TOPトーク専門家ChaChat Update 〜現役教師・成田潤也の思考録 | 外国語学習×ICT×働き方#117 この世で一番短い呪(しゅ)は「名」10:16 2025年9月18日 132再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次「スパイシーキャビア」の命名戦略とは「名」は世で最短の呪(魔法)か?名前が与える認識の変容を考察する外国語学習と多様な視点獲得の関係性自分自身を肯定する新しい呼び名とは?AI文字起こし(β版) # ChaChatタイトルコール NARITA JUNIOR PRESENTS チャチャットアップデート 教育現場で日々奮闘する先生方、そしてこれから教育に関わろうとする方々へ、 外国語教育、AIやICTの活用、働き方改革、中年教師のマインドセットなどなど、 NARITAのごく個人的な興味のあるテーマで、ちょっとした価値観のアップデートを、 真面目に、でもどこか緩く、気ままにチャチャッとお届けします。 # "spicy caviar"という名の呪を与えられしもの 自宅の最寄駅のコンコースを歩いていたら、柱に掛かっているデジタルサイネージに、築地銀座湖の新しい味が紹介されていたんですよ。 このチャプターに、本家のサイトから釈用した画像を貼っておきますので、見ていただきたいんですけど、 スパイシーキャビアって赤い字でドーンって書いてあったんですよ。 おいしそうでしょ、スパイシーキャビアって。おいしそうに聞こえるじゃないですか。 でもね、これ何のことはない。明太子のことなんです。 スパイシーキャビアとはよく言ったもんだなと思って。 これは元々ね、明太子って英語であえて言うならば、CotRoeって言うのはタラのこと。 Roeって書いてこれ魚卵のことなんですね。 CotRoeって言うとタラの魚卵、つまりタラコのことなんですけど、 これがね、生の卵を食べる、魚卵を食べる文化がない英語話者からすると非常に気持ち悪いんですよ。 生臭い感じがして、非常においしそうじゃないんですよね。 これはどうやら現地の博多料理を提供するレストランで明太子を提供しようと思ったら、まあ売れなかったらしいんですよね。 店長がどうしようかなと思った時に、アメリカ人にも馴染みがある魚卵といえばキャビアだと。 キャビアって正確に言うと町田の卵のことを言うんですけど、広く魚卵のことも指すんですけど、決して間違ってないんですよね。 なので、このタラの魚卵をキャビアだということにして、そこの前にスパイシーって付けることによって、なんかちょっとおいしそうな響きであるように表現したわけですよね。 これによって大ヒットしたらしいんですよね。 うまいじゃないかということで食べてもらえたという話なんです。 そのことを思い出しながら、スパイシーキャビアかと思って見てたわけですよね。 これを見た時に、私がふと思い出したことがあって。 それはね、夢枕博さんという小説家が書かれた恩明寺っていう小説。 これは大ヒットしている作品なわけですけど。 最近、映画化もされましたよね。 その中で、主人公である安倍の生命という恩明寺が、この世で一番短い朱とは名だというセリフを語るシーンがあるんです。 この朱というのは呪いという字を書くんですけど、決して悪い意味の呪いではなくて、要は魔法みたいなものでね。 概念とか存在を縛り付ける力のことなんですよね。 そういう力を持っている最も短いものというのは名前だということなんです。 つまり、目に見えないようなものとか、ありとあらゆるものには名前が与えられることによって、我々はそれを認識している、規定しているということを意味しているんです。 だから、目に見えない感情、例えば物語の中で紹介されている例としては、異性を思う気持ち、男が女、女が男を愛しいと思う気持ち、それに名前を与えればそれは恋というようなことを安倍の生命は語るんですね。 もちろん、その対話対役である源の博馬さんもこれに対して、そんな名前なんかなくったって人は人のことを好きだと思うだろうというふうに反論するんですよね。 するんだけど、その通りなんです。 名前なんか与えられなくてもそれはそこに存在するんですよ。 だけどそれを我々は名前を付けることによって便利に規定しているということになるわけです。 裏を返すと、名前は何でもいいわけですよね。 わかりやすくて、それがみんなが理解しやすいものであれば何でもいいということになるわけですよ。 