TOPエンタメ映画・本鳥井弘文の旅と読書とコミュニティ梶井基次郎の『檸檬』が、AIの挿絵のおかげで初めて腑に落ちた。08:34 昨日 198再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次『檸檬』の腑に落ちた理由とAIの力偶然生まれたAI挿絵の驚くべき力制作から得た予期せぬ「誤配」AIとの共創が生む未体験の学び『檸檬』がAI時代に響く理由AI文字起こし(β版) # 『檸檬』のリンクはこちら↓ こんにちは、鳥井博文です。 働くをテーマにした対話型オンラインコミュニティ 和製サロンを運営しています。 さて、本日のお題はカジー・モトジロウのレモンが AIの差し得のおかげで初めて腐に落ちたというテーマでお話ししてみたいと思います。 今日も昨日ブログに書いた内容です。 それでは早速本題に入ってきますね。 昨日このVoicyの中でもご紹介をした オーディオブックラボという事業の大人のための名作朗読のリクエストを募集しました。 早速コメント欄やVoicyのコメント欄においても いくつかの作品を挙げていただいて本当にありがたい限りです。 一つずつ著作権のリーガルチェックなんかもしながら 皆さんからいただいた案を順番に作っていきたいなというふうに思っています。 今日はその続きのようでいてまた少し違う話をしたいなというふうに思っています。 カジー・モトジロウの有名なレモンという作品があります。 この作品というのは僕自身もこれまでに何度か実際に読んできましたし 朗読でも聞いたことがありました。 だから個人的にはすでに知っているつもりの作品でした。 ところが今回オーディオブックラボ内で自分でその朗読作品を作ってみたら ああなるほどそういう話だったのかというふうに妙に納得してしまったんですよね。 読むタイミングというのもあるでしょうし今の時代の空気も関係しているのかもしれないんですけども でもあれだけ何度か触れてきた作品のはずなのに今回初めてなんだか一気に腑に落ちたんです。 そしてその腑に落ちた感覚にはその絵の力がかなり大きく関わっていたように思うんです。 というのもAIが描いてくれたその絵というのは白黒であってその中でレモンだけが黄色く光っているような絵なんですよね。 文章で読んだりとか音声で聞いたりしていた時の僕の感覚というのは 主人公のその鬱屈としたダウナーな感情については確かにそういう世界観だよなというふうに分かっているつもりではありました。 でもその暗がりの中で黄金に輝くレモンとそれを手にした時の全能感のようなものは この絵を見るまでは本当の意味では理解できていなかったんだろうなって。 ただここからが今日一番強く語りたいところなんですが 僕は今回のこのオーディオブックラボという企画においてこのような挿絵なんかを作る気はさらさらなかったんです。 僕が作りたかったのはあくまでオーディオブックなんですよね。 AI音声で自分でもオーディオブックが作れるようになった。 学生時代から20年ほど聞き続けてきた僕にとってこれは本当に衝撃的な出来事で だからこの取り組みを始めたわけです。 ただせっかく作るんだったらYouTubeにも上げておいた方がいいだろうし でも音声だけでは画面が持たない。 だからこそ何か画面を持たせるものがあった方がいいんだろうなって思ったんです。 そんな流れで仕方なく紙芝居形式を選んでAIにその絵を描いてもらうことにしたわけです。 本当に仕方なくだったんですよね。 後から振り返って文学を映像で表現しようと思っていたみたいな そんな美しい話につもりはもうとはありません。 ところが実際に作ってみたら なんとその絵の方が面白いじゃないかというふうに発見してしまいました。 そのままの状態で壁に飾ってもいいんじゃないか というふうに思えるような絵がポンポンと出てくるんです。 特に宮沢賢治作品のその絵は何だか すでにそれだけで物語がちゃんと伝わってくるような感じがあります。 AI音声に衝撃を受けて始めたはずの取り組みなのに 今はAIが文学の表現をされて絵に置き換えてくれる その力の方に実は一番驚いているかもしれません。 そして冒頭のレモンが降り落ちた体験も きっとここと繋がっているはずなんですよね。 文章で読んでいた時には なんとなく通り過ぎていた場面が 声と絵も伴って目の前に現れたことによって 本当の意味でちゃんと受け取れるようになったんだろうなって こういう出来事っていうのは本当に実際にやってみないと 分からないものだよなっていうふうに 新しい技術に触れるたびに毎回思います。 昨日語ったのは20年分の聞きたいに ようやく手段が追いついたという話でした。 あれっていうのは自分でもずっと前から知っていた 欲求がやっと叶ったというそういう話です。 でもその欲求を叶えようと自分自身で 実際に動き出してみたら 自分でも欲しいと思っていなかったものまでが 同時に自分の手元に届いてしまった。 もしオーディオブックを作り始める前に 今回の目的は一体何ですかっていうふうに他人から聞かれていたら そんな絵との出会いなんて絶対に挙げられなかったはずなんです。 