TOPエンタメ映画・本鳥井弘文の旅と読書とコミュニティAIで過去を延命することを、「未来」と呼んでいないか。09:22 昨日 183再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次AIがもたらす「未来」への本質的疑問効率化された仕事における形式化の実態AI活用で変わるべき前提と根源的違和感AI時代に人間が本当に求める新しい仕事普遍的な人間の本質から見出す役割とはAI文字起こし(β版) # チャプター 1 こんにちは。鳥井博文です。 働くをテーマにした対話型オンラインコミュニティ アセサロンを運営しています。 さて、本日のお題は AIで過去を延命することを未来と呼んでいないか というテーマでお話ししてみたいと思います。 今日も昨日ブログに書いた内容です。 それでは早速本題に入っていきますね。 最近、AIコールセンターの話を見かけるたびに なんだかとても不思議な気持ちになります。 これまで人間が受けていた電話を AIが受けるようになることで 人手不足の解消にもつながるし 待ち時間も短くなるんだと。 企業にとっても利用者にとっても 便利になるのはきっと間違いないんだ というふうに思います。 でも、そもそもAIで対応できる程度の 要件なのであれば わざわざ電話をかけて最初から 事情を説明し直すこと自体が なくなる方向性に進むはずなのに なぜ今、AIコールセンターなんだろうな というふうに思うんです。 もちろん電話の方が楽だって人もいるでしょうし 電話でしか対応できない場面も しばらくは残り続けるはずです。 ただ、僕にはどうしてもそれが 届いたファックスはAIが読み取って処理をいたします。 お客様は引き続き紙に印刷して ファックスでお送りくださいというふうに 言われているように感じられるんですよね。 ファックスを処理する速度は劇的に上がったけど ファックスを送り合うという前提そのものは 何も変わっていないというような感じです。 電話の向こう側だけが未来になっているような感じで 電話自体はそのままそんなチグハグさみたいなものを 感じずにはいられないわけなんです。 今日はこのAI×仕事周りにあるような このような違和感について 少し語ってみたいなというふうに思います。 よくよく考えてみると これってのはコールセンターの話だけでは ないよなというふうに思うんです。 例えば会社内の資料作りなんかもそうです。 伝えたい要件をいくつかAIに渡して きちんとした報告書やプレゼン資料に 仕上げてもらったりもしますよね。 そして受け取った側はその資料をまたAIに読み込ませて 要点だけまとめてとお願いをする。 つまり膨らませる側にもAIがいて 縮める側にもAIが存在しているわけです。 それぞれの作業は驚くほど効率化されているのにもかかわらず 全体を引いて眺めてみると 僕らは一体何をやりとりしているんだろうな というふうに思えてくるというふうに思うんです。 儀式ですらなくてただの境外化した手続きなんですよね。 もちろん資料を作る過程で考えが整理されることもあるし 形に残しておく意味もあるんだというふうに思います。 でももしこの形式で提出することになっているからという そんな慣習だけでその往復を繰り返しているんだとしたら そこから問い直してみてもいいんじゃないかというふうに思うんです。 あとは採用における志望動機なんかも 多分同じような話になってくるんだろうなというふうに思っています。 応募する側はその企業が好みそうな志望動機をAIに考えてもらうわけですよね。 企業側も届いたその大量の文章を まずはAIに読み込ませて評価してもらうわけです。 そうなれば文章を作る速度も そして文章を審査する側の速度も どちらもこれまでにはないほどのスピードになっていくことは必要です。 でも企業がその文章を通して本来知りたかったのは その人が何に関心を持っていて なぜ一緒に働きたいというふうに思ってくれたのか そして実際にどんなことができるのかだったはずなんですよね。 整った文章なんてもはや誰にでも書けるようになったときに その文章から一体何が判断できるというのか 書く側と読む側の両方を効率化したところで そもそものその物差し自体が もう以前のようには全く機能したくなっていることに対して もっともっとちゃんと自覚的でありたいなというふうに思うんです。 僕がAIの効率化の話に常に感じる違和感というのは 多分この辺りにあるんだろうなというふうに思います。 今ある仕事や監修そして評価基準というのは これからも変わらずにずっと続いていくというそんな前提になっています。 その前提の上でそれをどうAIに置き換えるのか どれだけ早く安く大量に処理できるのか というそんな話ばかりになっているように見えるんですよね。 でもAIによって変わるのは本当にその仕事をする 人や作業の速度だけなんだろうかと 間違いなくその仕事がそもそも必要だった理由や その能力が評価されていた理由まで 一緒に変わっていくはずだというふうに僕は思うんですよね。 本体から変える力があるというふうにみんなこだかりに語っているのに いざ自分の仕事の話になると社会はこれまで通り変わらない その中の効率化をしようという前提にすっと戻ってしまう そのことがなんだかずっと気になり続けています。 もちろん目の前の仕事を効率化することには ちゃんと意味があるというふうに思います。 今困っている人がいるならそれを助ける仕事も必要でしょうし そこにアービトラージみたいなものは存在することもよく分かります。 