TOPトーク専門家毎朝の思考自由だが、あらゆるものを自分で制御せねばならない社会07:50 2024年2月21日 8,455再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次高度化する社会への適応、その難しさとは?投資からキャリアまで、自己責任の時代到来自由と責任、その狭間で揺れる現代社会選択肢の多様化、それがもたらす新たな課題完全な自由、その光と影…未来への問いかけAI文字起こし(β版) # 自由だが、あらゆるものを自分で制御せねばならない社会 おはようございます。さわきとしなおです。 人気ブロガーの白熊先生 だいぶ前に、もう10年くらい前かな 一度一緒に食事をしたことがあるんですよね。 エビスのビストロで。 それ以来なんだけど、ずっと白熊先生のブログは僕愛読していて ちょうど一昨日ぐらいに新しい記事が上がっていて 高度な社会の一員になれていますか?これからもなれますか?というタイトル。 URLを貼っておきますが 要するにどんどん社会が高度になっていくと それに合わせて人間も高度にならなきゃいけなくなってしまっている。 でもそんな高度な人間に一体何人の人がなれるんだろうかという問題提起なんですよね。 例えばその一例として 今政府が投資型の社会を作ろうというので 新しいニーサとかイデコとかを始めて 貯蓄じゃなくて投資をしましょうと言っている。 でも貯蓄だったら、例えば昔の昭和の頃の会社だと もう自動的に給料から転引されて次々1万円とか2万円とか 貯蓄していくみたいなのがあったわけですよね。 何も考えなくてよかった。 でも今のニーサとか、もちろん細かくお金を出し入れする必要はないにしても じゃあオルカンとか、S&P500とか、いろんな投資新宅インデックスがあり あるいは個別株まで一体何人投資するのか その時に今後経済どうなるのとか 日本とアメリカ産業界どうなるのみたいなことをある程度考えなきゃいけなくなる。 結構高度な知識が求められるわけですよね、投資というのは。 そういう難しいノウハウスキルを必要とするものは今の時代すごい勢いで増えていて 例えば仕事だってそうですよね。 かつては就寝雇用が中心だったので 一旦高校なり大学なりを出て会社に入ってしまうと あとはあまり考えずに会社の命ずるまま あちこちに移動し転勤しで少しずつステップアップしていって 自分の人生、仕事をどう設計するかなんてみんなあまり考えてなかったわけですよ。 でも今転職が当たり前になってくると 専門職を追求していくのか、それとも管理職の道を目指すのか 経営者を目指すのか、あるいは独立請求をするのか いろいろ考えなきゃいけない。 自分のキャリーバスを自分で設計しなきゃいけなくなってきている。 あらゆるところがそうで、かつての総中流社会、みんなが中流だった社会 みたいなものが崩壊してですね 例えば音楽なんてね 本当に僕らが20代の頃ぐらいだったら テレビでThe Best Ten、邦楽のベスト10番組やってて 洋楽は洋楽で、ベストヒットUSAっていう番組があって それぞれでランキング上位の曲を紹介してくれるので それを聴いとけば、なんとなく話についていけるよね ぐらいな感じだったわけです。 もちろんマニアックな音楽を好きな人はいたんだけど それはとても趣味性の高い世界であって 別にみんなが聴く音楽じゃなかった。 でも今そんなね、ベスト10番組なんてなくなってしまって 音楽の好みがものすごい細分化されているので 何を聴くのかっていうのは自分で選ばなきゃいけない。 音楽を聴くのもはや簡単じゃないよね。 どうやって自分の好きな音楽を見つけるのかって 導線も用意されてないので、それも自分で発掘しなきゃいけない。 映画でも本でもみんなそうですよね。 僕が高校生の頃、もうだいぶ昔1970年代の話なんだけど 当時愛知県の県立岡崎高校っていう 地元ではそこそこ知られている新学校に通っていて ちょうど制服が学生服からブレザーに切り替わった時代 僕はブレザーの方だったんだけど そのブレザーはちょっとダサくて嫌だったんですよ。 ちなみに今もその制服ですけどね。 それで同じ高校の仲間たちとはがらって よし制服反対運動しようじゃないか。 当時まだ学生運動の名残日がちょっと残っているような時代だったんで なんか反対運動をやって盛り上げようって話になった。 でもまあとりあえずみんなどう考えてるのか聞いてみようよって話になり じゃあアンケートを取ろうってアンケートを取ったんですね。 制服廃止に反対ですか賛成ですか。制服どうですか。 もちろん僕らは制服いらないっていう声が圧倒的多数って期待をしたんだけど アニハカライアンはそのアンケート結果を開けてみたら 圧倒的に制服の方がいいっていう人が多かった。 反対してる人少なかったんですよね。 なぜかというと、もし制服がなくなって私服になったら 着ていく服を考えるのがめんどくさい。 自分の私服がダサいと思われるのが嫌だとか 制服の方が楽でいいっていう声だった。 なんだよそれ。随分自由じゃないじゃないかって当時は思ったんだけど 今ならその気持ちもわかる。 自由であるってことは選択肢が多い。 その選択肢が多いってことは 自分で着て服の自分でその責任も取らなきゃいけない。 ダサい服着ていったらダサいって思われる覚悟を持たなきゃいけないんだ。 汚れてる服だったら汚れてるっていう風に言われてしまう覚悟を持たなきゃいけないんだ。 これはめんどくさいよね。 そういうことなんですよね。 だから我々は自由を求めて 古い抑圧された社会から脱却しようと思って この100年くらい日本社会は頑張ってきたわけですよ。 でも行き着いてみたら自由でありすぎるがゆえに 寄って立つものがあまりない。 もうこれをやっとけば大丈夫っていうのがなくなってしまって あるいはあらゆるものを自分でコントロールしなければいけない社会になってしまって それは実際にあらゆる人を宝石しないということになっちゃってるんだよね。 