TOPライフスタイル子育て発達の多様性を聴くラジオー悪くない暮らしをめざして。#124 発達障害支援における早期支援、早期療育の意味は?10:12 2024年1月22日 685再生 問題を報告する 再生する シェアする よく「早期療育が大事」と言われますが、それに対する懸念も含めてお話をしました。AI目次早期療育の目的とは何か?訓練だけが早期療育ではない早期療育の誤解と課題二次障害と平存症の違い年齢に関係なく支援は可能か?AI文字起こし(β版) # タイトルコール 発達の多様性を聞くラジオへ、ようこそ。 このチャンネルは、子どもや大人の発達を先行にしている心理師が、 日々の子育てや生活に役立つ品と共有するVoicyです。 # 早期療育の目的を履き違えない みなさん、おはようございます。公認心理師の佐々木です。 普段は、20歳以外の方々の支援を専門にしていたり、デザインやアートの力を使って、 障害者の方々の魅力をより社会に発信していたり、様々な形での社会参加、 そうしたものをクロスチームという団体のみなさんと一緒に考えたり、活動したりしています。 さて、今日は1月22日、月曜日ですね。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。 今週もまた始まっていきますので、また無理なく頑張っていけたらなと思っていますが、 僕は早速なんですけれども、ちょっと週末から少し体調があんまり良くなくてですね、 もともとは子どもが体調を崩していて、だいたい子どもが体調を崩すと、 自分もその後にちょっとそれをもらったりするので、ちょっと少し本調子ではないというところがあるので、 もしかすると普段よりも放送が短くなってしまったりだとか、 放送時間にちょっと差が出たりとかあるかもしれないんですけれども、 すいませんが、ご容赦いただけたらと思っています。 今日のテーマは早期領域ということをテーマにお話をしようかなと思うんですけれども、 発達障害の方々の主因に関しては、早期領域が大事なんだとか、早期発見、早期領域が大事だということは、 よく見聞きする言葉ではあるんですね。 確かに小さい頃からお子さんにあった関わり方を確認していったり、 関わり方を学んでいくということは確かに大事なことでもあると思うんですよね。 だけども、早期領域というのはやっぱり訓練とか、そういうのは僕はちょっと違うなと思っていて、 僕自身はあまり訓練という言葉自体は使わないんですけれども、 なぜかというと、訓練ってすごく歯を食いしばって、一生懸命頑張るみたいなイメージがあってですね。 そうすると親御さんも何かやらせなきゃいけないのかなとか、頑張らなきゃいけないのかなとか、そういう方向に行っちゃって、 やっぱり親子共にヘトヘトになっちゃったり、一生懸命やっているのになかなかうまくいかない、 これをさせようと思っているんだけども、うまくいかないみたいなことがあって、 やっぱり共にストレスが増えてきちゃうんですよね。 その早期領域に関して、例えばアメリカのノースカルライナ州ではティージプログラムというのが、 もう50年以上ずっと実施されているものですけれども、 日本でもそれはその考え方、日本に限らず国際的に非常に評価の高いプログラムであり考え方なんですけれども、 そこの大学のドーソン博士という方がいらっしゃるんですけれども、 2年くらい前に早期領域に関したエッセイというかコラムみたいなのを書いていて、 その中ではどんなことを書かれていたかというと、 最近はニューロダイバーシティとかで、 多様な文化というのがより以前よりも認められるようになってきているし、言われるようになってきている。 ただ一方で早期領域、早期の介入プログラム、これが実際にはその多様性というのを重視していなくて、 どちらかというと定型発達の方々に合わせて子どもの行動を変えることを優先しているんじゃないか、 そんな風な指摘もあったりして、 そうしたことを理由にお子さんの領域というのをあまり受けさせたくないというか、 抵抗感がある親御さんが増えていると思うというようなことを書かれていたんですよね。 これは国内外に限らずに同じような傾向があるんだなと思いながら見ていたんですけれども、 定型発達の子どもたちができていることがJ症スペクトラムだったり発達障害の子たちができるようになる。 これはもちろんできないよりはできた方がいいことがあるかもしれないですけれども、 でもそれだけが目的ということではないと思うんですよね。 やっぱり時々誤解されるのは発達障害に関する診断がなくなること、 その目的に領域をされることってやっぱりあったりするんですよね。 なので何々ができるようになるとか、IQが上がりますとか、 そういったことを信用にされちゃうことってあるんですけれども、 でもそれらは僕としてはあまり目的じゃないなというふうに思ったりもするんですよね。 