TOPトーク専門家竹中平蔵の声の履歴書第205回 倒産増加は「健全化」の兆し?金利が果たす残酷な企業の選別09:35 5月21日 1,606再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次日本を襲う「金利ある社会」の衝撃国民が知らない金利の残酷な選別機能健全化への道?中立金利の行方経営者が見る借り入れのリスクとリターン倒産と成長の狭間、賢い資金繰り術AI文字起こし(β版) # チャプター 1 いよいよ僕が生まれてから30年の歴史、30年以上経ってますけど、失われた30年を超えて金利が初めて上がってきたじゃないですか。 金利がある社会に日本がなるわけですよ。 これって今までなかったことで、日本人って貯蓄してたのって、通貨の価値が変わらないから貯金してたらよかったわけですよね。 金利があるってことは、実は貯金の価値が巡りしていくっていうことでもあるし、本当はマクロ経済を学ぶと金利によって動くことってむちゃくちゃあるわけですよ。 でも日本人って金利によって社会が動いた経験がないから、全然分かってない。 その中で今回金利が2%にいってきたとかって、住宅ローンの変動はどうですかとか、たけしか全然街頭でも聞いてないっていう状態になってるわけですよね。 昔から住宅ローンは変動の方が安いんだから変動の方が得だ、ずっと変わんねえしって言ってて、やっと固定の方がいいんじゃないかみたいな話になってきて、 海外だったら固定の方が絶対いいわけですよね。 このノーリテラシーの金利という経済の中心地にある商品に対してノーリテラシーの国民に金利上昇をぶつけるっていう、めちゃくちゃ経済としては面白い事件が始まりかけてるじゃないかと。 パニックになるのか、みんな分からんうちになんかめちゃめちゃ資産減ってるのか、投資する場所も違うしってなると思うんですよね。 今後もどんどん上がっていくとしたら何が起こるんですかね。 まずその前にね、金利を知らないとおっしゃったけれども、これ世代でものすごい違うと思いますよ。 私たちの例えばある一定のシニア世代っていうのは、すごい金利が高くて困った世代があるわけですよ。 バブル直前のときに不動産買うときにロクトとか。 そうなんですよ。だから不動産で買うために、ちょっとでも金利安いだから住宅金融高校っていうのはすごくありがたいとこだったわけですよ。 すぐ金利安いから。住宅金融高校借り入れるかどうかで全然違ったわけで、日本の住宅投資の量がどのくらいかっていう経済を分析した例があるんだけども、 住宅金融高校の融資枠でほとんど決まってたっていうね。そういうシニカルな話もあるくらいだったんですよ。 だってね、3%、6%とか普通にあったって言ってたじゃないですか。 ありましたありました。 6%なんて返せないですよ今ね。 返せないですよね。でも金利の話っていうのは、例えば何は金融道で都市の話とかね、そういう議論としてはあるわけだから、 何は金融道みんな見てるわけじゃないけれども、全くわからないわけじゃないと思うんですね。 ただ金利っていうのは基本的には長い目で見るとGDPの名目成長率とだいたい同じくらいになると、長期的に見ると考えればいいわけでしょ。 だから日本の場合は実質GDPが低いけれども、物価上昇率の2%を日銀が目指すとすればね、2%か2.5%とか、そのぐらいにいって全然おかしくないわけですよね。 でもそのぐらいだったら非常に健在な金利だと思いますよ。金利があるからこそ、申し訳ないけども、ちゃんと稼げない企業はやっていけないわけなので、 金利の選別機能ってあるわけですよ。 だから今回、僕が最近政治で面白いなと思うのは、高齢者は票を持っているから、高齢者にとってはいいサービスを表明けでやるけど、マイナポイントとかで、電子ポイントで還元する市町村がめちゃめちゃ増えているのは、 若い子にどんどんそうやって間接的に、皆さんに配っているんだけど間接的にみたいなところもあるのかなと思ったときに、中小企業を潰すって言ったらそれは大騒ぎになるけど、金利を上げるっていうことは、 例えば2%だったら、2%以上の利回りのある事業をしないといけないということになるから、自然淘汰が行われますよね。表向きは中小企業支援とかいう助成金を出しつつも、裏で金利をゴンゴン上げていくことで、 自ずとそのビジネスは成り立っていないということがわかると、皆さん畳み始めると。そしたら、金利が3%だから、3%以上の利回りのある事業を作らないとなっていう思考になってきますよね。裏ではちゃんとそこで手を引いて、非効率な会社を潰しにいっているのかなとか。 金利はそういう淘汰機能って当然あるわけですよね。