TOPトーク専門家毎朝の思考習字の授業は年間30時間も本当に必要なのか?という問題07:23 2024年1月21日 7,590再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次年間30時間の習字授業の必要性とは?習字が人生を変える可能性に迫る教育は個人の経験を超えた視点が必要国語の授業から見出す人生の転機義務教育、その真の意義とは?AI文字起こし(β版) # 習字の授業は年間30時間も本当に必要なのか?という問題 おはようございます。 佐々木敏直です。 先日の僕が出演したアベマンプライムで 小学校の授業って一体何のためにあるのか。 習字の授業。 毛質で字を書くあれですよね。 教育指導要領ではあれが年間30時間、大体週に1回やるって決まってるんだけど 本当にそんなに必要なのかという議論があって もちろん大人になって、毛質を習ったことで良かったです。 というふうに自信を持っている人は多分あまりいないだろうな。 小学校卒業してから毛質の筆なんて何十年も触ってないって人が結構多いんじゃないかなと思う。 それを言い出すと大半の学校の授業ってそぼですよね。 小学校の算数ぐらいは必要かもしれないけど 小学校の国語って役に立ったのかとか 中学高校でやったややこしい三角関数とか 微分積分とか、あるいは物理学とか生物学とか 何の役にも立たないじゃないか。 みたいなことを言う人も結構いる。 だから別にそんなの勉強させないで 実利のあるビジネスのやり方とか金の投資の仕方とかをした方がいい。 みたいな極論だけどそういう意見もあるわけですよね。 でもそれってあまりにも自分の経験しか見てないんじゃないかと思うんですよ。 教育指導要領っていうのは 全国あまねく広く 義務教育を受けるほとんど全員の子供たちに受けさせる授業の標準なわけですよね。 一人一人の子供にとってみれば、毛質は必要ないと思う子もいるだろうし 生物学の授業なんかいらないと思う子もいるだろう。 でも毛質の授業、習字の授業に触れたことで すごい習字ってこんなに面白いんだってそこで目覚めて 今まで字を書くのが嫌いだったのが急に好きになったりとか さらには本当に将来俺は毛質の達人になるんだ、プロになるんだって心を決める人たちだっている。 1年間に80万人の子供が生まれてきて その子供たちがいろんな経験をすることによって 選択肢が広がるってことは僕はとても大きいんじゃないかなと思うんですよね。 大学生の頃、ろくに学校に行ってなかったのもあって 生活費稼ぐためにずっと学習塾で講師をやってたんですよね。 受験算数から何か何までいろいろ教えたんだけど 国語の授業とかもやっていて、中学生に国語とかを教える。 そうすると、もっといろんな文章を読んだ方がいいよみたいなことを言ったりすると いやでも先生そんな時間なくて我々受験しなきゃいけないのに そんないろんな本を読んでる暇ないよ、それすぐ役に立たないじゃんってすごい言われた。 確かに国語って、ある意味その国語のテストをクリアするためのテクニックみたいなのは若干あるんだけど その向こう側にある本を読むことにメリットというのは すごく分かりにくい部分は党の中学生にあるだろうなというのを当時も思ったんですよね。 だからそれ以上もっと本を読めともなかなか言えにくかった。 みんな受験で必死なわけでね。 もちろん個別の子供たちにとってはそうなんだけど でも一方で僕自身で考えてみると 僕は学校の授業で本当に救われたなと思っていて 前にもこのボイシーで中学の時に赤毛のワンという 児童文学を読んで救われたって話をしたかと思うんだけど 同じような重さで国語の教科書というのがあって 中学の国語の教科書あるいは高校の時の現代国語の教科書 僕は文章を読むのがとても好きだったから 年度の初めに学校に行くと 新しいクラスで新しい教科書が配られるじゃないですか 新しい教科書、紙の新品の匂いがするような教科書をいただくと 真っ先に国語の教科書を開いて 本当にむさぼるように国語の教科書を隅から隅まで全部読んで この文章はすごいな、この文章の授業で先生はどんな話をするんだろうとか すごい楽しみにしてたんですよね それが僕にとっては文章を仕事にするというところの ある意味原点というかスタート地点になっている部分というのは もう読むのが好きで好きでしょうがなかった そこから自分でも書いてみたいと思うようになり その延長線上で文章を書く仕事に就きたいなと思って そこから新聞記者になろうという気持ちが出てきたわけで 気がつけばあれから何十年経って今こういう仕事をしているわけなんですよね だから世の中の人の大半は国語の授業なんてくだらないと思っているかもしれないけど