TOPビジネス経営・マネジメントナカハラジオ:中原淳の「ひとづくり・組織づくり研究所」A面:わたしの研究人生は「言葉」をめぐる戦いだった08:03 8月17日 505再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次人材開発、言葉なき時代の苦悩言葉を増やす、四半世紀の研究と実践実践を変える言葉の圧倒的な力言葉の解像度が実践の質を向上プロが語るべき言葉、その探求は続くAI文字起こし(β版) # わたしの研究人生は「言葉」をめぐる戦いだった 中原次雄。中原隼の人作り・組織作り研究所 パーソナリティの立教大学教授中原隼です。 人材開発・組織開発の研究者である中原隼が 人作り・組織作りのノウハウ知見を語ります。 こちらがですねカセットテープに例えるならば テープのA面にするとこですね。 B面、これはねあの全くアカデミックな要素はなしでして 日常のエピソードなどなどゆるゆる対談などなどをしていきたいなと思います。 毎回毎回の放送A面にするかB面にするかは タイトルに書いてあります。 今日の本題、こちらガチA面ですね。A面の話です。 私の研究人生は言葉を巡る戦いだったっていう 僕のね、ちょっと濃厚なと申しましょうか。 ちょっと香ばしいこう文章あるんですけどね。 こちら10月2日ですね。人材開発・組織開発の臨床地っていう 私の短著の新刊が東京大学出版会から出版されます。 もうね、作業大詰めになっていて、今ちょうど 後書きなんかを書き直ししているわけですよ。 そこに書いてあるのが、この私の研究人生は 言葉を巡る戦いだったってことが書いてあるんです。 これってどんなことが書いてあるかというとですね、 四半世紀ですね。四半世紀、人材開発の領域において研究を私進めてきました。 それは言葉を巡る戦いだったんじゃないか っていうことが書いてあるわけですよ。 ということかともしますと、25年ぐらい前ね、 当時のビジネスの領域では、今じゃ信じられないかもしれませんけれども、 組織の人材課題を語る言葉っていうのは、 オン・ザ・ジョブ・トレーニング、OJT。 そしてオフ・ザ・ジョブ・トレーニング、研修ですね。オフ・JT。 あとは事後啓発って3つの言葉しかなかった。 これね、私の感じからすればですね、こんな痩せ細った言葉で 人の学びなんて語れるわけないべやっていうね、 ないべさ!って話なわけですよ。 この言葉3つ、オフ・JT、オン・OJT、事後啓発しかないんだから、 当然実践だって大したもの生まれないわけですね。 例えばどんな自社にね、人事課題が生まれようとも、 え?OJT増やすっぺ?減らすっぺ?とかね、 オフ・JT増やすっぺ?減らすっぺ?ぐらいしかないわけですよね。 事後啓発に任せようくらいな、解像度の低い言葉しか語れないわけです。 つまり、大人の学びを語る言葉がないってことなんですよ。 で、25周年前ね、この国の人材業界に私は決定的に不足をしていたのは、 大人の学びを語る言葉なんですよ。 この国には、まぁ当時はね、あの、物は溢れてた。 しかし、学びを語る言葉だけが決定的にないってことなんですね。 だから私のね、この25年ぐらいの戦いっていうのは、人材開発の世界、あるいは大人の学びを語る言葉を豊かにしていくってことなんじゃないか っていうふうに思うわけですね。今から考えるとね。 で、私一人でね、もちろんやったわけではなくて、志のある人々と、まぁ本当にね、 なりふり構わずいろんな調査したり、ワークショップしたり、登壇したりね、いろいろやってきましたね。本当にね。 今から考えれば、もうハイパーアクティブですね。ハイパーアクティブ。 研修なんかね、1日2回3回登壇したこともありますしね。 もうそういうワークショップとかを作る、何だろうな、合宿もやったしなぁ。 そうね、たくさん本当やってきました。つまり、つまりね、なりふり構ってられなかったってことなんですよね。 ひたすら研究に打ち込んで、調査して、調査して、調査して、調査して、登壇して、登壇して、登壇して、登壇して、飛んだして、分析して、分析して、分析して、分析して、 ああ、こういう毎日でしたね。 学生も育ったのか育ってたのかよくわかんないけれども、たくさん学生の方とも一緒にコラボしていきながら、 書いて書いて書いてきたのかなと思います。 まあ瞬きをする間もなくですね、25年の年月は過ぎちゃいました。 で、とにかく人材開発を語る言葉を増やそうと思ってきたんですけれども、 やっぱね、これ次第に増えてきたのかなと思うんですね。 もちろん私だけがやったわけじゃないですよ。 だけれども、例えば、当時25年前なかった言葉で、経験学習なんてこともないよね、ない。 リフレクションなんて言葉も、まあ一部のマニアしか知らんわな、知らん。 フィードバックなんてのは、この15年ぐらいかな、フィードバック、フィードフォワードとかね、そういう言葉全然なかった。 プロアクティブ行動とかもなかったし、越境学習なんてことも全くなかったんですよね。 いいですか。この人材開発を語る言葉が全くなかったので、その言葉を作るべく 研究や実践に取り組んできたのが、私の研究人生であり、 まあまだ終わってないけどよ、言葉をめぐる戦いだったのかなんなんていうふうに、今から考えれば思います。 