TOPトーク専門家毎朝の思考マザー・テレサのことば「愛はまず手近なところから」06:09 2022年1月7日 5,254再生 問題を報告する 再生する シェアする AI目次SDGsの目標、その「本質」とは?日本に潜む「アンダークラス」の現状「美しくない弱者」への向き合い方マザー・テレサ「愛は手近なところから」ディケンズが語る「望遠鏡的白愛」AI文字起こし(β版) # チャプター 1 おはようございます。 佐々木敏直です。 先日、今年初めての 安倍山プライム、僕はレギュラーで出ている番組ですけど SDGsの話をやったんですね。 SDGsっていうと 環境問題とか、ジェンダー平等とかやたらとクローズアップされてるんだけど 実は1番目、2番目、その17の目標のうち最初の2つに挙げられているのは 飢餓をなくすこと、貧困をなくすことなんですよね。 この貧困の問題になると 必ず海外の難民とかアフリカの飢餓だったりとか そういうのをみんな話題に従われます。 もちろんそういう知識をちゃんと持っておくのは大事です。 もし募金する機会があれば募金すればいいと思うし そういう情報をちゃんとみんなで共有するのは大事だと思うんです。 ただ遠いアフリカの土地の飢餓だけを気にしていれば なんとなく自分はSDGsやってますよ 社会に関心がありますよというふうに終わらせてしまうのは 僕はすごく良くないと思っていて 目の前のことにまず目を向けないといけない。 だってアフリカのことって我々にとって遠いじゃないですか。 遠いから気楽に語れるってあるんだよね。 別に目の前にアフリカの飢えた子供がやってくるわけじゃないわけだから すごくぶっちゃけて言っちゃう。 でも例えば 日本国内にも木があるわけですよ。貧困もあるわけですよ。 最近アンダークラスと言われる年収200万円以下しかない 働く人たちというのがすごい増えていて 一説によると働いている人の15%、14%ぐらいいるという話もある。 そういう人たちが目の前にいたときに 目の前にいるというか 働いている人の7人に1人ぐらいそういう人たちなんだから 我々のすぐそばにみんないるわけですよ。 彼ら彼女らを前にしたときに私たちが何ができるのかという それは遠いアフリカの土地のことを気楽に語るんじゃなくて もっとお前はどうするんだって 当事者的なものを突きつけられているというのがあると思うんですよ。 その当事者的なものを突きつけられることが 僕らにとってはすごい大事だなというふうに思うの。 気楽に語れないことをちゃんと語ることが大事なんですよね。 肝くて金のないおっさんというインターネットの造語があって 中年でお金がなくて、肝くてという言葉はどうかと思うけど あまり浮かずに声をかけると、逆に危害を加えられそうな 中高年男性みたいな貧しい人たちがいたときに その人たちに対して我々が何ができるのかというのは結構つらいですよね。 助けなきゃいけないと分かっているんだけど 美しい弱者でも何でもない だからあまり近づきたくない でも近づきたくないけど助けなきゃいけないという そういうジレンマの中で我々が苦しむことが実は大事なんじゃないかなと思うんですよね。 その時そういう議論をするために僕はいつもマザーテレサの言葉を思い出すんです。 マザーテレサはこういうことを言っている。 日本人がマザーテレサに対して 私たちはインドの貧しい人に対して何ができますかというふうに聞いたら マザーテレサはこう答えたって言うんですよね。 日本人はインドのことよりも日本の中で貧しい人々へ どうしたらいいかということを優先して考えてほしいです。 愛はまず手近なところから始まるんですよ。 もう一回言いますよ。愛はまず手近なところから始まるんです。 この言葉は本当にすごい重いなと思うんですよね。 これは前にも紹介したかもしれないけど 19世紀のイギリスの有名な小説家チャールズ・ディケンズが ある小説の中で望遠鏡的白愛という言葉を使っている。 白愛というのは愛情を注ぐ意味の白愛です。 望遠鏡を見ると遠くにアフリカの子供たちが見える。 そこには白愛を注ぐんだけど でも望遠鏡の中だけを見ているから 目の前に縋りついてきている 本当に同じイギリスの貧しい人たちは見えてないじゃないか。 というのをディケンズは指摘して それを望遠鏡的白愛と言ったんですね。 これはまさに今の日本にも当てはまるなと。 