AI目次AI時代を読み解く歴史の因19世紀末、驚異の発明集中期近代生活を形作った大変革AIは「馬の代わり」なのかこれから20年で世界はどう変わる?
急登もぬかるみも登山はすべてが快感 8分・10月21日・ 4,492再生AI目次登山道の「想定外」がもたらす試練滑る岩や泥道での転倒と苦労困難を「楽しみ」に変える心境の極意安全登山に不可欠な体力とスキルの追求逆境を笑い飛ばすマゾヒスティックな愉しみ
浜松のホルモン店・岩田屋さんを応援したい 9分・10月20日・ 4,904再生AI目次岩田屋の当て逃げ、店主が取った異例の行動とはSNSで容易に逆転する被害者と加害者熱海の無人駅で起きた世論の反転劇加害者は本当に悪なのか?見落とされがちな真実岩田屋が示す「救い」の社会を築くヒント
リニアとノンリニアを結ぶ触媒としての手書きメモ 7分・10月19日・ 5,249再生AI目次線形でバラバラな情報の課題とは?iPad手書きメモが導く思考の触媒富山茂彦が提唱「触媒としての私」曖昧な思考を立体化するメモの力3Dの「山」のように知識を結ぶ思考
人間への信頼とAIへの信頼の違いについて 9分・10月18日・ 5,999再生AI目次AI進化が問い直す人間の「努力」の価値AIが超えた分野で光る「人間」の物語なぜAIではなく人間の文章が心に響くのか「機械の信頼」と「人の信頼」根本的な違いAI時代に書き手が「人生」を綴る意味とは
図書館に人生を助けられた少年期の話 9分・10月17日・ 5,731再生AI目次少年期の苦境、唯一の逃げ場父に禁じられた読書と秘密『赤毛のアン』に見た希望とは書籍は唯一の親友、心の友AIと書籍、心の拠り所の変遷
農水大臣辞任と美人投票の共通点 9分・10月16日・ 6,303再生AI目次柳野農水大臣辞任 発言の真意は?昭和の利益誘導政治と現代の変容政治家の「力」と美人投票の共通点株式市場と新聞に潜む「幻想の力」美人投票が示す「時代の残滓」と未来
地方では「酒飲まない運転免許ある」が最強の属性 10分・10月15日・ 6,409再生AI目次地方生活の必需品、車の価値とは公共交通機関衰退と移動のラスト1マイル問題地方での移動手段、カーシェア活用術未来の移動、自動運転普及までの道のり地方で最強の属性、まさかのあのスキル
かわってほしいけど