TOPトーク専門家毎朝の思考なぜ優秀な10代が増えていると感じるのか。私なりの仮説07:58 2021年9月11日 7,663再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次10代の活躍を支えるテクノロジー15歳が語る情報判断の鋭さ知識の価値が変化した社会AI時代の年長者の生き方、その困難50代の問い、答えなき未来へAI文字起こし(β版) # チャプター 1 おはようございます。佐々木敏奈はです。 今日はですね、最近の若い人、若い人ってもっとすごく若い、 ティーンエイジャー、中学生、高校生ぐらいですね、 その活躍がすごいよねって話から始めたいと思うんですけど、 例えば音楽で言うとね、最近だったら、先山壮志さんとかね、 彼は何年生まれだったっけなぁ 2002年生まれ。 確か2、3年前にデビューしてたんで、16歳ぐらいだったのかな。 すごい素晴らしいミュージシャンなんですけど、 出てきた時に、写真見た時に、うわ!中学生が白いシャツ着て歌っているっていう感じの風貌だったんですよ。 でもそういう若い、すごい才能のあるミュージシャンが次々出てきていて、 これ何でだろうと思うと、テクノロジー的な背景事情があるかなと。 一つはYouTubeとかが普及したことで、いろんな音楽に触れられる。 Spotifyみたいなストリーミングでもですね、月1000円弱払えば、もう世界中の音楽を聴けてしまうと。 昔と違ってですね、音楽に使う金がすごい低コストになってきているっていうのがある。 加えて、YouTubeで音楽も配信できちゃうわけですよね、自分自身が作ったもの。 それが評価される。 なおかつ、音楽自体も宅録、いわゆる自宅で録音できて、いろんな機材も揃っているので、 高い機材を使ったりとか、スタジオを使ったりとか、いろいろとしなくてもですね、 才能を早くから発揮しやすくなってきているっていうテクノロジー的な背景事情があるんじゃないかなと思います。 同時に、でもそのテクノロジーだけじゃない部分もある。 例えばこれURLを貼りましたけど、昨日紹介した記事かな。 信頼できるのはヒカキン。筋を通さない大人たちに15歳が言いたいこと。 中学3年生ぐらいの中学生とか高校生とかに、7人ぐらいの人がいろんな質問をしていましたという記事なんですね。 これ読んでいただくとわかるんですけど、すごい素晴らしいというか、客観的冷静で、 なんてちゃんとものを考えているんだろう、最近の15歳は、というのが驚くんですけど、 これも何なのか、自分が15歳だった頃、もうだいぶ昔ですけど、 1970年代半ばぐらいですかね、こんな風に考えられていたかというと、 いや、全然こんなこと考えていなかった。自分はもっと幼稚だなと、深々と思ったんですよ。 で、なんでそうなのかなって考えて、そんなに反省期ぐらいで、 子供の才能というかですね、能力がゴーンと上がったわけでもないと思うんだけど、 これってやっぱり情報の量なんじゃないかなという、すごい量の情報が気軽に読めるようになった。 しかも大半無料でというのが今の時代の特徴ですよね。 僕らが70年代に中学生だった頃って、家で撮っている新聞とテレビぐらいしか情報源ってなかったんですよ。 もちろん雑誌とか書籍はあったんだけど、月3000円とか2000円とか小遣いをもらっていなかったので、 それぐらいの小遣いで月に1冊本買えるかどうかですよね。 今月の小遣いで本1冊買うか、それともレコードのアルバム1枚買うかって悩んでいた。 だからマスメディアではない情報を仕入れるのってすごい難しかったんですね。 ところが今の時代って情報はいくらでも気軽に手に入ってしまう。 そうするとすごく情報力を高めることができる。 もちろん陰謀論だったりデマだったりもたくさん出回っているんだけど、 これを判断する能力というのも同時に高まってきているんじゃないかな。 前に慶応大学の田中達夫先生が書かれていたことで、 今の若者の方がネット上の情報には嘘やデマや、あるいは党派性みたいなのが混じっているのがわかっているので、 最初から疑ったかかっていろんな情報を仕入れるのに慣れている。 それに比べると高齢者、特に新聞テレビの世代の人は、 メディアから流れてくる情報は大体本当だと、9割が当たっているという前提で読んじゃうから、すぐ信じちゃう。 だから陰謀論にハマりやすく、デマにもハマりやすいんだと。 書店に行くと極論ばかり売っている。 右の極論の本は韓国化、中国化など、一方で左の極論の本は若者を受け入れかけている。 そういう本がやたらと目につくというのも、そういう本を買う高齢者はそういうのに騙されやすいというのがあるからではないかと思うんです。 それに比べて今の若者は、やはり大量の情報を読んでいるだけではなく、 情報収集者選択する能力も高まってきている。 慣れてきたということですよね。