これね、たかが言葉って思う人もいるかもしれないですけれども、されど言葉なんですよね。 今ね、女子の卓球とかで活躍なさっている方って、ほぼ中国語喋れますよね。 これなんでかって申しますと、ふくらないちゃんとかもそうですよね。 なんでかっていうと、あのナンバーっていうスポーツ雑誌の2012年1月12日号に書いてあるんですけれども、 なんでって、中国語喋らなあかんの、なんで中国卓球うまくなるなら中国やらなあかんのっていう時にね、 こんな言葉を残しているんです、ふくらさんはね。 中国語にはドライブを打つ時にも細かい用語がたくさんあるんですよ、と。 日本語とは全然違うんです、と。 小学校4年生で中国人コーチに指導を受けて、中学校になる頃には自然に中国語で彼女はね、会話ができるようになってたらしいです。 なんでかっていうと、さっきも言ったようにドライブを打つ時にも細かい用語があると。 例えば、私は全然知らないよ、知らないけど、ディエン、ファーリ、コーシャっていうのがあるんだって。 ディエンっていうのは表ソフトラバーで打つスマッシュで力の具合30%のものがこれ、ディエン。 ファーリだと70%、コーシャだと1発で仕留める。これがだと100%なんだってね。 これどういうことかっていうとさ、やっぱりこれをちゃんと日本語で伝えようとするとめっちゃ長いセンテンスになっちゃって、 伝わらないところもあるんだけども、 ただがスマッシュって一言で言うんじゃなくて、ディエン、ファーリ、コーシャってもうちょっと解像度の高い言葉3つあるわけじゃないですか。 これが言葉のパワーだと思うんですよね。 言葉がないと実践は生まれないって冒頭言いましたけれども、言葉がないと解像度の高いような実践ができないし、 それを改善をすることもできない。 もっと言うとさっきコーチとの会話もなかなか難しくなっちゃいますよね。長ったらしい言葉になっちゃうかもしれない。 だから言葉っていうのは、たかが言葉なんだけれども、されど言葉。 何か実践を豊かにしたいのであれば、言葉を豊かにしなきゃならないわけですよ。 ここからさ、わかりますかね。 プロセッショナルとして活動していくとか、専門家として活動していくっていう時に、インプットがめっちゃ大事な理由って 言葉をインプットしてないと、プロフェッショナル同士の会話もできないし、より解像度を高く現場を改善していくってことがなかなか難しくなっちゃうわけですね。 だから皆さん、もう一度言いますけれども、たかが言葉、されど言葉ですよ。 人材開発を語る言葉、チームを動かす言葉、リーダーシップを語る言葉。 どんどんどんどん豊かにしていきましょう。 私もまだまだ戦いは続きます。 何かご質問、リクエスト等があれば、コメントに書いてください。 フォロー等もよろしくお願いします。 Xなどで感想を寄せいただくときは、中原ラジオ、カタカナでシャープ中原ラジオでお願いいたします。 じゃあ今日のオンエアはここまで。皆さん学びに満ちた1日をお過ごしください。 そして人生は続く中原ジオでした。 もっと見るナカハラジオ:中原淳の「ひとづくり・組織づくり研究所」プレミアム放送配信中!08:031.わたしの研究人生は「言葉」をめぐる戦いだったコメント感想・質問・応援メッセージを書こう ぽんち8月18日外山滋比古先生の「外化」に通じますが、適切な内容と粒度で言葉にしていく、大きな括りを細分化していくことでアクションと言葉のラベルに魂が吹き込まれると思うので、中原先生はじめHRや組織開発領域の研究者の方たちの努力に頭が下がります。そのおかげで企業内の活動も豊かになっていきます。また、具体化した言葉により抽象化、あるいは概念も端的な言葉であってもそれが包含する対象が豊かになったりします。中原先生に負けず私も言葉にこだわっていきたいと思います。返信 中原淳(立教大学経営学部教授)8月19日たかが言葉ひとつですが、されど言葉です!1 Hiroshi Sakai8月17日こんにちは。感想文を書きます。ヒトは言葉で考えていることに気づいたのは働き始めて何十年。よい生き方を選択するにはよく考えることができること。よく考えるにはよいことばづかいができること(言葉が豊か)。よいことばづかい(言葉が豊か)は他者とよい対話ができること。よい対話をしてくれる他者の価値は自己の固定観念を暴き出してそれが正しいのか誤りなのか内省する機会を与えてくれること。固定観念を克服するとヒトはモノの見方考え方が変わる。モノの見方考え方とは自己と他者との関係性、仕事の意味、自己実現のこと。返信 けんすー8月17日中原先生の本は複雑な理論をズバッと言葉にしてくれるのでとても読みやすいです。言葉を生み出すことはその現象の解像度を上げること、これもまた本日の学びになりました!ありがとうございます。返信 じゅん8月17日「難しいことを易しく、易しいことを深く、深いことを面白く」(井上ひさし)に挑戦しています。ありがとうございます。2
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言葉を生み出すことはその現象の解像度を上げること、これもまた本日の学びになりました!
ありがとうございます。
(井上ひさし)
に挑戦しています。ありがとうございます。