そこでも僕みたいに国語の授業によって人生が救われて そういう道を歩む人っていうのがやっぱり少数だからいるわけですよ だから学校の授業って広く浅くいろんなことをやらされる そんなダンスなんか教えてもらったってしょうがないじゃんとか みんな思うかもしれないんだけど それによっていろんな才能の子供たちが世の中にたくさんいて ありとあらゆる才能があって その才能をどこかで開かせるための選択肢の一つを選ぶ その機会をいただけるのが実は高教育における様々な広い授業なんだ そういう視点を僕は忘れてはいけないんじゃないかなと思うんですよ どうしても教育問題って学校現場とかにいる人以外もみんな口を挟みたくなる なぜかというと教育を受けていない人は今の日本にはほとんどいないから だからみんな自分が受けた教育を思い出しながら なんか教育ってものに一加減がある何か言いたがるってのがあるんだけど でもそれは所詮は自分の経験値からしか与えてないものである ということは気をつけた方がいいと思うんだよね 自分の経験だけではない要素っていうのもどこかにあるわけで そういうもうちょっと広い俯瞰的な視点で教育ってものを 僕は捉えた方がいいんじゃないかなというふうに思いました だから毛質の授業をいらないと思う人は大半かもしれないけど やっぱり毛質の授業に触れたことで人生変わった人も少しはいるんだよ というところに思いを馳せたいなというふうに思います ではまた明日 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚07:231.習字の授業は年間30時間も本当に必要なのか?という問題コメント感想・質問・応援メッセージを書こう 楽2024年3月20日同意します。最近話題になっている子供の経験格差を埋める平等装置として重要な役割を果たしていると思います。公教育で毛筆を受けることができる文化的な豊かさを大切にして欲しい。返信 まってぃ2024年1月26日祖父が書道をやっていて、小学生のころから教えてもらっていました。綺麗に文字を書けることで人生で「よかった」と思えた経験はたくさんあります。就活で、ある会社を受けた時に作文がありました。その時の選考で最後に私ともう1人どちらにしようかとなったらしく結局自分が採用になったのですが、後に上司から「作文の字が綺麗だったのが決め手だった」と言われ、ペン字が得意でよかったぁと思いました。今また「書く」ことで自分の思考をクリアにしたりすることも流行っているようですし、書くことが見直されている気がしますね😊返信 daigo2024年1月21日何が自分にとってメリットがあって役に立って為になるのか判別する力を養うのが義務教育レベルの学習だと思うので、その段階で範囲を絞るのは正直誰のためにもならないと思いますね。様々な選択を経てきた大人が「あれは何の役にも立たなかった」と振り返るのは許されるとしても、「これは何の役にも立たないからやらなくていい」と子供を諭すのは選択肢を狭めるかなりマズい行為だと思います。取捨選択の手札を減らして良い事なんて何もないんじゃないかなと。1返信 俊尚 佐々木2024年1月24日おっしゃる通りだと思います。 グミ2024年1月21日物心ついた頃から本が大好きだったと仰る方は、当たり前かもしれませんが、例外なく文才に長け、知識も自然に蓄積されて広い意味で豊かな人生を送っておられる様にお見受けします。赤毛のアン の様な幼少期を過ごした友人(米国人女性)がいます。育児放棄で、小学校の2、3年生の時点で字が読めなかったそうですが、学校の先生が彼女が本好きなことに気づいて、どんどん本を読む様に励ましてくれたそうです。まるでアンの様に劇的な人生を送っていますが、小学校の先生を退職後は画家として活躍しています。学校の教育は重要ですね!2返信 俊尚 佐々木2024年1月24日学校教育や素晴らしい先生によって人生が救われた人は多いと思います。 ボブ2024年1月21日自分の経験値だけで見ないほうがいい、すごく刺さりました2返信 俊尚 佐々木2024年1月24日そうですね。 もっと見る
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今また「書く」ことで自分の思考をクリアにしたりすることも流行っているようですし、書くことが見直されている気がしますね😊
様々な選択を経てきた大人が「あれは何の役にも立たなかった」と振り返るのは許されるとしても、「これは何の役にも立たないからやらなくていい」と子供を諭すのは選択肢を狭めるかなりマズい行為だと思います。取捨選択の手札を減らして良い事なんて何もないんじゃないかなと。