私意識高いよみたいなことを証明するがために なんとなくその途上国とかアフリカとかの貧しい人 飢えてる人の話を言いたがるんだけど じゃああなたのすぐそばにいる 気もくて金のないおっさんにあなたは何ができるんですか ということには答えられない。これはすごく良くない。 だから我々は苦しくてもまず愛はまず手近なところから始まる というマザーテレセの言葉をちゃんと忘れないようにしなきゃいけないと思います。 ではまた明日 もっと見る毎朝の思考佐々木俊尚06:091.チャプター 1コメント感想・質問・応援メッセージを書こう Maki M.2023年5月10日「愛はまず手近なところから」自分の身の回りの半径数メートルもどうか?と自分に問いかけました。深いですね。返信 睦月2022年5月7日望遠鏡的博愛って、私もそうだなぁと思いました。赤十字とかUNHCRとか寄付する時も海外中心だし…。国内で寄付したのは東日本大震災の時でした。国内だと公的なところがあるのでいいかなぁった思っちゃうんですよね。返信 maz242022年1月7日自己欺瞞との闘いですね。遠くの飢餓に対してなら、残酷な実情に直接触れ合わなくて済むから、むしろ気楽に援助出来るのかもしれません。返信 佐々木俊尚2022年1月7日そういうことだと思います。 Gen2022年1月7日おっしゃるとおり、包摂を必要としてる方は沢山います。せめて話を聴き、心から励ましていきます。返信 俊尚 佐々木2022年1月7日そうですね。
AI時代に「知」と「知識」を分けて考える 8分・2時間前・ 1,707再生AI目次AIが与える「わかった気」の落とし穴情報としての「知識」価値低下の時代「知識」と異なる「知」が指すもの身体感覚に響く「腹落ち」の正体AI時代に磨くべき人間の「知」の形
2026年の今は1870年代と似ている 10分・昨日・ 4,401再生AI目次AI時代を読み解く歴史の因19世紀末、驚異の発明集中期近代生活を形作った大変革AIは「馬の代わり」なのかこれから20年で世界はどう変わる?
急登もぬかるみも登山はすべてが快感 8分・一昨日・ 3,989再生AI目次登山道の「想定外」がもたらす試練滑る岩や泥道での転倒と苦労困難を「楽しみ」に変える心境の極意安全登山に不可欠な体力とスキルの追求逆境を笑い飛ばすマゾヒスティックな愉しみ
浜松のホルモン店・岩田屋さんを応援したい 9分・10月20日・ 4,576再生AI目次岩田屋の当て逃げ、店主が取った異例の行動とはSNSで容易に逆転する被害者と加害者熱海の無人駅で起きた世論の反転劇加害者は本当に悪なのか?見落とされがちな真実岩田屋が示す「救い」の社会を築くヒント
リニアとノンリニアを結ぶ触媒としての手書きメモ 7分・10月19日・ 5,028再生AI目次線形でバラバラな情報の課題とは?iPad手書きメモが導く思考の触媒富山茂彦が提唱「触媒としての私」曖昧な思考を立体化するメモの力3Dの「山」のように知識を結ぶ思考
人間への信頼とAIへの信頼の違いについて 9分・10月18日・ 5,852再生AI目次AI進化が問い直す人間の「努力」の価値AIが超えた分野で光る「人間」の物語なぜAIではなく人間の文章が心に響くのか「機械の信頼」と「人の信頼」根本的な違いAI時代に書き手が「人生」を綴る意味とは
図書館に人生を助けられた少年期の話 9分・10月17日・ 5,614再生AI目次少年期の苦境、唯一の逃げ場父に禁じられた読書と秘密『赤毛のアン』に見た希望とは書籍は唯一の親友、心の友AIと書籍、心の拠り所の変遷
農水大臣辞任と美人投票の共通点 9分・10月16日・ 6,210再生AI目次柳野農水大臣辞任 発言の真意は?昭和の利益誘導政治と現代の変容政治家の「力」と美人投票の共通点株式市場と新聞に潜む「幻想の力」美人投票が示す「時代の残滓」と未来
地方では「酒飲まない運転免許ある」が最強の属性 10分・10月15日・ 6,334再生AI目次地方生活の必需品、車の価値とは公共交通機関衰退と移動のラスト1マイル問題地方での移動手段、カーシェア活用術未来の移動、自動運転普及までの道のり地方で最強の属性、まさかのあのスキル
テクノロジーが支える田園生活という価値観 9分・10月14日・ 6,057再生AI目次リトルフォレストが映す2010年代の価値観コロナ禍がもたらした暮らしの変化Starlinkが変える田園のリアル都市と田園の「いいとこ取り」生活AIが描く未来の田園生活とは
自分の身の回りの半径数メートルもどうか?と自分に問いかけました。
深いですね。
せめて話を聴き、心から励ましていきます。