TOPトーク専門家毎朝の思考移民問題には多文化共生だけでなく統合も大切08:42 2025年8月1日 7,520再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次フランス映画から見る移民問題多文化共生が抱える限界とは?統合と多文化共生の両立への模索日本の外国人政策の課題とは?静かで秩序ある社会の未来像AI文字起こし(β版) # 移民問題には多文化共生だけでなく統合も大切 おはようございます。 佐々木敏生です。 フランス語にバンリューって言葉があって、 郊外の団地のことなんですね。 フランス映画っていうと昔からね、 オシャレな映像、 ちょっとこうエスプリの効いたセリフみたいな感じの、 割にとんがった都会的な映画が多いんだけど、 最近だともう少しイタリア寄りになってきてるっていうか、 大家族もので、 例えば週末のおばあちゃん家に家族全員、親戚子供が集まって、 そこで家族問題について話し合われるみたいな、 そういうなんかカトリック的な感じの映画がフランスには多いんですよね。 でもそういう伝統的なフランス映画が出てくるのは大体白人。 一方で近年バンリューを舞台にしたですね、 移民の物語がたくさん映画として作られている。 例えば有名なところで言うと、ガガーリン。 ガガーリンって言っても宇宙飛行士のロシア人とは何の関係もなくて、 ガガーリンが宇宙に行ったのを記念してガガーリンダーチっていうのが作られ、 これ実在の団地だったかな。 それが取り壊されることになって、 ガガーリンの取り壊しに抵抗する若者たちみたいな話なんですよね。 あとはレミゼラブル。 これもジャンバルジャンのレミゼラブルじゃなくて全く同じタイトルなんだけど、 もっと暴力的なですね、移民の住む郊外団地について描かれた最近の作品です。 団地物だよね。バンリュー物って言ってもいいんだけど。 日本語で団地物って言うとなんか違う。 昔の日活ロマンポルノの人妻をテーマにしたエッチな映画を思い出す人も多いんじゃないかと思うんですが、 そういう話では全然ありません。 この郊外型の移民が多い団地に、 特に中東とかアフリカから来た旧フランスの植民地の人たちが、 ゲットのように仕込められてそこに住んでいるって状態が、 ものすごく排除と差別を生んできたっていうのは言われているところで、 こういう実態から我々日本も学ばなきゃいけないことがたくさんあるんじゃないかなと思うんですよ。 ヨーロッパでは1980年代、90年代ぐらいから移民が増えてきた。 それに伴って多文化共生ってことも言われてきたんですよね。 多文化共生というのは、それぞれの移民の出身地の文化も大切にしましょう。 民族性も大切にしましょう。決して強く同化を求めるものではありません。 それぞれが共生すればいいんだという理念なんだけど、 それはそれで素晴らしいんだけど、同時にそれをやると排除の分断も生んでしまうという問題もあるわけですよ。 それぞれがそれぞれのマイノリティに閉じこもってしまって、互いの交流がだんだんなくなってしまう。 だから結果的に、ヨーロッパ西側諸国の多文化共生理念はあまりうまくいかなかった。 限界に突き当たったよねって言われているのは、この2020年代ぐらいになってからの現実なんですよね。 あまりにも人が増えてしまって、人口比で言うと本当に10%以上、 ドイツなんかに至っては、移民の両親を持つ人も含めれば3割近くが移民系の人という状況になってしまっている。3人に1人ですよね。 一方でフランスは単なる多文化共生だけではなくて、やっぱりそこに統合も必要だ、インテグレーションも必要だということは言ってきたんですよね。 だから、例えば2000年代によく話題になったのは、移民でムスリムの子どもたちが学校で女子生徒がベールを被ろうとすると、それを学校が禁止するということが起きて、 これをめぐってすごい議論になったわけなんですよね。 もちろん多文化共生を中心とするならば、ベールも認めるべきじゃないかというのがあるんだけど、 一方でフランスの理念というのは、単なる民主主義ではなくて共和制、いわゆるリパブリックと言われる、同じ理念を持つ人たちでつながっている国というような理念を持っている。 その一つが来世という宗教と社会を分離しましょうという考え方。 つまり、一つの宗教を社会全体に押し付けないというようなことなんだけど、 だから学校という公教育の現場では、イスラムのやり方は持ち込まない。 同様にカトリックのやり方も持ち込まない。 あくまで、公教育の現場については、その宗教について白紙であるべきだという考え方なんですよね。 その来世に基づいてベールを禁じるということをやったんだけど、 でもこれが結果としてまた逆に、 ムスリムの側からの激しい反発を生み、 結果的に分断が広がってしまうということが起きた。 イスラムにおいては、政治と宗教と社会というのはすべて不可分なものであって、 そこを分離するという来世そのものが、イスラムの原理原則に反しているというような、 根本的な共有できない価値観があるというところもあるわけなんですよね。 だから多文化共生も分断を生む。 かといって統合に向かおうとするとそれも分断を生む。 じゃあどうすればいいんだという非常に難しい話ではあるわけなんですよ。 ただスローガンのように多文化共生って言ってるだけじゃダメだろうというふうに僕は感じていて、 今回も参院選で外国人政策どうするか問題が争点になった部分もあって、 例えば全国知事会が多文化共生推進みたいなことを改めて訴えたりしてるんだけど、 理念としての多文化共生を訴えているだけじゃダメで、 そこにどうやってインテグレーション、統合をうまく持ち込むのかということを考えなきゃいけない。 