しかし、私たちにとって必要なのは、労働所得と金融所得ですから、労働所得の方は実は実質賃金が上がらなきゃいけませんね。 名目成長率っていうのは、物価上昇率プラス生産性の上昇率ですから、名目GDP成長率と同じくらい給料が上がっていって、かつ自分たちが持っている資産についても正当な金利が支払われると。そういう状況になっていくとすれば、これやっぱり経済のある意味での正常化になるわけですよね。 なんか世界的にこのぐらいの金利だったらうまく回っているなという水準ってあるんですか? それは国によってずいぶん違うんです。中立金利って言うんですけどね。中立金利っていうのは、要するにこの金利では経済を良くも悪くもしないような、公共にも不協にもしないぐらいの金利のことを言うんですけど。 さっき言った日本の中立金利っていうのは2%とかそんなもんだと思いますけどね。そこを目指して、だから日銀は当然やっていくわけですよね。 でもそのゼロ金利施策とかが長くて、金利を下げていたのっていうのは、言ったらジャブジャブ借りた方が得財を投資してねっていうことを言ってきたわけですよね。 ここで金利を上げてくると、なかなか借りて投資するわけじゃないっていうことで言うと、本当は株価とかも下がってくる可能性があるということですよね。 もちろん未来の利益の割り戻しが起こるから。 だから成長率も高まるから、要するにGDPも増えていくわけだから、それだけで株価は決まりませんけどね。 ただ経済が伸びてないのに金利だけ上がると、一気にみんな苦しくなるってことですね。めちゃくちゃ景気に入る。 だからもちろん経済が伸びてるから、ある程度伸びそうだから金利が上がってるとも言えるわけですよね。 なるほどね、確かに。期待値が金利に現れてる。 そういうことで、ただし金利の場合は難しいのは、金利っていろいろあるんですよね。短期の金利から長期の金利まで。 日銀がコントロールできるのは短期の金利だけなんですよ。 あと長期の金利はいろんな要因でインフレ期待とか成長期待とか、いろんな要因で決まってくるので、 それは今でも2%とかになってるわけですよね。10年後の国債の金利はね。 そうですよね。今僕ね、自分の会社やってて、うちは借入金は政策金融庫だけなんですよ。 無担保無保証の10年割返し。それで赤字の時は金利0.7%とか。 本当にありがたいのはあって。一度経験しちゃうとですね、銀行から2%、3%とかで借りるのも怖くて怖くてしゃーない。 しかも経営者保証までつくってなりますよね。 これすごく初歩的な質問っていうか、僕はダメなんですけど、世の中の人はなんで借りるんですか、経営者は。 いや、それを余るような利益を見込めるからですよ。見込めないなら借りちゃダメですよ。 そうですね。その分だけのレバレッジを利化して成長できると思うわけですね。 でももう、それで回すとショートした瞬間に一瞬でアウトじゃないですか。 この世の中、触れ幅がめちゃめちゃある社会になっている中で、ショートしたらドボンになるっていうエリアで頑張るって結構リスクがすごく高くなったなと思うんですよね。 まあでもリスクがあるからリターンがあるわけで、リターンがあったからその裏にリスクがあるわけですから。 そのリターンも価値というよりはちょっと良くなっているという実感が皆さんにはあるわけでしょう。 なんかよく昔のドラマを見ていると、町工場とかでも、本当に貸してください、今月だけでもってやるのって、もうリターンの問題じゃなさそうじゃないですか。 それは資金繰りですよね。資金繰りはリターンとも関連しますけどちょっと違う概念ですから、基本的に企業が倒産するかどうかってやっぱり資金繰りなんですよ。 いや本当そうだと思います。 そこはそこでまた賢いマネジメントしなきゃいけないですよね。 いやもうね、僕は元々会計者なんで資金繰りだけはめちゃくちゃケアしちゃうんですよ。 ちょっと余裕持って余裕持ってってなっちゃうんで、そこに対して結構みんなボンって借りて遠慮なく行くなって思っちゃうんで。 日本の企業はむしろでもあれでしょ、現金、預金を楽しすぎてるって言われてるんだ。 それはやっぱりリーマンショップとかいろんなことのバブル崩壊とかで、そのリスクを、資金繰りのリスクを感じてるからですよ。 急に借りれなくて運転資金が調達できなくなるとかっていうリスクを経験しましたから。 ありますよね。 いやまだ怖くてそんな借りれないです。 ええ、いやもう新しい成長機会を見つけてください。 わかりました。 もっと見る竹中平蔵の声の履歴書#竹中平蔵09:351.チャプター 1コメント感想・質問・応援メッセージを書こう
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