名前を与えられることによってそのものが規定されるとするならば、ここで話がスパイシーキャビレに戻るんですけど、つまりね、明太子というものの存在は最初から変わらないんですよ。 そこにあるんです、確かに。 なんだけど、それを英語で最初に与えられた名という種はカップローなんですよ。 だけどこれはアメリカ人にも気持ち悪いものとして認識されてしまうわけです。 ところがこれにスパイシーキャビレという新しい名前の種を与えることによって、これは爆発的に受け入れられちゃったわけですよね。 つまり、何も変わってないのに名前だけが変わることによって人の認識が変わったってことなんですよね。 これが今回のスパイシーキャビアの広告を見て、なんかすげえ新鮮に思い出されたんですよ。 日本人にとってみても、明太子って言われてもそんな新鮮味ないですよね。 なんだけど、ここにスパイシーキャビアという横文字が与えられることによって、なんか妙に新しいものな気がしてしまうという、 この名前という種の力だなというふうに思った次第なんです。 この話と外国語教育を絡めてみると、 つまり、私が日々普段外国語を身につけるということは、物事を立体的に見る力を手に入れることなんだというふうに説明していたと思うんですけど、 これを安倍政明風に言うならば、一つの物事に対して複数のな、複数の種を見ることができる力を身につけるということなんだろうなと。 例えば、リンゴという果物を目の前で見たときに、日本語ではリンゴ、英語ではエアポール、エスペラントではポモ。 同じものなんだけれども、読み方が言語によって変わるんだよというふうに見ることができる。 これが外国語を学ぶ理由の一つかなというふうに思ったりしています。 この名前が付けられることによって、認知が広まるとか認識が変わるということは色々あるだろうなと思っていて、 教育文脈で言うならば、良いことも悪いことも両方あるんだけど、悪いことはここで言ってもあまり面白くないので、良いことを言おうかなと思うんですけど、 例えば、アクティブラーニングなんてそうですよね。 子供が前のめりになって、一生懸命学んでいくという、主体的に学んでいくというこの姿のことをアクティブラーニングと表現をした。 この子供たちが前のめりになっていく姿なんていうのは、 古いからそういうのがあったわけで、それをみんなが目指していこうと言っていたことなんですよ。 変わらないです。新しいことでもなんでもないんですよね。 だけど、アクティブラーニングという名が与えられることによって、みんなが改めて認識を新たにした。 そして、みんなに広めていこうという機運が高まった。 これは名を付け直したことによる効果ですよね。 アクティブラーニングって名前が良いかどうかは一旦置いておきますよ、ここではね。 私自身も、個人でも名前いくつも持ってますよね。 例えば、私は成田淳也という名を与えられることによって、他の誰でもない淳也さんという人間に規定されるわけですよ。 そして、学校に行けば先生と呼ばれるわけですよね。成田先生というのが私のもう一つの名前です。 これによって私は、学校で働く教員という役割というか、存在に規定されるわけですよね。 エデュベースクルーというコミュニティのメンバーであり、ティーチャーキャンパサダーという活動をしている人間であり、 そういうふうに色々な名前で私は規定されていくわけなんですよね。 この型書きという種で非常に面白いなと思ったのが、最近も名刺を考察させていただいたんですけど、 私立の二戸米文化小学校さんってあるじゃないですか、東京にある私学さんね。 この東京にある私学さんは、みんな教員以外に型書きを教育デザイナーって言ってらっしゃるんですよ。 これ素敵じゃないですか。つまり、教員というのは教育をデザインする人でしょ。 だからみんな教育デザイナーなんだっていう考え方なんですよね。 いや、これ本当に素敵な種だなと思うわけですよ。 こんなふうに自分自身の、別に行動は変わってないですよ。 全然変わってない。やることは変わってないんだけど、この教育デザイナーという名前を与えられることによって、 今まで自分の職種ということに対して新たな認識を持つことができるという意味では、 これ本当に興味深い名前の付け方、種の付け方だなというふうに思ったりしました。 そんな感じで、我々も自分自身をもっといい呼び方で呼んであげたっていいんじゃないですかっていう提案を最後にしようかなと思うんですけど、 こんなボイシーを隙間時間に聞いて一生懸命勉強しようとしている人、 セミナーとかに顔を出して自分の価値観をアップデートしていこうとしている先生たちなんていうのは、 アクティブラーニングティーチャーって自分のことを呼んだらいいと思いますよ。 