フランスのベールの問題は結果的にうまくいかなかったわけなんだけど、 例えば日本だと、ベールの問題は多分発信しないと思うんだけど、 じゃあ生活文化ですよね。電車に乗る時のルールだったりとか、ゴミ出しのルールだったりとか、 いろんな日本特有の生活文化のマナーとかルールがあって、 そこは我々の国を気持ちよく静かで秩序正しい文化にすることを支えているわけで、 それにきちんと外国の人も従ってもらう、共有している価値観を受け入れてもらう方向に向かわなきゃいけないんじゃないかな。 それは決してイスラムのベールのように被るか被らないかで、 宗教の根本が揺らぐみたいな話でもないと思うので、 もう少しソフトに軟着力できることは可能なんじゃないかというふうには個人的には思っているんですよ。 あとはちゃんと日本では英語じゃなくて日本語を喋ってもらうみたいなのも必要かもしれないし、 様々な形で多文化共生だけじゃなくて、統合という理念をもう少し強く打ち出してもいいんじゃないかなというのは個人的には思っています。 決して排除とか排外にならない形でということですよね。 とにかくここで分断が広がるのも良くないし、かといって日本の生活文化が崩れていくことにもなってしまえば、 逆にまた日本人の排外意識が強くなってしまう危険性もあるので、 なんとかうまく軟着力していかないと、移民のみならず外国人の観光客がむちゃくちゃ多い時代、 今年は4000万超えると思うんですけども、観光客数がね。 そういう時代をうまくやっていけないんじゃないかなという危惧は抱いています。 というわけで今日は外国人政策の問題について話しました。 ではまた明日。 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚08:421.移民問題には多文化共生だけでなく統合も大切コメント感想・質問・応援メッセージを書こう REI REI2025年8月18日😍返信 たけ2025年8月3日多文化共生だけでは上手くいかないけれど、では統合・共生はどこまで、どんな要素でやるのか探るのがこれからの移民政策なのかもしれません。他のコメントでも指摘あるように、具体的な実施事項を国が決めるのは難しそうなので、まずは移民コミュニティとの個別の付き合い方を模索していくしかないのかなと思います。返信 俊尚 佐々木2025年8月7日どういうアプローチが良いのかを議論する必要がありますよね。 みい2025年8月3日共生なんてキレイゴトです涙まずスパイ対策と土地を買わせない法律を作って、難民はいきなり来日後の申請ではなく母国から申請して許可された人のみ日本行きの飛行機に乗れるようにする。そして外国人への生活保護は無しとして、外国人雇用で75万円も会社が貰えるとか取り消してもらった上で、やっと少しは共生のことも考えられるのかも…プラス、特定地域で外国人が集中しないように各地域において%上限を越えない徹底。さらに帰化制度廃止。日本名も無し。これでやっと外国人と仲良くできます🎉返信 チキン2025年8月2日移民を受け入れる側が多文化共生を望んでも、移民側がそう望まなければ、移民の比率が増えるほど、いずれ多文化共生社会ではなくなり、摩擦や分断が生じます。多文化共生の理念そのものを統合せねばならず、とても困難な道すじであろうと思われます。3返信 俊尚 佐々木2025年8月7日たしかに。1 回鍋肉2025年8月1日却って、多文化共生「ではない」状態とはどのようなものなのでしょうか?例えば、公衆浴場のタトゥー禁止、その是非は兎も角、日本でラグビーワールドカップが開催されたときにシールでタトゥーを隠して銭湯に入る選手が多くいましたが、銭湯を出れば剥がしてタトゥーを晒せるのなら、文化を蹂躙したことになるのでしょうか程度によりますが、統合とは多文化共生と相反するものではなく共生のための手段ではないでしょうか寧ろ、スローガンだけ唱える人程、問題を他人事として扱っているように思います1返信 もっと見る
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他のコメントでも指摘あるように、具体的な実施事項を国が決めるのは難しそうなので、まずは移民コミュニティとの個別の付き合い方を模索していくしかないのかなと思います。
まずスパイ対策と土地を買わせない法律を作って、難民はいきなり来日後の申請ではなく母国から申請して許可された人のみ日本行きの飛行機に乗れるようにする。
そして外国人への生活保護は無しとして、
外国人雇用で75万円も会社が貰えるとか取り消してもらった上で、
やっと少しは共生のことも考えられるのかも…プラス、特定地域で外国人が集中しないように各地域において%上限を越えない徹底。
さらに帰化制度廃止。日本名も無し。
これでやっと外国人と仲良くできます🎉
例えば、公衆浴場のタトゥー禁止、その是非は兎も角、日本でラグビーワールドカップが開催されたときにシールでタトゥーを隠して銭湯に入る選手が多くいましたが、銭湯を出れば剥がしてタトゥーを晒せるのなら、文化を蹂躙したことになるのでしょうか
程度によりますが、統合とは多文化共生と相反するものではなく共生のための手段ではないでしょうか
寧ろ、スローガンだけ唱える人程、問題を他人事として扱っているように思います