でもそれをこれからの仕事というラベルを張って 販売するのであればほとんどそれは詐欺と一緒ですよね。 これからはもうファックスなんて使わない世界がやってくるのに 一番早いファックスを未来の道具として売っているのに等しいわけですから これからはもう馬ではなくて自動車の時代なのに 鋼の馬を作って売ろうとしていることに等しいわけです。 過渡期にだけ必要とされる工夫を そのまま自分が目指したい仕事の未来として 受け取ってしまうことには どうしても強い違和感があるんだって話です。 それってのは過渡期の商品であることを伏せたまま 人にそれこそが未来だって騙して売ることに等しいわけですから 既存の仕事をAIで最適化する方向には もう既にたくさんの人が向かっています。 僕はそちら側には立たないでおきたいなって思うんです。 だからこそ自分の関心はその先へ向かっているんだって思うんですよね。 社会のいろいろなことがもっと早く 安く簡単にできるようになった時に 僕らは一体次に何を求めるようになるのか。便利になった暮らしの中で それでもなお足りないと感じるものは一体何なのか。 そしてそこからどんな新しいお仕事が生まれてくるのか。 僕が考えていたいのは 常にそっち側の話なんですよね。 どれだけ目の前のアービトラージみたいなものに 金のなる気が存在していたとしてもなんです。 もちろんAIにできないことは何かだけを考えることも 避けた方がいいと思います。 それだけを仕事の拠り所にしてしまうと 仕事を探し直さなければいけなくなるからです。 それはなかなかにしんどいことだなって思います。 だから僕はもう少し自分たちの側から考えてみたいんです。 AIにできることがこれだけ増えた世の中で 自分たちは何を大切にして生きていきたいと願うのか。 そしてその暮らしを実現するためには どんな役割や営みが必要になってくるのか。 言い換えると人間の変わらない本質に対して もっと真剣に目を向けていきたいなって思うんです。 まだ職業として名前がついていなくても それがあって助かる。自分もそこに関わっていたい と思ってくれる人がいるなら そこから仕事が育っていく可能性は十分にあると思うんです。 そしてそれというのは恩子知新みたいな話であって 古くて新しいものになるはずなんですよね。きっと。 それこそ古代ギリシャや紀元前から変わらない 人間の習性みたいなものを満たす何かであるはずだと 僕は確信を持っています。 これからは信頼の時代です。コミュニティの時代です。 そして宗教の時代ですと言ってしまえば なんとなく答えらしいものになることは分かっています。 でも信頼のある関係性の中で 具体的に一体何をするのか。そこからどんな暮らしや 仕事が生まれてくるのかを実際に試していかなければ 結局は単なる言葉だけで終わってしまうような気がしています。 だからこそ和製サロンもそういうことを一緒に考えて しっかりと試していけるような場にしていきたいな というふうにずっと思っています。 例えば会議の議事録をAIが作ってくれるようになった先には そもそも僕らは一体何のために集まっているんだっけ みたいなそんな問いが必ず待っているはずなんです。 情報を共有することだけが目的なら 集まらずに済む場面がこれからどんどん増えていくことも必要です。 それでも誰かと集まりたいというふうに願うんだとしたら そこで僕らは一体何をしたいのか そういうことが大事になってくるはずであって 本の内容を効率よく知ることはAIを使えば もういくらでもできるようになりました。 同じ物語のどこに引っかかるのかは人によって本当にバラバラで 十人十色なわけです。 その違いに対して互いに敬意と敬ると親切心なんかを持ち上げながら 触れ合ってみることで逆説的に 自分が今本当に何を大切にしているのかみたいなことも 少しずつ見えてくるわけですよね。 AIが便利になればなるほど人と集まる意味まで 伝わってくれるわけではないわけです。 だからこそその意味は自分たちで考えていくしかないんだと思っています。 仕事についてもきっと全く同じです。 全てを事業化する必要はないし すぐに収益化できるかどうかで判断する必要もないと思っています。 今の価値基準そのものを問い直したいのに 最初から今の市場の中で評価されることばかりを求めていたら 考えられる範囲も自ずと狭まってしまいますからね。 まずは自分たちが必要だと思うことを 小さくでもいいから始めてみる。 AIが広くあまねく広がったその先の未来に ある僕らが本当に求めているものは何かということです。 その中からいつか誰かの暮らしを支える仕事なんかも 必ず育っていくはずです。 和製サロンを通じてそんな試みも重ねていけたらいいなって 本当に強くそう思っています。 自分の仕事も含めてこのタイミングで何度も何度も 前提から考え直してみたいなって思うんですよね。 問い続ける過程の中にしか本当の答えにたどり着く道 みたいなものはもう残されていないように思っています。 さて、今日のお話は以上となります。 いつもこのボイシーを聞いてくださっている皆さんにとっても 今日のこのお話が何かしらの考えるきっかけとなっていたら幸いです。 それでは今日はこの辺で。また明日。 もっと見る鳥井弘文の旅と読書とコミュニティプレミアム放送配信中!09:221.チャプター 1コメントプレミアムリスナーになるとコメント欄に参加することができます プレミアムリスナーに参加する
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