ワクワクするでしょ。 もっと言うなら、人間として生きている、このこと自体にも新しい名前を付けたらいいよ。 今日も明日も明後日もアクティブに毎日頑張って生き延びていっている存在ということで、 こんな名前どうですか。 アクティブライフサバイバー。 ほら、なんかちょっと頑張ってみようって気になりません? じゃあ、この名を持って今日もサバイブしていきましょう。 もっと見る #名前 #安倍晴明 #外国語教育 ChaChat Update 〜現役教師・成田潤也の思考録 | 外国語学習×ICT×働き方成田 潤也 | ChaChat英語00:271.ChaChatタイトルコール09:502."spicy caviar"という名の呪を与えられしものコメント感想・質問・応援メッセージを書こう 伊藤 寧2025年9月20日少し違うと思いますが、昔、生態学の授業で植物の名前はなんでも良いんだ、ふとした瞬間に正式な名前と結びつけてアップデートしていけば良いと習ったことを思い出しました。1返信 成田 潤也 | ChaChat英語2025年9月21日動植物の和名や俗名と正式な学名の違いなんてのは、まさに今回の「呪(しゅ)」の話の例だと思いますよ。かの牧野冨太郎博士による命名「スエコザザ」なんて、まさに個人的な「呪(しゅ)」がこめられていますよね。1 ゆうき19792025年9月18日初コメです😉成田さんの放送を聴きながら、昔やっていた『トリック』というドラマで、野際陽子さんがよく、『文字には力があります』と言うセリフを言っていたのをふと思い出しました😆『アクティブライフサヴァイバー』かっこいいですね😎ただちょっと言いにくいので、略しても良いですか?(笑)2返信 成田 潤也 | ChaChat英語2025年9月20日初コメ、ありがとうございます😊先日はどうも😊まさに「言霊」ってやつなんでしょうね。1 Asu ka5月29日初コメ!?ここからゆうきさんと成田さんの絡みが始まったのですね😍2 ゆうき19795月30日Voicy本社でお会いして、そのお人柄に一気にファンになって聴いた放送回でした✨️もちろんその日のAsukaさんとの出会いもめっちゃ嬉しかったです😁👍️ 智美 清水2025年9月18日生徒の前で自分では「先生」とは言わずに「しみず」と呪をかけているのかも。小学部所属のときは「先生」を使いますが、自分の中で、発達年齢に応じて使い分けてる気がします。2返信 成田 潤也 | ChaChat英語2025年9月20日なるほど、相手によって名乗り分けるというのは、教師に限らずありそうですね。その名で呼ばれたり、その名を自ら名乗ることで役割が切り替わるというか。私は、自ら「オッサン」と名乗っています。 Asu ka2025年9月18日え!?明太子!?そーゆーことか😊2返信 成田 潤也 | ChaChat英語2025年9月20日そーゆーことです。なんかいいでしょ。Asukaも「ちゃげ」という名を掲げれば、また新しい自分を規定できるかもしれないって話ですよ😜1 おぐち2025年9月18日サバイバーとして生きてきます👍✨アディオース❗️2返信 成田 潤也 | ChaChat英語2025年9月20日おぐちさんには、サバイブするだけでなく、デストロイヤーとして暴れていただきたい😆アスタマニアーナ👍 もっと見る
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かの牧野冨太郎博士による命名「スエコザザ」なんて、まさに個人的な「呪(しゅ)」がこめられていますよね。
成田さんの放送を聴きながら、昔やっていた『トリック』というドラマで、野際陽子さんがよく、
『文字には力があります』
と言うセリフを言っていたのをふと思い出しました😆
『アクティブライフサヴァイバー』
かっこいいですね😎
ただちょっと言いにくいので、略しても良いですか?(笑)
先日はどうも😊
まさに「言霊」ってやつなんでしょうね。
ここからゆうきさんと成田さんの絡みが始まったのですね😍
もちろんその日のAsukaさんとの出会いもめっちゃ嬉しかったです😁👍️
「しみず」と呪をかけているのかも。
小学部所属のときは「先生」を使いますが、自分の中で、発達年齢に応じて使い分けてる気がします。
私は、自ら「オッサン」と名乗っています。
Asukaも「ちゃげ」という名を掲げれば、また新しい自分を規定できるかもしれないって話ですよ😜