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子どもの自己肯定感を高めるために気をつけたいこと – モンテッソーリ教師あきえ

子どもの自己肯定感を高めるために気をつけたいこと – モンテッソーリ教師あきえ

近年、子どもの自己肯定感に注目が集まっています。
自己肯定感が高いことで子ども自身はもちろん、まわりの人やものも大切に考えられるようになると言われています。

では、そんな子どもの自己肯定感を育むにはどうすればいいのでしょうか?
Voicyの人気パーソナリティで、モンテッソーリ教師としてSNSなどで子育てについて発信しているモンテッソーリ教師あきえさんが話してくれました。

音声でも聴きたい方は、記事最後の再生プレーヤーからお楽しみください!

愛情と共に必要なものがある!

もちろん愛情というものが必ず必要になります。ただどんな大人も..と言うか、どんな親も愛情はあるはずなんです。もちろん稀なケースで、愛情が持てないっていうケースもあるとは思うんですけども、平均的な話をすると一般的には愛情がある方が多いと思うんですね。

ただその愛情にもやはり種類があって、ただただ愛していればいいのかというと少し違うんです。

例えば植物を育てる時。チューリップの球根を植えた時でも、可愛い花を咲かせたいとか、そのチューリップに対して思いを込めて育てているっていうことができてたとしても、例えばそのチューリップの育て方を全く知らなければ土で育てるのか水で育てるのかもわからない。

ありえない話ですけれども「球根をそのまま放置しておけば育つんだ」「地面に置いておけば育つんだ」と勘違いをして、球根をそのまま放置して水もあげない。陽のあたるところにも置かなかった…でも育って欲しいと願って「毎日元気に育ってね〜チューリップのお花咲くの楽しみにしてるよ」と、声をかけて愛をかけて思いはかけていた。でも、土も水も光もないし…じゃあ、それでチューリップ育つかな?って言ったら、まあ育たないですよね。つまりは知識が必要っていうことです。愛と同時に知識が必要。

子供って何なのか。子供の育ちってどういう法則があるのか。どういう発達をしていくのかということを予備知識として知っておくと、自分が持ってる愛情をより良い方向に向けることができると思っています。

なので自己肯定感を育むというところでも、例えば子供に愛はあるんだけれども、知識が足りなかったり、知識よりも大人の感情が上回ってしまう。「絶対にこういう賢い子に育てたいんだ!」と、そうなってくるとやはり愛情だけではカバーできない部分が出てくるわけです。だからこそやはり必ず知識セットで必要になってくると思います。

大切なのは、否定をしないこと。

いちばん大事なのは、否定されないってことでしょうね。つまりは「肯定されないで受け入れてもらっている」という事を子供が日々経験できるという事が絶対的に必要になります。

もっと具体的に、じゃあ子供が「こう言ったらどうするの」とか「どういう関わりがいいの?」と。もっと具体的にしていけばもちろん、子供の叱り方・ほめ方とか、声のかけ方ということがあるんですけど、大きく抽象的に言ったら、子供を否定しないっていうことです。

「それ全然できてないでしょ」とか、いつもいつも怒ってるとか…その怒り方も、「これはいけないよ」と行動を否定するんじゃなくて、子供自身を否定するような怒り方、叱り方ー
「どうしてあなたはいつもできないの」とか「ダメな子だね本当にできないよね」とか「何回言ったらわかるのバカなんじゃないの」…というふうに、子供の人格や存在を否定するような声かけが多くなってしまうと子供の自尊感情は育ちにくくなってきますよね。

言われるたびに「あ、ダメなんだ。あ、バカなんだ」と感じていってしまうので、否定をしないということがとても大事になります。

子供を受け入れるには否定しないという意識がすごく大事。それは子供が話しかけてきた時や子供が言い訳をした時ですね。「イヤイヤ〜!」と泣いた時も、「もうそんなふうに泣いてないの!」とか、例えば子供が「今日ね、なんとかでね」とか「これできたよー」とか「こんな事やったの」とか言っても、「そんなんじゃなんとかだよね」とか「それは聞いてないの。今ママが話してるのはこれなの」と、第一声で頭ごなしに否定から入ってしまうと子供は「いつも否定されている」「また否定されるんじゃないか」という印象がすごく強くなってくる。

「自分は受け入れてもらえないんじゃないかな」「自分はいつも認めてもらえない」という思いが、言語化できないけども根強く子供の意識下についてしまう。だからこそ否定しない…つまりは、受け入れるということですね。それがすごく大事になってくるなと思います。

自己肯定感が低い子への声がけに重要なのは?

そして、自己肯定感が低い子供への声がけはどうしたらいいのか――。

これは「子供を信じきった声かけをする」ということでしょう。「大丈夫!あなたなら絶対大丈夫!ママはできると思ってるよ。パパはあなたはできると思ってる」というふうに励ます、勇気づける、信じる。

そんな声かけを、もうポイントポイントでしていくんです。「どうせ自分はできないー」と落ち込んでいる子供に、子供以上のポジティブな思いというか、信じきったことを伝える。「絶対できる!絶対に大丈夫ってお母さんは思ってる。お父さんは思ってる。あなたは大丈夫、大丈夫よ」って、励まし続けることですよね。そして、信じ続けること。100%信じきっていることを言葉で伝えていくこと。それがすごく大事だと思います。

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