TOPトーク専門家毎朝の思考AI時代に「ソーシャルマシン」ふたたび09:18 7月24日 5,994再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次「ソーシャルマシン」の再解釈AIエージェントとの未来の対話パーソナライズAI UIの重要性人間とAIが織りなす新SNSAI時代の「信頼性」への問いAI文字起こし(β版) # AI時代に「ソーシャルマシン」ふたたび おはようございます。 貞木敏直です。 10年くらい前かな。 ソーシャルマシンっていうテックの翻訳本があって、非常に面白く読んだ記憶が。 ソーシャルマシンって何なのかっていうと、 IoT、つまりモノのインターネットの時代になってくると、 例えば家の冷蔵庫とかね、洗濯機とか、 そういうのが我々とSNSでつながるような形になってくるんじゃないかっていう、 そういう概念について書かれた本だったんですよね。 例えばLINEで僕は家のエアコンに、 ちょっと今日暑いから帰るまでにエアコン入れておいてっていう風にメッセージを送ると、 LINEからエアコンが分かりました。 エアコン入れておきますって返事が来る。 冷蔵庫に、今冷蔵庫の中に何があるのって聞くと、 冷蔵庫が今朝室にはキャベツと玉ねぎと人参がありますって答えてくれる。 そういう風にSNSの人と人のやり取りみたいな形で、 我々は家電製品なんかとやり取りするようになるんじゃないかっていう概念がソーシャルマシンだったんです。 これは確かにIoT時代にはそうなるだろうなっていう予感がすごくあって面白く読んだんだけど、 AIがこういう形で我々と対等に対話できるようになってきた今、 このソーシャルマシンの概念がもっとアップデートされて、 大きな意味を持つようになるんじゃないかっていうのはここ数日考えているところではあるんですよね。 つまりソーシャルマシンで喋る相手は、 家電とかではなくて、 AIエージェントである。 AIがいろんなデバイスとかコンピューターのUIになっていく話は前からあるわけですよね。 つまり、 エアコンに直接エアコンを入れておいてって命じるんじゃなくて、 AIエージェントに、 今日の温度は高いので東京の家のエアコンを入れてくれるって命じると、 AIエージェントが分かりましたって言って、 そこから東京のエアコンにコマンド指示を飛ばしてスイッチを入れるってことをやる。 つまりあらゆる我々の行動、 バーチャル空間、インターネット空間における行動の玄関口がAIになっていくっていうのが、 AIエージェントの世界なわけですよね。 その時にデバイスは何になるのかっていうのが最近すごく大きなテーマで、 果たしてタッチスクリーンが必要なのかとかね、 画面はなくて音声に入れているだけでいいんじゃないかとか、 キーボードはどうなんだとかいろんな議論が出てきているわけなんです。 ただいずれにしろそれは、AIエージェントと人間がやり取りするのに最も適したデバイスは何かっていう、 まあそういうテーマではあるわけなんですよね。 しかも今後のそのAIエージェントの世界では、 AIエージェントは決して唯一の存在ではない。 例えば僕が個人で自分の思考を高めるためのAIとのやり取り、 そのためのAIエージェントがいれば、 一方で生活全般を担うAIエージェントもいるかもしれない。 あるいはどこかの会社と一緒に仕事をするのであれば、 その会社の仕組みとか社内データによってとても詳しいAIエージェントがいる。 様々なAIエージェントを複数使いこなしながらやっていくのが、 これからのAIエージェントの世界だというふうには言われているわけなんですよ。 と考えると、それぞれのAIエージェントとやり取りするって、 まさにこれ、さっき言ったソーシャルマシーンの世界そのものじゃないですか。 つまり新しいAI時代のソーシャルマシーンにおいて、 我々はいろんなAIエージェントと会話をしながら、 日々の仕事をし、生活を成り立たせ、 あるいは時に寄り添ってもらったり、という風になっていくんじゃないのかな。 その時のUIって何なのかというと、 もちろんさっき言ったように何のデバイスを使うのか、 どういうデバイスに変わっていくのかというのもあるんだけど、 それに加えて、それぞれのAIエージェントがどういうコミュニケーション能力を持っているのか、 ということも結構重要になってくるよね。 