仕事なんかもそうですよね。 会社で勤めている友人の話を聞くと やっぱり会社の部下とかで自分で自立してこれをやりたいと前向きに切り開いていく人もいるけど 一方でとりあえず目の前に仕事を与えてもらったら それを着々と地道にやっていきたいという人も一定数いる。 それは決して悪いことじゃなくて そういう彼女ら彼らに合わせるような仕事のスタイルを提供する必要があるよね というのが最近の問題意識になっているという話を聞きます。 全員が全員自分で自分の道を切り開く社会は理想的かもしれないけど あんまり現実的ではないし、それができる人はごく一部であるということは やっぱり我々は認識しなきゃいけないんじゃないかな。 完全なる自由が実現しつつある中で やっぱりその問題がもう一度再び我々の前に立ち塞がってきているなという感じがします。 難しいですよね。 ではまた明日。 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚07:501.自由だが、あらゆるものを自分で制御せねばならない社会https://p-shirokuma.hatenadiary.com/entry/20240219/1708344000コメント感想・質問・応援メッセージを書こう あゆみ2024年3月1日こんにちは、いつも聞いています🌷わたしが勤める会社ではわりと自由な働き方(フルフレックス、リモートワークなど)ができますが、まさに自由には責任が伴う(=自由な働き方という選択の結果は自己の責任)と考えています⌚そして自立・自律も求められますが、以前佐々木さんが配信で仰っていたように、=頼れる先を自分で作ること、を求められていると認識しています。さらに、子育ての中で子どもたちにそれを伝えるのは難しいな…と最近思います🫠返信 JTCワーママえり2024年2月21日佐々木さん岡崎高校なんですね!私も岡高でした!2007年卒ですが当時も裃でした笑佐々木さんの話とはずれてしまいますが、当時ダサい制服が嫌でしたが、運動をするという発想がなく、自分達から何かを変えていくという考えが全くなかったのだなと話を聞いていて感じました。1返信 俊尚 佐々木2024年2月22日岡高仲間ですね!ありがとうございます。3年ぐらい前に在校生向け講演に行ったのですが、あいかわらず女子は裃、男子はあの色のブレザーでした笑1 ssk nsp2024年2月21日確かに 社会的弱者が一般の弱肉強食の競争の世界に飛び入った場合は 正しい決断や行動ができず不利になるという側面がある。けれども、 その一方で 競争原理が浸透している現在においては弱者の定義 も拡大していくため、 むしろ 社会的弱者となった人たちは 社会保障の枠組みに入ればよく、各個人が自由や 多様性を認めてもらえるようになっていくため、競争原理は大歓迎 なんじゃないかと感じました。1返信 俊尚 佐々木2024年2月22日弱者の定義が拡大してるってのはたしかにおっしゃる通りだと思います。その中でどう包摂を広げていくのかって、逆に難しい問題とも言えるかも。1 侑2024年2月21日私服(自由だが大変)も制服(不自由だがラク)も、両方選べる選択肢がある社会が良いと思いました。私服だけでは、一見選択肢が多いようでも適応できない人には息苦しいですね。(オシャレな服を買う経済力やセンスがある人とない人の格差も生まれる)私服のみ許すというのも、新自由主義的で弱肉強食的だなと感じます。制服というセーフティネットもある社会であってほしいです。6返信 俊尚 佐々木2024年2月22日私服制服の双方をOKにしたときに、制服を選んだ人が責められない社会が大事だと思います。3 aiai2024年2月21日おはようございます。いつも拝聴しております。まさしく今、初老プレの私にとっても最課題のお話しでした。最近、ほとんどネット優先になり、ちょっと前までは気にしなくてもついていけたものがここ最近は理解して使うのも困難、怖いといった感覚になっております。年齢のせいで頭がクリアじゃなくなったこともありますが、スピードに追いつかない感があります。追いついたと思ったらもう先に進んでいる……どこからわからないのか掘り下げるのにも苦労するのが現実です。2返信 俊尚 佐々木2024年2月22日そうですよね。なかなか難しい問題だと思います。1 もっと見る
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わたしが勤める会社ではわりと自由な働き方(フルフレックス、リモートワークなど)ができますが、まさに自由には責任が伴う(=自由な働き方という選択の結果は自己の責任)と考えています⌚
そして自立・自律も求められますが、以前佐々木さんが配信で仰っていたように、=頼れる先を自分で作ること、を求められていると認識しています。
さらに、子育ての中で子どもたちにそれを伝えるのは難しいな…と最近思います🫠
佐々木さんの話とはずれてしまいますが、当時ダサい制服が嫌でしたが、運動をするという発想がなく、自分達から何かを変えていくという考えが全くなかったのだなと話を聞いていて感じました。
私服だけでは、一見選択肢が多いようでも適応できない人には息苦しいですね。(オシャレな服を買う経済力やセンスがある人とない人の格差も生まれる)
私服のみ許すというのも、新自由主義的で弱肉強食的だなと感じます。
制服というセーフティネットもある社会であってほしいです。
いつも拝聴しております。
まさしく今、初老プレの私にとっても最課題のお話しでした。最近、ほとんどネット優先になり、ちょっと前までは気にしなくてもついていけたものがここ最近は理解して使うのも困難、怖いといった感覚になっております。年齢のせいで頭がクリアじゃなくなったこともありますが、スピードに追いつかない感があります。追いついたと思ったらもう先に進んでいる……どこからわからないのか掘り下げるのにも苦労するのが現実です。