TOPトーク専門家毎朝の思考いま日本の大企業に必要なのは「三等重役」かもしれない08:33 2024年1月19日 7,921再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次日本の大企業を取り巻く現状とは?DX推進の壁、古い世代の抵抗ECサイトのUI/UX改善の難しさテレビ局におけるネット配信の課題新たな三等重役への期待とは?AI文字起こし(β版) # いま日本の大企業に必要なのは「三等重役」かもしれない おはようございます。佐々木としなおです。 三党重役っていう小説、皆さんご存知ですか? 多分知っている人はかなり少ないんじゃないかと思うんだけど 1951年、2年ぐらいに、源氏啓太さんという 当時人気のあったユーモアサラリーマンみたいなのを書いてた作家さんが書かれた小説。 三党重役って何かというと、三党というのは一党二党三党。 つまり上等な役員じゃなくて、なんとなく格の低い役員みたいなそういうニュアンスですよね。 これ何なのかというと、戦争が終わって日本が降伏し、そしてGHQがやってきて 日本が植民地になりました。 その時に戦争に協力した人たち、戦争犯罪人ほどじゃないんだけども 戦争に協力した人たちを公務から追放するっていうことを 新中軍がかなりやったんですよね。 その時に官僚とかそういう人たちだけじゃなくて 結構経済界の経営者なんかも結構追放されたんです。 当時一流企業の経営者が公職追放されるケースが多くて その結果どうなったかというと 人材が不定して、本当に一般社員とかから登用されて 社長とか役員になるっていう人が多かった。若い人を中心にね。 それを当時三党重役って言い方で源氏啓太さんが名付けて 結構流行語になったんですよね。 思いもいらなかった人物が公職追放の結果社長になっちゃう。 その三党重役で社長になった人を主人公にしたのが この源氏啓太さんの小説だった。 まだ戦後の混乱が続いて ようやく1950年代前半って言うとそろそろ落ち着いてくるかなっていう時代に 時代はどんどん変わっていって 古い戦前の日本がなくなり 戦後の高度経済成長がそろそろ始まるぞっていうような世界を描いてるんですね。 日本はあの戦争が終わった時に 本当に優秀な大正生まれの戦中派な若者たちもたくさん戦地で亡くなって それは人材という意味ではすごく残念になったんだけど 一方で戦前の日本を支配していた古い人たちが ある意味公職追放なんかもあったりとかして あるいは軍部が解体されたりとかっていうこともあって 一層されて財閥の解体もありましたよね。 結構一気に世代交代が進んだ。 それが戦後の高度経済成長を始めるとする様々なイノベーションを 推し進める一つの要因になったら間違いないだろうな。 でもあれから戦争が終わって今年で79年ですよ。 来年は80年ですよ。 そうするともうその間本当に世代交代がすごくゆっくりとしか進まない。 会社そのものの存続も日本は伝統的にあまり会社を潰さないようにしてきた。 会社を潰れないのは働いている人にとっては 路頭にもある心配がないから良かったんだけど 一方で産業界全体で見るとやっぱり新陳代謝を 阻害してきた部分は大いにあったんじゃないのかな。 実際そういう話はよく聞きます。 世代交代が進まない問題は。 例えば企業の講演とかよく頼まれていくんだけど 40代ぐらいの中間管理職の人たちと話すと やっぱり経営層、年齢で言っても60代ぐらいですかね。 60代から70歳になるぐらいの人たちが 本当にDX、デジタルとかに理解がなくて いろいろやろうと思ってもなかなか進まないみたいなね。 そういう話を聞く。 デジタルの波に乗り遅れた中高年というのが経営者になっているというのは なかなか今の現状の日本のある種の悲劇ではあるんですよね。 あるアパレル企業で聞いたのは 今ECが中心になってきていて どうやってそのECサイトで買ってもらうかみたいなね。 それはもはやかっこいいファッションサイトを作るみたいな そういうノリではなくて いかに買いやすいUI、UXを考え抜いて 気持ちよく買い物ができるかみたいな方に進んできている。 もちろんブランディングとかのCMもあるんだけど そういう広告とかはやっぱり今の若者に人気のあるインフルエンサー そのインフルエンサーというのは決して 俳優とかミュージシャンとかテレビタレントだけじゃなくて 本当にYouTuberとかそういう人たち あるいは本当にインスタグラムとかで活躍しているような インフルエンサーたちを起用するって流れになってきてるんだけど そういう流れに乗って進みようとすると 今の60代ぐらいのそれこそバブル時代に のし上がってきた古手の経営層の人たちが いやそんなサイト作ったってかっこよくないだろう みたいなことを言って潰そうとするっていう もっとかっこいいの作れって かっこいいのを作ると見た目はかっこいいんだけど 例えば注文しにくいとか カートに入れてそこから決算に行くまでの動線がうまく作れてないとか だから今のUI、UXの話とは完全に間隔をいっちゃうケースもある やたらと自分が知ってた時代の古い人気タレントとかを使おうとするから 今そんな80年代90年代に人気になったタレント使っても 今の20代知りませんよとか言っても いや俺がかっこいいと思うなかっこいいと思うんだ 感じでなかなかこう分かってもらえないみたいな そういう悩みを聞いたことがあります あらゆるところにそういうのがあるんだよね あるテレビ局で聞いたのは 本当に今インターネットを使っていかにテレビの番組をうまく配信するか 民放局なんかはティーバーとかでうまくいって ティーバーとかは前は本当に番組宣伝しか入ってなかった 最近ナショナルクラウントの広告がどんどん入るようになってきていて すごいネットとの融合が進みつつある その話を進めたいんだけど なんかやっぱり上の世代60代後半70代ぐらいになると もう地上波というか電波が全てみたいな人たちが未だに座っていて なんかインターネットみたいなのがよくわからんっていうようなことを言ったりする こういう状況だともうその上に古い時代しか知らない経営層がバーンと乗っかっているのが 本当に困った厄介な問題になっていて そこをねとにかく引き剥がして戦後の三党重役みたいな 今でいうともうデジタルとかUXみたいなのをがっつり理解している層が 三党重役となって新しい経営者にならないとなかなか突破できないよね っていう状況なんですよね 大企業はなかなかそういう手たらくからなかなか抜け出せない だから本当はスタートアップがガッと頑張って その不利企業を蹴散らして自分たちが乗し上がっていくふうになればいいんだけど 社会全体でもなかなかそこがまだうまく回るスパイラルに入ってきてないなっていう感じがします まあそうは言っても徐々に世代交代は進んできているし 若い優秀な人たちもどんどん出てきているので この令和になってからもう5年6年ですけどね そろそろ状況は変わってくるんじゃないかなと思いつつ 新しい時代の三都住役にここでまた期待したいなというふうには思います ではまた明日 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚08:331.いま日本の大企業に必要なのは「三等重役」かもしれないコメント感想・質問・応援メッセージを書こう そっぶー2024年1月20日三等重役、読んでみます!1返信 タイツさん2024年1月20日佐々木さんがそういった古い価値観を固定観念にしないようにしていることがあれば知りたいです。1返信 ボブ2024年1月19日日本元来ある「隠居」という言葉を見直したほうがいいのかなぁと感じました。3返信 俊尚 佐々木2024年1月24日隠居!たしかに。
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そういった古い価値観を固定観念にしないようにしていることがあれば知りたいです。