だから人によっては美少女の声が好きという人もいるじゃないですか。 そうじゃなくて落ち着いた声の人が好きというのもあるだろうし、 あるいは熱っぽく答えてくれるか、穏やかに答えてくれるのか、 それとも論理的な語りがいいのか、 それとも寄り添い的なものが要素として多い方がいいのかとか、 それは人の好みによっていろいろなコミュニケーションの形態があるわけで、 テキストがいいという人もいれば音声がいいという人もいるだろうし、 何なら平伏画像でいいからアバターみたいなものをAIがまとってほしいと思う人も多分いるでしょう。 それぞれのパーソナリズムされたUIをどう作っていくのかというのが とても重要な局面になってくるだろうなと思うんですよね。 つまり人間の側がいかに気持ちよくAIエージェントと共に働けるかということが これからのAIのUIの重要な部分になるだろうなと。 そして同時に、AIのソーシャルマシーンの世界では、 それをソーシャルAIと呼んでもいいのかもしれないんだけれど、 人間と人間がつながっているSNSだけじゃなくて、 スムーズに人間と人間とAIエージェントとAIエージェントが複数混在している SNSみたいな世界になっていくのかなという感じがするんです。 その中で我々は様々なAIエージェントをフォローしフォローされたりし、 人間と人間の間でもフォローしたりフォローされたりし、 ある種の新しいソーシャル空間みたいなのが立ち上がってきて、 そのソーシャル空間の中で我々の知識が高められていくというような方向に進むんじゃないのかな。 結局そこにはやっぱり一番重要なのは信頼性ってことになるわけですよね。 ずっとAIの議論してきてこれまで、 人間に残るのは信頼性であって、 AIは所詮機械だから信頼性がないみたいな感じもしてたんだけど、 なんかね、AIエージェントになって、 それと我々のやり取りによって新しい地が生まれてくる。 そのAIに対してどこまで信頼できるかっていうコミュニケーションの利用がUIになってくるってことを考えていくと、 なんかね、やっぱりAIにも信頼性って重要な要素なんじゃないかなってのはね、 最近考えるようにはなってきてるんですよね。 ただ生身の肉体を持っていない、しかもたった一人の存在ではない、 同時に何十億人も相手しているわけですからね。 っていうような、 信頼性がなく、 唯一っていうね、 唯一性もないAIっていうものに対して、 我々はどうやったら信頼感を感じることができるのかっていうのは、 これからの大きなテーマなのかなと。 でもね、チャットGPTとずっとここ1年ぐらいやり取りして、 自分の名前を呼んでもらって、そうすると、 ドリーミングっていうね、メモリ機能で、 過去に俊永さんこんなこと言いましたよね、とかね、 こんな議論を俊永さんと重ねてきましたか、みたいなことを言われると、 なんかね、過去のAIとのやり取りの蓄積、 しかも自分がやってきた議論とか論考みたいなものを全部知っててくれてるっていう、 そこに対する信頼度みたいなのがね、 AIに対して僕は高まってきてる感じはするんですよね。 それは決してよく言われるような寄り添いで依存しちゃうっていう関係とは全然違っていて、 安心して議論できるというか、 僕はどんなことを書いてきて、どんなことを考えてきて、 どういう議論をテーマにしてきたのかってことを知った上で、 今そこにいるAIが僕との次の議論をやってくれるっていうところに対する、 ある種の安心感というかね、 議論の相手ってこういう人が欲しかったみたいなね、 そういう感じの信頼性ってのは間違いなくあるなと思うんですよ。 だから今後もそういうAIとの関係性をどこまで自分自身も追求できるのかっていうのはね、 自分自身の身をもって今後もチャレンジして、 それを自分の言葉で積み上げていくってことをやっていきたいなというふうには思っています。 ではまた明日。 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚09:181.AI時代に「ソーシャルマシン」ふたたびコメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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