だけど早期発見とか早期領域、早期診、こうしたことが大事だとは 僕も思っている一方で、あまりにもそれが強調されすぎちゃって支援者側がすごく焦っちゃうとか、 本当にもう低年齢の時に親御さんに早く障害授与しなさいとか、 あとは子どもに対してもあなたはこうなんだからみたいないわゆる障害告知と言われるものをして、 早めに領域につなげるんだということだけが強調されちゃう。 それが大事な支援方法だと思われてしまう。そんなこともやっぱりあったりするんですよね。 それは僕はちょっとどうかなと正直思うところはあって、 やっぱりそれぞれどの親御さん、どのお子さん、どのご家庭、やっぱりそれぞれ多様なわけですよね。 ですから支援のあり方というのも、こうしなきゃいけないとか、こうすべきだみたいなことはやっぱりないわけですね。 だけど時々、早期療育を受けないと大変ですよとか、大人になってから二次障害が起きますよとか、 そんな風に脅すような言い方をされる方というのもいらっしゃったりするわけですよね。 ちなみに二次障害という言葉はよく聞くと思いますけれども、僕らはあんまり二次障害という言葉は使わなくて、 どちらかというと平存症という言葉を僕らは使ったりするんですよね。 なぜかというと、二次障害って何でもかんでも言ってしまうと、二次障害ってあくまで二次的に起きてくるものですから、 それまでの対応が悪くて起きちゃうとか、そこまでストレスが大きくて起きちゃうみたいなイメージなんですけれども、 もちろんそういうこともあるとは思うんですね。だけどそればっかりじゃないんですね。 あらゆる精神疾患というのは、誰であっても何らかの形で発症する可能性というのはあるわけです。 ですから、どんなに丁寧にサポートしてきていたとしても、何かのきっかけで抑圧的になってしまったりだとか、 それ以外の精神疾患が発症する場合はあるわけです。 ですから、そういったものを平存症と言ったりするんですけれども、 平存症というのはつまり発症障害の診断があって、そこまで丁寧にサポートしてきているんですけれども、 どこかのタイミングで他の精神疾患が平存してしまうとか、 別にそこまでに不適切な関わりをすごくたくさんされてきたわけじゃないけど、 そうなりうるということってやっぱりあったりするんですよね。 ですから、何度もかんども二次障害とするのは、これは時に親御さんを追い詰めちゃうこともあるかなと思うので、 というのは自分の対応が悪かったんだとか、二次障害を予防できなかったんだとか、 というふうに思い詰めちゃうことってあるんですよね。 だけども、全部が全部そうじゃないということはやっぱり知っておいていただきたいなと思ったりもしています。 ちょっと余談を話した間に残り時間があと2分くらいになってきているんですけれども、 早期療育だけが強調されすぎているというのは確かにちょっと僕も心配しているところがあって、 でも大事ではあるんですけどね。 だけど早期から一方で相談しても、様子を見ましょうとか、他にもいますよとか、グレーゾーンですねとかって言われて、 小さい頃はむしろ相談につながらなくて、大人になって結構問題が複雑になってからつながる方々というのもいらっしゃったりします。 この場合も親御さんは相談してこなかったわけじゃないし、相談してきているわけなんですよね。 だけど支援につながらなかったということもあるし、 あとは小さい頃は特性が目立ちにくいお子さんたちもいらっしゃったりするんですよね。 以前カモフラージュという言葉を使って説明しましたけれども、自分で工夫していたりだとか、 あとはその時に置かれていた環境、周りのクラスメイトとか学校の先生とか、そうした環境があっていたから目立たなかったとか、 あとは診断基準の一つとして挙げられているのは、その求められていることというのがその方のキャパシティを超えない限りは、 特徴というのが健在化しない場合もありますよというのが一応診断基準でもあったりするので、 求められていることがその方のキャパを超えていなかった、だから目立たなかったということもあったりするんですよね。 じゃあそういう方々が早期に療育を受けてこられなくて、今後やりようがないかと言われると、それはまた別の問題なんですね。 確かに問題が複雑になっていることもあるんですけれども、 何歳になってもできることはあるし、何歳になってもやりようというのはあるんじゃないかなと思うんですよね。 というのは実際にいろんな年齢の方々にあったりしていると、そんなふうに僕自身も思ったりしているわけなんですね。 当然その年にならない人、大人にならない人も学べないことがたくさんあったりしますし、 あとは早期対応って確かに大事なことではあるんですけれども、 それができなければ今後やりようがないのかと言われたら、それはちょっと違うのかなと思って今日はお話をさせていただきました。 もちろん早期からお子さんに関して特徴が分かって、お子さんと関わり方というのがストレスが小さくなったり、 小さくなら育児を楽しめる、そんなふうになってくるためには早期からお子さんの特徴を知るという意味ではとても大事なことかなと思っていますけれども、皆さんはどうでしょうか。 それでは今日の放送は以上になります。また明日。 