それなのにいざやってみると そこに一番心を動かされている不思議なんですよね。 まさに誤配みたいなものなんです。 実際に動いてみる前までには 自分が何に驚くことになるのかさえ分からない。 でもそうやってやってみてしまうと 出会ってしまうわけですよね。 この出会ってしまうという感じが 本当に重要だなっていうふうに感じます。 僕はこの予想できなさが 毎回すごく面白いなっていうふうに感じるんですよね。 それっていうのは常に自分の予想とか 予測の範疇みたいなものを超えてくるからです。 人間の出会いなんかと全く一緒なんですよね。 動き出した後の思いも寄らない そんな出会いの方が圧倒的に面白いわけです。 そしてこうやって作っていると 気づけば自分自身が一番学んでいるという状態にもなるんですよね。 その作品の魅力を届けたいというふうに思って 一生懸命に作っているその自分が 何度も読んだはずの古典作品の中に 新たな学びみたいなものを得てしまっているわけですから 同時にAIにはこんな表現もできるのか というふうに新たに驚かされているわけです。 どこが得意であって、どこが意外と苦手なのかも 少しずつ分かってくるし AIという道具との間に 自らの阿吽の呼吸のようなものが 立ち上がってくるなというふうなものです。 公開された作品は誰かにとっては 古典との新たな出会いになるかもしれない。 でも僕自身はその作品が出来上がるまでの過程において もう一度、現代ならではの美味しいところを 味わってしまっているような気がするんですよね。 古いものと新しいものを 一気に同時に学んでいるような感覚になるんです。 この行ったり来たりが 本当に最高に面白いなというふうに感じています。 御子知心とか復古創新とか 古いものと新しいものを掛け合わせるなんて それこそ本当に聞き飽きるくらい 耳にしてきた言葉ですし このボイスの中でも実際に 何度も繰り返しお話ししてきたことでもあります。 でも今自分の手元で起きているのは こういうことなのかもしれないなというふうに 初めて深く身体感覚を通して 実感をしているわけです。 懐かしいものが新しい形において 自分の手元にやってくる。 子供の頃に読んだ作品が 新しい声と絵をまとって 自分の前に突如現れて しかもそれを自分自身が このように生成をしているというその不思議です。 自分で作っているのに 何が出てくるのかを毎回楽しみにしていて まるでガチャガチャを回しているような 気分にもなれるんです。 自分が作るのは知っている作品のはずなのに 改めてその新しさに こうやって毎回驚かされて だから次もどんどんと 作りたくなってくるんですよね。 前回のVoiceの中で 誰かの聞いてみたいに答えて 贈り物をするように朗読を作るんだ という話をしましたが その贈る過程において 僕の方も既に予想もしていなかった 楽しさや学びをたくさん受け取っているんだろうな というふうに思います。 改めて最後にもう一度 レモンの話に戻りたいというふうに思います。 レモンなんてもうとっくの昔に読んだことがあるわ という方にこそ 今回の絵が付いているバージョンの 朗読をぜひ聞いてみてほしいなというふうに思います。 一度読んだことある作品であっても 今このタイミングで 別の入り口から触れ直してみると 以前とは全く違う 受け取り方になるかもしれないなというふうに思います。 少なくとも今回僕の場合はそうでした。 あのレモンというのは 京都のマルゼルの本の上に 爆弾のように置かれたまま 何も起こさないわけです。 それでも主人公は10分後に マルゼンが大爆発するところを想像しながら 愉快な気持ちで街を歩いていく。 この感覚というのは テロリストが抱いてしまう感情にもきっと近いし 特にロンウルフ的な 感覚にも近いというふうに思います。 つまり今世の中で起きている AIかけるハッキングも まさにこのレモンそのものだよなというふうに思います。 実際にAIを使って 実行に移すかどうかは別にしてなんですよね。 今このタイミングで AIを使ってこうやって描いてもらえたことで 現代にも通じる話だし なんならまさに 現代の話なんじゃないかというふうにさえ 思えてくるわけです。 AIというレモンを手に入れた僕らの なんとも言えない感情を こんなにも見事に表現している作品は 他にあるんだろうかとさえ思ってしまいます。 このチャプターにそのリンクも貼っておくので ぜひ実際にご覧になってみてください。 さて、今日のお話は以上となります。 いつもこのボイシーを聞いてくださっている皆さんにとっても 今日のこのお話が こちらの考えるきっかけとなっていたら幸いです。 それでは今日はこの辺で また明日。 もっと見る鳥井弘文の旅と読書とコミュニティプレミアム放送配信中!08:341.『檸檬』のリンクはこちら↓https://youtu.be/VaLUNUDnPPMコメントプレミアムリスナーになるとコメント欄に参加することができます プレミアムリスナーに参加する
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