ネットリテラシーが高まって。 という状況にあるんじゃないかと。 これは非常にいい話なんですけど、一方で年齢が高い人はその中で何を勝負しているのか。 ちょうど今、LifeShift2という本を読んでいます。 これは東洋経済からしばらく前に出たLifeShiftという、人生100年時代だという、 これからは人生が100年になるんだよというお医者さんが書いた本ですごい話題になったんですけど、 その続編が来月10月の終わりに出るんですね。 先駆けてそのプルーフという見本みたいなものを読ませていただいているんですけど、 その最初の方で書いてあるのにすごく面白い話があって、こう書いてあるんです。 1680年代のイングランド、イギリスでは50歳まで生きる人は5人に1人しかいなかった。 当時、書籍、本はまだ珍しく、そもそも大半の人は文字を読めなかったので、 口書、口で伝えるという形で知識と経験が伝えられていた。 知識が社会で広く共有されていなかったのである。 このような時代には年長者の方が、年上の人の方が多くの知識を蓄えていたので、 50歳以上の人を賢者、賢い人とみなす社会規範が存在した。 つまり、知識が限られている社会だと、知識を年齢を重ねて持っている方が強くなる。 そういう人は賢いとあがめられる。 ところが今の時代は、若者も中高年もおじいさんおばあさんも全部同じ量の情報をどかーんと仕入れることができて、 そうなると年を取っている方が知識が多いということは、もはや無くなってしまっているということなんです。 残るのはそうすると、そこからどうやって経験を積み重ねるか、みたいなところしかないんだけど、 それもなかなか経験といっても、AIとロボットが普及してくると、いろんな仕事がなくなるとか、 シンプルに観測化されていくみたいなことが起きてくる。 ちょっと前までは単純作業だけがなくなると言われていたんだけど、 最近はそれこそ会計士だったりファンドマネージャーみたいな、 その前までは極めて高度で技術的な仕事だと思われた仕事まで、AIに奪われる時代になってきているわけですよ。 そうなると一体何をもって年長者は、自分のコアコンピテンスというか、長所を仕事に生かすことができるのか、 これはなかなか難しい時代になってきたなという感じがするんです。 同時に人生100年になっていく。先は長いが、何で食っていけばいいのか、何を売っていけばいいのかが難しいというね。 若者にとっては非常に良い時代だけど、年齢を重ねるほどにそこをどうやって生きていくのかを考えないといけない、非常に困難な時代でもあるなというね。 これはもう50代終わりである自分自身にも振りかぶってくる話なんですけども、 そう簡単に答えは出ませんから、まだまだ先は僕も長いのでじっくり考えてみたいなと思います。 ではまた明日。 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚07:581.チャプター 1https://gendai.ismedia.jp/articles/-/87099?imp=0コメント感想・質問・応援メッセージを書こう 色々疲れた2021年9月11日デジタルネイティブの方々は私のような中年以上の方々と比較して最初から入手可能な情報量が圧倒的に違いますよね。私がネットを利用し始めて約25年ですがその頃から世界中のコンテンツを閲覧するのは無理といわれてましたし、産まれながらにそんな環境にいると否が応でも取捨選択できないとパンクしてしまうと思います。そうなるとインプットの量も質も向上すると思います。当然アウトプットも質量ともに向上する確率は高まりますよね。返信 色々疲れた2021年9月11日つづき)まさに環境に適応して進化する生物そのものですね。ただ圧倒的情報社会に対応できない方々との二極化も少し心配になるところです。 dradradra2021年9月11日佐々木さんが目の前で語ってくれる感覚でとてもいいですねー!目で読む方が圧倒的に早いけど、音で聞くのはアナログ的というか、情報+その方と同じ時間を共有する一体感があって、自分の考えの整理をしながらお話聞けるところが気に入っています!返信 佐々木俊尚2021年9月11日ありがとうございます!嬉しいです。
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私がネットを利用し始めて約25年ですがその頃から世界中のコンテンツを閲覧するのは無理といわれてましたし、産まれながらにそんな環境にいると否が応でも取捨選択できないとパンクしてしまうと思います。
そうなるとインプットの量も質も向上すると思います。当然アウトプットも質量ともに向上する確率は高まりますよね。
まさに環境に適応して進化する生物そのものですね。
ただ圧倒的情報社会に対応できない方々との二極化も少し心配になるところです。