もっと見る #多様性 #療育 #発達障害 #ASD #自閉症スペクトラム #小さな調整が大きな変化を 発達の多様性を聴くラジオー悪くない暮らしをめざして。プレミアム放送配信中!00:121.タイトルコール10:002.早期療育の目的を履き違えないコメント感想・質問・応援メッセージを書こう Seiro Hayakawa2024年1月23日お疲れ様です。体調いかがですか?ハードな働き方ですから、ご自愛ください。私も12月に息子からコロナもらってしまいましたが、、、うちの自閉症の息子もPECSを喜んで使って姉とのやりとり楽しんでましたが、その他の「療育」はゼロでした。しかし、明るく優しい青年になりました。矯正を矯正しない、環境調整はするけど訓練しない、で、その子らしく育ちます。1返信 Watanabe Yukari2024年1月22日体調の悪いなかでも発信頂けたことに今回の内容もしっかり役立てたいと改めて思いました。コメント不要です。少しでもゆっくりして欲しいです。ゆかりん3返信 水谷アス◆種蒔くASD2024年1月22日体調悪い中、更新お疲れ様でした。子どもが体調崩すと親にもうつりますよね…。お大事にしてください。(コメント返信収録も体調不良時は負担になるかと思いますので、返信難しいときは非承認にされて下さい😊)早期発見は子どもを矯正するためではなく、理解するためだと思っています。とはいえ、過去の私は「普通の子にする」ことを目的に療育を学んでいました。それは障害が悪いものという価値観から生まれると思います。その価値観、情報発信で少しずつ変えていきたいですね。3返信
#1136 知的障害のある人の歯磨き研究から考えた、支援ツールの“その後” 16分・19時間前・ 517再生AI目次知的障害者の歯磨き研究から見えたこと便利な支援ツールの落とし穴とは支援ツール導入後の「その後」ツールが合わない時の考え方支援の真の目的とツールの役割
#1135 本人・きょうだい・家族、全体を考える|今週のハイライト 19分・一昨日・ 368再生AI目次目の前の情報だけで判断しない視点経験なき意思決定の難しさに迫る安易な決めつけを避ける家族の物語個人の尊厳を尊重する発信のあり方支援者として自己満足に陥らぬ姿勢
#1134 ライセンス井本さんの記事から考える、『人のことを語る』難しさ 13分・9月12日・ 598再生AI目次ライセンス井本氏記事から考える公表の意義親が子を語る、本人の同意の難しさ支援者が語る事例、匿名化の限界当事者の困難を笑い話にする危うさ支援現場のミスマッチ、両輪の解決策
#1133 ASDのある人の『仕事の力』と『採用される力』は同じ? 12分・9月11日・ 693再生AI目次ASDのある人の「仕事力」と「採用力」雇用と仕事スキル研究が示す現実面接では仕事の本質を見ているか超短時間雇用が変える採用の視点働く本質を見極める合理的配慮とは
#1131 その場面だけではなく、全体を見て。 7分・9月10日・ 664再生AI目次部分ではなく全体を見る支援の視点困った行動が繰り返されるメカニズム伝え方を教えるコミュニケーション戦略余裕のなさや強い不安を見抜く視点目の前の行動を理解する全体思考の重要性
#1130 きょうだいのことを、僕らはどこまで知っているのだろうか? 14分・9月9日・ 699再生AI目次障害のあるきょうだい経験の多様性支援における「決めつけ」の罠とは10代のきょうだい研究から見えたこと「障害中心」ではない新たな視点「兄弟児」という表現と支援のあり方
#1129 『選んでもらう』と『選べるようになる』は、同じではない。 23分・9月8日・ 740再生AI目次11月ネオカンファレンスの見どころGHAの先進事例に学ぶ選択の可能性「選ぶ」を阻む日本の居住支援課題本人のニーズと意思決定支援のあり方理想の支援を阻む人材・財源の壁
#1128 その経験のあとに、何が残るだろう。 14分・9月7日・ 615再生AI目次「やりたくない」に隠された本心「好き」ではない経験の価値とは経験の後に何が残るかを見極める熊本・ゆこりから得た気づき今村みな子先生の実践に学ぶ
#1127 「その人のために」の、その先。|今週のハイライト 17分・9月6日・ 453再生AI目次講演会での学びと支援の普遍性「できる」と「過ごしやすさ」の差異熊本の実践に学ぶ「目の前の親子」支援者が向き合う「力になれない時」リスナーと共に歩む支援の可能性
うちの自閉症の息子もPECSを喜んで使って姉とのやりとり楽しんでましたが、その他の「療育」はゼロでした。
しかし、明るく優しい青年になりました。矯正を矯正しない、環境調整はするけど訓練しない、で、その子らしく育ちます。
ゆかりん
子どもが体調崩すと親にもうつりますよね…。お大事にしてください。
(コメント返信収録も体調不良時は負担になるかと思いますので、返信難しいときは非承認にされて下さい😊)
早期発見は子どもを矯正するためではなく、理解するためだと思っています。とはいえ、過去の私は「普通の子にする」ことを目的に療育を学んでいました。
それは障害が悪いものという価値観から生まれると思います。その価値観、情報発信で少しずつ変えていきたいですね。